2025/12/28 - 2025/12/29
422位(同エリア1970件中)
ハンマークラヴィーアさん
- ハンマークラヴィーアさんTOP
- 旅行記133冊
- クチコミ1631件
- Q&A回答68件
- 413,488アクセス
- フォロワー48人
2025年の年末は、ANA特典航空券でかねてから憧れのメキシコ・カンクンでリゾート・・・を狙っていましたが、いつまでたってもメキシコシティ行きの空席待ちが降りてこない・・・(´;ω;`)
そうこうしていると、戯れに表示したANAデリー行きが空席ありだったので、「お、カレー三昧かあ。インドもいいんじゃない?」ということで気軽に購入してみました。
必要マイル数38,000、支払い総額4万円で、この時期のANA便は普通に購入しても12~15万円くらいなのでお得感は薄いけれど、健康に不安がないうちにインドの寝台列車も乗っておきたいし、いつかは自分で見てみたいと思っていた国だったので、この機会に一人旅でチャレンジしてみることに。
【旅程】
考えた末、ヒンドゥー教の聖地バラナシをメインにしたかったので次のようになりました。
12月28日 10:35 羽田→ 17:25 デリー(ANA) デリー泊
12月29日 14:00 デリー→15:20 バラナシ(インディゴ航空) バラナシ泊
12月30日 バラナシ観光 バラナシ泊
12月31日 バラナシ観光 バラナシ泊
1月1日 16:50バラナシ→翌6:35アグラ (Marudhar express)
1月2日 6:35 アグラ着 アグラ伯
1月3日 17:35アグラ→19:30デリー (Gatimaan express) デリー泊
1月4日 18:55デリー→翌5:55羽田(ANA)
*インディゴ航空、インド鉄道(IRCTC)は事前にネットで自分で購入。
インドの鉄道は、今や個人のブログやNOTEなどを見て簡単に自分で手配ができます。
特に、「インドいかへん?」というタイトルでブログ運営されている方の情報が大変分かりやすく、おススメ。
ハードルは、IRCTCウェブサイトの事前登録で結構弾かれることくらい。
登録ができたらあとはスムーズです。
IXIGOアプリはオンタイムで座席情報や列車の発着情報が表示されるので、必須。
【VISA】
旅行1か月前に5年間のツーリスト用e-visaをオンラインで取得。オンラインが簡単で超絶おススメです。
こちらも上記のウェブサイトを含め、個人のサイトがいくらでもあるので、時間に余裕があればぜひ。
なお、申し込み後72時間以内に結果通知・・・・とありますが、そこはインド。
私が確認できたのは96時間以上たった後でした。焦らず待つべし。余裕をもって1か月前申請がおススメ。
【注意点】
私は今回空路でインド入りなので問題なかったようですが、e-visaは陸路には対応していないようです。
例えばネパールーインドの陸路国境越えだと、e-visaを申請後に一度空路でインドに入ると押されるスタンプビザがあれば問題ないようですが、e-visaを申請してDLしたETAの用紙のみだとダメな模様。
この辺は、陸路で国境越えを目指す人のための情報サイトがいくつもあるので、参照してみてください('ω')
【ベストシーズン】
事前に耳にタコができるほど聞いていましたが、この時期は濃霧とスモッグのダブルパンチで、北インド、特にデリーとバラナシはあまり美しい景色が見られません。
ベストシーズンは?と聞くと、現地の人は必ず3月、と答えますので、どうしても美しい北インドが見たい人はこの時期にどうぞ。
【事前準備】
なかなかの曲者(失礼!)であるインドゆえ、今回の旅はメリハリをつけ、次のようにしました。
①最初のデリー~バラナシはすべて個人移動で現地手配
②アグラはタージマハルとアグラフォートはツアーを利用し、自由時間を多めにとる
アグラをツアーにしたのは単純に安かったから(#^.^#)
アグラフォートとタージマハルは併せて入場料だけで1800ルピー(3000円強)するのですが、チケット料金込みで7000円ポッキリで日本語ガイドとドライバーが付くツアーをGetyourguideで見つけたので、事前に申し込んでいきました。
アグラも土曜日は交通渋滞が酷く、余計なストレスがなかったので便利でした。
③最終日のデリーはシゲタトラベルの市内観光+空港送迎を利用
それなりのお値段しますが、最終日のデリー空港への移動は疲れもたまっているだろうし大きな荷物を持って移動しなければいけないストレスや飛行機に乗り遅れる不安がない方がいいし、デリー中心部の渋滞や悪徳ドライバーを見るにつけ、デリーの観光名所をホッピングするのは自力だとなかなか面倒だと思ったので、シゲタトラベルさんに出発当日にメールをして見積もりをお願いしました。即対応してくれました。
こうした結果、最終日が近づくにつれて余計なストレスが減って、結果的にメリハリもついてよかったです。
【総評】
短いけれどなかなかに濃い旅行でした。
水には気を付けていたのでお腹は途中までは大丈夫でしたが、最終日に疲れがたまったのか腹の不調が来て、次いで酷い風邪にかかる寸前で帰国しました。
順番待ちが出来ない、公共のマナーに無頓着、というインド人へのイメージはあまり変わりませんが、日本人とみると興味を持って話しかけてきてくれたり、「一緒に写真を撮ろう!」と歓迎してくれるインド人にも何人にも会い、インドという国は前よりも好きになりました。
インドは広い!
