シンガポールでちょっと贅沢な３泊4日　≪Fクラスで飛んでラッフルズホテルに泊まる≫　その①

2025/10/26 - 2025/10/29

JALマイルの一部の有効期限が迫っています、とのメールが来たのが2024年の11月。いつものように東京行きにでも使おうかな、というつもりだったのが、10万マイルあるなら東南アジアへファーストクラスで行けるよ、というビックリなアドバイスをしてくれた人があり、この時から、シンガポールへの旅が突然クローズアップしたのでした。

しかも息子が「せっかくだから、ラッフルズホテルに泊まったらいいじゃない！？　プレゼントしてあげるよ。」

　　　え～～～っ！！　な、なんて親孝行な！！　＼(◎o◎)／！

日頃の質素な暮らしを知っている親としては、申し訳なさに一瞬心がひるみましたが、あまりのラッキーに目がくらんで、思わず　“ありがと～～っ！”　と言ってしまいました…

マイルでエアはただ！！ラッフルズホテルの一泊もただ！！
それはなんとも誘惑に満ちたプランでした。。。
・・・人生最後の海外かもしれないし・・・それならいっそ優雅にゴージャスに楽しむのもありかもね・・・　だよね～～！ですよね～～！　ようし決めた！！　シンガポールに行こう！！　　二回目だけど、8年も経ってるから街もずいぶん変わってるだろうし。
　　　　　　　　嬉しいな～～♪♪♪！！！

という訳で、今回の旅行記は、ほぼFクラスのご紹介とグルメ、泊まったラグジュアリーホテルについてのレポートのようなものになりそうです。

　「‥なんじゃいな、自慢話かい。嫌味だねぇ・・」と鼻白む向きもおありでしょうが、ま、たまにはご容赦を・・・ねっ♪
　　　　　　　　　(;´∀｀)

エリア シンガポール(シンガポール)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

のっけからお金のことばかりで恐縮ですが、シンガポールまでのＦクラス正規運賃は片道約100万円超もするとの事でした。それが、マイル利用なら片道5万マイルくらいで乗れるんだそうです。マイルが貯まっててよかったよ～～！　100万円ポンと出せるような富裕層ではない身としては、宝くじにでも当たったような心持！

でも、マイル適用のシート枠はどうやらほんの少ししかないようで、いつでもサクッと取れるものでもないようです。現に11月に調べ始めた時、翌年2,3月に片道5万マイルの設定枠がありましたがすでに満席。次に少ないマイル数でＯＫなのは10月下旬。片道57,500マイル。日によってもばらつきがあり、極端な例だとその次の週の必要マイル数はなんと12万マイル。
　　まったく訳が分かりませんね！？
ということで出発は翌年の10月下旬に決まったのでした。
また、残ったマイルで、帰路便はビジネスクラスをゲット。

さて2025年10月26日当日。
シンガポールへのJL0037便は羽田発10：55なので、福岡空港朝7時発の羽田行き始発便に乗らなければなりません。4時起きして空港へやって来ました。
福岡空港国際線乗り継ぎカウンター。　26/10/2025　06：05チェックイン。

福岡空港 空港

福岡からはシンガポールへの直行便もあるのですが、往復とも深夜便しかなくてシニアには負担が大きいため、羽田発の昼間の便を利用することにしました。
わざわざ感は拭えませんが、メリットははるかに大きいはずです。
だって、夜間寝てる間に着くと言ったって、寝れなきゃ意味ないし夜中に機内食を食べろと言われたって入らないし楽しくないし、、、　　じゃない？？　でしょ？？

羽田到着は第1ターミナルなので、国際線の第3ターミナルに各自移動します。敷地内を走るバスもありますが、今回は京急で。

さすが、羽田はJALの本拠地だけあります。Fクラスのための特別なサービスが充実。第3ターミナルではチェックインも特別の入り口から。続いてラウンジもゆったりひろびろ各種飲み物やフードの提供も上質。桜ラウンジとは別の、ファーストクラスの乗客専用のラウンジです。すごいな～～！
なんだか優越感がくすぐられます。フフフ　…　運賃払ってないんだけど…　　　
　　　　　シーーーッ　(≧◇≦)

写真は、ラウンジで提供されるフードの色々です。

羽田空港国際線 JALファーストクラスラウンジ 空港ラウンジ

機内食に備えて、小さいお寿司とおつまみとシャンパン程度で我慢します。
がっつり食べたい人の為のカレーや麺を横目で見ながら…

さらに5階に上がって、コーヒーを入れてもらいます。美味しいと評判なので。
コーヒーを飲みながらドジャースのポストシーズンの戦いをテレビ観戦。機内でもシンガポールでもＮＨＫBSは見れないでしょうから、ここで見納め。。。　　悲しいなぁ・・・　頑張ってね、大谷・山本・朗希！

