2025/10/11 - 2025/10/18
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hakkouさん
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⑥はまとめ編とし、全ての都市間の移動交通、ホテル、食事に関し、2025年10月時点での料金を添えてまとめました。
加えて、ナポリを語るには欠かせない、たくさん撮った、マラドーナの写真を一挙に紹介します。
とんでもない円安ユーロ高期間にぶつかったので、クレジット会社の手数料を考慮すれば、1ユーロ≒180円と考えてよいぐらいです。
前回イタリアを旅した、2019年シチリアでもターキッシュエアラインズを利用し、参考までに比較してみます。
2019年シチリア 1ユーロ≒125円、飛行機代121,000円
2025年南イタリア 1ユーロ≒180円、飛行機代238,380円
【スケジュール】
10/11:羽田発
10/12:イスタンブール経由ナポリ着、ソレント~ポジターノ~アマルフィ~サレルノ
10/13:サレルノ~マテーラ
10/14:マテーラ~ナポリ~プロチダ島
10/15:プロチダ島~ナポリ
10/16:ナポリ
10/17:ナポリ
10/18:イスタンブール経由羽田着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
-
【移動交通編】
①ナポリ・カポディキーノ空港~ソレント
空港着の予定時刻が8:20で、9時発のソレント行き Curreri Viaggi 社のバスに間に合うかどうかが、最初のポイントでした。
とにかく乗り場が分かりにくく、空港スタッフや現地の人に聞いて何とかたどり着きましたが、9時発のバスが停車していたから分かったので、それがなければ分からなかったでしょう。
乗り場は、ナポリ行きの ALI BUS 乗り場を過ぎて右側にある、駐車場内です。 -
料金は13ユーロ。
右側の座席に座ると、ベスビオ火山の雄大な景色が楽しめます。 -
②ソレント~ポジターノ~アマルフィ~サレルノ
ソレントの売店で、SITA社のバスチケット、ソレントからポジターノ行き2.40ユーロに加え、ポジターノからアマルフィ行き2.40ユーロも購入できました。
座席分をきっちり座らせた後、運転手から立ち乗りなら乗れるけど、どうするかと順番に聞かれ、ポジターノまで立ち乗りしました。
結果的に、満員電車のような状態で、ポジターノまで行きました。 -
SITA社のバスは、ソレント発もサレルノ発もアマルフィが終点です。
アマルフィでは切符を売っている店がなく、ある店で、バス乗り場付近にいる、グリーン・ジャケットを着た男性から切符を買うと教えてもらいました。写真中央の背を向けている男性がそうです。
サレルノまで2.80ユーロと言われ、てっきりこの区間も2.40ユーロだと思っていたので、コインで2.50ユーロ準備していたのが足りず、10ユーロ札で払おうとすると、2.50ユーロでいいと言ってくれました。
しかし、切符に2.40ユーロと書いてあり、運転手に切符を見せる時、本当に2.80ユーロであるなら、足りないと言われるんじゃないかと思いましたが問題なく、何もかも南イタリアっぽいです。 -
③サレルノ~マテーラ
miccolis 社のバスを日本でネット予約していました。
サレルノ7:10発~マテーラ10:20着、24ユーロ。
サレルノにバスターミナルはなく、郊外の市バス停留所のような所から発着します。 -
マテーラでは、バス2台が引き込めるようなプラットフォームがあったので、少しマシでした。
ただ、サレルノよりずっと郊外の住宅地にあるので、アクセスが大変不便です。僕は、予約していたホテルまで、徒歩で35分かかりました。 -
④マテーラ~ナポリ
この間も、miccolis 社のバスを日本でネット予約していました。
マテーラ8:35発~ナポリ12:35着、18.50ユーロ。
この区間の方が乗車時間が長いのに、なぜか料金が安いです。
この2区間を同時に予約し、手数料1.72ユーロ取られました。 -
miccolis 社のバスは自由席でした。
また、利用した2区間とも、ALBERGO という町で行先別にバスを乗り換えました。 -
ナポリでは、ようやくバスターミナルらしいところに到着しました。
鉄道の中央駅に隣接しているので、とても便利です。 -
⑤ナポリ~プロチダ島往復
caremar 社のフェリーを日本でネット予約していました。
ナポリ15:10発~プロチダ島16:10着、18ユーロ。
プロチダ島13:30発~ナポリ14:30着、14.50ユーロ。
予約時に、手数料6ユーロ取られました。
3つの予約サイトを比較し、最安の所を選んだのですが、手数料がクレジットカード決済直前に表示されるので、ずるいです。 -
出港後のナポリ港の風景。
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入港前のプロチダ港の風景。
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往復とも乗客は少なく、全く予約する必要はありませんでした。
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⑥ナポリ市内交通
