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大連には転職前まで月に1回から2回出張で訪れていたので、自分にとって中国では最も馴染みのある町でもある。他の都市では反日運動が起きているなかでも大連だけは反日運動は市長のつよい権限のもと抑えられていたため、とても平穏であり、いかに大連が日本と親密な関係にあるのかよくわかる。また日本に最も近い街あり、こうした地政的なこともあり大連には日系の工場が多い。<br /><br /> 歴史的にはロシアが礎を作り、日露戦争後は日本が大連の都市形成を担った。日本政府の大連経営はかなり力を入れており、セントラルヒーティングやリゾート地を作ったりなど、当時の日本よりも先進的でもあった。<br /><br /> こうしたこともあり、日本に親近感を持つ市民も多く、日本人にはとても居心地が良い町でもある。人口700万人の中核都市だが、今回の旅ではコンラッドホテルでゆっくりと滞在しつつ、北朝鮮との国境の町、丹東へ訪れた。<br /><br />今回は上海浦東国際空港から大連までのフライトを紹介したい。<br />15年ぶりに訪れたがあまりの閑散ぶりに正直驚かされた。以前は人であふれかえっていたのに、人が空港を歩いていないのだ。それも12月26日に。確かに中国の年末は移動が決して多い訳では無いが、それでも人が少ない。景気が減退した中国を肌で感じられる場所でもあった。<br /><br />ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br /><br />目的地である北朝鮮との国境の街「丹東」へと向かう。今回の移動に選んだのは、現代中国のインフラの象徴とも言える「中国高鉄(高速鉄道)」だ。<br /><br />実は、この路線を利用するのは実に18年ぶりのこと。当時はまだ高鉄など存在せず、丹東へのアクセスといえば在来線か長距離バスに揺られるしかなく、片道4時間近くを要する文字通りの「不便な旅」だった。しかし今や、高鉄の開通によってわずか2時間半ほどで到着することができる。時代の進化のスピードには、ただただ驚かされるばかりだ。<br /><br />今回は高鉄の魅力を存分に味わうため、往路は「一等車両」、そして復路には最高峰の「ビジネスクラス(商務座)」を選択した。<br /><br />高鉄のシート構成は日本の新幹線によく似ている。2等車が一般的な「3-2列」のシートであるのに対し、今回往路で利用した1等車は、山陽・九州新幹線の「みずほ」や「さくら」の指定席を彷彿とさせる、ゆったりとした「2-2列」の配列。座席のホールド感も良く、長時間の移動でも全く疲れを感じさせない。<br /><br />そして復路のビジネスクラスにいたっては、日本の「グランクラス」をも凌駕する、完全に横になれるフルフラットシートが用意されている。異国の車窓を眺めながら横たわる時間は、贅沢そのものだ。<br /><br />実際に乗車してみて最も印象的だったのは、その圧倒的な「乗り心地の良さ」だった。<br />滑るように加速した列車は、最高速度に達しても不快な揺れや振動がほとんどない。日本の新幹線と比較しても、乗車している限りの快適性においては間違いなく合格点だ。<br /><br />もちろん、この巨大なネットワークの車両が一体何年の耐久性を想定して造られているのか、そして目に見えない線路の保線(メンテナンス)を日々どのように管理しているのか、かつての出張経験からふと頭をよぎる疑問はある。しかし、少なくとも今この瞬間に提供されている快適さと利便性は、紛れもない本物であった。<br /><br />車窓の景色が、大連の近代的なビル群から、徐々に東北地方の広大な大地へと移り変わっていく。心地よい揺れに身を委ねているうちに、列車はまもなく、緊迫と哀愁を秘めた国境の街、丹東へと滑り込もうとしていた。<br /><br />12/26 KIX MU730 9:20 - PVG11:00  <br />         PVG MU5625 14:05 - DLC15:50<br />12/27 大連東方水城…大連市内観光<br />12/28 大連北駅 D7737便 8:27 - 丹東駅10:46<br />          鴨緑江遊覧船~丹東で食事<br />    丹東駅 D7754便 15:02 - 大連駅17:46<br />12/29 DLC MU5624 11:20 - PVG13:25<br />          PVG MU729 17:55 - KIX21:00<br />

