2025/10/08 - 2025/10/16
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ST&Gさん
今やベトナム名物になっている出入国審査の大渋滞。
この手続きに時間がかかるのは海外の国では良くあることですが、特に時間がかかると思うのがベトナムの入国審査です。
並んでいる人の数を見ただけでうんざり。
またホーチミン到着が22時頃(日本時間のほぼ0時)という事もあり、出来るだけ早く宿泊施設に入りたい。
そこで今回は時間をお金で買おうと、優先出入国手続きのファストトラックサービスを利用してみることにしました。
果たしてこのサービスはお金を出す価値があるのか?
初めてこのサービスを利用した私たちの感想を交えながら紹介しますので、ベトナムへ行かれる方…特にホーチミンのタンソンニャット空港を利用されるのであれば参考にしてください。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス 飛行機
-
シンチャ―ォ。
久しぶりに出掛けるホーチミン。
今回も現地在住邦人ビジネスマンの助けを借りながら、ベトナム食べ歩きの旅を楽しもうと思います。
今回は乗り継ぎ便で来る友人と、羽田空港第3ターミナル(3タミ)で待ち合わせ。品川駅 駅
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ここが友人との待ち合わせ場所。
同じ階には椅子もありますが、訪日客で混雑している上に咳をしている人も多い。
念のためマスクは持参していましたが、それ程待つこともないだろうとこのポストの所に立っていたら、待てど暮らせど友人は来ない。
暫くして友人からメッセージが送られてきましたが、どうやら乗り継ぎ便利用客を乗せる無料連絡バスの所要時間は35分かかるということでした。
3タミに一番遠い場所から乗車した上に、バスが立ち寄る場所も増えたようで、まるで空港内を回る観光バスだと言っていましたが、これは私にとって大誤算。
通常のターミナル間無料連絡バスなら、恐らく10分に1本くらいの割合で運行していると思うのですが、今回は1時間近く待ちぼうけを食らってしまいました。羽田空港 第3旅客ターミナル 空港
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まだまだ時間がかかりそうなので、空港内を散策。
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こちらはチェックインカウンターと同じ3階にあるお店。
空港でSIMを購入する訪日客もいれば、この女性グループはレンタルWi-Fiを返却しているところでした。
私はSIM派なので、今回も事前に日本で設定ができる電話番号付きのeSIMをネットで購入。
友人は物理SIM派なので、今回もホーチミンに到着してから空港のSIM屋さんで通信手段を確保するそうです。 -
ネットで購入したK社のeSIM。
現地に着いたらGrabタクシーを利用したかったので、着信専用でもアプリSNS認証のため電話番号付きのeSIMにしました。
設定は日本出発前に済ませておきましたが、開通は現地に到着してから。
日本にいる間は「アクティベートできません」と表示されるので何となく不安になりますが、現地に到着するとこれが使えるようになります。
今回はVinaphonの回線を使用するのでその名前を付けましたが、eSIMはモバイルデータ通信も、音声回線も、ボタンをオン/オフにするだけで切り替えが出来るというのが非常に便利。
また小さなSIMカードを入れ替える必要もなければ、紛失する心配もありません。
但し電話番号付きでも国際電話は不可。
国内通話も着信専用ですので、家族や友人と連絡を取りたい時はLINEなどの無料通話を利用しましょう。
私の通信手段は、これでバッチリ。
後は無事開通することを祈ります。 -
予定よりかなり遅れて友人と合流。
お腹がペコペコだったので即ランチとなりましたが、友人はどうしても訪日客で行列が出来ていたラーメン屋さんに行きたかったようです。
しかしこれからベトナムで麺生活が始まりますので、このリクエストは却下(笑)。
行列無しで入れるお店を選択しました。 -
いよいよ出国。
保安検査も問題なく通過するはずが、突然ブザーが鳴りボディチェック。
「時計もネックレスも外したし、ベルトもしていなければポケットにお金も入っていないので、まぁランダムに行われるボディチェックだな」と思ったら、金属板が入った腰痛ベルトを外すのを忘れて通過。
それは鳴りますゎ!!!
