2025 10月 4度目訪問でイタリア卒業？ 南イタリア1人旅④～ナポリ編Part1～

2025/10/11 - 2025/10/18

④ナポリ編Part1です。
10月15日にプロチダ島からナポリに到着してから、翌10月16日までの内容です。

この2日間は雨で、天候に恵まれませんでした。
現地に着いてから、毎日天気予報をチェックし、16日までは雨で寒いけれど、17日は晴れて暖かいという予報でした。
そのため、16日に雨でも問題がない、国立考古学博物館と国立カポディモンテ美術館に行くプランを立て、それを見越して15日に、この2つの入場料がカード代金に含まれ、お得なアルテカードを購入しました。
しかし、なかなかうまくいかないもので、何が起きたのか分からない事情で、プランが崩れることになりました。

とんでもない円安ユーロ高期間にぶつかったので、クレジット会社の手数料を考慮すれば、1ユーロ≒180円と考えてよいぐらいです。
前回イタリアを旅した、2019年シチリアでもターキッシュエアラインズを利用し、参考までに比較してみます。
2019年シチリア　　1ユーロ≒125円、飛行機代121,000円
2025年南イタリア　1ユーロ≒180円、飛行機代238,380円

【スケジュール】
10/11：羽田発
10/12：イスタンブール経由ナポリ着、ソレント～ポジターノ～アマルフィ～サレルノ
10/13：サレルノ～マテーラ
10/14：マテーラ～ナポリ～プロチダ島
10/15：プロチダ島～ナポリ（★）
10/16：ナポリ（★）
10/17：ナポリ
10/18：イスタンブール経由羽田着

エリア ナポリ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エイチ・アイ・エス

プロチダ島からフェリーで14:42にナポリ到着。

オフライン地図アプリのMAPS.MEで、ホテルまでのルートを検索。
ホテルは中央駅の西側にあり、自分の意思では足を踏み入れない、ちょっと危険な香りがするルートを案内します。

すごく、雰囲気の良い教会の前を通りました。

予約した、B&B BELVEDERE の入るビルに到着。
ありがちですが、他のB&Bも入っているようです。
中央駅に近いという大きなメリットがあり、朝食付き38.74ユーロ。

ビルの写真です。
この12階に B&B BELVEDERE が入り、当然、エレベーターを利用しましたが、かなりの年代物でした。

初めてと言っていいほど珍しいのですが、チェックインと同時に部屋の写真を撮るのを忘れました。
この写真は、夕食から帰った後に撮ったものです。
③プロチダ島編の最後に書いたように、ホテルのオーナーから WhatsApp で、鍵がフロアマットの下に置いてあることなどの連絡を受け、入室できてホッとしたのかもしれません。

ビルがある通りは、バッグなどの小物を売る店が集中していました。

この日は特に予定がなく、最初に一番強烈な所に行こうと思い、スパッカ・ナポリに行くことにしました。
ホテルから、スパッカ・ナポリの中心、トリブナーリ通りの東の端はすぐ近くでした。

トリブナーリ通りを歩くと、このサッカー少年の絵が、たくさん吊り下げられているのが目立ちました。
少年のおばあさんが、少年にイタリア代表を目指すよう、エンブレムをシャツに縫っているように解釈しました。

マラドーナの壁画はたくさん写真に撮ったので、⑥まとめ編で紹介します。

右のビルにかかる大きな垂れ幕は、マラドーナと共にナポリでプレーし、その後、柏レイソルでもプレーしたカレッカに似ていると思うのですが、どうでしょうか？

スパッカ・ナポリにある、ピッツアの名店 Di Matteo を発見。
まだ17:10頃で、もう少しお腹を空かせないと、大きなピッツア1枚を完食できる自信がありませんでした。

そのため、せっかくアルテカードをアクティペイド（有効化）したので、先ずは地下鉄で利用しようと、Duomo 駅から Dante 駅まで乗りました。
QRコードは表示されたものの、自動改札機のどこにリーダーがあるかが分からず、係員にアルテカードを持っていると言うと、有効期間であることを確認した後、自分のところから入れと通してくれ、正規の入り方ではありませんでした。
（均一料金なので、降車時には何もする必要がありません）

Dante 駅に着き、地上に出て、すぐ目に付くダンテ広場。

今度は、トリブナーリ通りの西の端から歩きます。

18:30頃、Di Matteo に入店。
テイクアウトの人もいましたが、店員に中で食べると言うと上に行けと言われ、そのまま3階で席に着きました。
メニューの表紙に使われている、来店したクリントン元大統領の写真。

注文したのは、ナポリ・ピッツアの原点、マリナーラ、4.50ユーロ。

ピッツアには、やっぱりビール。
注文したのは、PERONI、3ユーロ。
なぜか、日本でもアサヒビールが数量限定で、販売開始しましたね。

この店のスタンダードな提供方法。

これがマリナーラ。
モッツァレラチーズがない分、トマトソースの味が強烈で、今まで食べた中で、最高においしかったです。

もちろん、ナイフ、フォークを使って食べ、手づかみで食べません。
周りのお客さんを見ると、手づかみしている人も結構いました。

もちろん、完食です。
これも周りを見ると、残している人も多く、隣のカップルは、やる気あんのか！というぐらい残していました。

2階に下りてレシートをもらい、1階のレジでお金を払うシステムで、タッチ決済できました。
マリナーラ4.50ユーロ、ビール3ユーロに15％のコペルト1.13ユーロが追加され、計8.63ユーロ。