Fクラスは12年前のタイ航空以来です。　JALのFクラスは初めて。ちょっとドキドキ。

いよいよ搭乗。この機材はボーイング777だそうで、それほど立派ではありません。エアバスA350だとよかったのに…　残念ながら長距離路線にしか配備されてないんだそうです。
　　☆あらま、Fクラスにマイルで乗れただけでもハッピーなのに、何文句言ってんだかね。。　窓だって3っつも独占してんのに。。　　(-"-)

ちなみに、マリン君はマイルが足りなくてエコノミークラスに乗ってます。特に座席にもおもてなしにも関心が無いしどこでもいつでも眠れるという特技の持ち主なので、ま・いっか、という感じで。でも後で、食事がまずかったと言って怒ってました…

完全個室にはなりませんが、ほとんど他人の目を気にすることはありません。
ファーストクラスは全8席。CAさんは3人付いてくれますので、サービスは行き届いています。それこそ、ファーストクラスの意義というものかも。。。

座席に落ち着きました。7時間のフライトも、フルフラットになるこのシートなら腰痛持ちの自分でも大丈夫。

足元もゆったり、というか、足置きに足が届きません…
座席を前にスライドさせてやっと届きました。機内持ち込みの荷物はこの足置きの下に収納できます。

ポーチはこちら。障害者の方のデザインだそうです。中身は普通に、アイマスクやリップクリーム、歯ブラシなど。

Fクラスなのでパジャマを頂きました。綿100。早速、1泊目のヒルトンホテルでマリン君が使いました。男女共用サイズM。
胴長に見えていますが、上着の丈が長いせいであって、足が短いのではないと、マリン君は主張しています・・

飛行機が水平飛行に移ると、お食事タイムです。テーブルセッティングのあと、まずは口取りというのかな、小さなお皿が出ます。
もちろんアルコールも。

テイクオフ前のシャンパンから始まって、ワイン・日本酒・洋酒とアルコールは飲み放題でした。白ワインと日本酒が美味しかったように思います。
おススメに従って飲み比べなどもやりましたが、どれも美味しかったなぁ・・・

事前に和食を選択していました。
こちら前菜。写真では大したことないように見えますが、いやどうして、大変美味しく頂きました。

メニュー

あれ？！　これだけしか写真がない。そんなはずないんだけど・・・
キャビアは小さい瓶だったので、迷わず全部たべてしまった・・

とにかく、空の上で料亭の味を楽しめるなんて、これぞ“口福”ですね！

食事の後はシートをフラットにして眠ろうとしましたが、眠れませんでした…
　　　(￣ー￣)ｚｚｚ

映画を1本観たところで、シンガポールチャンギ空港に到着。ほぼ予定通り現地時間17：20。
電子入国審査申請済みだったからか、パスポートを機械にかざすだけですんなり入国出来ました。もっともハナは、指紋が不明瞭でちょっとモタモタしましたが。

最近できたらしいジュエルという建物がターミナル1に隣接していたので、滝を見に行きました。何と言うか、よくまあ次々に面白い事を考えるものですね、シンガポールって。

そう言えば、水不足に悩んでいる国に限って噴水だの人工の滝だのって、水をふんだんに使ってみせるもののような気がしますね。ドバイしかり、ラスベガスしかり…　こんなに水があるんだよって。

シンガポール チャンギ国際空港 (SIN) 空港

空港からタクシーで約30分。1泊目のヒルトンシンガポールオーチャードに到着。繁華街の真ん中。（素泊まり1室1泊約５万円）

部屋はツインのデラックスルーム。きちんとしていて過不足ありません。

ヒルトン シンガポール オーチャード ホテル

洗面室もダブルシンクで奇麗。

ただ、この寝そべり型のバスタブには、毎度苦労します。つるんと滑りそうでコワいったら・・・
　　　(*ﾉωﾉ)

チェックインもそこそこに、同じビル内にあるチャイナレストラン「チャターボックス」に飛んでいきます。予約は18：00。15分以上遅れたらキャンセルになってしまうので。シンガポールは厳しいんです。

チャターボックス アジア料理

このお店はチキンライスの名店なんだそうです。
マリン君はマンダリンチキンライス(約3100円)、ハナはロブスターラクサ（約4400円）を注文。
美味しかった！　前回のホーカースの天天海南も美味しかったけれどね。また違うお味。

