2025/10/08 - 2025/10/16
18位(同エリア74件中)
ST&Gさん
ベンチェーの翌日に向かったのは、港町・ブンタウ。
生憎の空模様でしたが、こんな時こそドライバー付きレンタカーが威力を発揮します。
今回のテーマは、観光よりも断然食べ歩き。
絶景は諦めて、視線は一点迷わず、名物バインコットや驚くほど新鮮な海鮮料理へ…。
空は泣いても、胃袋は笑う!
悪天候を味方につけ、専用車で賢く、美味しく駆け抜けたブンタウ美食旅の記録をお届けします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
-
シンチャーォ!
ベンチェーからホーチミンに戻ったのも束の間、次なる目的地はブンタウ。
息つく暇もなく、再び旅へと出発します。
ブンタウへ向かう前に、まずはドリンクをゲットしましょう。
果たしてドライバーさんは、どんな所へ連れて行ってくれるのでしょうか? -
こちらは、ホーチミン・トゥードゥック区の「Thiso Mall」前に立っている巨大ロボット。
私は初めて見ましたが、一体何の為にあるのか気になり調べてみたところ、実はこのロボット…ただの動かないオブジェではありません。
地図アプリなどで確認すると、実際に目をパチクリと動かしている写真があり、特定のタイミングで瞬きをする仕掛けが組み込まれているようです。
また夜になると、関節や体のラインが鮮やかにライトアップされ、昼間とは一味違うサイバーパンクな姿へと変貌するとか…。
近未来的な街づくりが進むトゥーティエムエリアの動くランドマークとしての役割を担っているのでしょうね。
次に通りかかる時は、夜に光り輝き、目を動かしている「生きている姿」をこの目で確かめてみたいと思います。 -
ハイテクなロボットに驚いた後は、同じトゥードゥック区にある路上カフェ「Sky Coffee」でコーヒーを買っていきましょう。
ところが、ここでもまた「初めて」の光景に出会いました。
ベトナム定番のコンデンスミルク入りコーヒー(カフェ・スア・ダー)を注文すると、店員さんが手際よくシェーカーを振り、まるでカクテルを作るかのように仕上げてくれるのです。
路上カフェでこんな淹れ方を見るのは初めて!
お値段は一杯15,000ドン(約86円)。
これは私が知る限り、路上カフェの相場といえる価格帯でしょう。
車に乗ったまま注文し、そのまま受け取るという、ベトナム流のドライブスルー。
美味しいコーヒーを片手に、いよいよブンタウへの本格的なドライブが始まります。 -
コーヒー、ミルク、そして氷。
それらが激しくシェイクされているおかげで、きめ細やかな泡が立ち、コーヒーシェイクの一歩手前のような、まろやかでリッチな口当たりが楽しめます。
ベトナムで数多くのコーヒーを飲んできましたが、これはなかなか面白い一杯。
もしトゥードゥック区を通りかかることがあれば、この新感覚のカフェスダーを体験してみてください。 -
美味しいコーヒーを手にいよいよ出発…というところで、28歳の爽やかな青年ドライバーが突然タイヤの点検を始めました。
プロの勘で何か異変を感じたのでしょうか。
少し緊張が走りましたが、結果は何事もなく無事に出発!
