2026/03/27 - 2026/03/28
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まつじゅんさん
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この旅行記スケジュールを元に
今年も、春の訪れを感じる年度末が参りました。
今までの働いてきた中で、年度末は異動の時期・・・・、希望通りの場所に行けるのかetc、不安で迎える事が多かったですが、定年退職してからは、どこかに出かけたくて、ウズウズする季節になりました。
そのような中、奥様から「倉吉の友人から聞いたのだけど、奈義のピザ屋さんが美味しいと、凄い人気らしいょ」という情報が入り、時期を同じくして、楽天トラベルからお得なクーポンが配信されてきたので、美作三湯(湯郷・湯原・奥津温泉)を第一候補として、春のお出かけプランが膨らんできました。
色々と調べていくと、美作三湯の近郊にありながら、初めて聞いた「作州温泉」が気になり、料理も良さげと言う事で、こちらに決定しました。
奈義と言えば、何回か横を通って気になっていた、遠藤 新さん設計の奈義美術館とピザ、そして翌日は湯郷温泉から宮本武蔵の郷を廻ってきました。
また、宿に向かう途中、桜を求めて走っていると、ビカリアミュージアムなるものを発見・・・・、奈義って化石も有名だったのですね。
桜には少し早かったですが、2026年「春の訪れを感じる旅」の前半、早春の作州を楽しんできました。
・奈義美術館から美作作州温泉、湯郷温泉・宮本武蔵の里への旅(Ver.2 美作作州温泉・湯郷・宮本武蔵の里 編)↓
https://ssl.4travel.jp/tcs/t/editalbum/edit/12050647/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
ランチは12時で予約しているので、自宅を少しゆっくり目の10時前に出発、新名神川西ICから中国道で向かいます。
途中、加西SAでトイレ休憩、透き通るような青空です。加西サービスエリア 道の駅
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車は順調に進み、美作ICで降りて11時40分過ぎに、無事奈義町のシンボルロード沿いの美術館に到着、周辺をちょっと歩き、予約時間少し前に入店です。
「Pizzeria La Gita」ラ・ジータは、ピザの本場であるナポリピッツァが食べられるお店のようです。
友人からは、予約必須と言う事でしたが、外にはランチタイム満席の案内が出ていて、人気のお店のようです。
調べていくと、イタリア政府公認の真のナポリピッツァ協会から、世界で415番目の認定を受けているお店で、空き店舗となっていた奈義町現代美術館のレストラン棟に、町の公募に応じて2017年7月に隣町から引っ越してこられたようです。
ガラス張りの店内は開放的で、現代美術館や那岐山が一望できます。ラ・ジータ グルメ・レストラン
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前菜サラダ、イタリア産生ハムとシャキシャキとしたレタス等、野菜が美味しいですね。
ピッツァの前に、期待が高まります。 -
こちらの窯は、ナポリの老舗メーカーの、最高の職人さんの手によって作られた石窯で、船に揺られて奈義の地にやってきたそうです。
ナポリ産の石窯は、庫内温度が約500℃と高温になり、短時間で焼き上げる事で外はパリッ、中はもちもちとした生地が出来上がるそうです。 -
同じ物では面白くないので、ピザとスパゲッティのセットをひとつずつ発注し、シェァして頂きます。
ピザはマルゲリータ、トラディショナルな定番ピッツァで、ナポリの名門ラッテリーエ「Fior di maso社」のモッツァレラチーズを使用されているそうです。
素材は、トマトソース、モッツァレラ、バジリコ、グラナパダーノで、小麦粉や塩、トマトまで、素材ひとつひとつをイタリアから仕入れるという徹底ぶりです。
また、野菜や牛肉等は、地元奈義町産を主に使っているとの事で、イタリアと奈義の味覚が融合したピザとなっています。
生地の伸ばし具合、焼き加減等、細部まで拘られている生地は、トマトソースやモッツァレラの味に馴染んでいて、確かにそこまでピザ好きでない私でも、美味しいと思いました。 -
スパゲッティは、ベーコンと玉葱のトマトソース+モッツァレラチーズ。
こちらのお店は、パスタも美味しいと評判です。
店主が10年間探し求めて見つけたモッツァレラチーズと言う事で、パスタに絡んだトマトソースの酸味と、チーズの芳醇な香りが口の中で広がる美味しさです。
私、基本的にパスタはトマトソースが好きですので、凄く美味しかったです。 -
食後のドリンクを頂き、満腹で美術館に向かいます。
美術館の周辺や、隣接する「ナギテラス」や、こども園周辺等にも、北川 太郎氏らの彫刻作品が展示されていました。奈義町現代美術館 美術館・博物館