リゾートやヨーガの本場というイメージが強い南インド、仏教遺跡が目を引く南西インドと違い、インドのネガティブなイメージを凝縮したような北インドですが、数々の先人の知恵やスマホアプリが簡単に手に入る2025年、一人で問題なく個人旅行できると感じました。
向こうから観光客を見つけて声をかけてくるインド人の言うことには絶対に耳を貸さない、リキシャの交渉は事前に宿で相場を聞いたり複数の見積もりを取り、納得できる値段になったら最安値には拘らない、列車はIXIGOアプリやインフォメーションキヨスクでこまめに情報確認、困ったら周りの欧米人を探して聞く・・・というようなことに気を付けていれば、さほど苦労はしないと思います。
ただし、霧とスモッグは思ったよりもシビアなので、北インドに最高の時期に!と考えるなら2月以降がいいと思います。
反省点は「荷物はできるだけ少なく、軽く!衣類はできるだけ少なく!」です(>_<)
インドでの一人旅はどうしても想定外のことが起こった時に機動的で臨機応変な対応が必要になるので、大きな荷物はそれ自体がストレスになります。
今回、色々と心配して予備の衣類や消耗品をたくさん持って行ったのが裏目に出て、「荷物をどうやって減らそう・・('ω')」と悩む場面が多かったように感じます。 次のインド旅行では活かせるハズ・・きっと。
【持って行ってよかったもの】
①整腸剤・下痢止め・粉末の経口補水液:結局使わなかったけど持ってると安心
②軽量のボックスティッシュ、トイレットペーパーを半分にしたもの:ペーパーのないトイレ多し
③クロックスのサンダル:安宿の洗面所で大活躍
④スマホアプリ:UBER、WHATSAPP。鉄道を使う人はIXIGOも。
⑤マスク、アフガンストール:アフガンストールは使わなかったけれど、マスクやターバンの代わりになるのであると便利。あと、N95のマスクは日数分あると便利です。
そこのあなた、「海外旅行でマスクなんて!マスクをするのは日本人だけ!」と思っていますか?
この時期の北インドは、多くのインド人がマスクをしていますよ!(^^)!
それくらい、粉塵とスモッグが酷く、人によっては1日歩くだけで喉と鼻をやられると思います。私は肺は大丈夫でしたが、日によっては目がヒリヒリし、毎晩ホテルで入浴前に鼻の穴にティッシュを突っ込むとすぐにティッシュが真っ黒になる有様でした。
たぶん、最終日に風邪にやられたのはこのスモッグのせいもあるのでは?と思っています。
【SIM】
某大手のah〇oは、対応となっていますが、聞いていたとおり非常につながりにくいです。
今回はaeraloのesim7日間5gbを入れていきました。
なお、予備機として持って行っていたスマホの楽天モ〇イルは比較的つながった印象です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー バイク 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- Agoda
-
2025年12月27日。いろいろあった1年もようやく仕事納めである。
広島空港を出る前に、急いで夕食を・・・・と、選んだのはジャパニーズカリーであった。 -
22:00を過ぎた羽田空港第3ターミナル。
事前に某クレジットカードの無料サービスで、荷物を送っていたので回収。 -
明日は10時台の羽田発デリー行き。
となれば、今回は羽田宿泊の定宿、といってもまだ2回目のこちら。 -
その前に、羽田航空神社にお参りしておく。
「どうか、お腹壊しませんよーに( 一一)」 -
ファーストキャビン羽田空港T1。
いわゆるカプセルだが、風呂が立派なのと共用部分が気に入っているのでおススメ。 -
ブラインドを閉めればゆっくり眠れる。防音は意外としっかり。
-
7:00前に起床してチェックアウトし、T3へシャトルバスで移動。
-
T3。いつのまにか羽田の国際線がゴジラに浸食されている。
-
しばらく青い空を眺められない。ゆっくりと目に焼き付けておこう。
-
プライオリティパスで利用できるラウンジは、今のとここの「SKY LOUNGE」一択のようで。
-
まあ、朝食としてはまずまずであろう。
朝からビールはやめておく。
何せ、初日のデリーはちょいとした不安があるので。 -