ボディチェックを行った検査官もそれに気付いたようで即OKが出ましたが、着用している本人はホーチミンの宿泊施設に着くまで全く気付きませんでした。
初日から大ボケ(笑)。 -
出発までANAのラウンジでマッタリ。
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この時の利用者は半分くらいが欧米人で、日本人は意外と少ないような気がしましたが、時間帯にもよるのでしょうね。
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窓の外にいたのは、グリーンジェット。
緑というのが新鮮です。 -
こちらは帰国時に撮影したもの。
撮影角度が悪いのですが、これ以上進むと壁。
緑の機体は、以前セントレアで見たような気がしますが、サイズも小さければデザインもシンプルでしたので、このグリーンジェットはとてもクールに見えます。 -
いよいよ搭乗開始と思ったら、何故か車椅子利用者が多い…。
それも10や20という数ではありません。
何かの団体なのかと思いましたが、そうではありませんでした。
あるご夫婦は車椅子でここまで送ってらったものの、飛行機に乗り込む時はスタスタと歩いていて搭乗。
帰国便では、若い女性が車椅子に座っていたと思ったら、途中から荷物を抱えたお母さんと交替。
「何じゃこりゃ?」の世界でしたよ。
勿論本当に車椅子(助け)を必要としている人もいるのですが、半分以上はどう見ても健常者。
楽をするために車椅子を利用しているというような人があまりにも多く、ベトナム人健常者のための無料車椅子サービスかと思ったくらい、車椅子利用者が多かった今回のANA便。
ベトナム人の割り込みは良くあることですが、車椅子サービスの間違った利用方法というのは、私は初めて目にしました。
しかしホーチミン在住者(邦人)からは、「いつものことだ」と言われましたが、その後の優先搭乗Group1もGroup2も、誰が何処に並んでいるのか良く分からない状態で入場。
ただでさえ羽田はいつも混雑しているというのに、今回は大量の車椅子利用者で益々グシャグシャでしたよ。 -
今回も大谷選手の顔を見ながら、日本出発です。
-
機内食の後はおやつタイム。
カチンコチンでもハーゲンダッツのアイスクリームが出て来ると良いのにな…と思ったら、今回はすぐ食べられるアイスクリームが出てきました。
これは嬉しいですね。 -
現地時間22時頃に、タンソンニャット国際空港に到着。
日本時間なら既に0時くらいですので出来るだけ早く宿泊施設に入りたいところですが、ここで待ち受けているのが今やベトナム名物となっている★入国審査の大渋滞★。
今回は友人の提案で、優先出入国手続き『ファストトラックサービス』を利用することにしました。 -
時間をお金で買うファストトラックサービス。
これはタイの空港でも行われていますが、私自身はまだ利用したことがなかったので、「果たしてこのサービスは本当に便利なのか?」「お金を払う価値があるのか?」を検証してみようと思います。
いろいろな会社がやっている優先出入国手続き。
しかし会社により名前も変われば、料金も2,000円くらいから15,000円を超すものもあります。
「その差は何???」
今回はホテル予約でもお馴染みのT社を利用することにしましたが、友人にとってはこの予約がかなりストレスだったようです。 -
各社のプラン詳細を良く読むと基本的な部分は大体どこも同じ。
それに付加価値を付けて料金をアップしているものもあるので、まずは基本的な部分をチェックすることをお勧めします。
この旅行記では実際にタンソンニャット空港入国時の様子もご覧いただきながら、ファストトラックサービスの利用方法などを説明しますので参考にしてください。
但し、各社のプラン名に着くプレミアムやVIPという言葉はあまり気にしない方が良いですよ。
まず最初にチェックするのは、
★ファストトラックサービスをどのタイミングで利用するのか?★
・出国審査 ・入国審査 ・出入国審査の両方
※出国に関してはどの国も「さっさと出ていってねー」という感じなのでそれ程時間はかかりませんが、問題は入国審査。
時間帯によっては出国に時間がかかることもあるかもしれませんが、入国時と比べたら雲泥の差なので、私たちは入国審査だけこのサービスを利用する事にしました。
次に、
★どの優先レーンが使えるのか★
・航空会社CREWのレーンを利用するプラン
・優先レーンを2本利用するプランで、各社の記載は恐らくレーン2・3となっています。
・優先レーンを1本利用するプランで、こちらの記載は恐らくレーン4になっているかと思われます。
※上から通過が早い順となりますが、CREWのレーンは流れるように…とまではいかなくても、確かにこのレーンはかなり早い。
しかし早く通過出来る分、料金設定も一番高くなっています。
次に早いのが優先レーンを2本(レーン2・3)利用するプラン。
優先レーンが1本より2本の方がそれだけ早く人が流れるので、私たちは悩んだ挙句この2本を利用するプランを選びました。
CREWレーンより料金設定は低めですが、優先レーン1本より値段は高くなります。
考えれば当たり前ですが、まぁCREWの中に紛れ込むところまでは必要ないと思いますが、2本のプランにするかそれとも1本のプランにするか…。
これはハッキリ言って非常に悩みました。
また同じ内容でも、会社が変われば料金設定も異なる。
あまり安過ぎるのも不安ですが、元々入国審査はお金を払って通過する所ではないので、お金を払うこと自体バカバカしいと考える人も多いかもしれませんね。
しかしお金を払ってでも早く通過したいのが、ベトナムの入国審査です。
子のサービスの予約は友人に任せましたが、どうやらT社の予約完了メールだけでは、完全に予約完了にはなっていないようです。 -
日本の旅行会社に手配をお願いすれば、最初から最後まできちんと日本語で対応してもらえたと思いますが、海外の旅行会社を利用する時はこの部分がネックですよね。
-
友人が受け取ったのも大量のメール。
私が友人から受け取ったのも大量のメール。
T社から予約完了メールが送られて来れば、全ての手配が終わりだと思ったら大間違い。
ちなみに、ここに記載されている料金は2名分となります。
結構良い値段ですよ。 -
今度は英語のメールまで送られてきました。
ただでさえ英語嫌いの友人。
「またブッキングナンバーを送れとはどういうことよ!
