【14】世界の若者はこういう旅もしている、仏大男が日本には行かない…と言った理由は？：中国脱出30泊の26日目

2025/12/05 - 2025/12/05

ロビンとロバート

彼らが、何故ハジャンに来たのか…

黒モン族村で私と会う前に3週間もハジャンに居たにも関わらず

何故、再びハジャンに戻って来たのか

今夜、やっとクリアーになった

エリア その他の観光地(ベトナム)

12月5日(金) 雨ダス

夕方まで部屋でゴロゴロ…

夕食はどうしよう

なんか、ドライなものが食いたいんだ
ドライ、つまり焼き物…

Gマップで調べると

ハジャンには現在1軒の日本料理がある

食べる気はないが、ちゃんとした寿司はない

焼きサバはあるようだ…

1.5キロ先に歩いて向かうが、300mで諦める

焼きサバ食いたいわけじゃないよなあ…


やっぱり、一昨日食った焼き海老だな

『これ(エビ)5つ、(指で)1,2,3,4,5 , 5個！』

暴飲暴食の一昨日、最後に来てエビ2匹とビール1本を飲んだ店だ

この店は全く英語が通じない
(大オヤジはまだいない)

one,two, three すら通じない

一昨日は、遅い時刻だったからか大オヤジが居た

大オヤジは若干英語が通じる

エビの値段はグラムいくらなのだが、私は一匹いくらだ！　と強引酔っ払い節で1匹20kで話をつけた

今日は駆け引き無し

海鮮は何処でも高い、がエビ5匹で目が飛び出ることはないだろう

腹が減っているのでSeafood Fried rice(100k)も頼む

(日本のチャーハンの大盛り～2倍ある)

来た！
5匹！

手長エビだな、一昨日より立派な手が付いている(全く不要だが)

うまいじゃないかーい！

黒いソースは甘め
緑のソースがなんか柑橘系のスパイシーでうまい

チャーハンも無駄にせぬよう食べていく

この時(まだ17時)店にいたのは、この娘
焼き物する若者とおばさん1人

この娘は私に全く愛想なかったので
ベトナム語翻訳画面で
『あなたの写真を撮らせてもらえますか？　日本の私のブログに載せたいんです』

すると、女の子は皆喜んでこういう笑顔になる


ポッとなった彼女は翻訳画面で
『Facebookはありますか？』と聞いてきた

『インスタグラムがあります』
自分の投稿姿が気になるのだろう

(私は4トラに載せるつもりで…インスタには…しゃーないな、明日にでも載せるか)

5匹追加～！

大チャーハンもかなりいったぜ

エビ完食～！
ビール4缶…チャーハン(かなりうまい)
あと少し～

合計432k
エビ5匹は126kか
一昨日の1匹20kは酔っ払い用1割ディスカウントだったようだ

ホテルに戻ってシャワーを浴び
寝ようとすると(まだ18:30だが)
ロバートからメッセージが来た

『Bong Hostel にいるけど来る？』
『行ってもいいけど、私は既に腹いっぱい食べてビール4本飲んでるけど、いいか？』

『問題ないよ、私達は【ずっとここにいる】』
『じゃあ行く』

小雨だが歩いて行く
途中小さなケーキを1つ買う(経験・習性)

Bong Hostel は先日見た通り
大勢の欧米人でごった返していた

本日撮影はこれ1枚
ロバートとイタリーのバレンティーナ

ロビンとロバートが話してくれた

『今朝こっちに移ったんだ』
ドミを見せてくれた(イタリー若者が寝てた)

ロバートがカウンター奥から勝手にビール3本を取り出す
私が料金(20k×3)を払おうとすると

『ノーノーノー』

彼らがここでボランティア労働をすることは知っている
『ハハハ、君らボランティアは無料なのか！』

すると、彼は30kを別のスタッフに払っていた

『(なるほど)ボランティアは半額か』
『YES』

詳しく聞いてみた
彼らは、宿泊費無料、3食無料、ビール等は半額でここにいるのだ

『さっきドミにいたイタリーもボランティアか？』
『そう、あのドミ部屋はボランティア用のドミ』
（バレンティーナもボランティアスタッフ）

そういうことか、それで彼らはボランティアの空きが出るのを、黒モン族村で1週間、ハジャンに戻って8日間他のホステルで待っていたのだ

ボランティアには条件もある
初回労働は3週間、2回目以降は2週間ミニマム
彼らは2回目だから、今回は2週間

ChinChinHouseにいる時に聞いてみた
『日本の大学卒業生はせいぜい1週間程の卒業旅行だ。3ヵ月も旅行出来るのは親が金持ちでお金を出してくれたのか？』
『学生時代にアルバイトで貯めたお金を使っている』