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屋外展示についても、きちんと解説があるのは良いですね。
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私、特に彫刻に造詣があるわけではありませんが、何らかのパワーは感じますね。
石のパワーって、何かあるのかもしれませんね。(集めたいとは思いませんが・・・・) -
正式名称は、奈義町現代美術館で、通称はNagi MOCA「ナギ・モカ」と言うらしいです。
レストラン棟を含めた、いくつもの独立した棟の集合体となっていて、美術館は右手に伸びる部分となっています。
この美術館の特徴は、作品と建物が一体となっている事で、磯崎 新氏の設計により、1994年に建築されました。
磯崎 新氏は、東京大学 丹下健三研究室で、黒川 紀章氏らと共に「東京計画1960」に関わられた、ポストモダン建築をリードして国際的に活躍された、プリツカー賞も受賞されている有名建築家です。 -
左側にある、赤い高さのある建物の2、3階が併設されている図書館で、1階は市民ギャラリーとなっています。
高層建物に低層の美術館のエントランス部分が食い込み、特徴的な円筒型の展示室等が、3組のアーティストの巨大作品が美術館として建築化されています。
那岐山を借景にして、作品と建物が半永久的に一体化した、世界初の公共建築と言われています。
2020年、日本建築家協会 第20回JIA25年賞を受賞しています。 -
イチオシ
こちらが、常設展示「太陽」の展示棟。
内部の展示は、荒川 修作氏+マドリン・ギンズ氏による作品ですが、円筒形をした展示室は真南を向いていて、中に入ると正面から光が迫ってくるようになっています。 -
では、美術館に入場します。
受付を抜けると喫茶室があり、池に面してガラス越しに「大地-うつろひ-」が見え、その向こう側に「月」「太陽」の各展示室と、那岐山頂を望めます。
手前に「大地」が広がり、左右に「月」と「太陽」が見え、また借景という形で那岐山が広がる景色は、六曲一双の日月山水図屏風のようです。 -
磯崎氏の奥様である、宮脇 愛子氏の作品「大地」のうつろひ-a moment of movement-です。
しなやかでかつ剛性に富む、ステンレスのワイヤーの弧の連なりが、ステージを想わせる方形の水の上と、後方の梁壁で枠取られた「後景」の水の上、そして長い廊下のような部屋の中に、入場者を誘導していきます。 -
展示室「大地」を抜けると、ギャラリーがあります。
ここには、磯崎氏のデッサン、模型、ドローイング等が展示されています。
左手に進むと展示室「月」、右手は展示室「太陽」があり、2つの展示室を繋ぐ空間となっています。
右下は、「太陽」の前室にある、荒川 修作氏+マドリン・ギンズ氏の作品です。
奈義町に住む人達を撮った、様々のスナップショットで、気くばり。安心と不安、快適さと不快感等、何と何がアンバランスで、何がギヤップなのか問いかけているのでしょうか。
これが序章・プロローグというう事です。 -
前室から螺旋階段を上っていくと、SNS等で話題となっている映えスポット、展示室「太陽-遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体-」荒川修作+マドリン・ギンズです。
写真では分かりませんが、平衡感覚がおかしくなりそうな空間です。 -
逆光を活かし、影絵のようなシルエット写真が撮影できると話題の場所です。
すぐそこの石庭の縁まで、行けそうなのに行けない。
円筒の曲面の傾斜が急で、かつ円筒の縦方向の傾斜も1/8あり、歩ける場所は限られた空間となっています。
身体の主軸方向は、重力により保たれるているにしても、対応する水平軸は見当たらず、不安定を強制されている感じがします。
視覚的イメージと、身体感覚のイメージが「ずれて」いるからでしょうが、普通の美術館では、視覚優先で済まされていく意識のずれから、不安の隙間やギャップを感じるという事なのでしょうか。 -
左右の壁には、京都の龍安寺を模した、枯山水の石庭が配されています。
円筒の中、上下、左右が対極する空間に立つと、足元の不安定さも相まって不思議な感覚になります。
美術館の解説書によると、この展示は入口の小部屋、階段、円筒の部屋と、仕組まれているのは、知覚・身体感覚のズレで、自己意識と身体感覚のバランスが崩れ、軸がずれ、意識が前のめりになって起こる二重化から、「何か」が生まれ出る言葉ではなく、構築物と身体の側からの可能性の実験だそうです。
この空間で、作者は何を起こそうとしているのか、そして実際何が起こるのか、そして何を持ち帰れるのか、それを感じるのが訪れた人の課題だそうですが、「????」です。 -
「月の部屋-HISASHI-補遺するもの-」岡崎 和郎氏の作品の部屋です。
ここは休らう所、安らぎの場所だそうです。
「人が木により憩う」ように、庇の下で雨宿りをしたり、影のなかで強い日差しを避ける空間だそうです。
