2025/11/21 - 2025/11/30
58位(同エリア250件中)
youさん
インダス文明最大の都市遺跡、モヘンジョダロに訪れることを第一の目的として、パキスタン南部をカラチから首都イスラマバードまで陸路で走破するS社10日間ツアーで行ってきました。
旅程は下記。
■11月21日 成田からバンコック経由でパキスタンの首都カラチへ(カラチ泊)
■11月22日 カラチ→チャウクンディ→タッタ→ハイデラバード(泊)
11月23日 ハイデラバード→モヘンジョダロ(泊)
11月24日 モヘンジョダロ→コート・ディジ→ラヒムヤールカーン(泊)
11月25日 ヒムヤールカーン→ウチ・シャリフ→ムルタン(泊)
11月26日 ムルタン→ハラッパ→ラホール(泊)
11月27日 ラホール観光→ワガ国境→ラホール(泊)
11月28日 ラホール→ケウラ塩鉱山→イスラマバード(泊)
11月29日 イスラマバード近郊観光→イスラマバード→バンコック経由
11月30日 午後成田着。
この旅行記は、カラチからハイデラバードまでを掲載します。
表紙の写真はパキスタン名物のデコトラ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
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11月21日 成田11時45分発 TG643便にてバンコックへ。ハンコックには17時05分に到着します。バンコックで関空から来たツアーメンバーと合流。バンコック18時50分発TG341便にてパキスタンの首都カラチへ。カラチ空港には22時25分に到着。成田からの所要時間は、成田/バンコックが7時間20分、バンコック/カラチが5時間35分で合計13時間と欧州へ行くのと同じ位の時間がかかりました。
23時30分 カラチのホテル MEHRAN に到着。 -
部屋はこんな感じで、空調、Wifi、TV、ポット等揃っており、パキスタンのホテルとしては良い方だと思われます。
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部屋からの眺望です。ベランダが備わっていますが外には出られませんし、全面にネットが貼られています。
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11月22日 朝食後、ホテル周辺を散策します。
こちらはホテル隣りに建つ「カイデ・アダム・ハウス博物館」。開館前のためフェンス越しに歴史的建物を撮影しました。 -
交差点を派手に走り抜ける路線バスです。
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Google Mapを見ながら、公園の中に建つフレア・ホールに来ました。
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ホールへの入口。
外観は一見教会のような建物ですが、ギャラリーや図書館などに利用されているようです。米国大使館の文化保護基金により建物の修復と保存が行われているようです。 -
イスラム教を国教とするパキスタンですが、モスクよりも立派な教会に見える建物があるのにちょっとビックリです。
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フレア・ホールが建つ公園。奥に高層ビルも建っています。
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公園付属の駐車場に停車中の乗用車たち。。ほとんどが日本車デス。
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10時過ぎ ホテルをゆっくりの10時に出発して、カラチ市内にある国立博物館に来ました。
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博物館には、先史時代からインダス文明にかけての史物が沢山展示されています。
人形の手前は、ラワルピンディー近郊のRIWATで発見された斧として使われていた珪石(レプリカ)です。古地磁気法による年代測定から約200万年前にパキスタンに人類が存在していた証拠品とのこと(説明版)。初人類出現とされるネアンデルタール人は、約50万年~30万年前にいたと言うから、それよりもず~と前のことになります。もしかしたら類人猿が使っていた道具かも知れません。推測ですけど。。。 -
キング・プリーストの肖像画と胸像(レプリカ)。
胸像は、モヘンジョダロ遺跡から発見されたもので、高さ17.5cmで元は赤色の顔料で塗られた三つ葉模様のローブを羽織っており、インダス文明の芸術性の高さを示しています。 -
タキシラ遺跡から出土した2世紀に作られた弥勒菩薩の胸像。
タキシラは、紀元前アレキサンダー大王による東征時には既に都市国家として存在しており、その後時代を経てガンダーラと仏教美術の中心地として栄えた場所です。 -
博物館のロビーにあったパキスタンの世界遺産紹介パネル。