若くても細かな変化を見逃さない彼の真面目な姿勢に、これからの長距離ドライブへの安心感も高まります。 -
車は、新しい国際空港の建設に沸くドンナイ省へと差し掛かりました。
この辺りは空港アクセス道路の整備が進められており、あちらこちらで大規模な工事が行われています。
そんな近代化が進む景色の中で、ふと目に留まったのが、高架道路の横に掲げられた「規制標識」。
そこにはなんと、馬車の通行禁止を示すイラストが…。
「ベトナムでは、今でも日常的に馬車を使っている人がいるのかしら? -
前を走るのは、HOA MAIのバス。
私たちの横を走るオレンジ色の車体はFUTA BUS。
それ以外にも、観光客を乗せたマイクロバスが何台も連なって走っていましたが、恐らく目的地はブンタウなのでしょう。
これだけの車列を目の当たりにすると、改めて週末のブンタウ人気の凄さを感じます。 -
ブンタウへ向かう途中で思わず目を奪われたのは、「Son Vin Church」でした。
パリの有名な寺院と見紛うような荘厳な構えは、ホーチミン市内の教会よりも見応えがありそうです。
今回は車窓から眺めただけでしたが、もし晴天の下であれば、その姿は更に美しく輝いていたことでしょう。
ただ、そんな情緒ある景色の手前で、どうしても気になってしまうのがこの電線。
こればかりは何とかならないものかと思ってしまいますが、まぁそれは日本も似たようなもの。 -
途中、激しい土砂降りに見舞われながらも、無事ブンタウに到着。
最初に訪れたのは、バンコットの名店「Banh Khot Ba Hai」です。
ちなみに、地図アプリでは「Banh Khot Ms. Hai」と表記されていますが、同じお店。
店の壁に掛かっていたのは、一見するとたこ焼きプレートのようにも見える、バンコット専用の調理器具。
この小さな凹みを使って、あの香ばしくカリカリな生地が焼かれるわけですね。
ちなみに、現地の人の発音は、「バンコット」というよりは語尾を飲み込むような「バンコッ」に近い響き。
ここでは馴染み易さを考え「バンコット」と記載しますが、「バイン」は私の拘りがあるので、とことん「バン」の表記で突き進みます。 -
バンコットといえば、多めの油で仕上げるのが大きな特徴です。
たっぷりの油で揚げるように焼くことで、外側の生地は驚くほどカリカリ。
味や形は違えど、出来立てのたこ焼きのあの食感に良く似ています。
一度食べたら止まらない美味しさで、この食感こそがバンコット最大の魅力と言えるでしょう。 -
ホーチミンで見掛けるバンコットは、油を多めに使うと言っても、どちらかと言えば「焼く」イメージ。
しかし、ここブンタウのものは、もはや「揚げる」と言ったほうがしっくりくるような調理法です。
焼き手の方々を見ると、激しい油跳ねから身を守るために、暑さのなか長袖・長ズボンを着用し、女性は顔までしっかりと覆う徹底ぶり。
それほどの重装備であっても、やはり火傷を負ってしまうことがあるのだとか。
あのカリカリとした美味しさは、まさに命がけとも言える職人技と、過酷な現場での苦労があってこそ生まれるものなのですね。 -
私がカメラを向けていると、焼き手の女性が「ほら、これを撮りなさい」と言わんばかりに、揚げたてのバンコットを私の目の前にポツンと置いてくれました。
その粋な計らいに感謝しつつシャッターを切っていると、今度はフロア担当のお姉さままでもが参戦。
「こっちも撮って。これが完成形よ!」と、山盛りのバンコットが乗ったお皿を、わざわざ私の目の前に差し出してくれたのです。
「おお、ついに私たちの分が来た!」と喜び勇んでお皿を持っていこうとしたその瞬間「違う、違う!」とお姉さまに制止され、お皿は何事もなかったかのように他のお客さんのテーブルへ運ばれていきました。
「他人の注文品だったのかーい!」
撮影モデル(?)には事欠かない、なんともサービス精神旺盛で、紛らわしいほどユーモア溢れるお店です。 -