部屋は、三日月のかたちをしていて、端から入ると白い大きな平面の壁に取り付けられた、3体の黄金色の「HISASHI」があります。
この形は、作者の行為をとおして「時」が凝固したオブジェだそうで、ブロンズが時が経つにつれて渋く色付いてゆく事で、金色の光の反映を投げ、横構造は日本的な情緒を醸し出し、やがて心地よい場所に落ち着くと言う事だそうです。
岡山産御影石の対となる、2つの長い石のベンチは2tほどあるそうで、壁の曲面にあわせて曲がった一本の無垢石材で、淡い桃色と灰色の二色の部分に別れていて、左右対称のベンチになって曲面の壁に沿ってほぼ中央に配置されています。
人はここで旅人のように、ベンチに腰をおろしたり、三和土の床に寝そべったり、心と身体の休息をとる。
「人類は過去も現在も、本当の休息の場が与えられていなかった」、作者の主張は建築空間と物にもてなされる客人として、この安らぎの場に私たちはいる・・・・。
あまりにも抽象的で、よくわからない説明ですが、芸術って言葉や文字で表現するものではなく、人それぞれの感じ方なのでしょうね。
私には、そのセンスが無い事だけは分りました。 -
図書館の内部です。
蔵書数は、約103,000冊と言う事で、国内の大学図書館の蔵書数の平均は、約38万冊と言う事ですが、地域の本等が多く、身近な図書等が多いように思います。
図書館って楽しい所ですね。 -
桜並木の美しい所があると言う事で、ナビをセットし向かいましたが、まだまだ蕾は固い状況でした。
途中の標識に「なぎビカリアミュージアム」なるものを発見、時間もあるしどんな所なのか好奇心が湧いてきて、立ち寄ることにしました。
この博物館は、奈義町周辺で産出する「ビカリア」を中心とした、動・植物化石を展示しているようです。
保存された露頭や、1600万年前の景色を再現したジオラマがありました。なぎビカリアミュージアム 美術館・博物館
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施設内の奥には、化石が多数出てきている地層を実際に見ることができる、化石壁保存展示場があります。
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「ビカリア」は、ウミニナ科の大型で棘を持つ、円錐形の巻貝の属で、現在から約1600万年前の、新生代新第三紀中新世中期の地層「勝田層群」から多く発見されているようです。
今から約1600万年前は、奈義町周辺は海抜0mの海辺だったそうです。 -
地層が薄く切り取られて、断面としてみることが出来ます。
普段はこのような形で、地層を見ることは無いのでしょうが、以前文化財の試掘で溝堀をして溝の中に入った時を思い出しました。 -
こちらでは、実際に岩石の中から化石を探す発掘体験ができます。
主にビカリアをはじめとして、カケハタアカガイやトクナリヘタナリ、サクラガイ等を見つけることが出来るそうです。
体験していた子供さんが、目を輝かして発掘した石を持ってきて、係の方の説明を聞くのを横で聞いていましたが、この体験で将来化石発掘の道に進む人も出てくるのでは、と思いました。 -
今日の宿に向かう途中、30年振り位に「おかやまファーマーズ・マーケットノースヴィレッジ」に向かいました。
1997年に供用が開始された農業公園で、アスレチックやふれあい動物園、広い芝生広場や様々な体験学習ができ、レストランやBBQ、お土産店、山小屋風コテージ等が整備されている公園ですが、久し振りに来ましたが「寂れたなァ」という印象です。おかやまファーマーズ マーケット ノースヴィレッジ 公園・植物園
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沢山の動物たちがいます。
ウシ柄のヤギや、パンダ柄のウサギ、ミニホース等の珍しい動物もいて、乗馬体験や牛の乳絞りもできます。
可愛いヤギさんを見て、癒されました。 -
岡山では有名な、奇跡の牛 元気くんがいたらしいです。
元気くんは、1998年の台風による洪水で、津山市から瀬戸内海まで、吉井川を90km流されながら生還し、2020年1月に老衰のため亡くなったそうです。
災害を乗り越え、多くの人に勇気と希望を与えたことから、勝央町のシンボルとして顕彰するため像が建立されました。 -
帰り際に、生産者の直売とお土産、グッズ販売のショップを覗きましたが、品数は少なく寂しいものでした。
少し喉が渇いたので、フルーツ&スイーツカフェ mēmēで休憩です。
園内や地域で生産された、期間限定パフェや、色々なフルーツミルク、つぶつぶアイス・ソフトクリーム等を味わえるおの事ですが、季節的にフルーツは少なく、まぜるコーヒーゼリーシェイクを頂きました。
では、陽も傾いてきたので、今度こそホテルに向かいます。
前半の部、ここまで。
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