2026/03/28 - 2026/03/30
651位(同エリア1926件中)
ST&Gさん
朝一番のラーメンで勢いをつけ、善光寺の暗闇で心を整える。
再び現世に戻れば、待っているのは洗練された日本蕎麦。
お腹を空かせる暇もないこの旅は、果たして『麺地獄』か『麺修行』かそれとも『麺天国』か…。
信州・長野の底知れぬ魅力を、胃袋で体感してきました。
その様子をご覧ください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
-
拉致同然に連れられ辿り着いたのは、凌駕グループが手がける『中華そば三昧軒 長野権堂店』。
それは家人にとって、この上なく心躍る『麺修行』の一幕でした。 -
看板に掲げられたのは、『中華そば』と『つけ麺』の文字。
しかし、添えられた写真はどこをどう切り取ってもチャーシュー麺です。 -
選ぶのは、迷わずデフォルトの中華そば。
特筆すべきは、男性陣にはたまらないであろう『ごはん無料』のサービスです。
券売機にお金を入れずとも『ごはん券』が発券できるという、驚きのシステム。
これは、ラーメン店ではよくあることなのでしょうか。 -
ベトナムでは軽快に『麺活』を楽しめますが、日本ではまさに『麺修行』。
米と小麦でこれほど違うのかと驚くくらい、胃袋への収まり具合が別物です。
私にとって、朝からのラーメンはもはや荒行。
しかも、普通盛りのはずが「チャーシュー麺を頼んだかしら?」と錯覚するほどの規格外なボリュームです。
チャーシュー麺は好きですが、朝からこの重量感はかなりヘビー。
もし本当にチャーシュー麺を頼んでいたら…と想像するだけで恐ろしくなります。
おまけに、注文を人任せにしたら、出てきたのはご飯付きのセット。
目の前の圧倒的な物量に、思わずたじろいでしまいました。 -
中華そば。
「今風な醤油ラーメン。スープとの相性を考えた柔らかめの卵麺に、白濁させない豚骨ベース。」というのが、家人の分析結果。 -
そしてご飯…。
米を愛する者として、ご飯を残すのは忍びない。
かといって、ラーメン店で主役(麺)を残すのも気が引ける。 -
この朝ラー修行を乗り切るには、サイドのご飯に生卵を加え、『胃袋流し込み作戦』で完食する道しかありません。
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狭い店内はほぼ満席。
早朝から頑張っていたバイトのお姉さんは、ワンオペでとても忙しそうでしたが、気持ちの良い接客をしてくれました。 -
こちらは、三昧軒のすぐ近くにあるベトナム料理店のBANH MI 15。
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私のベトナム旅行記では、こだわりを持って『バンミー』と書いていますが、世間では『バインミー』と表記するのが一般的。
「ホーチミンの人たちの発音は、バンミーなのになぁ…」と、どこか寂しさを感じながらも、私はずっとこの言葉を使い続けてきました。
そんな中、ついに『お仲間』を発見。
そう、そうなの!
ホーチミンではバインミーじゃなくて、バンミーなのよ!!
真のホーチミンの風を感じたければ、語尾の『イ』を飲み込む勇気を持って!!!
ついに、この『イ』を言わない美学を理解してくれる人に出会えました。
ありがとう、バンミー15。
感動と同時に、私の口内は一瞬にしてあのバンミーのスカスカ&サクサク感に完全支配されました。 -
麺修行を終え、次に向かったのは「一生に一度は詣れ」と言われるこの名刹。
流石に三度目の参拝なので、今回はサクッと本堂で「お戒壇巡り」に挑戦しつつ、お花見を楽しもうと思います。
山門と言えば、有名な『鳩文字』と絶景。
巨大な門には、それに相応しい巨大な額が掲げられています。
善光寺の文字の中には5羽の鳩が隠されているのですが、老眼と乱視の私には、関係ないところまで鳩に見える…。
ちなみに『善』の文字は、牛の顔にも見えるんですよ。
家人は大香炉まで行ったものの、すぐに引き返して本堂へ。
山門に向かう様子すらないのですから、仲見世を通って仁王門まで戻ろうなどという気はさらさらないようです。
実は、この仁王門も、大きな見どころのひとつ。
通常の仁王像の配置は、向かって右が『阿形』、左が『吽形』ですが、善光寺では左右逆になっています。善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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大香炉の奥に見えるのが本堂。
その入り口に鎮座しているのが、木造のなで仏(びんずる尊者像)です。
自分の体の悪い部分と同じ場所をなでると病気が治ると信じられており、参拝客になでられ続けたその姿は、黒光りするほどに輝いています。
※本堂の中は撮影禁止。 -
今回で3度目となるお戒壇巡り。
初体験時のあの闇への恐怖はどこへやら。
三度目ともなれば余裕(?!)で、暗闇の中でも迷うことなくしっかりと『極楽の錠前』に触れてきました。
近年の参拝客の増加に伴い、導線がスムーズになったのか、あるいは暗闇への耐性がついたのか…。
かつてほどの秘められた難所という感覚は、少し薄れたようにも感じます。
ガイド的な工夫がなされていて、より多くの人が御縁を結べるよう配慮されているのでしょう。
私の「錠前タッチ率」は100%を継続中ですが、想定外だったのが一緒にいた家人。
意気揚々と暗闇に消えていったのに、まさかのスルーで帰還。