18年ぶりの大連:06 中国高鉄で北朝鮮のゲートウェイの町、丹東へ

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2025/12/28 - 2025/12/28

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旅行記グループ 東アジア

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worldspan

worldspanさん

この旅行記のスケジュール

2025/12/28

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大連には転職前まで月に1回から2回出張で訪れていたので、自分にとって中国では最も馴染みのある町でもある。他の都市では反日運動が起きているなかでも大連だけは反日運動は市長のつよい権限のもと抑えられていたため、とても平穏であり、いかに大連が日本と親密な関係にあるのかよくわかる。また日本に最も近い街あり、こうした地政的なこともあり大連には日系の工場が多い。

 歴史的にはロシアが礎を作り、日露戦争後は日本が大連の都市形成を担った。日本政府の大連経営はかなり力を入れており、セントラルヒーティングやリゾート地を作ったりなど、当時の日本よりも先進的でもあった。

 こうしたこともあり、日本に親近感を持つ市民も多く、日本人にはとても居心地が良い町でもある。人口700万人の中核都市だが、今回の旅ではコンラッドホテルでゆっくりと滞在しつつ、北朝鮮との国境の町、丹東へ訪れた。

今回は上海浦東国際空港から大連までのフライトを紹介したい。
15年ぶりに訪れたがあまりの閑散ぶりに正直驚かされた。以前は人であふれかえっていたのに、人が空港を歩いていないのだ。それも12月26日に。確かに中国の年末は移動が決して多い訳では無いが、それでも人が少ない。景気が減退した中国を肌で感じられる場所でもあった。

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目的地である北朝鮮との国境の街「丹東」へと向かう。今回の移動に選んだのは、現代中国のインフラの象徴とも言える「中国高鉄(高速鉄道)」だ。

実は、この路線を利用するのは実に18年ぶりのこと。当時はまだ高鉄など存在せず、丹東へのアクセスといえば在来線か長距離バスに揺られるしかなく、片道4時間近くを要する文字通りの「不便な旅」だった。しかし今や、高鉄の開通によってわずか2時間半ほどで到着することができる。時代の進化のスピードには、ただただ驚かされるばかりだ。

今回は高鉄の魅力を存分に味わうため、往路は「一等車両」、そして復路には最高峰の「ビジネスクラス(商務座)」を選択した。

高鉄のシート構成は日本の新幹線によく似ている。2等車が一般的な「3-2列」のシートであるのに対し、今回往路で利用した1等車は、山陽・九州新幹線の「みずほ」や「さくら」の指定席を彷彿とさせる、ゆったりとした「2-2列」の配列。座席のホールド感も良く、長時間の移動でも全く疲れを感じさせない。

そして復路のビジネスクラスにいたっては、日本の「グランクラス」をも凌駕する、完全に横になれるフルフラットシートが用意されている。異国の車窓を眺めながら横たわる時間は、贅沢そのものだ。

実際に乗車してみて最も印象的だったのは、その圧倒的な「乗り心地の良さ」だった。
滑るように加速した列車は、最高速度に達しても不快な揺れや振動がほとんどない。日本の新幹線と比較しても、乗車している限りの快適性においては間違いなく合格点だ。

もちろん、この巨大なネットワークの車両が一体何年の耐久性を想定して造られているのか、そして目に見えない線路の保線(メンテナンス)を日々どのように管理しているのか、かつての出張経験からふと頭をよぎる疑問はある。しかし、少なくとも今この瞬間に提供されている快適さと利便性は、紛れもない本物であった。

車窓の景色が、大連の近代的なビル群から、徐々に東北地方の広大な大地へと移り変わっていく。心地よい揺れに身を委ねているうちに、列車はまもなく、緊迫と哀愁を秘めた国境の街、丹東へと滑り込もうとしていた。

12/26 KIX MU730 9:20 - PVG11:00
PVG MU5625 14:05 - DLC15:50
12/27 大連東方水城…大連市内観光
12/28 大連北駅 D7737便 8:27 - 丹東駅10:46
鴨緑江遊覧船~丹東で食事
    丹東駅 D7754便 15:02 - 大連駅17:46
12/29 DLC MU5624 11:20 - PVG13:25
PVG MU729 17:55 - KIX21:00

  • この日は早朝、夜も明けぬうちに出発!

    この日は早朝、夜も明けぬうちに出発!