3-3-3のエコノミー。
となりはインド人のご夫妻。
奥さんは日本語がネイティブレベル。旦那は日本語は全く話せない。
最初は英語で話していたが、奥さんの日本語が完璧なので、途中から日本語で会話する。
「どうやって日本語を覚えたの?」「youtubeです。半年かかりました」
「凄いですね。」「私は時間かかったほう。フジサンと、キョートにどうしても行きたくて」
・・・絶句。外国人の日本語習得能力はなぜこんなに高いのだろう。 -
機内食①。周りで天丼をチョイスしたのは私だけだった。しかし、ANAの機内食はいつ口にしてもその味付けに感動する。
-
機内食②。
-
そろそろインドの大地が見えてくるころだが、ところどころに分厚い雲がちらほらと見える。
-
16:51、ランディング。
空港の周りはすっかりと灰色のスモッグに覆われている。 -
17:00過ぎには入国審査の列へ。ANAの定時就航率にはいつも感心する。
もっとも、帰国の便では思いもよらぬハプニングもありました。 -
e-visaとスタンプビザの列があるので、事前に取っていたe-visaの列に並ぶ。
並んでいると、韓国人らしき男の子が息を切らしながら割り込んできた。
「トランジットが18:00なんだ。お願い、前に入れて!」
もちろん快諾するが、チケットを見てギョッとする。
(18:00のエアインディア?・・国際線ならまだしも、国内線はターミナル2か1じゃなかったっけ? 今、すでに17:20だぞ・・・?)
凄く感謝されたが、果たしてあの子は間に合ったのであろうか( 一一) -
ようやく私の番が来た。なかなかユニークな係官でした。以下、問答。
「何日の旅行か?」「全部で8日間であります」
「今日、デリーでどこに泊まる?」「パハールガンジの宿であります」
「明日からどことどこへ行く?」「まずはバラナシに3days、夜行列車で1night、アグラで1night、最後にデリーで1night,それから日本に帰るであります」
「ほかの町へは行かないのか?」「ジャイプールへ行きたかったですが、時間がないのです」
「なぜバラナシへ行く?」「ヒンドゥーのホーリーシティだからであります。僕は仏教徒です。バラナシに行きたい日本人は多いです」
「俺はバラナシに長いこと住んでいたんだ。あそこはいいところだ。願わくば、君がインドを気に入って、また日本から戻ってきてくれることを祈るよ。君のパスポート。じゃあね」
・・・・最後は笑顔でお見送り。おお、なかなか幸先のいいスタートだ!(^^)! -
デリー空港の両替は信用ならない、と聞いてATMを探していたら無駄に1時間も経ってしまった。
こちらのATMは故障中。 -
やっと見つけたATMで20000ルピー降ろせた。
(なお1回の上限は10000ルピーの模様)
現ナマが入ると不安が一気に失せる。
給料日のカイジのような気分である。 -
18:40、やっと空港から出られる。
エアポートメトロへの動線はシンプルなのでわかりやすい。 -
チケットはたった64ルピー。クレカ対応。
-
エアポートメトロはかなり清潔で快適。
ニューデリーメトロステーションまできっかり20分。
さすが首都の空港線。 -
イエローラインに従って歩いて行ったら、出口を間違えた。
正解は5番出口らしい。 -
やっと出た。そして、今日ホテルまでに乗り越える壁は、この先にある。ちょっとだけ緊張する。
このウェブサイトの質問コーナーでトラベラーさんに教えてもらった、アレだ。 -
問題の高架の下を通るタクシー、バス、野良犬、人・・・まさにインドだ。
-
こうしてみると、カオティックではあるけど平和な街ではありそうだけど・・
-
高架に着いた。メインバザールはここを曲がった先。
やるべきことは決まっている。
気を引き締めていこう。 -
そう、この先に、例の「有名な」ニューデリー駅の関門がある。
何があっても耳を貸すまい、と決めてズンズン進む。
が・・・なんとこの日、通路の先に一方通行の表示がおいてあり、軍服を着たセキュリティが地元民に迂回を支持している。
いきなり困惑。しかし、これすらもトリックと決めつけ、強引に通ろうとする。
係官にブロックされる。「NO! This is one way,sir」
「うおお(# ゚Д゚)騙されんぞ!」と思い、冷静に周りを見渡すが、周りのインド人は誰もかれもエスカレーターから降りて別のルートを通っている。
