2025/11/25 - 2025/11/27
382位(同エリア652件中)
ソネッチさん
琵琶湖を一周して紅葉の名所として知られる湖南三山、湖東三山に加え、比叡山、永源寺、など11の紅葉寺+メタセコイア並木を周るツアーに参加しました。
事前にネットで調べると、比叡山が「落葉始め」、メタセコイア並木が「色づき進む」でしたが、後の訪問地はすべて「見ごろ」 行く先々で美しい紅葉に出会うことができました。その三日目前半の旅行記です。
1日目 湖南三山(善水寺、常楽寺、長寿寺) ・・・旅行記①
石山寺ライトアップ 大津プリンスホテル ・・・旅行記②
2日目 旧竹林院・比叡山延暦寺 ・・・旅行記③
メタセコイア並木 鶏足寺 ・・・旅行記④
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写真は添乗員さんがバス内に貼ってくれた今回のツアーの行程マップ。三日かけて琵琶湖を一周します。
3日目の最終日はピンク色のコース。湖東を観光します。午前中は湖東三山を観光して、午後から永源寺に行きます。振り返って見ると、この日の紅葉がハイライトでしたね。 -
湖東三山は、滋賀県の琵琶湖の東側、湖東地域にある西明寺・金剛輪寺・百済寺の三つの天台宗のお寺の総称です。鈴鹿山脈の西山腹に位置し、日本の紅葉名所百選にも選ばれています。
初日に観光した湖南三山は比較的コンパクトなお寺でしたが、湖東三山は長い参道を持つ広い境内のお寺でした。
まずは、「西明寺」から。平安時代、仁明天皇の勅願によって開創された古刹です。 -
惣門のすぐ前に駐車場があります。惣門ですぐにフリータイム。
マップに載っている「不断桜」を見て、名勝庭園「蓬莱庭」を拝見した後、本堂に行くことにしました。 -
まず、不断桜。
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西明寺の不断桜は樹齢250年の古木で天然記念物に指定されています。
高山性の桜で冬桜の一種。例年9月上旬に咲き始め、11月に満開を迎えるそうです。 -
ネットに覆われ、大事にされている「不断桜」
11月に満開とのことだけど、一見、花は終わってる~と思ったら、 -
咲いていました!冬桜だから花が小さい!
不断という名称は、9月上旬から翌年4月頃まで絶えることなく開花するからだそうです。 -
参道に戻り、紅葉の美しい境内を上ります。石垣で挟まれた参道は紅葉のトンネルでした。
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かっては強大な勢力を誇っていた西明寺。
長い参道にはたくさんの塔頭や僧房が並んでいたそうです。石垣はその名残り。 -
深紅の紅葉が美しいので、立ち止まって、パチパチする人がたくさん。
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境内の1,000本を数えるもみじが見頃で、参道の石段からは360度モミジに覆われた絶景が楽しめました。
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西明寺はアメリカのニュース専門放送局・CNNの特集で「日本の最も美しい場所31選」の1つに選出されました。それが納得できる美しさでした。
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次に西明寺本坊庭園「蓬萊庭」に向かいます。
門の間から見える木は、 -
またまた登場!不断桜です。
この木はよく咲いていました。 -
西明寺のHPに「不断桜は紅葉の時期に季節はずれの花見を楽しむことができる。」とありました。
紅葉をバックにパチリ。 -
本坊庭園「蓬莱庭」に向かいます。
庭園の紅葉も美しい。 -
織田信長の焼き討ちのため荒廃した西明寺は、江戸時代に入って徐々に復興。
「蓬莱庭」は1673年、復興を記念して望月友閑により作庭された池泉鑑賞式庭園です。小堀遠州の庭を手本にした小堀遠州流の庭園といわれます。 -
本坊横の門を抜けると、
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池の周りに庭が広がります。
斜面を活かした築山にたくさんのサツキの刈込みと庭石を配しています。たくさんの庭石は御本尊の薬師如来と日光・月光の菩薩さま、そして十二神将などに見立てられ、刈込みは雲を表現しているそうです。 -
池には二つの中島があり、橋が架かっている手前の中島が「亀島」、尖った組石(折り鶴を形どっている)の中島が「鶴島」です。
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庭園は回遊式として整備されているため、蓬莱庭を見ながら一方通行で本堂へ登って行くことができます。
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本堂に行く途中、美しい苔庭を通りました。
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「この苔は 西明寺が好きです。大事にしましょう」
この看板があちらこちらに立てられていました。苔の美しいお寺でした。 -
長い参道を上りきったところにある二天門。
西明寺は、室町時代は17のお堂・300の僧坊のある大寺院でした。戦国時代、織田信長の焼き打ちにあいましたが、幸運にも本堂・三重塔・二天門は火災を免れ、現代まで残り続けています。 -
正面両脇に増長天、持国天を祀る二天門は、室町時代に建立され、重要文化財に指定されています。
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二天の足元には大草鞋が置かれています。
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本堂は、鎌倉時代初期に建立され、釘を一本も使わない純和風建築です。鎌倉時代の様式がよく保存され、国宝第一号に指定されています。
本堂内陣には秘仏本尊薬師如来(重文)、釈迦如来(重文)、不動明王(重文)などがたくさんの仏像が安置されていました。なかでも頭に十二支の動物の頭を乗せたユーモラスな十二神将が人気で、西明寺は「えと寺」とも呼ばれています。
本堂で説明していたご住職から「この寺の参道は、湖東三山の中では一番緩やかです。だから見学時間が一番長い。後陣の仏像群を特別公開しているので是非、拝観してください」と勧められました。せっかくのご縁なので、特別拝観料を納めて、多数の仏像を詳しい説明つきで拝観しました。 -
後陣でたくさんの重要文化財の仏像が見れて満足しましたが、時間が押してきました。
急いで三重塔に向かいます。 -
国宝「三重塔」。
鎌倉時代の建物で、若狭の明通寺の三重塔と並ぶ名塔といわれます。檜皮葺の美しい塔です。本堂同様、釘を一本も使ってないそうです。 -
庭の苔も美しかったですが、参道の苔も美しい。
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苔と紅葉の対比も良い!