窯の写真は、お金を払った後、撮っていいかとたずね、OKもらってから撮影。

窯は意外に小さいなと感じました。

10月16日
朝食は9時からで、珍しく地元の男性が対応していました。
と言っても、カプチーノを温めてくれただけですが。
朝食後、今晩のホテルのオーナーから、チェックインの仕方に関する連絡を受けたので、イタリアに到着してから、全5つのホテルと連絡を取り合いました。

チェックアウトが10時で、今晩のホテルが12時チェックインと早いので、とりあえず中央駅に向かいます。
かなりの交通量ですが、フツーに横断歩道だけで、信号はないです。

おしゃれなデザインですが、雨をしのげるのは、両端のショップの軒先だけです。

空港行きの ALIBUS 乗り場を確認。
しかし、ここからではなく、始発の港から乗りました。

地下鉄に乗るため、来た道を戻り、Garibaldi 駅に。
今回も、アルテカードのQRコードを読むリーダーが、どこにあるかが分からず、駅員に聞くと、切符を利用する人の横を同時に通過しろと、何ともいい加減な方法を指示され、またしても正規の利用方法ではありませんでした。
もしかしたら、アルテカードを使う人は、珍しいのかもしれません。

世界で一番美しいと言われている Toledo 駅に。
うまく撮影できませんでしたが、世界一は言い過ぎでは。

Toledo 駅から改札を出ず、Municipio 駅まで1駅戻りました。
外に出たらすごい雨で、ガッレリアに避難。
天気予報が的中しました。

同じように避難していたのかどうかは分かりませんが、たくさんの人がいました。

中にカフェがあったのは納得ですが。

マラドーナ推しのショップがあるのは意外でした。

ホテルはサンタルチア地区にあるので、プレビシート広場の半円部は屋根があるので、雨に濡れずに進めました。

しかし、どうも雰囲気が変で、ガッレリアもそうだったのですが、すごい数の警官がいて、プレビシート広場はバリケードされて、広場内に入れません。

ホテルはこのビルの4階にある、Di Palma Suite で、朝食付き75.46ユーロ。
昨晩が、38.74ユーロだったので、思いっ切りメリハリを付けました。
何より違っていたのが、ホテルがある地区でした。

今朝、オーナーとメッセージのやり取りをした暗証番号で、簡単に入室できました。

ドアを開けるとこのような廊下があります。
一番奥の鏡に、写真を撮る僕の姿が映っているのですが、小さいから分からないと思います。

内装は青が基調。

洗面所の写真に恐縮ですが、昨晩のホテルの朝食会場から持ち帰ったパンを昼食代わりにしながら、今日の観光ルートを確認。
1日中雨の天気予報のため、アルテカードの代金に含まれる、国立考古学博物館、国立カポディモンテ美術館に連続で入場するプランです。

Municipio 駅から Museo 駅に向かう時、やっとアルテカードのQRコードのリーダーがどこにあるかが分かり、以降は正規の乗り方ができました。
アルテカードの交通機関の方は良かったのですが、そちらを目当てに購入した施設無料入場になる中で、20ユーロと最も入場料が高い、国立考古学博物館が何とクローズ。

プレビシート広場の物々しい雰囲気と、関係があると思いますが、理由は全く分かりませんでした。
気を取り直して、係員に国立カポディモンテ美術館はオープンしているかと聞くと、YESと答えたので、半信半疑ながら向かうことにしました。
バス停は、博物館のすぐ前にあり、168番か178番のバスを利用します。

バスは超満員状態で、積み残された人も大勢いましたが、何とか乗れました。
バスもアルテカードで無料になるので、後ろめたい気持ちはありませんが、運転手に見せることは物理的に不可能でした。
バス内でトラブルではないのですが、ちょっと嫌なことがあり、もうだいぶ進んだと思って途中下車し、実際に3/4ぐらいは進んでいて、残りは歩きました。

美術館はオープンしていたことが分かり、来た甲斐がありました。
このような広大な庭園の中にあります。

建物自体が歴史があり、作品数も多く、素晴らしい美術館だとは思いますが、宗教画が大半なので、疲れました。
なので、絵画作品よりも、美しい部屋の方が印象に残りました。

また別の部屋。

絵画作品では、アンディ・ウォーホルのベスビオ火山がカラバッジョ作品と対面に飾ってあり、なかなかやるなと思いました。
178番のバスで、行きのバスを乗った国立考古学博物館前のバス停へ。
今度は空いていて、運転席側のドアから乗ったので、アルテカードを運転手に見せたような、しっかり見せなかったようなという感じでした。

夕食は、昨晩と同じ Di Matteo に。
また3階に通され、3階のフロア担当は同じ人なので、言葉には出していませんが、また来たのかという雰囲気を感じました。
昨晩は、4人席のテーブルで気が引けましたが、今晩は2人席が空いていました。
まずは、PERONIビール、3ユーロ。

注文したのは、ナポリ・ピッツアの代名詞、マルゲリータ、6ユーロ。

もちろん、おいしかったし、完食しました。
しかし、昨晩のマリナーラの強烈なトマト味の方が、好みでした。
マルゲリータ6ユーロ、ビール3ユーロに15％のコペルト1.35ユーロが追加されて、計10.35ユーロなのですが、現金で払うと言うと、10ユーロにしてくれました。
翌日は天気に恵まれ、ナポリの絶景を満喫する、⑤ナポリ編Part2に続きます。