どうやら偽セキュリティではない。ガードマンは自動小銃らしきものを携えている。
いきなり出鼻をくじかれた。 -
「どこへ行きたいんだ?」「メインバザール。バハールガンジ」
「それならこっちだ。リキシャに乗って・・」
「いや大丈夫。自分で探す」
「おい!俺の言うとおりにしろ。大丈夫だから」
いきなりインドの洗礼・・これか。うーむ、困った('ω') -
まずはインド鉄道の線路を超えなければメインバザールへ行けない。
試しにニューデリー駅の構内に入ってみる。が、ここからはどうやっても反対側へ行けない。断念。 -
仕方なく別の出入り口を探すが、駅構内からはどうやっても線路を渡るような動線はない。
平和な光景なのに、前に進めない自分に焦る。
一度駅の外に出て、構内に入ろうとする旅行者の長蛇の列に並ぶ。
(ここから駅へ入れば、もしかして・・・)
だが、列に並ぶインド人はざっと100人超。遅々として進まない。 -
気が付くと、英語もろくに話さない現地のドライバーが横にぴったりまとわりついて
「リキシャ?」とまくし立ててくる。「No way!」と無視してニューデリー鉄道駅構内に入る列で順番を待つ。
5分経つが、全く進まない。自分の番まで30分以上かかりそうだ。
恐ろしい考えが頭をよぎる。
(この入り口がもしハズレだったら・・・?あと何時間、ここにいるんだ?)
一度駅舎を後にする。
完全に詰んだ。
(こういう時はいつもどうしてたんだっけ?
そうだ。まず、躓いた最初に戻ろう。それから突破方法を考えよう。)
そして、最初に降ろされたエスカレーターまで戻る。 -
この判断は正しかった、と思う。
同じようにスタッフに「ここは一方通行だ」と言われ「そんなはずないだろ!デリーには何回も来てるんだ」と英語で口論している日本人を2人発見。
どうやら同世代の方々のようです。
事情を説明して、「僕も通してもらえなかった。メインバザールの宿に行くんだったら、一緒に行動させてもらってもいいですか?」とお願いすると快諾してもらえた。
心強い仲間が増えた。 -
結局、駅の中から高架へ入る方法は見つけられず、駅周辺のセキュリティの指示に従って、迂回する形で線路を超える。この方法は、「地球の歩〇方」にも乗っている。北側の道路を迂回する方法だ。
線路を超えれば、もう目的地はすぐそば。長かった。
夜に人が生み出す光は、なぜこれほどまでに安らぎをくれるのであろうか。
そして、駅の線路を横断する高架の歩道を、我々と同じメインバザール側へ歩く通行人の姿をハッキリと目視できた。
つまり、やりようはあった・・ということだ。 -
メインバザール側のニューデリー駅に出入り口があったので、中のセキュリティにメトロ駅への行き方を聞いてみる。
奥の高架の歩道に通じる動線は、これで確認ができた。 -
一応、翌日に備えて、こちら側の入り口もちょっと調べてみる。
お会いした日本人旅行者の一人が言うには、かつてこの駅でチケットを買ったところ入り口でスタッフに「このチケットは偽物だ」といわれたが、強引に振り切ってゲートを通ったら何の問題もなく列車に乗れたと。
「デリーは、そういうとこなんですよ。20年前から今まで変わってないんだね」とのこと。 -
混沌のパハールガンジ。メインバザールに沿った、スモッグと何かを焼く煙と、バイクが巻き上げる土煙で満たされたストリートです。
安心感が体を包むのがわかる。 -
ようやくホテルにチェックイン。
今日は移動以外、たいしたことはしていないのに、本当に長かった・・・・
この後は、おのおのホテルに荷物を置いたほかの2名と合流して、夕食に行くことになりました。 -
このホテル、Le roi express Pahalganjは、日本人旅行者が9割といったところ。
内装がきれいでアメニティも充実していてお湯が出て朝食もついて、1泊わずか3000円台というのがウケているのであろう。 -
夕食のため二人と合流する。ちなみにお一方は、同じホテルでした(#^.^#)
メインバザール沿いは、東南アジアのマーケットとよく似ているが、そこはインド。
空気の汚れ方のレベルが違う気がする。
このあたりから、ちょっとマスクがないと鼻がしんどくなってきた。
N95マスクが活躍。 -