T社から連絡が行くんじゃないの?」
電話口で友人のイライラが伝わってきましたが、何度か同じ情報を送らなくてはいけないというのが少し面倒かもしれません。 -
因み日本語でもこのように書いてありますが、事前に業者との連絡が必要とあるので、初めて利用する人にとって1回の情報提供で終わらないというのは、トラブルに繋がりそうな気がします。
-
全て日本語でやり取りが出来ると良いのですが…
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ラインを登録したらいきなり英語。
英語嫌いの友人にとってはこの時点でかなり怒っていました。
料金が高くなっても日本の大手旅行会社なら至れり尽くせりで全てやってくれると思いますが、元々出入国審査はお金を払って通過する所ではないというのがこのサービスを利用するかしないかの分かれ道。
友人が体験したようなこのやり取りを我慢するか、それとも高いお金を払って日本語でやり取りをするのか…。
その辺りは、皆さんの判断となります。 -
確認メールも送られてきたので私自身は大丈夫だろうと思っていましたが、このやり取りに不安を抱いた友人はタンソンニャット空港で本当に担当者に会えるのか凄く不安だったようです。
「5,000円も払ったのに、スタッフに会えなかったらどうしよう…。」 -
こちらはどこにスタッフがいるのかを示したメッセージ。
タンソンニャット空港の搭乗口から入国審査までは結構単純なルートなので迷う事は絶対にないと思いましたが、友人は機内にいる時からソワソワ。
果たして現地スタッフと無事会えるのでしょうか? -
Hello, Vietnam!
そろそろタンソンニャット国際空港に到着。
取り敢えずファストトラックサービスの流れはこのような感じで、T社以外の所にも何度か情報提供する必要がありますが、もしかしたら他社の予約方法も同じかもしれませんので、詳細を見落とさないようにしましょう。
1度でもこのサービスを利用すれば流れが分かるので、2回目からはスムーズに予約が出来ると思います。
いずれにしても、空港に着いたら現地スタッフと合流出来ることを祈りましょう。 -
ゲートから入国審査エリアに移動してきました。
現地スタッフが待機しているのが、この入り口付近。
各ゲートからターミナルビルの中央付近に向かうと、画像のようにベルトパーテーションで区切られている所がありますので、その入り口付近でボードを持った人を探してください。
どの会社のスタッフも同じような所に立っていますので、簡単に見つけられると思います。
それにしても一般レーンは、既にここまで人が溢れています。
飛行機からダッシュしても、ただ体力を消耗するだけで殆ど意味がないベトナムの入国審査大渋滞。
猛ダッシュするよりも、この大渋滞に入る前にトイレに行っておくことをお勧めします。
参考までに私たちの現地スタッフは英語と中国語対応でしたが、この担当者はただ予約した優先レーンに案内するだけで、どのレーンに並ぶのかは職員から指示されます。タンソンニャット国際空港 (SGN) 空港
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カメラを向けている奥の方が一般レーン。
右の方に先程の入り口がありますが、今回も通過するのに1時間半…いや2時間くらいかかりそうですね。
夜中の到着はこれが本当に苦痛。 -
このファストトラックサービスで利用するのは、CREWのレーンから右。
CREWのレーンは確かに早いのですが、個人的にはそこまで必要ないのでは…と思います。 -
その右にあるのがDIPLOMATICと書かれたレーン。
-
今回私たちが予約したのがこのレーンを使うプランでしたが、たまたまこの時は利用者が少なかったのか、2レーン開いているはずが実際には1レーンだけでした。
列が長くなると職員がもう1レーン開けましたが、これなら1レーンのプランでも良かったかなと思います。
1レーンしかない分若干時間はかかりますが、2レーンとそれ程大差はないような気がしますが、これもタイミングなのでどちらを選ぶか悩むところ。
参考までに私達の入国審査通過までの時間は、およそ15分。
それでも私たちのスーツケースは、既にターンテーブルから外に出してありました。
毎度の事ではありますが、それくらいベトナムは入国に時間がかかるので覚悟してください。
建物の外に出たら、SIM屋さんに直行。
以前よりもSIM屋さんの数も減っていれば、利用者も少なくなっていました。 -
グラブ(Grab)アプリの設定前だったので、空港から1区の宿泊施設まではヴィナサンタクシーを利用。
昔と比べたら、マイリンもヴィナサンもかなり減っています。
今はグラブかヴィンタクシー。
但しヴィンタクシーは日本語に対応していないので、日本人にとって使い易いのはグラブ。
しかし、ヴィンタクシー車両がピカピカですよ。
建付けは…と言えばクエスチョンですが、何と言っても国産車ですから機会があれば乗ってください。
またこの辺りも別の旅行記で紹介します。
ではおやすみなさい…。
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