3日間有効のアルテカードを27ユーロで購入し、地下鉄8回、バス2回、フニコラーレ1回利用しました。
しかし、地下鉄を利用した最初の2回は、アルテカードのQRコードを読み取るリーダーが、自動改札機のどこにあるかが分からず、係員に助けを求めました。
すると、正しい入場方法を教えてくれるのではなく、1回目は係員のいるところを通過しろ、2回目は切符を利用する人の横を同時に通過しろと、いい加減なことを言われ、正規に入場できたのは3回目からでした。南イタリアっぽいです。 -
カポディモンテ美術館に行くときに利用した市バスでも、超満員で真ん中のドアから乗り、物理的に運転手のところにアルテカードを見せに行くのは不可能でした。
そのため、アルテカードを正規に利用して乗車したのは、地下鉄6回、フニコラーレ1回です。 -
⑦ナポリ市内~カポディキーノ空港
ALIBUS を始発のナポリ港から利用し、5ユーロ。
出発したバスは、しばらく一般道に出ず、港内の敷地を走るので、渋滞知らずで進みました。
確実に座れるので、絶対お勧めです。 -
【ホテル編】
①サレルノ
Relais Malta Luxotel、朝食なし34.69ユーロ。
宿泊日の前日、つまり日本を出発して飛行機での移動日に、オーナーがWhatsApp でチェックイン時間を連絡してほしいというメッセージを送り、Wi-Fi環境がなかったので気付かず、返信しなかったらキャンセルだと思ったという、とんでもないホテル。
地元の人の協力を得て、オーナーが15分後に来てくれました。 -
そんなトラブルはありましたが、部屋はなかなか良かったです。
B&B(2つ目のBの、ブレックファーストの提供はありませんが)を初めたのは、最近のように感じました。 -
②マテーラ
Casa per Ferie Sant'Anna、朝食付き50ユーロ。
宿泊日の前日、Booking.com の宿泊施設へのメッセージを通じて、パスポートの写真を添付して送信するなどのやり取りを行いました。 -
ホテル自体が大きな公園の中にあり、公共のホテルのように思え、部屋も面白みはありませんでした。
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朝食は7:30からで、バスの時間が早いので、少しでも早くオープンしてほしかったのですが、開始時間厳守しているようでした。
珍しいのはピザがあったことですが、日本のピザパンのようにフニャフニャで、現地で食べたピッツアにはカウントしていません。 -
③プロチダ島
Bamboo、朝食付きで53.86ユーロ。
中庭からテラスを通って部屋に入る、ユニークな構造です。 -
部屋も明るくて清潔でした。
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朝食は、チェックイン時に希望を言い、希望した時間に部屋に運んでくれます。
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テラスで食べればよりおいしかったと思います。
しかし、雨だったので、部屋の中で食べました。
写真は、食べ終えた後に、下げてもらうためにテラスに出したものです。 -
④ナポリ1泊目
B&B BELVEDERE、朝食付き38.74ユーロ。
ドミトリー以外では、最安クラスだったと思います。
中央駅に近いのが、最大のメリットです。
そのメリットの裏腹に、あまり治安が良いとは言えないエリアにあります。 -
この古いビルの12階にあり、これまた古いエレベーターを利用します。
プロチダ島でフェリーの到着を待っていた時、ホテルのオーナーから WhatsApp で連絡があり、「空港に出迎えに行く用事ができたので、鍵をフロアマットの下に置いておく。中に入ったら、部屋番号と Wi-Fi パスワードを書いたメモを朝食を取る部屋に置いておく」という内容でした。 -
全部で5~6室しかなく、それぞれ名前がついていて、CAPRIという名前だったので、大きなカプリ島の写真がありました。
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朝食は9時からと遅いのが、マイナス評価です。
朝食の用意をする中年男性が、そんなに早く来れないという理由でした。
オーナーから WhatsApp で連絡があった時、朝食時間に会おうと書いてありましたが、結局来ませんでした。 -
⑤ナポリ2泊目
Di Palma Suite、朝食付き75.46ユーロ。
いつも最終泊のホテルは、同じ都市でもホテルを変え、高いホテルを予約しますが、1泊目に比べ、思いっきりメリハリを付けました。 -
何より違うのが、B&Bが入るビルです。
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オーナーとは、当日の朝にメッセージのやり取りをし、教えてもらった暗証番号で、簡単に入室できました。
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部屋の数は少なく、6室だったように思います。
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【食事編】
①サレルノ
円安ユーロ高の影響を最も受けたのが、食事でした。
