2025年、極北の町と北のベニス・ストックホルムの旅⑤古都ウプサラを歩く

2025/09/25 - 2025/09/25

北欧最古の大学、北欧最大の教会建築で知られる古都ウプサラ。スウェーデン4位の人口とはいえ、緑豊かでゆったりとした時間が流れるこの街を歩きます

9月21日　QR4851便（JL59便）　羽田→ドーハ
9月22日　QR175便　　　　　　　ドーハ→オスロ
　　　　　SK4496便　　　　　　 オスロ→ロングイェールビーン
9月23日　ロングイェールビーン街歩き　夕方・現地ツアー参加
9月24日　SK4491便　　　　　　 ロングイェールビーン→オスロ
　　　　　SK884便　　　　　　　オスロ→ストックホルム
　　　　　バスで移動　　　　　　ウプサラ泊
9月25日★ウプサラ観光、ストックホルム移動（泊）
9月26日　ストックホルム観光
9月27日　TG961便　　　　　　　ストックホルム→バンコク
9月28日　TG660便　　　　　　　バンコク→羽田

航空券　ブッキング　228,979円

エリア ウプサラ(スウェーデン)

• 旅行の満足度: 3.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテル セントラルステーションの朝食、簡単だけれども十分

ホテル セントラルステーション ホテル

朝のウプサラを見ながら（見られながら）の朝食(^0^)。

バッグをホテルに預けて

古都ウプサラを散策します

ウプサラといえば大聖堂、青空に尖塔が映えます

スウェーデンでは第4位の人口を誇るウプサラ。といって177,074人（2019年）なので、日本で言えば出雲市や鎌倉市くらい。中心部を除けば、緑豊かな地方都市という感じ

スカンジナビアで最大級の教会、ウプサラ大聖堂

高さ118.7ｍ、幅45ｍ、正面からだとこれが精一杯

大聖堂（ウプサラ） 寺院・教会

大聖堂の建設が始まったのは1287年というから、740年ほど前のこと

そしてヨーロッパあるあるですが、完成には1世紀以上の月日を要しています

北欧の教会って、プロテスタント系が多いこともあって、シンプルなつくりの教会が多いけれど

ここは歴史ある大聖堂だけあって荘厳な雰囲気が漂っている

ステンドグラスに

美しい装飾が施された説教台。中世から17世紀後半までスウェーデン国王の戴冠式が執り行われていたのだとか

聖堂の奥、3人の妃とともに静かに眠るスウェーデン・ヴァーサ朝の開祖グスタフ・ヴァーサ

こちらはグスタフ・ヴァーサと2人目の妻マルガリータとの息子で第3代国王ヨハン3世のもの

ちなみにスウェーデンの主な宗教（宗派）はルター派に属するスウェーデン国教会で国民の7割以上占める。wikiによると進歩的な北欧らしく、同性愛者の牧師も認めているとのこと

この大聖堂、目立たないけれど、是非、見ておきたかった記念碑。

ICKE JAG UTAN GUD I MIG
「私ではなく、私の中の神」

1961年、コンゴ動乱の停戦調停に赴く途中、乗っていた飛行機が墜落して命を落とした第2代国連事務総長ダグ・ハマーショルドの言葉。真摯に平和を願って行動したスウェーデン出身の政治家。無私の心で生き抜いた人の心の支えには信仰があったのだろう。理想論かもしれないけれど、とかく即物的で不寛容に揺れがちな今の世の中、先人達の有り様が少しだけまぶしく感じられる

そうそう、北欧と言えばルーン文字。最高神オーディンが世界樹ユグドラシルで自己を犠牲にして獲得した魔力を秘めた文字なんていう、北欧神話の設定があったりするので、日本でもすっかり（一部の界隈では）有名になっている。まあ、魔法とか神秘とかは、ファンタジーとして、大聖堂の周りにルーン文字が刻まれた石碑が並んでいるのは、なかなか興味深い光景です

正面から威容を捉えきれないので、斜めから。2つの尖塔が何とも美しい

1477年に創設されたスウェーデン最古で最大の大学。これまでに16人のノーベル賞受賞者を輩出した名門で、ダグ・ハマーショルドも卒業生の1人

ウプサラ大学 建造物

見晴らしの良い丘に建つのはピンクの外壁はウプサラ城。グスタフ・ヴァーサによって1549年に建設が始まったこの城は、代々スウェーデン王家の居城でしたが、今ではウプサラ県知事の公邸だそうです

ウプサラ城 城・宮殿

王宮の丘から眺める大聖堂。もっと見渡せるのかと期待したけれど、ちょっと木が生い茂っているので今ひとつ

ついでに城にはありがちな中世の大砲も

ちょっと記念の1枚も

ちなみにウプサラ城は知事公邸とともに美術館にもなっていて、現代美術を展示中。が、現代美術って、どうも……、なんですよね

ということで、芸術の時間はそこそこで終わりにして美術館のカフェでランチ

スープランチは、パン＆サラダ付き。129ｸﾛｰﾅ（約2100円）

なかなか雰囲気の良いカフェでした

城の裏側に広がる植物園は

広々とした庭園で

1787年にグスタフ3世からウプサラ大学に寄贈された土地に建てられた

温室はリンネ博物館となっているとのこと

気持ちの良い散策を終えたら

大聖堂や

以前はウプサラ大学の一部だったグスタヴィアヌム

グスタヴィアヌム（歴史博物館） 博物館・美術館・ギャラリー

市内を流れるフィリス川を渡り

長閑な昼下がり

フィリス川沿いの歩道を歩き

繁華街の中心、

ストラトリィ広場を抜け

ウプサラ駅へ。ストックホルムへはウプサラの郊外電車（UL）とストックホルムの郊外電車（SL）のコンビネーションチケットを利用、82ｸﾛｰﾅ（約1360円）

ストックホルムまでは約1時間の列車旅。郊外電車より速い高速列車（所要時間40分くらい）もありますが、値段は5割増しくらいになるので郊外列車で十分です

ストックホルムに到着。ここから地下鉄に乗り換えて

エリート ホテル アドロン ホテル

KISTA駅へ。ちなみにUL/SLのコンビネーションチケットは150分有効の時間チケット。なので、追加料金無しで地下鉄にも乗れてしまいます

住宅街？を通り抜け

本日の宿、VOCO STOCKHOLM KISTA （IHG系）。素泊まり2泊で1,991.17ｸﾛｰﾅ（約33000円）

スヴァールバルとウプサラの宿はただ寝るだけでしたが、最後の２泊はこの広さ。使わなかったけれど、サウナやスポーツジムも利用できます

無料のコーヒーやミネラルウォーター付き。一休みしたら夕方のガムラ・スタンを歩くとしましょう