夜はビールが飲める「エベレストキッチン」という店が近くにあったので、無難にネパールタカリ(インドだとミールスやターリー)のセットを注文。
インドカレーは翌日からたらふく食べるからね('ω')
ビールを飲みながら自己紹介。そして、反省会。
先ほどの正解ルートは、おそらく、エスカレーターから降りた時点でニューデリー鉄道駅構内に一度入って、遊歩道に途中から合流する、が正解だったのではないか、との結論。つまり、最初に私が試した方法だった可能性が高い。
だけど、一人でその方法を採る自信がなかった。反省。
落ち着いたら旅談義。男性の1人は、インドはもう10回目らしい。
今回の目的地はケララ州。いつも南部が多いらしい。
「何度来ても思うけど、デリーだけは別世界ですよ。ホントのインドはこんなんじゃないです。このエリアだけは掃きだめです」
リピーターが言うと、含蓄のある言葉。 -
旅慣れた二人ともLINEを交換して、宿に戻る。
ホテル前にはヒンドゥー教の神の乗り物がいた。 -
翌朝、ホテルの朝食は8:00という、なかなかに遅い時間スタート。
ゆえに、パハールガンジを散策する。 -
これは曇りなのではなく、スモッグの影響です。
1月は毎日こんな感じらしい。 -
こちらは日本人でもファン・リピーターが多い、食堂。
名物の朝食、チョーレ・バトウーレーを食べさせるらしい。 -
店員さんがてきぱきと捌く。ホテルが朝食付きでなければ、ぜひトライしてみたかったなぁ。
-
ちなみにホテルの朝食はこんな感じ。
そう・・・今日からインドなのだ。
ということは・・毎日カレーなのだ。
私はどんな食事よりもカレーを楽しみにしているので、きっと食事は毎日天国なのだ。 -
9:40にようやく宿を出る。
今日のバラナシ行きは14:00。
最初は12:00ごろに空港に行くつもりでいた。
とりあえず、荷物をニューデリーメトロステーションに預けたいと思い、UBERを呼ぶ。
しかし、パハールガンジに入ってくるのが面倒なのか、ニューデリーメトロステーション界隈が面倒なのか、車もリキシャもなかなかマッチングしない。 -
しきりに話しかけてくるオートリキシャに、ニューデリーメトロステーションまでの料金を聞き見積もりを取る。
「20ルピーでいい」
え、ほんとに?ニューデリーメトロステーションでっせ、旦那?
「ああ、知ってるよ。乗れ」
これが失敗でした。
直に交渉しない、底値とされるUBERのオートリキシャでさえ50ルピーだと出てるのに、このドライバーの言い値を信じるなんて。 -
ニューデリー鉄道駅前の大通りまで出ると、途端にこの交通渋滞。
インド人、結構バイオレント((+_+))
道路の真ん中で車を停めて家族を降ろそうとする車がいたが、周囲の車から大バッシング。挙句、怒り狂ったほかの車のドライバーが、運転席のドアを開けて運転手を引きずり出し始めた。
おお、怖い怖い('ω') -
会話の再現
「ネパール人か?」「いや、日本人」「ネパール人に見えたよ」
「今日はどこへ行く?」「メトロステーションに荷物を置いて、その後時間があったら観光してから空港へ行く」
「行先は?」「バラナシ」「いいところだ」
この辺りまではよかった。 -
あれ?オートリキシャは大きく南へ迂回する。
写真で見たことのある場所・・・
ここは確かコンノート・プレイス。
そういうことか。20ルピーと格安だった意味がようやく分かった。
「どこへ行くつもり?」「聞け、ニューデリーメトロステーションには荷物置き場はない。俺の知ってる旅行会社に置かせてもらって、マップをもらうといい」
「いや、あると聞いてる。マップももう持ってる。ニューデリーメトロステーションへ行ってくれ。そこから先は自分で動く」
「いいか。俺はデリーの出身だ。お前はここのことを何も知らない。黙って荷物を置いて、ゆっくりコンノート・プレイスを観光すればいい」
「コンノート・プレイスをゆっくり回る時間はない。まず荷物が先だ」
「荷物なら今から行くところへ置かせてもらえ。IRCTCのオフィスだ。知ってるだろ」
かみ合わない話にイライラしたのか、運転手は車を停めて周囲のインド人に何事か知らせた。わらわらと仲間のインド人が寄ってきて、リキシャをたたきながら「降りろ」と促す。
「拉致される」という恐怖を感じたが、それよりも「こちらを何も調べてきてない、初めての海外一人旅のボンボンとでも思ってるのか?」というイライラMAXが勝り、英語で一気にまくしたてた。