テーブルに並ぶのは、ヌックマムベースのタレに、ニンジンと大根の細切り、そして山盛りの葉っぱ。
-
ついに運ばれてきた、カリカリ&熱々のバンコット。
あの豪快な調理風景を見ていると、「かなり油っぽいのではないか」と身構えてしまうかもしれませんが、実際に食べてみると天ぷらのような重さは全くありません。
厚みのある生地の表面だけが、絶妙な加減で「カリッ」と仕上がっているのです。
そのバンコットをたっぷりの野菜で包み、特製タレにくぐらせて頬張れば、もうお箸が止まりません。
男性なら一人で2~3皿…いえ、男性に限らず女性でも、2皿は軽く平らげてしまいそうなほどの美味しさです。 -
最初のうちは現地のスタイルに倣い、せっせと葉っぱで巻いて食べていたのですが、次第にお腹が膨れてきました。
最初は「2皿なんて楽勝だ」と思っていましたが、「たかが葉っぱ、されど葉っぱ」。
一皿目の終盤には、お腹のスペースを確保するために、バンコットをそのまま頬張っていたほどです。
もし「おかわりをするぞ」と心に決めているのであれば、葉っぱを食べるペース配分には注意が必要かもしれません。 -
ふと横を見ると、隣の女性たちが美味しそうにドリンクを飲んでいたので、彼女たちにお願いして同じものを注文してもらうことにしました。
運ばれてきたのは、程よい甘みのプラムジュース(おそらく)。
バンコットの香ばしさとも見事にマッチする、嬉しい発見の一杯となりました。 -
外国人観光客も多く訪れるブンタウ。
お店のスタッフはベトナム語オンリーですが、外国人の扱いにはとても慣れています。
また、ベトナムの方は親切な人が多く、困っていると隣の来店客(オフィスワーカー風の方々など)が声を掛けて(助けて)くれることもありますよ。
ベトナム語や英語に自信がないという方でも、全く問題ありません。
食べたいという熱意さえあれば、不思議と心で通じ合えるものです。
これは私が常々口にしていることですが、実際に訪れてみれば、きっとその通りだと実感することでしょう。
活気溢れる雰囲気も楽しく、味も抜群。
そんな魅力に満ちた、Banh Khot Ba Haiでした。 -
次なる目的地に向かう途中で見掛けたのが、ブンタウのバスターミナル。
-
ホーチミンからバスでブンタウへ向かうなら、恐らく多くの人がこのバスターミナルを利用することになるでしょう。
移動手段にはバスの他にフェリーという選択肢もありますが、私たちは時間を気にすることなく、自分たちの好きなタイミングで、好きな場所へと足を運びたかったので、ドライバー付きのレンタカーを利用することにしました。 -
ブンタウのメジャー観光スポットと言えば、まずはバックビーチ。
Thuy Van通りで行われている、改修プロジェクトの様子を見に行ってみましょう。 -
ここがバックビーチと呼ばれるエリア。
周辺では開発が進んでいますが、その中心にあるのがブンタウのランドマーク「タムタンタワー」です。
このタワーは周辺にある3つの村の歴史をモチーフにしており、海へ繰り出そうとする3隻の船をイメージして造られたもの。
この日は生憎のお天気でしたが、青空の下であれば、その勇壮な姿をよりはっきりと見ることができたはずです。 -
タムタンタワーは143本の柱で構成され、夜にはライトアップも楽しめる設計になっています。
昼間でも柱の先端部分は点灯しているように見えましたが、その様子は後ほど紹介しますね。
タワーの中心部に入り、フォトジェニックな写真を撮るのが若者のトレンドなのだとか。
「おばちゃんの私も挑戦してみたい!」と思いましたが、万が一「タワーにはまってさぁ大変♪」なんてことになっても困りもの。
雨も降っていたので、今回は車窓から楽しむことにしました。
それにしても、現在進行中の改修プロジェクトが完成すれば、まさに「ベトナムのコート・ダジュール」と呼ぶにふさわしい場所になることでしょう。
バックビーチは、既に別世界のような変貌を遂げつつあります。
雨の中、傘もささずに流行を楽しむ若者たちを横目に、私たちは車窓からゆったりと(?!)その景色を堪能しました。 -