2025年時点で、パキスタンには、①タッターの歴代君主の墓群とイスラム建築群、②モヘンジョダロ遺跡、③ラホールの城塞、④ロータス城塞、⑤タキシラ遺跡など全部で7か所あるようです。
今回のツアーでは①~④の4つの世界遺産を巡ります。なお、タキシラ遺跡は2010年にパキスタンを訪れた時に立ち寄りました。
https://4travel.jp/travelogue/10495625 -
博物館に咲いていた花と空に舞うトンビのコラボレーション。。。
カラチの街には至る所でトンビやハトが飛び回っていました。 -
博物館の駐車場に並ぶデコバス。
博物館に来る学生らが乗って来られたようです。 -
デコバスのドライバーの好意で中を見せてもらいました。中も派手に装飾されています。生徒は全員VIP扱い。。。嬉しいねぇ~♪
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こちらは私達ツアー客が乗っているマイクロバス。日本で生産されたトヨタの新車コースターです。ツアー客11人とTDと現地ガイド、合計13人が乗車しており、ツアー客は日替わりで席替えをしています。
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ツアーの移動はライフルを持った威厳のある2人の警察官らの護衛付きで、こちらも一応VIP扱いです。
最も現地ガイドは、警察官の護衛付きは、自由に移動できないことや食事をご馳走したり、チップを払わなくてはならない等で好きでは無い・・・と嘆いていましたが。因みにパキスタンは2025年11月現在、国内のほぼ全域にレベル2(不要不急の渡航は止めて下さい)が継続していますが、現地ツアー会社の判断でコースを選んで旅しています。 -
12時前 「チャウクンディの墳墓群」に来ました。
ここにある墳墓は、イスラム教が支配的になった15~18世紀に建てられたもので、ジョキオ族の家族の墓地がメインです。 -
こちらも。
墳墓群は砂漠地帯に1万~1万五千も造られています。 -
黄褐色の砂岩に精巧な模様が刻まれている墓石が、埋葬された方の顔がメッカの方向を向くようにして並んでいます。
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こちらは共通の台座と屋根に覆われた一つの家族のものとされる墳墓群。
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こちらも。
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こちらも。
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13時過ぎ 街道沿いのレストランで、ナンやライス等のパキスタン初ランチをとります。
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隣りのテーブルでは披露宴ランチ中。
女性陣と子供は手前側、男性陣は後方側に座っています。男性リーダ格が写真撮影とSNS掲載OKだからと勧められ、カメラ目線・笑顔表情での1枚となりました。パキスタンはイスラム教のお国ですが、サウジなどに比べたら服装の規律などは割と緩やかな気がします。 -
14時30分 世界遺産、「タッターの歴代君主の墓群とイスラム建築群」があるマックリーヒルに来ました。
ここの丘には、推定100万にも及ぶ墳墓が残っており、14~18世紀にインダス川の湾口都市タッタを都として栄えたサンマ―王朝、アングル王朝、タルハーン王朝時代の王や、聖人、学者、商人らの霊廟があります。 -
デワンスルファハーン(当時の外務大臣)の霊廟。
レンガ積みの上に青タイルなどが貼られた美しい造りです。 -
霊廟の中。
タイルによる色彩模様が美しいドーム天井。 -
歴代の関係者らの棺が並んでいます。
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パキスタン美人の撮影会に飛び入り参加。
現地では高貴なモデルさんとして有名らしいですが、気さくな方で写真掲載を了承いただきました。ツーショットの写真にも応じて頂きましたがそちらは写真掲載NGデス。 -
1644年に建設されたミルザーイーサーハーンの霊廟。
マックリーヒル最大の廟で、ムガール帝国ジャージャハーン統治下で17世紀にこの地を治めたタルハーン朝時代の王様のものです。 -
霊廟の中。
多数の棺が並んでいます。 -
周囲を囲んでいる城壁にはメッカの方向を示すミフラーブが見られます。
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廟の中から眺めるインダス川。
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こちらも。
マックリーヒルは、インダス川沿いに沿った広大な場所に墳墓群が点在しており、電動カートで移動します。 -
ミルザーガジベクの廟に来ました。