「いいか。約束を守れ。俺は最初からニューデリーメトロステーションと言い、君は20ルピーでイエスといった。なのに、なぜ俺が今コンノート・プレイスにいる?俺がここへ来るように一度でも頼んだか?」
「だから荷物を・・」
「荷物はニューデリーメトロステーションに置くと言っただろう!今すぐニューデリーメトロステーションに行け。でなければ1ルピーも払わない。約束は守れ。」
我ながら外国人観光客としてはムチャクチャな態度だと思いましたが、これを見た周りのインド人たちが肩をすくめて退散。運転手のテンションは一気に下がりました。
よし、ちょっと落ち着こう('ω')
「怒らないでくれ。俺はただ・・」
「聞け!俺は最初から何度も言ったぞ、ニューデリーメトロステーションだニューデリーメトロステーション!行ってくれたら50ルピー払う。嫌ならここでどうあっても降りる」
-
たぶん、日本では仕事中でも絶対に出さないであろうほどの腹から絞り出した怒号と、英語で「黙れ!」「言っただろう!」とくどいほどリピートしたせいか、運転手はテンションダダ下がりでオートリキシャを回し始める。
「ニューデリーメトロステーションは遠い」「俺のせいじゃない。遠くまで勝手に来たのは君だろう」
「最低でも150ルピー」「誰が払うか。50ルピーポッキリだ」
目的地につき50ルピー渡すと、ちゃっかりドライバーは
「チップはないのか」
と言ってきたので思わず苦笑。
「チップは俺の笑顔で十分だろ。写真に撮っとくか?」と返したら苦笑いして去っていった。
我ながら、観光客としては酷い態度だったと思う。反省m(__)m
この罪は、ガンジス川でシヴァ神の赦しを乞うことにするよ。 -
ニューデリーメトロステーションに降りる。このように、クロークがあるのだよね。
預り料金は確か150ルピーから。 -
まずは荷物を置いてコンノート・プレイスへメトロで戻りたかったが、どうもエアポートエクスプレスの乗り場の状況がおかしい。
アクシデントのせいなのか?入場規制がかかっている。 -
売り場は大混雑。並んでいる間に入場レーンに並ぶ人々が動き出したので一安心。
時間はもうすぐ10:30。
ただ、こうなると、チケットを買っといてコンノート・プレイスに行くのは時間的にやめといた方がよさそうね。 -
ということで、午前中は無駄な時間を使ったけど、まあこれも一人旅ゆえ。
エアポートエクスプレスを使って、デリー空港に戻ることに。 -
デリー空港T3に到着。ここで、こちらのラウンジに入り。
-
デリー空港までの国際線の航空券(今回はANA特典)と、デリー発バラナシ行きの航空券を見せると、ターミナル間シャトルバスの無料クーポンがもらえる。
これはトランジットの旅行者限定。
デリーで一泊しているので厳密にはトランジットといえるのか?という疑問は置いておこう。
シャトルバスの料金は25ルピーだから、まあ節約にもならないのだが、「無料」と「飲み放題」が大好きなカースト下位の旅行者としては、ありがたく戴くことにする('_') -
ちなみにデリー空港は航空券を持たない人の入場を制限していて、航空券を持っている人も4時間前からしか空港には入れないので、こんな光景を見ることも。
-
無料シャトル到着。
-
何せ、T3→T2→T1までの間で20分、シャトルも20分間隔ということなので、1本逃すと大変なのだ。
-
T1到着。こうして、eチケットとパスポートを見せて、空港内にようやく入れる。
-
ターミナル間を移動。最初に予約サイトでデリー空港の周りで宿泊所を探したとき、おススメできるホテルがほとんどないという状況だった。なるほど、こういうことか。
なかなか難儀する空港です。 -
ということで、国内線チェックインカウンターに並んだのは11:50。
出発前は濃霧の影響でキャンセルも覚悟していたのだが、受付のGSは笑顔で
「Your flight is on time!」と送り出してくれた。
最初の飛行機でつまづかなかったのは、かなりラッキーな出だしであります。 -
そして、各チェックインカウンターに設置されたこちら。
現在の霧の状況と、各フライトの発着予定見込みが一覧できるようになっている。 -
そして・・鬼門がコレ。