只今、Tao Phung公園を通過中。
この公園の崖の上に建っているのが、ブンタウの人気観光スポットのひとつでもある「巨大キリスト像」です。 -
海沿いの通りから、せめて頭の部分だけでも見えないものかと期待しましたが、崖は思っていた以上に高く、車内からは確認できませんでした。
実際に車から見えるものなのか、それとも見えないのかさえも分からずじまい。
しかし、それ以上に気になっていたのがお天気でした。
そろそろ雨が止まないものかと何度も空を見上げるのですが、期待に反して青空はどこにも見当たりません。 -
Katinatは、ホーチミンでもお馴染みのカフェ。
この時はまだ雨が降り続いていたため、こちらで雨宿りをしている人が随分と多かったようです。
それ程までに、この時のブンタウはしつこい雨に見舞われていました。 -
今度はチャンフンダオ寺院。
観光客が訪れるのは、クジラ寺として知られる「タンタム廟」や、大きな釈迦像がある「タウ寺」が一般的です。
しかし、ここは国民的英雄であるチャン・フンダオを祀る場所。
そのためか、参拝客の姿も多く見受けられました。
ベトナムにある寺院や教会の建物は、どこも非常に立派なものが多く、人々の信仰心の篤さが伝わってくるようです。 -
雨がようやく小雨に変わったので、ベトナム最古と言われるブンタウ灯台へ行ってみましょう。
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そこには、華やかなアオザイに身を包んだ女性たちの姿がありました。
何かイベントでも行われるのかと思いきや、どうやら観光で来られていた様子。
大盛り上がりで写真撮影に興じる皆さんは、心からこの旅を楽しまれているようで、見ているこちらまで微笑ましい気持ちになりました。 -
君は、どこから来たのかな?
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灯台からの眺め。
欲を言えば、やはり青空が欲しかった…。 -
バックビーチと並ぶブンタウの象徴といえば、巨大なキリスト像。
しかし、その足元まで辿り着くには、30分ほど歩いて登らなくてはなりません。
それが先ほど紹介した崖。
雨は殆ど上がっていたものの、時折しずくが肌に当たるようなお天気。
今回はあえて自力で登らずにキリスト像を眺めるという、ゆとりある選択をしました。 -
灯台の売店その①。
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階段の下の看板には、Yaourt(ヨーグルト)の文字があります。
灯台へ向かう道中にも「Yaourt Trung ga long dao」や「Ms. Tien Yogurt」といった名のお店があり、「この辺りはヨーグルトが有名なのかな?」と思いきや、現地の方々が頬張っているのは、なぜかゆで卵。 -
灯台の売店その②。
果たして灯台の売店にもゆで卵があるのかは分かりませんが、道中のお店の賑わいを見る限り、この「ゆで卵」が現地の人々にとって人気メニューであることは間違いなさそうです。
しかし、そこでどうしても気になるのが「半熟なのか、固ゆでなのか」という点。
というのも、ここはベトナム。
生卵を食べる習慣がないこの地で、もし「とろ~り半熟」が出てきたとしたら、皆さんはどうしますか?
勇気を持って挑戦しますか?
私なら、日本に帰国してから自分で作って食べるか、コンビニで半熟卵を買うことにします。 -
IALA(国際航路標識機関)は、航路標識の世界的ルールを定める国際組織。
-
グレーの部分の左側には国旗、右側には「国際信号旗」が描かれています。
映画のワンシーンで、戦闘機のパイロットがアルファ(A)、デルタ(D)、ウィスキー(W)といったフォネティックコードを使うのを耳にしますが、船の世界でもこのコードが共通言語として使われているのですね。
