2026/08/01 - 2026/08/02
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ベルヒテスガーデンはドイツ屈指の景勝地ですが、私は、ほとんど何の予備知識もなしで、訪れました。
何で行ったかというと、息子が、ヒトラーの別荘のイーグルズネストを見たい、と言うからです。ここは、バンド・オブ・ブラザーズというアメリカのドラマに出てくるらしいですね。その聖地巡礼だそうです。
さて、ベルヒテスガーデンに泊まろうとホテルを探すと、驚いた事に料金が高い、こりゃ無理だぁ!スイスアルプスじゃないんだから安いはず、と思った私たちが、浅はかでした。ベルヒテスガーデンはすごい人気の保養地なんですね。結局ベルヒテスガーデンは諦め、近くのバート・ライヘンハルに3泊することにしました。
これが案外、穴場でした。バート・ライヘンハルも風光明媚な保養地ですが、ベルヒテスガーデンほど混んでません。街並みもすてきで、のんびり過ごすことができました。
①ティティゼー周辺とフェルトベルク(7/25~28)
②ミュンヘン(7/29~31)
★③バート・ライヘンハルとベルヒテスガーデンその1(8/1~2)
④バート・ライヘンハルとベルヒテスガーデンその2(8/3~4)
⑤チェスケー・ブジェヨヴィツェ(8/4~6)
⑥チェスキー・クルムロフ(8/5)
⑦プラハその1(8/6~8)
⑧プラハその2(8/9~10)
⑨プラハその3(8/11~14)
最後に成田で大変な事になる
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- その他
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月1日、午前10時頃の列車でミュンヘン東駅を出発した。
バート・ライヘンハルへ向かう。特にICやICEには乗らない。普通列車で行くので、自動券売機で切符を買った。ミュンヘン東駅 駅
-
深く考えず、バート・ライヘンハルへの片道切符を買おうとしたら、「バイエルン・チケットの方が安いよ」と券売機が自動的に判断して、2名分のバイエルン・チケットを出してくれた。そういう所はお利口さんだ。
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乗った列車は満員で、東駅からは座れなかった。きっと中央駅始発だから、確実に座りたかったら、中央駅で乗るべきなのかな。
列車は快速だったので30分位ノンストップ、その間だけ立って、次の駅で座ることができた。
11時40分、フライラッシング(Freilassing)に到着した。ここはザルツブルクの一つ手前の駅だ。ドイツの端っこ。ここで、ベルヒテスガーデンに向かう支線に乗り換える。 -
フライラッシング発11時45分の列車に乗り、12時5分頃にバート・ライヘンハルに到着した。
このフライラッシングからベルヒテスガーデンに向かう列車(SバーンのS4系統)は、ほぼ1時間に1本程度走っている。バート・ライヘンハルに滞在している間は、よく利用した。 -
とにかく荷物をホテルに預けたい。初めての場所なので、軽く迷子になりながら20分程歩いて、ホテルに到着。
表玄関が閉まっていて、少し手間取ったけど、裏手の駐車場側の出入口は開いていた。そちらから出入りする方が正解みたい。 -
随分早く着いてしまったが、チェックインできた。ありがたい。
バート・ライヘンハルのお宿はホテル・セント・ジョージ(Hotel St. Georg)
部屋は広いし、ベランダはあるし、簡単なキッチンも付いている。ちょっとだけリゾート気分を味わえたよ。
料金はツインの部屋3泊で70000円位(364.5ユーロ) -
バート・ライヘンハルでも、公共交通機関無料のカードを、ホテルでもらえた。
写真の右上がそれ、Staatsbad Gastkarteだ。
このカード、本来はバート・ライヘンハル市内が対象のようで、シュヴァルツヴァルトのカードより使用範囲がややこしかった。ベルヒテスガーデンでも使えるか心配したが、私たちが利用した限りでは特に問題なかったので、良かった、良かった。最後はザルツブルクまでの鉄道にも使えた。 -
ホテルに荷物を置いたので、街歩きに出かけよう。
ホテル近くの道路脇に、おや、この雰囲気は滋賀の飛び出し坊やではないか。海外にも進出しているとは、知らなかった。 -