    コンラッド ダリアン ホテル

  • 朝食をラウンジでささっと平らげホテルで手配したタクシーで駅へと向かう

    朝食をラウンジでささっと平らげホテルで手配したタクシーで駅へと向かう

  • タクシーで向かった先は大連北駅。どのタクシーも電気で動いていたのには驚かされた。道路が凍見ていたので少し怖かった。

    タクシーで向かった先は大連北駅。どのタクシーも電気で動いていたのには驚かされた。道路が凍見ていたので少し怖かった。

    タクシー タクシー系

  • 大連北駅に到着。地下鉄も入っている。

    大連北駅に到着。地下鉄も入っている。

    大連北駅

  • 大連北駅は中国高鉄専用駅として開業した。

    大連北駅は中国高鉄専用駅として開業した。

  • 昔ながらの市内中心部にある大連駅にも一部の高鉄が入っているが、こちらのほうが本数が多い

    昔ながらの市内中心部にある大連駅にも一部の高鉄が入っているが、こちらのほうが本数が多い

  • eチケットを見せて駅構内に入り、車内で飲むビールを購入

    eチケットを見せて駅構内に入り、車内で飲むビールを購入

  • 中国の場合ホームに自由に行くことができない。所定の時間になり、改札が始まりホームに行くことができる

    中国の場合ホームに自由に行くことができない。所定の時間になり、改札が始まりホームに行くことができる

  • 新しい駅でとても立派だ!

    新しい駅でとても立派だ!

  • 乗車する列車は瀋陽行だ。

    乗車する列車は瀋陽行だ。

  • 側面はサンダーバードっぽい

    側面はサンダーバードっぽい

  • 入り口を見てもとても近代的だ

    入り口を見てもとても近代的だ

  • 行き先も大きく表示されているのでとても分かりやすい

    行き先も大きく表示されているのでとても分かりやすい

  • 号車も分かりやすい

    号車も分かりやすい

  • 中に入りまず2等車にいってみた。トイレは和式になっている

    中に入りまず2等車にいってみた。トイレは和式になっている

  • 一方こちらが1等車両のトイレ

    一方こちらが1等車両のトイレ

  • 洋式で快適に利用できる

    洋式で快適に利用できる

  • 奥には客車も見える。あれ?大連北駅は高鉄専用ターミナルと聞いていたが、違うのかな??

    奥には客車も見える。あれ?大連北駅は高鉄専用ターミナルと聞いていたが、違うのかな??

  • プラットホーム

    プラットホーム

  • 高鉄は定刻通りに出発した

    高鉄は定刻通りに出発した

  • 揺れもほとんど感じないのにはたまげた

    揺れもほとんど感じないのにはたまげた

  • 進んでいくと車窓がかわり雪景色に。

    進んでいくと車窓がかわり雪景色に。

  • こちらが2等の座席。新幹線よりもやや窮屈さを感じる

    こちらが2等の座席。新幹線よりもやや窮屈さを感じる

  • 車両連結部分にはお湯のサービスがある

    車両連結部分にはお湯のサービスがある

  • こちらが給湯器

    こちらが給湯器

  • こちらが一等の座席

    こちらが一等の座席

  • 正面に電源が用意されている

    正面に電源が用意されている

  • 座席は新幹線と比べるとかなりボロいし作りが雑

    座席は新幹線と比べるとかなりボロいし作りが雑

  • 折りたたみテーブルが備え付けられている

    折りたたみテーブルが備え付けられている

  • 何処の産地のビールなのか分からぬまま購入

    何処の産地のビールなのか分からぬまま購入

  • 残念ながらあまり美味しくなかった

    残念ながらあまり美味しくなかった

  • 外はとても寒そうだ

    外はとても寒そうだ

  • 高鉄はどんどん北上していく

    高鉄はどんどん北上していく

  • 2本目のビール

    2本目のビール

  • こうして丹東駅に定刻通りに到着した。

    こうして丹東駅に定刻通りに到着した。

  • 時間も定時運転で予想だにせぬほど快適だ。

    時間も定時運転で予想だにせぬほど快適だ。

  • ホームの様子

    ホームの様子

  • 中国の大きな駅は1階が出口、2階が入口の分離一体になっているが、丹東駅も同じように1階から外に出る

    中国の大きな駅は1階が出口、2階が入口の分離一体になっているが、丹東駅も同じように1階から外に出る

  • 丹東駅周辺

    丹東駅周辺

  • 丹東は鴨緑江の河口に位置し、北朝鮮と国境が接している。駅から歩いて15分ほどで北朝鮮国境へ

    丹東は鴨緑江の河口に位置し、北朝鮮と国境が接している。駅から歩いて15分ほどで北朝鮮国境へ

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