店は家族連れで賑わっていました。

チャターボックスに続く廊下の壁。手が込んでます。ビューティフル！

ホテルの部屋からの夜の眺め。遠くにマリーナベイサンズが見えています。

前回のシンガポールでは、マリーナベイ越しに嫌というほどあのホテルを見ながら過ごしたんだっけ。

翌朝、慌ただしくヒルトンをチェックアウトしたのは、国立博物館の館内日本語ツアー10：30スタートを申し込んでいたから。

ホテル前からタクシーに乗りました。ところがところが、連れて行かれたところは「ナショナルギャラリー」。ミュージアムではありません。慌てました。いやに陽気な運ちゃんで、用意していた住所のメモもろくに見ないでOKOKを連発していましたが、あれってわざと？？？　まさか・・・？

とにかく何とかしてナショナルミュージアムに行かなければいけません。でも、タクシーはどこ？全然いないじゃん！？
　　　　(/・ω・)/

そうだ、今こそ例の｛グラブ｝の出番だよ！
こんなこともあろうかと、日本にいるうちにグラブのアプリを入れておいたのです。　　来た来た、出番だよ～～～　　(*^^)v

ところがところが、使おうとしたらまだアカウントを取っていなかったことが判明！！！
　げ、げ～～　アカウント情報入れなきゃ　（汗汗汗）　(>_<)＃＃＃！　

焦りながらもゴチャゴチャやってたら、なんとか成功！！　すぐにタクシーを呼ぶことが出来ました！！　　
　この時のマリン君のびっくりした顔！　
　・・まさか・・すご～・・　どうやったの？？　(*_*;　
　　タクシーが来たよ・・見直した～～

　　(^^♪　フフフどうよ！　アタシの実力見たかい？？　ヽ(^o^)丿

（上の写真は、スマホのグラブアプリのページのスクリーンショットです。）

シンガポール国立博物館に到着しました。予約時間ギリギリ。
ここは元々図書館として建設されのちに国立博物館となった、イギリス植民地時代の建物だそうです。威風堂々。大英帝国の勢いそのもの！

シンガポール国立博物館 博物館・美術館・ギャラリー

日本語ツアーが開催されたのは新館の方。開国からの歴史が学べます。
もちろん、日本占領時代の記録も。

シンガポール在住の日本人女性が案内して下さいました。
ツアーの参加者は10人ほど。

　　　　　　　　　（掲載了解済）

1819年のラッフルズによる開国から1965年の建国に至るまでの歴史を、写真を中心に展示。
こちらは、太平洋戦争中の、日本軍占領時代のおそらくは陸軍の戦車のレプリカではないかと思われます。

ラッフルズ卿。1819年、マレーの王様からこの島を買い取ったラッフルズは、地政学的な理由から、ここをアジアにおける植民地支配の拠点としての自由貿易港にしようと考えたのだそうです。そして、その構想は見事に当たりました。
ラッフルズの働きによって、イギリスは植民地支配による多額の富を得、世界に冠たる強大な帝国へと成長していったのです。

ラッフルズは目の付け所がすごい、というか、天才ですね！
のちのリー・クアンユーも、基本的にはこのラッフルズの自由貿易港路線を踏襲する国づくりを目指したのですから。

一番胸に刺さったのはこの写真。動画の一部です。

戦後、マレーシアの一部として独立を果たしたのも束の間、2年後にその頼みのマレーシアから追い出され、シンガポール単独での独立を強いられた1965年当時の、記者会見に臨むリー・クアンユー。彼が思わず涙した瞬間です。

これまでのリーの苦労、この後のリーの建国の苦闘がこの涙に象徴されているような気がします。彼こそ、シンガポールそのものだと言っても言い過ぎではないかもしれない・・・・

博物館の後、急いでシェラトンタワーホテルに向かいます。
もちろん、グラブでタクシーを呼びました。

シェラトンB1にある「李白　リーバイ」に飲茶の予約を入れておいたのです。なんでもシンガポールで一番美味しい飲茶の店なんですって。予約時間は13：00．並んでいる人たちを尻目にこちらにどうぞと、招き入れられました。ふぅ、間に合ってよかった…
　　　　　　　　

シェラトン タワーズ シンガポール ホテル

なかなかオシャレですね。

李白 (シェラトン サイゴン ホテル & タワーズ内) (リーバイ) 中華

美味しかった！！食べるのに夢中で名前を覚えてない…

野菜の炒め物。

蒸しクリスタル餃子。絶品！

たしか、スープの一種です。。

どの品も噂にたがわぬ美味しさでした。上品であっさりしてるけどコクもあって・・　　どうしてこんなに美味しいんだろ？日本でもこれ食べたいよ！！
一人約8800円くらい。

「李白」　おススメです！！

さてこの後、いよいよお目当てのラッフルズホテルにチェックイン。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆その②に続く