船に掲げられる旗は、その組み合わせによって様々なメッセージを伝えるようです。
「U+W」なら「ご安航を祈る」。
「U+W+1」なら「協力ありがとう」。
そして「U+W+3」なら「おかえりなさい」。
次に海を眺める機会があれば、船に掲げられた旗の組み合わせを注意深く観察してみたいと思います。 -
次は、Hoang Hoa Tham通りとNguyen Cong Tru通りが交わる場所にある「Xom Luoi市場」へやってきました。
短時間でサクッと見学するには、丁度良いスポット。
私たちが訪れたのは土曜日の午前中でしたが、この市場の本番はどうやら夕方からのようです。
昼間は飲食の屋台は出ていませんでしたが、夕方になると新鮮な海鮮料理を楽しめる屋台が並ぶのだとか。
活気溢れる夜の市場も魅力的ですが、午前中の落ち着いた雰囲気の中で市場の空気を味わうのも、また贅沢なひとときです。 -
ここに並んでいるのは、海辺の町らしく獲れたての魚介類。
川魚が中心だったベンチェーの市場に比べると、その鮮度の良さは一目瞭然です。
「ブンタウの魚なら、そのまま刺身で食べたいな」と思ような、状態の良い魚たちもたくさん並んでいました。 -
「見て見て、うちの魚はこんなに新鮮なんだよ!」
そう言わんばかりのドヤ顔で差し出されたアジ。
ベトナムで売られている魚は一般的に「目が真っ白」なことが多いのですが、ブンタウのこの子たちは違いました。
澄んだ瞳でこちらを見つめるその鮮度は、まさに「今すぐ刺身でお願いしま~す」と叫びたくなるほど。
次回は必ず「My発泡スチロール」を小脇に抱えて、ブンタウのお宝ゲットを狙います。 -
思わず「わぁ~!」と声が出てしまった、グルクン(タカサゴ)。
まさか沖縄の県魚に、ここブンタウで再会できるとは思いませんでした。
グルクンは非常に足が早い魚で、鮮度が落ちると見る見るうちに赤みを増し、身もぐったりとしてくるのですが、目の前の魚たちはまだピチピチと輝いています。
私が聞いた話では、ベトナムのグルクンは(沖縄のものほど)赤くはならないそうですが、それにしてもこのクオリティには驚きです。 -
アジ、グルクンに続いて見つけたのは、日本でもお馴染みの魚。
この子たちもまた、さっき水揚げされたばかりのような、生き生きとした瞳をしています。
ベトナムの市場では「目が白く濁っているのが当たり前」だと思っていましたが、ブンタウのポテンシャルは、そんな私の常識を瞬時に塗り替えていきました。
遠く離れた異国の地で、これほど見慣れた、そして素晴らしい状態の魚に出会えるとは…。
「ブンタウの魚は、なぜこんなに新鮮なの?」
その謎を解き明かす暇があるなら、一刻も早く『My発泡スチロール』を抱えて、この宝の山へ舞い戻りたい…。
もしこれが長期滞在だったなら、私は間違いなくそうしていたはずです。 -
更に驚いたのが、イカの鮮度。
日本でさえ、水揚げされた直後の「透明な状態」を保つのは至難の業だと聞きますが、イカまでもがこのクオリティ。
兎にも角にも、街全体の魚介レベルが底知れず高いのです。 -
市場で働く女性も、買い出しに訪れる女性たちも、そのほとんどがパーカーに長ズボン、そして足元はサンダルというスタイル。
強い日差しへの日焼け対策はもちろん、埃対策もバッチリです。 -
お店のお兄さんが、蟹をひっくり返してチェック中。
もし私も蟹を買いに来ているのであれば、お兄さんと同じようにひっくり返して、まずはオスかメスかを確認します。
選ぶのはもちろん、卵をたっぷりと抱えたメス。
しかし、そこで満足してはいけません。
さらに重要なのは、その「重さ」です。
見た目がどんなに立派でも、軽いものは身が入っていません。
手に持った瞬間に、ずっしりとした重量感が伝わってくるものを選ぶのが正解。
これこそが、美味しい蟹にありつくための、絶対に譲れないチェックポイントです。 -
次に目に飛び込んできたのはカブトガニ。
日本でも食べられる所がありますが、一体どんな味がするのでしょうか。