町のホールのようだ。
ここには、カジノもあるみたい。
でも今は何もやってなくて、シーンと静まり返っている。 -
公園の真ん中には不思議な建物がある。何でしょう。
答えは「バート・ライヘンハルとベルヒテスガーデン その2」に書きますよ。
バート・ライヘンハルの街は、この後4日にも、もう一度ぶらぶら散歩した。街の様子は、「その2」でもう少し詳しく書きたいと思っている。 -
お腹が空いたので、街のカフェでひと休み。
私はアイスコーヒーを注文したら、あらま、左のコーヒーフロートが登場した。
こっちでは、アイスコーヒーはアイスがのってるコーヒーなのね。ついでにホイップクリームものって、甘さバッチリ! -
イタリア風のカフェだったので、イタリア料理を食べた。
私は四角いピザのピンサ、息子はスパゲティ。
スパゲティは予想通り、柔らかなゆで加減。私は、最近はソフトなパスタもおいしくいただける境地に達したが、息子は許せないようで、今回の旅のパスタはこれだけだった。私はもう一回位食べたかったな。 -
お菓子屋さんに、モーツァルト・クーゲル登場。いよいよハプスブルク文化圏に入った感じがする。
モーツァルトがバート・ライヘンハルを訪問したという記録は残ってないが、ここはザルツブルクのすぐ隣なので、ちょっと遊びに来たなんて可能性がない訳ではない。Cafe Reber カフェ
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ここのモーツァルト・クーゲルのおもしろいのは、妻のコンスタンツェのチョコレートもあるところ。お店の脇にあった銅像もコンスタンツェとのペアで、これにはちょっと驚いた。
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街はずれのロープウェイ乗り場にやって来た。
ロープウェイの名前はPredigtstuhlbahnというが、私には読めない、ごめんなさい。
このロープウェイ、営業開始が1928年で、昔の設備のままで稼働しているものとしては、世界一古いんだそうだ。
そのためかどうか、料金がかなり高い。往復一人57ユーロ(10000円位)する。高いけど、せっかく来たんだから、乗らなくちゃ。
ちなみに、ロープウェイはStaatsbad Gastkarteで無料にはならない。 -
ゴンドラの形がユニークだ。十二角形かな。そんなに大きくなくて、定員は25人。でも私たちが乗ったのは、午後2時半頃だったので、お客さんが多くなくて、良かった。
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ロープウェイはぐんぐん上がっていく。
眼下のバート・ライヘンハルの街並みもずいぶん小さくなった。 -
8分ほどで、標高1614mの頂上駅に到着した。
回りを少しハイキング。
遠くには、ザルツブルクの街が見えるようだ。 -
歩きやすい散策路が続いている。
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駅からなだらかな上り坂を15分ほど進むと、展望台に出た。もう一つ先のピークが見える。その後ろの一番遠い山が、ベルヒテスガーデンのヴァッツマンらしい。
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針葉樹の森の向こうに、幾重にも重なる山並み
何だかとってもドイツっぽい景色だ。魔女が住んでいそう。 -
散策路は、ゆっくり歩いても、30分でひと回りできた。
午後3時15分には、ロープウェイの頂上駅に戻った。最後のロープウェイの下りは5時、のんびりしてると下りられなくなっちゃう。 -
3時半頃に出発したロープウェイで下りて来た。
ちょっとスリルもあるけど、100年の歴史が感じられる可愛らしいロープウェイだった。 -
ロープウェイ乗り場の脇を流れるザーラッハ川
向こうに架けられている橋も趣深くて、なかなかの景色だ。 -
ロープウェイ乗り場からは、街を抜けて、スーパーで買い物をしながら、ホテルに戻った。
ホテルのベランダはとても気持ちが良い。部屋の中が暑くても、ここにいれば涼しくて、助かる。 -
夕食は、駅前のトルコ料理店で、ケバブサンドとファラフェルサンドを持ち帰り。
肉がたっぷり入ったおいしいケバブサンドだ。
ベランダでケバブサンドを食べ、ゆっくりしてたら、夕立が降って来た。