デリー空港は国際線4時間前、国内線2時間前到着が推奨される最大の理由。
今回は、直近のテロの影響で特別に念入りなのだとか。
今日は10:30にニューデリーメトロステーションを出て、だいたい11:00にT3に到着。そしてバスを待って11:50頃からバッグをドロップするために並び、12:20には保安検査場に着いた。
保安検査をクリアするのにかかった時間は優に40分。
対策としては
①電気機器はカメラ・イヤホン・スマホ・ケーブル・アダプターを含めすべてカバンの上に出す
②ライター・マッチは没収となるので事前に捨てておく
です。これをやっておかないと、異物が発見された際に、再度カバンをX線に通すので、無限に時間がかかる。
そして、インド人、ほぼ100%の確率で何かに引っ掛かります。液体、果物、電化製品・・・・
そのたびに荷物がまた後ろに回るので、係官に搭乗券をアピールして
「次は僕のをチェックして!」と図々しく行きましょう。
結構、聞いてくれます。 -
結局、保安検査が終わると13:00。搭乗予定時刻は13:15。
(つд⊂)エーン、ご飯食べる時間ない・・・ -
確かこのラウンジはプライオリティパスで行けたような・・・ただこの込み具合。
-
フードコート。いいなあ。ビリヤニ食べたいなぁ・・
-
そして搭乗予定ゲートへ。
-
ボーディング完了。
すっかり忘れていたが、インディゴ航空は食事がつくのであった。
といっても、うっすーいサンドイッチとジュースだけですが。 -
15:31、ほぼ定刻に到着。
バラナシ(ワラーナシー)国際空港。
インドの第3代首相であるラール・バハードゥル・シャーストリーから名前を取ったらしい。
そういえば、デリーの空港は、初の女性首相、インディラ・ガンディーから名前を取っている。
こういうのは日本もぜひ取り入れたらいいと思う。
大阪都構想に引き続き、奈良県に空港が出来たら
「高市はたらいてまいります空港」なんてのはどうだろう。 -
という、くだらないことを考えていたら、ピックアップの時間を過ぎていることに気がついた。
バラナシの空港は市街地からかなり離れているので、今日泊まる予定のホテルにピックアップをお願いしているのだ。 -
ピックアップと合流。料金は1050ルピー。ちと高いが、オートリキシャと交渉するような距離でもないし、この後実際に街まで移動した感じでは、セダンでないとかなりきついと思われる。
-
空港周辺の幹線道沿いには商店がちらほら。
-
旧市街に近づくにつれて、バイクの数が増え、交通状況が悪化してきた。
-
地元民はオートリキシャで移動するようです。
-
バラナシはシルクで有名、サリーが名物。
ちょっとカースト上位のご婦人方でないと入れそうにないサリー屋さんであろう。 -
ホテル前の道路から先は、自動車が入れない。
-
ゆえに、こういうボーイが荷物をホテルに運んでくれるのである。
-
重い荷物を持ってくれたので、チェックイン後にこの子にチップをあげようと思っていた。
部屋に案内してくれたのでその時にチップを差し出したら、ものすごく不愛想・・・
ん?顔がビミョーに違う・・('_') こんなヒゲ面の子じゃなかったような・・・
服ももっと厚着だったような・・・
はい、別人でした。
インド人、顔似すぎなんよ・・・('ω')
(初見なので見分けがついてないだけ) -
1泊するシュリー・ガネーシャ・ゲストハウスに到着。チェックイン。
ちょっと肌寒いし、シャワーはインドクオリティだが、まあ部屋は清潔だし、問題なし。 -
広いシャワールームだが、やはりお湯はちょっとぬるめである。
-
パテオがあって、喫煙所もあります。
-
ホテルの目の前に、バラナシでは特に有名なこの店があった。
インド人は基本的に並ばない。
ここで買える気は、とてもじゃないがしない。
結局、3日間もいたのにここで買い食いするのは断念した。 -
活気がある・・というか、まさに喧噪に包まれたバラナシ。おそらく正月休みに入っているせいだろう。
クラクションの音が、耳をつんざくように鳴り響く。 -
露店、屋台、裏路地・・
ゾクゾクしてくる。これぞ、アジアである。 -
夕食は20:00ごろにしようと、さらに路地に入り込む。
なんだか、匂いが変わった。この先は・・・・ -
路地裏には、神の使いが悠々と歩く。
-
おおおー、ガートだ!