見た目が強烈なだけに、その味がとても気になります。 -
画像上段の真ん中に並んでいるのは、高級食材のセミエビ。
沖縄でもかなり高値で店頭に並んでいますが、まさに「お宝」級の食材です。
一級品までもが、特別扱いされずに並んでいる…。
そんな光景を目にする度、ベトナムの海の豊かさを改めて思い知らされます。 -
こちらのニシキエビも、もちろん言わずと知れた高級食材。
水の中で力強く動き回っている様子からも、その鮮度の良さがはっきりと伝わってきます。 -
今度は、立派なサイズのマテ貝。
かつて香川の海で自らマテ貝掘りを楽しみ、居酒屋さんに持ち込んで調理してもらったこともあるのですが、これが実に美味しい貝なのです。
流石にこれ程立派なサイズは日本ではなかなかお目にかかれませんが、こちらもぜひ味わってほしい、太鼓判を押せる食材。
バター焼きやガーリック炒めにすれば、凝縮された旨みがジュワッと口いっぱいに広がります。 -
屋内にあるお店へ移動してきました。
目に飛び込んできたのは、山積みの牡蠣。
お値段は、なんと3kgで100,000ドン(約580円)という衝撃価格です。
日本と比べれば信じられないほどの安さですが、いくら海鮮自慢のブンタウといえども、これに手を出す勇気は私にはありません。
焼いても、煮ても、はたまた親切な誰かがカリカリのカキフライを揚げてくれたとしても、楽しい旅を続けたい私は(申し訳ないのですが)遠慮させていただきます。 -
個人的に好きなのは、川の魚よりも断然海の魚。
その点でも、ブンタウの海鮮市場は見ているだけで最高に楽しく、胸が高鳴ります。
もしここがホーチミンから車で30分ほどの距離にあれば、ベトナムを訪れる度に通い詰めるのですが、流石に片道2時間強は、なかなかに遠い…。
それでも、この光景を目の当たりにすると「ベトナムの海鮮は、やっぱりこうでなくっちゃ!」と、声を大にして叫びたくなりました。 -
同じ市場の一角で、竜眼を売っていたお姉さん。
「食べてみて」と差し出されたものを試食してみましたが、季節外れということもあり、旬の甘みと比べれば、味は正直イマイチ。
もう少し甘さが欲しいところですが、今の時期ならこれが限界なのかもしれません。
と言うわけで、購入決定です。 -
ドライバーとの待ち合わせ場所は、市場のすぐ目の前にあるチャンフンダオ公園。
その名が示す通り、英雄チャン・フン・ダオの像が凛々しく立っています。 -
再び、車窓観光。
窓の外に見えてきたのは、ブンタウのケーブルカー。
山頂にある「ホーメイ公園」は、ウォーターパークや動物園、さらには5D映画館や寺院まで揃う、ブンタウ屈指の人気スポットです。 -
こちらは「SEA & SUN 2」というカフェのそばに立つ、小さな灯台。
ブンタウには歴史ある本物の灯台が別に存在するので、これは恐らくお店を訪れた人が沈みゆく夕日を楽しむために造られたオブジェ(?!)なのでしょう。 -
ドライバーの若者に案内されて訪れたのは、「Den Thanh Duc Me(バイダウ聖母マリア祠)」。
1,000人もの人々を収容できる祠堂を備えたこの施設は、カトリックの巡礼地としても名高く、あたりにはスピーカーから流れる教会音楽が響き渡っています。 -
先ほどの写真に写っていたのは、聖母マリア像。
高さ25メートル、重さ約500トンという、幼子イエスを抱いたその神々しい姿に目を奪われました。
像へと続く階段には、受胎告知から昇天までの物語を描いた「15の秘蹟」が設置されていると聞いていましたが、ここでまたしても「楽をする」という選択肢を選んでしまう私。
ブラジルのコルコバードのキリスト像なら根性で足元まで登るかもしれませんが、ここブンタウでは「キリスト像は背中から、マリア像は正面から」拝むことができたので、個人的にはこれだけで十分満足してしまいました。
(…なんて言ったら、罰が当たってしまうかもしれませんね。) -
敷地の奥には可愛らしい教会や、その後方には十字架を担ぐ人の像(どなたかはお分かりかと思いますが)も建っています。