2日朝も、ベランダで、スーパーで買ったヨーグルトなどを食べて出発。
早めの列車に乗って、ベルヒテスガーデンに向かう。 -
本日はイェンナーバーンを利用して、シュナイプシュタインをめざすが、果たしてどこまでたどり着けるか、行ってみなくちゃわからない。
ホテルから徒歩15分位でバート・ライヘンハルの鉄道駅に到着。
駅から午前8時9分の列車に乗り、8時38分にベルヒテスガーデンに到着。
ベルヒテスガーデン駅から8時45分発のバスで、イェンナーバーン乗り場に向かう。
きっとこんな経路で、イェンナーバーンの乗り場に着いたんだと思う。到着は9時過ぎだ。
なお、2日は日曜日、休日の時刻表だ。 -
始発直後のゴンドラに乗る。ここは、Predigtstuhlbahnみたいな年代物のロープウェイではない。近代的なゴンドラだ。
料金は往復一人43ユーロ(8000円位)、安くはないが、Predigtstuhlbahnほどではない。
イェンナーバーンは中間駅を通って行くタイプだ。中間駅でも乗降できる。 -
朝方は雲の多い天気だったが、急速に青空が広がって来た。
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9時25分頃、1800mの頂上駅に到着した。
近代的でスタイリッシュな建物。 -
雲ひとつない空、これはすばらしい景色が期待できそうだ。
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まずは、イェンナー山に登ろう。ゴンドラの駅からは20分ほどだ。
ほとんど登りやすい道だが、最後だけ岩場のよじ登りがある。大したことないけどね。 -
頂上には十字架。360度の展望だ、感激!
珍しく、他の方に二人の写真を撮ってもらった。 -
頂上は狭い。5,6分満喫したら、直下の展望台に下りよう。ここからの景色もすばらしい。ケーニヒス湖とヴァッツマンがよく見える。
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下から見上げたイェンナー山の頂上、それなりの岩場でしょ。
10時過ぎ、ゴンドラの駅まで戻って、いよいよシュナイプシュタインへの登山道に入る。最初は結構キツイ下り坂。幅は広いが、登りたくない道だ。 -
モンブラン山麓でも見たリンドウだ。
赤味がかった色がきれいな、ゲンチアナ・プルプレア(Gentiana purpurea) -
10時40分、オーストリアとの国境に立つ山小屋に到着した。
こっちはドイツ側、ヴァッツマンがよく見える。 -
こちらはオーストリア側、U字型の谷がずっと延びている。
山小屋からはシュナイプシュタインへの急登が始まる。 -
このあたりは、高山植物がたくさん咲いている。
これは、イチヤクソウの仲間かな。日本のイチヤクソウとよく似ている。 -
アルペンローゼ、ローズと言うけどツツジの仲間。
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ハッとする黄色の花、キク科だと思うけど、何でしょう。ウサギギクに似ている。
グーグルは、ドロニクムとか、アルニカ・モンタナとか言ってる。 -
岩山をバックに、トリカブトの鮮やかな青
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リンドウの仲間
ゲンチアナ・カムペストリスかな。 -
シュナイプシュタインは2200mあまりの山でメチャクチャ高くはない。登らなければならない標高差も600mちょいなんだけど、大きな岩が転がる急登でキツイ。登りづらい山だ。
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11時20分、やっと一番きつい岩場を登り終えた。
これからどうしようか、息子と話し合った。
今日も午後は天気が悪くなり、2時頃からは雷雨の確率が高くなる。こんな所で雷に遭いたくないな。
そんな天気予報の割には、実際はピーカンの快晴で、とっても暑い。頑張ると熱中症になりそう。それに水の減りが激しくて、足りなくなりそう。
という訳で、無理しないことに決定。展望が良い適当な場所で、お昼を食べて下りることにした。お腹ペコペコだ。 -
標高2000mを越えたあたりで、見晴らしの良い場所を見つけた。ここが今日の私たちの頂上だ。11時50分到着。
シュナイプシュタインの本当の頂上はあそこ。 -