ガンジス川だ!そして無数のボート。これはもしや・・ -
そう、毎晩ガンジス川沿いで行われる、祈りの儀式ガンガーアールティ(現地の人はこう呼ぶ)または「プージャ」。
すさまじい熱気。これを毎晩やるとは、さすが世界最大の人口を持つ国。 -
人、人、人・・・・
-
身動きが取れないほどびっしりと、ガートと路地を埋め尽くすヒンドゥー教徒。
インドの祝日は日本とよく似ているらしく、この時期は里帰り、家族旅行のインド人がここガンガーに駆けつけるらしい。
そして、地図を見ていると、ここが84あるガートの中でも最大のダシャーシュワメード・ガートだとわかった。 -
あまりの熱気に圧倒され、味わう余裕はない。
よし、明日は1日ガートを散策しよう。
そう決めて、このガートは退散。 -
ゆっくりプージャを見たつもりだったが、夕飯までまだあと1時間もある。
路地を行きつ戻りつ、ガートを少し散策する。 -
今回はバラナシに3泊することにしたが、このガートの雰囲気を朝に、夜に、昼に味わうだけでも滞在する価値がある、と思う。
-
崩れかけのスィンディヤー・ガート。雰囲気たっぷり。
-
そして、日本人旅行者にとって一番注意が必要なこちら、マニカルニカー・ガート。
火葬を行う2か所のガートのうち、大きい方。
過去一、不快な思いをさせられた。
まず近づくと、日本語で「写真ダメ!」と駆け寄ってくるインド人。
当然、火葬場の中は写真撮影禁止なので、スマホはしまってある。
火葬場のほうへ行こうとすると、「This is family ground!」と通せんぼ。
遠くに談笑しているインド人のグループがいるのでたぶん嘘だが、火葬される遺族の方と揉めるのも嫌なので、ガートの上に階段で上がろうとする。
かなり強引に「ここから上は聖なる場所。火葬をすべて見ながら私の説明を聞けばよく分かるよ」といわれる。当然、狙いは薪代と称した1000ルピー以上のお布施。
現地ガイドやホテルが口をそろえますが、火葬する人たちには1円も入らない、ローカルの日本人相手の詐欺。
通るたびに毎回別のインド人が同じことをやってくるので、たぶん、日本人相手の成功事例が共有されているのでしょう。
既に分かっていたので、「I don't need it」と無視して上に上がろうとすると、体に手をかけて強引ブロック。
挙句の果てに、「じゃ要らん。帰る」と帰ると、「Mother〇ucker,Japanese!」と言いながらしつこくついてきて罵倒の連続。
インド人は周囲でトラブルがあっても基本的に見て見ぬふりなので、ここでいたずらに食って掛かって揉めて火種がデカくなるのも嫌だな・・と思い、このガートは遠くから見るだけにした。
血の気の多い旅行者の方は、手を出さないようにお気を付けください(>_<)
これまで経験した中でも、かなり最悪の部類に入る人種が集っています。
何が腹立たしいって、ここで火葬しようとする敬虔なインド人をだしに、日本人旅行者相手に小遣い稼ぎをするその卑しいマインド。
私は、買い物でのぼったくり価格やリキシャの水増し請求なんてのは別にいいと思うんです、現地の人の生活がかかってるから。
たまにしか来ない旅行者に相場より多めにせびったって、欲しいものならこちらだって払いますよそりゃ。
吹っ掛けても、納得のいく値段だと思って出してくれる旅行者がいれば、それは対等な関係での契約でありサービスですからね。
でも、このガートで日本人相手に嘘吐くインド人。
君らがやってるソレは、「罪」だと思うんだな。
シヴァ神に雷でも落とされればいいのに、と、不謹慎なことを思いながらガートを後にするのでした。
火葬を見るのであれば、翌日に行ったハリシュチャンドラー・ガートのほうをお奨めします。 -
・・などとエラソーなことを考えながら、夕食の時間が近づいてきたのでホテルへ帰ることにする。
-
ちなみにこの日泊まった「Shree Ganesha Palace」は朝食だけでなく夕食もついていました。場所は併設の「1916レストラン」。
宿泊者のメニューは固定で、ベジ・ターリーですが、なかなかのボリューム。
日本であまり見ないけどインドでよく出たカレー、このパニールというチーズの入ったカレーが絶品です。
そして、お約束のアルコール。
「ビールはありますか?」と尋ねると、小声で「あるよ。キングフィッシャーでいい?」とヒソヒソ。
マグカップに注いで周りの目を気にしながら持ってきてくれます(#^.^#)
しかし、イスラム以上に酒に厳しい印象です、ヒンディー。
*このレストラン、日本人の旅行者多め。
たまたま後から来た日本人の一人旅の旅行者が相席になり、話を聞いてみると、口コミ高評価のレストランらしい。なるほど、道理で・・ -
日本人の旅行者と意気投合し、チャイをすでに20杯以上飲んだという彼に誘われて、食後の〆にチャイを飲んで別れる。
ガチャガチャの交差点を抜けて、ホテルへ戻り、就寝。 -
翌朝。昨日と同じレストランで朝食。
-
基本的にカレー完備。
さあ、今日から3日間、バラナシを堪能します。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
デリー(インド) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
106