人気スポットへ行きたいけれど、できることなら階段は回避したい…。
そんな方でも、十分にその魅力を味わえるコースとして紹介させていただきました。 -
矢印の場所に建っているのは、かつてのフランス総督の別荘であった「バックディン(ホワイトパレス)」。
白を基調としたフレンチコロニアル様式の建物で、外観・内観共に美しく、当時の面影を今に伝えています。
しかし、ホーチミンの統一会堂などと比較すると規模が小さいためか、「わざわざ来たのにがっかり」なんて冷めた声を漏らす人もいるのだとか。
かつては反仏勢力を警戒するために置かれたという「歴史あるあるの話(謎)」も耳にしますが、今やここはベトナムの人々が羽を伸ばすリゾート地。
都心の巨大な権力の象徴と同じようなスケールを、この穏やかな海辺の町にまで期待すること自体、少々野暮というものではないでしょうか。 -
ランチで訪れたのは、「Ganh Hao Seafood Restaurant」。
折角ブンタウに来たのですから、鮮度抜群の美味しい海鮮料理を心ゆくまで堪能しましょう。 -
ベトナムの人々が、次から次へと吸い込まれるように入っていく人気店。
道の反対側にあるスペースは、こちらのお店の駐車場です。 -
ランチは、ドライバーの若者も一緒。
私たちの間では、ドライバーの食事代をこちらが負担するのは「暗黙のルール」だと考えています。
時には遠慮して断る方もいらっしゃいますが、そこは人それぞれ。
お互いに無理のない距離感で過ごすことこそが、旅を円滑に進める秘訣です。
外国人観光客がブンタウで食べるものと言えば、大体は海鮮料理。
かなりの高確率でそうなるのが世の常ですが、私たちもご多分に漏れず、鮮度抜群の海鮮を堪能することにしましょう。 -
彼(ドライバー)のお陰で、海を間近に望む絶好のテーブルへ案内されました。
鮮度を誇る海鮮料理を心ゆくまで楽しむには、これ以上ない最高のロケーションと言えます。 -
そろそろ空も明るくなってきました。
雨に煙る景色を車窓から眺めるのも乙なものですが、やはり海辺のレストランには青空が良く似合います。 -
ドリンクメニューを広げると、そこにはお馴染み「サッポロビール」の文字。
ベトナムの地で日本のブランドを見つけると、なんだかホッとするものです。
ふと耳を澄ませば、店内のあちらこちらから「モッ・ハイ・バー・ヨー!」という楽しげな掛け声が聞こえてきます。
日本なら「かんぱ~い!」ですが、ベトナムではこれが宴の合図。
時には「ハイ・バー・ヨー!」という短縮版が飛び交うこともあります。 -
イカにエビ、タコ、さらにはアワビ…。
-
右のページを埋め尽くすのは、多種多様な貝のメニュー。
一番上に記されている「NGHEU」はハマグリのことです。
日本人に圧倒的な人気を誇るのは、何と言ってもレモングラス蒸しの「NGHEU HAP SA」。
何を頼むか迷った時は、これを選んでおけば間違いありません。
私たちも、その安定の美味しさに誘われて、久しぶりにオーダーすることにしました。 -
目移りするほど豊富なメニューを前に、どれにしようか嬉しい悩みを抱えてしまいましたが、最終的にはスタッフが勧めてくれたイカ(MUC)料理も織り交ぜてのオーダー。
-
こちらが、ハマグリのレモングラス蒸し。
ベトナムを訪れたなら、ぜひ一度は味わっていただきたい一品です。
実はこれ…海鮮専門店に限らず、街中のさまざまな店で目にすることができる非常にポピュラーな料理。 -
定番のハマグリに続いて運ばれてきたのは、スタッフの一押しでもあり、恐らくお店の看板メニューだと思われる「MUC SUA CHIEN NUOC MAM」。
訳すと「イカの赤ちゃんのヌクマム揚げ」。
chienは多めの油を使って炒めるという感じもあるので、揚げが正解なのか炒めが正解なのか迷う所ではありますが、ここでは揚げにさせてもらいました。
お勧めというだけあり、実に美味しい。