『3ヵ月でどの位の予算なんだ？』
スマホ画面で支出表を見せてくれた
現在、30万円位で、合計65万円程を見込んでいた
(往復の航空券は別)
(日本は宿泊費等が高いので今回は行かない)

彼らは、こうやって世界を巡るのだ

★★★
『ところで、Bong HostelはBooking.comやHostel worldで見るとレビュー評価はいいが、決してドミ部屋でも安くはない。　それにもちろん、ボランティア募集の情報など載っていない。どうやってボランティアの情報を得ているんだ？』

『こういうのを使っている』
(写真のWorkaway)

また、彼らはアジア旅行の現地支払いでこういうものを使っている(クレカも持っているが)

『Moreta Pay 』

自国の銀行口座に紐付けされており
各国で使えるそうだ

QRコードを読み込んで支払う
Booking.com予約で、事前支払不可、現地現金払いのみと言われた黒モン族村のChinChinHouseでもこれで支払えたそうだ

ちょっと時間を戻して
ChinChinHouse での話を少し残しておく

私がパイナップルを食べながらビールを飲んでいるとロビンが話しかけてきた(11月24日)

これが彼らとの付き合いの始まりだった

この大男
ChinChinHouseの別棟の私の隣の部屋に3泊していた

隣の音は丸聞こえで、なぜか日本語(映画か何か)が聞こえていた

顔を合わせなかったので、彼とは知らなかった

私がビールを飲んでいる横でバイクに荷物を積んでいた

YAMAHAのバイクだ

『いいバイクだね、ところで、そこに書いてある日本語の意味がわかるかい？』

『YES、Speed ​​Chaser』

『おお！　なんでわかるんだい？』
『トランスレーターで見た』
(グーグルレンズかな？)

なるほどねえ…

彼はハノイでこのバイクを買って、ここからベトナムを南下するという

彼はフランス人だった

同国人だからロビン、ロバートとも話す仲だった

彼が出発の朝、同じテーブルで食事をした

映画の話になり

『私はフランスの俳優もたくさん知っているが、昔の俳優だから君らは知らないと思う。アラン・ドロン、ジャン・ポール・ベルモンド…』

『ジャン・ポール・ベルモンド、おお、彼はボクサーだ』
(その通り、彼はアラン・ドロンと対照的なアクション型で人気を二分したスポーツマン)

『日本で一番有名な俳優は誰だ？』
『ああ…私は最近の俳優は余り知らないんだが…彼かなぁ…』
(真田広之の写真を見せる)

『おお！ラストサムライ！』
『YES！ 何故そんなに日本のこと知っているんだ？』

『私は日本のことが好きなんだ』
『日本の何が好きなの？』

『マンガー！ナルトー！』(テレ隠し大声)

『え！　カトゥーン！(この大男が？)』

『日本に行ったことあるの？』
『私は日本には行かない…』

『何故？』

その答えは…

(私と相方/中国人のコミュニケーションは英会話。もう8年程毎日英会話なので、欧米人との英会話に困ることはほとんどないのだが…)

私は彼の答えが理解出来なかった…すると、彼はスマホで日本語翻訳画面を見せてくれた

『私は日本のマンガが好き過ぎて、もしも日本に行くと90％離れられなくなる』

『あちゃ～、もしかして、私の隣の部屋にいたのは君か？　時々日本語が聞こえていた』

『そうだ、マンガムービーを観ていた』


いやはや、麻生さんの言ってたことは間違いなく正しいよ

私がこれまで会った多くの日本好き外国人のほぼ100%がマンガからの日本入門だ

私が先に来た目玉焼きとバゲットを食べている前で、彼は嬉しそうに、甘～いパンケーキ(中身はバナナ、表面にチョコ)をむさぼるのだ

人は見掛けによらんよなあ。。。(^o^)