たいていのレストランで、入店前にメニューで値段が確認できるので、目安にしたのが12ユーロで、それが2,000円を少し超える金額です。
サレルノでは、スーパーマーケットを探そうと思っていたら、自販機でサンドイッチを売っているのを見つけ、それで済ませました。
サンドイッチが2ユーロ、ミネラルウォーターが0.50ユーロ。 -
写真は違う自販機ですが、共通していたのがコインの投入方法です。
日本式の穴に入れるのではなく、下半分だけの円形部にコインをはめ込み、レバーを上にあげて投入するやり方で、穴に入れる方がよほど簡単なのにと思いました。 -
②マテーラ
ホテル近くのカフェテリア AL CASTELLO で昼食。 -
中にクリームが入ったパン1.80ユーロ、カプチーノ1.70ユーロ。
-
夕食は、ヴィットリオ・ヴェネト広場から Via San Biagio を進んですぐのところにあった、SAN BIAGIO CAFFE で。
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注文したのはパルマハム、モッツァレラチーズ、トマトのパニーニで8ユーロ。
ビールが3ユーロで、コペルトが1ユーロ取られて、計12ユーロ。 -
③プロチダ島
昼食は、ホテルの朝食会場から持ち帰った袋入りのパン。
夕食は、コッリチェッラ地区の KK OUETS というレストラン。 -
モッツァレラチーズとハムのピッツアで8ユーロ。
ビールが5ユーロで、コペルトが3ユーロ取られて、計16ユーロ。
ピッツア専門店でなくても、すごくおいしかったのですが、2,800円ぐらいなので、やっぱり高いです。
結果的に、この時が最も高い食事になりました。
キャッシュレス決済可能でした。 -
④ナポリ
ナポリ1泊目、2泊目の夕食とも、スパッカ・ナポリのピッツアの名店、Di Matteo。
1泊目と2泊目で、違うピッツアの名店に行くことも頭にありました。
しかし、1泊目で食べた、マリナーラがあまりにおいしかったので、2泊目はこの店でマルガリータを食べ、味を比較しようと思いました。 -
1泊目が、ナポリ・ピッツアの原点、マリナーラ、4.50ユーロ。
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2泊目が、ナポリ・ピッツアの代名詞、マルガリータ、6ユーロ。
個人的な感想を言わせてもらうと、モッツァレラチーズがない方が、トマトの酸味がダイレクトに感じられ、マリナーラの方が断然おいしかったです。
そして安かった。 -
2度とも、3ユーロのビールを一緒に注文し、15%のコペルトを含めると、1泊目8.63ユーロ、2泊目10.35ユーロ。
この店でも、キャッシュレス決済可能でした。 -
イタリアの中でもピッツアの本場といえばナポリで、そのナポリの名店に2晩通い、現地のマナーを守ってナイフ、フォークだけで完食したのは、良い思い出です。
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最後の食事になったのが、ナポリを発つ日の昼食。
フニコラーレ augusteo 駅前の広場にある MOMO's BAR で。 -
パンとカプチーノ、どちらも3.50ユーロで計7ユーロ。
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【マラドーナ編】
最後に、ナポリならではのマラドーナの写真をまとめて紹介します。
これは、スパッカ・ナポリの壁画。 -
ガッレリアのような格調高いアーケードにも、マラドーナを大きく扱うショップがあったのは、意外でした。
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別のショップで。
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この写真から、スペイン地区で撮影したものです。
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マグネットは、あらゆる店にありました。
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WELCOME TO の下の文字は、イタリア語でスペイン地区という意味です。
1984年7月に、バルセロナからナポリに移籍して、初めてナポリのスタジアムを訪れた時の写真です。 -
フリーキックの写真。
きっと、ゴールを決めたのでしょう。 -
壁画は上手いのも、あまり似ていないのも、あらゆる所に。
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これは、インパクト大ですね。
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DIOS とは、神という意味です。
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笑顔の写真を最後に。
スポーツ界では、レジェンドという言葉がよく使われますが、ナポリ市民にとってのマラドーナは、そういうきれいな言葉で語るには不似合いで、もっと心の奥深くに存在していると思いました。
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