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西明寺は苔と紅葉の美しい寺でした。
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次いで、車で3分。4kmしか離れていない「金剛輪寺」へ。
このお寺も長い参道を持ちますが、お寺からの連絡で二天門の近くまで観光バスで移動してよいとのこと。長い参道を歩くのは帰りだけですみました。
私たちが降車した後、バスは駐車場に戻って待機です。 -
地蔵堂。
この近くで降車しました。 -
二天門。
門には七難即滅を願って巨大な草履がかかっています。 -
境内に進みます。
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本堂「大悲閣」
入母屋造、檜皮葺の和様仏堂で、国宝に指定されています。南北朝時代の建築と考えられています。 -
側面から見た本堂。
本堂内部は、外陣・内陣・後陣に分かれています。
内陣の本尊・聖観世音菩薩(秘仏)は開山・行基が彫り進めたという伝説の仏像。ご本尊を納めた厨子の周りは、重要文化財の仏像がたくさん配置されていました。また、後陣には、日本最古の大黒天が特別公開されていました。 -
本堂奥の高台に重要文化財の「三重塔」があります。
本堂より古いものですが、一層のみが残る荒廃した姿になっていたため、昭和時代に復元されました。 -
金剛輪寺の深紅の紅葉は、「血染めの紅葉」と呼ばれます。
行基が本尊・観音様の彫刻を進めると一筋の血が流れ落ちたので、行基は観音さまに魂が宿った証しと考え、あら彫りのまま安置しました。この伝承から金剛輪寺の紅葉は「血染めの紅葉」といわれています。 -
血染めの紅葉
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紅葉の深紅が深いです。
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「血染めの紅葉」と呼ばれるのも納得の赤さでした。
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「血染めの紅葉」が見れたことに満足して二天門を出ます。
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二天門の階段を下りると、参道両脇にはたくさんのお地蔵様。「千体地蔵」と呼ばれます。
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お地蔵さまは、カラフルな前掛けをして風車が供えられています。
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風が吹くと風車が一斉に周り初め、不思議な感覚が味わえた参道でした。
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参道だけでなく、坊跡に続く道にもたくさんのお地蔵様が安置されていました。
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白門に到着しました。本坊「明壽院」の表門で、江戸時代建立です。
お庭を拝見します。 -
「明壽院」の庭園は近江路一と称される国指定名勝庭園です。
桃山時代から江戸時代中期にかけて作られた南庭、東庭、北庭で構成され、すべて山の斜面を利用した池泉回遊式庭園です。時代の異なる3つの庭園が連なっているのは珍しいそうです。 -
庭園に入ります。
屋根にはたくさんの落ち紅葉。 -
桃山時代と推定されている南庭。
お庭は、落ち紅葉で真っ赤でした。物すごい量の落ち紅葉にちょっと言葉を失いました。もはや晩秋の趣きです。 -
出島には、3石の自然石を連ねた橋が架けられています。
橋の上にはどっさり落ち紅葉。池も水面がみえないほどの落ち紅葉でした。 -
茶室「水雲閣」
奥に桜が咲いています。 -
本坊は入れません。
奥に見えるのは北庭です。 -
茶室「水雲閣」を挟んで江戸時代初期とされる東庭へ移動。
山畔に枯滝石組が造られています。 -
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落ち紅葉が鮮やかな花のように見えたので思わずパチリ。
奥の北庭に向かいます。 -
北庭の舟石。
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北庭は江戸末期の庭です。
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北庭の紅葉。
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桜をパチパチしてると主人から、「あの桜は不断桜?」と尋ねられました。
う~ん。この時期に咲いてる桜は、みんな「不断桜」に見えます。(笑) -
花が小さくて、ゆらゆらするので、写真撮影は失敗しました。(涙)
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西明寺と金剛輪寺は4kmしか離れていないのに、紅葉の状況はかなり違いました。
金剛輪寺はお庭も麓の参道も、落ち紅葉の時期、見ごろ終盤でしたね。 -
でも、落ち紅葉も趣があって良かったです。
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黒門と呼ばれる「惣門」に到着しました。金剛輪寺の紅葉も美しかったです。
この後、最後の湖東三山「百済寺」と「永源寺」に行きます。(旅行記⑥に続く)
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