ヴァッツマンのゴツゴツした岩肌がバッチリ見える。絶景だ。
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北側にもすごい岩壁が見える。あの稜線がドイツとオーストリアの境界のようだ。
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では、ヴァッツマンを眺めながら、持ってきたパンとチーズとハムで、サンドイッチを作って食べよう。最高の昼ごはん。
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この小高い岩が私たちの頂上だ。では下りよう。12時30分下山開始。
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コゴメグサみたい。
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白い小さな花、カスミソウの仲間で、ギプソフィラ・レペンス(Gypsophila repens)かな。石灰質の斜面が好きなんだって。確かにこのあたりの岩って、石灰岩かも。
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石灰岩らしい巨大な岩壁だ。灰白色の岩と深緑の針葉樹のコントラストが見事。
明日行く予定のイーグルズネストは、あの岩壁の向こうにある。 -
今まで歩いて来た登山道も、実はドイツとオーストリアの国境線だ。
国境線を跨ぐ息子。
考えてみると、私、今回の旅行で、フランス・イタリア国境、イタリア・スイス国境、スイス・フランス国境、そしてドイツ・オーストリア国境を歩いて越えたんだね。 -
午後1時40分、国境に立つ山小屋に下りて来た。ここからは、イェンナーバーンの頂上駅には行かず、中間駅まで歩いて下りる。
シュナイプシュタイン頂上に登らなかった理由の一つに、頂上駅までの最後の登りが嫌なので、中間駅まで下りる時間を確保したいということもあったんだ。この山小屋から中間駅までは、下るだけだが、2時間位かかる。 -
目の前に見えているのが、イェンナー山と頂上駅。
絶対あそこまで登りたくない。 -
なつかしや。チロルで見たチャボアザミだ。背は確かに小さいが、花はとても目立って大きい。
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ちっとも雲が湧いてこないじゃないか。雷雨になるなんて、今日はありそうもない。
もちろん晴れているのはありがたいが、ちょっと暑いし、日に焼ける。 -
自動車も走れそうな道幅の林道だけど、くねくね曲がって距離がある。傾斜のキツイ斜面もある。
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ヴァッツマンの勇姿をもう一度
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やっとゴンドラが見えてきた。中間駅ももうすぐだ。
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午後3時30分過ぎ、中間駅に到着した。
景色と花を十分に満喫した楽しい山歩きだったけど、疲れたね。水分と糖分を補給したきゃ。中間駅のカフェで、私はたっぷりのアイスクリームと水、息子はアプフェルシュトゥルーデルとバターミルク。 -
午後4時20分、イェンナーバーンの一番下まで下りた。
イェンナーバーン乗り場には、アウトドア用品店があったので、バーゲンのTシャツを買ったよ。
そこから10分位歩いて、ケーニヒス湖の湖畔に出た。もう午後5時過ぎだというのに、すごい人出。疲れたから帰ろう。遊覧船も終わってる。ケーニヒス湖 滝・河川・湖
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ケーニヒス湖の停留所からバスに乗る。
写真のバスはザルツブルク行き、お客さんがいっぱいだ。
私たちは、この後のバート・ライヘンハルまで直行するバス(841系統)に乗って、帰った。乗車時間は1時間ほど。
3日もベルヒテスガーデンに行く。いよいよイーグルズネストだ。
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