極楽へのパスポートを目前に、ただの暗闇ウォーキングを楽しんできたようです。 -
国宝の木造建築としては、東大寺大仏殿、三十三間堂に次いで、日本で3番目の大きさ。
建物を支える柱の数は、人間の煩悩の数と同じ108本と言われています。 -
善光寺本堂の大きな屋根。
上から見ると鐘を打ち鳴らす丁字型の撞木(しゅもく)に似ていることから『撞木造り』と呼ばれており、二つの屋根がT字型に重なり合う珍しい形をしています。 -
礎石に据えられた角柱の足元には、画像のように銅製の化粧金物が施され、美しく意匠を整えています。
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しかし、この角柱をじっくりと眺めてみてください。
土台の石に対して、柱がわずかにねじれているのが分かるでしょうか。
これは大地震の影響なのか、あるいは大工が意図的に仕掛けた高度な技法なのか…。
正解のない謎に思いを馳せるのも、歴史散策の醍醐味です。 -
「南無阿弥陀仏」の六文字にちなみ、六本の柱で支えられた鐘楼。
折よく十時を告げる鐘の音が聞こえてきました。 -
縁起物がセットになった人気のおみくじ。
男みくじに添えられているのは、漢字一文字が刻印されたストラップ。 -
そして女みくじには、天然石や和柄のチャームなどが添えられています。
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お次は、お花見。
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まだ蕾をたっぷりと蓄えている桜と梅ですが、この陽気に背中を押され、春の主役たちが一気に咲き誇るその時を、善光寺を訪れる人々も今か今かと待ちわびています。
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そして、お花見に欠かせないものと言えば、やっぱりお団子ですよね。
本堂のすぐ横にある和カフェへ立ち寄り、ここで世界に誇る日本の抹茶スイーツをいただくことにしましょう。 -
抹茶とほうじ茶が共演する、贅沢なコラボレーションソフト。
お団子の代わりに、ツヤツヤでもちもちの白玉もしっかりのっています。
抹茶の渋みとほうじ茶の香ばしさという「ダブルパンチ」に、白玉の食感。
この優しくも濃厚な甘みは、まさに反則級の美味しさです。
相変わらず、私の胃袋にとって和スイーツは『最高』の二文字以外に見当たりません。 -
本堂の東側に佇む、小さなお堂。
東日本大震災の後、津波でなぎ倒された陸前高田・高田松原の松を「木札」にして復興支援を続けてきた善光寺が、その被災松を震災の記憶とともに後世へ残したいという願いを込め、このお地蔵様(おやこ地蔵)を建立したのです。 -
善光寺の見どころは、私の乱視と老眼が追いつかないほど他にもたくさんあります。
ぜひ皆さんも、暗闇の中で『極楽へのパスポート(錠前)』をしっかりと掴み、ご利益をたっぷりと詰め込みに参拝へ出かけてみてください。 -
過酷な麺修行を終えたと思っても、善光寺を参拝すれば不思議とリセットされる我が胃袋。
聖地で煩悩を振り払うどころか、新たな食欲を授かってしまいました。
導かれるように暖簾をくぐったのは、『蕎麦 日より』。
本日何度目かの至福の一杯をいただきましょう。蕎麦 日より グルメ・レストラン
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この日は平日。
14時までの営業と書いてありましたが、実際には12時を回ったばかりの到着ですでに売り切れ間近。 -
なんと、私たちのすぐ後ろの一組が並んだところで、無情にも★★本日完売★★のプレートが掲げられました。
危ういところでしたが、まさにギリギリセーフの滑り込み。 -
店内に足を踏み入れると、そこはお蕎麦屋さんというより、まるで洗練されたカフェのような佇まいです。
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本日のスターター、豆乳豆腐…の画像を楽しみにしていた皆様、本当に申し訳ございません。
運ばれてきた数秒後には、無意識のうちに実食を開始しておりました。
カメラよりも先に箸が動く。
圧倒的な初動の速さは、もはやアスリートの域です。 -
黒胡麻鍋。
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黒く染まった食材に、ひらりと舞い落ちた(?!)ような花びらの黄色。
春の訪れを感じさせる粋なコントラストです。 -
目の前に現れたのは、芸術的なまでに極細の手打ち蕎麦。
つなぎのある二八、そしてプロの手によるものとはいえ、ここまで細く、かつ均一に打ち切る技術にはただただ脱帽です。
朝ラーという名の過酷な修行を終えたばかりだというのに、時間がくれば平然と次の麺を迎え入れる私の胃袋。 -
そして、締めを飾るのは自家製わらび餅。
朝からの麺修行の記憶を、プルプルの食感で優しく上書きしてくれます。
この無尽蔵の受け入れ態勢、我ながら流石と言わざるを得ません。 -
怒涛の勢いで新潟・長野を制覇!
しかし、息つく暇も与えられず、私たちはそのまま山梨へとなだれ込みます。
そろそろ限界を迎えそうな体力と、膨らみ続ける好奇心のデッドヒート。
絶景と食い倒れの栄冠を掴み取るため、鞭打つ足で突き進みます。
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