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青のタイルが美しい。。。
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廟の中。
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タッタの街中を少し移動します。
庶民の足はこちらのバイク・リヤカー。 -
15時40分 シャー・ジャハーンモスクに来ました。1647年に完成したムガール朝第5代皇帝のシャー・ジャハーンの命により造られたモスクです。
広大な庭園を備えておりますが、水が満たされていない水路が少し寂しい感じ。右手の説明版に世界遺産のマークが見えます。 -
4辺の回廊で囲まれた中庭を中心にした、ペルシャに多い「イーワン様式」で建てられたモスクです。
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大きなドームの中です。説教師の声が隅々まで響く様に設計されています。
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タイルを張り詰めて造られた模様が独特の壁面。
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中庭を囲んでいるアーチが連なって構成された回廊。
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16時30分 ハイデラバードに向かって移動しています。
途中夕陽が傾いてきたキンジャール湖で写真ストップ。ここはパキスタンで最大の淡水湖です。 -
ロバさんのお通り~
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街道沿いの広場でデコトラが停車中なので立ち寄ります。
荷台をはみ出して積まれているのは穀物、もみ殻や藁のようで、カラチなどの飼料工場へと運ぶとのこと。 -
重量オーバー、バランスを崩して転倒するのではないかと心配ですが。
ドライバー君、わしの腕は確かジャ~、心配ご無用ジャぁ~と。。。 -
ドライバーのご好意で自慢の運転席を覗かせてもらいました。狭いながらもマイ運転席・・・カラフルな豪華仕様でございますwww。
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電柱に逆さ吊りの工事人発見・・・・あんな格好で大丈夫なのかなぁ~それとも何かの事故なのかなぁ~心配になりますが・・・・
車は黙って・・・ハイデラバードに向かっています。 -
18時30分 ハイデラバードの INDUS HOTELに到着。
ゲート前は、銃を持つガードマンらがいるし、護衛の警察官らはホテル内でも警備体制で物々しく駐在しており、安全対策は万全みたい。。。 -
部屋はこんな感じです。バルコニーは有りますが、鍵が架けられていて外には出られません。
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こちらは私たちVIPを先導・警護してくれている警察官のお二人。翌朝ホテルの周辺を散策するためハイデラバードの街に出ようとしたら、ダメダメと制止されてしまいました。その代わりに我々を写真に撮ってもいいよぅ~と整列してくれました。
パキスタン国内を、安心・安全に旅が出来るのも彼らのお陰と感謝します。
パキスタン南部探訪(2)----モヘンジョダロ編につづく。
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この旅行記へのコメント (2)
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- gontaraさん 2025/12/22 08:44:43
- THEパキスタンなデコトラ
- パキスタンツアーはやっぱりS社だけなのかな?
サイヤが有るし。
もうパキスタンへの直行便など飛ぶことは無いでしょうから、関東、関西と合同ツアー仕立てだとTGですかね。
TGのラウンジは総じて豪華で好きです。
こうしてさわりを拝見するだけで、魅力あふれる国ですね。
結局僕も1度しか行けてないのですが、機会が有れば再訪したい国の一つです。
確かに有名モデルさん、ご年配に見えますが美人ですね。
GONTARA
- youさん からの返信 2025/12/22 23:19:26
- Re: THEパキスタンなデコトラ
- gontaraさん
S社のパキスタン行きツアーは、春の時期のフンザ等何本も計画されており、どれも早くから催行決定が出ていて人気があるようです。今回のツアーも、僕が申し込んだ時はキャンセル待ち状態でした。
それだけパキスタンは、歴史あり、山岳地帯あり、自然あり、それに人々も親日的で、魅力的な国なんですよね。治安や都会の大気汚染などが改善されれば、もっといいお国になるのですが。
you
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