思わずオーバーリアクションで「ンゴ~~~ン(美味しい)!」と叫びたくなったほどです。
特筆すべきは足の部分。
ベビースターラーメンのようなパリパリとした食感で、噛むほどに旨みが広がります。
その香ばしさと後を引く味わいに、気づけばかなりのハイペースで完食してしまいました。
ここを訪れたなら絶対に頼むべき一品です。 -
締めにオーダーしたのは、焼き飯の「コムチン」。
店によっては驚くほど薄味で、卓上調味料による「自力の味調整」を迫られることもありますが、ここのコムチンはそのままでも十分にいただける塩梅でした。
もう少し何かアクセントを加えても良さそうでしたが、そこはご飯もの。
食べ応えがあり、お腹がみるみる満たされていきます。
期待していたようなパラパラ感はありませんでしたが、かといってベトベトすることもない、ごく標準的な仕上がり。
それにしても、相変わらずベトナム料理の一皿はボリューム満点です。
もし二人だけの食事だったら、先ほどのイカ料理とこの焼き飯だけで、早々にギブアップしていたことでしょう。 -
若きドライバーが選んだのは、牛肉入り焼きそば。
食べ盛りの若者らしく、海鮮には拘らず、またボリュームのある麺料理を迷わずチョイスするその様子に、潔さを感じました。 -
それにしても、3人で4品は流石に多過ぎました。
一皿がどれ程のボリュームなのかは、写真に写る彼の手や器、そしてお皿のサイズから推し量ってください。
私たちは、主役のシーフードで既にお腹いっぱい。
結局、彼が頼んだ焼きそばまで到底たどり着くことができず、残った分はパックに詰めてもらいマンヴェー(Mang ve)。
そのままドライバーに持ち帰ってもらいました。 -
再びバックビーチ。
午前中からこのお天気であれば…という思いもよぎりますが、今は雨季。
それに、私たちの目的は観光よりも食べ歩きです。
驚きの鮮度だったシーフードに、名物のバインコット。
ブンタウの美食をこれ以上ないほど堪能し、お腹も心もすっかり満たされました。
大満足の余韻に浸りながら、私たちはそろそろホーチミンへの帰路につくことにします。 -
コメイ川に架かる橋。
横から眺めると、鳥が翼を広げた姿に見えるよう設計されているとか。
しかし、そのフォルムを確認するために、わざわざ遠回りをする観光客はそう多くないかもしれません。 -
ブンタウを離れ、車はドンナイ省に入りました。
流れる景色を眺めていると、ふいに大きな塔が姿を現しますが、これは「Quoc An Khai Tuong Pagoda(十三層の塔)」。
その存在感を、静かにアピールしていました。 -
これほど巨大な寺院が、わずか2人の信者によって建立されたというから驚きです。一体どれほど財力を積んだ方々なのかと、つい俗世的な想像が膨らんでしまいました。
一般の見学も可能だと聞きましたので、気になる方は足を運んでみてください。 -
先ほどの寺院のすぐ近くにあるのが「Bo Sua Long Thanh」。
この通りは兎にも角にもこの看板だらけなのですが、全てが系列店なのか、それとも単に名前が同じだけなのかは謎に包まれています。
かつてベンチェーへ向かった道中にはココナッツを扱う土産物店が連なっていましたが、この通りの主役は牛乳。
勿論新鮮な牛乳だけでなく、ミルク飴などのお菓子から、ジャーキーのようなものまで幅広く販売されています。
また「Bo Sua Long Thanh 22」という看板も有りましたが、「本当に22店舗も展開しているのかしら?」という素朴な疑問を抱きつつ、車は更に先へと進みます。 -
車は、ドンナイ省ロンタン(ロンタイン)にある高速道路の料金所へと差し掛かりました。
私たちはブンタウから北上してきたので、ここから西へと舵を切りホーチミンを目指しますが、反対の東へ進めば、新しい国際空港へと至ります。
それにしても、新国際空港まではホーチミン市内からかなり距離があることを改めて実感しました。
開港後、市内へのアクセスが一体どのように整備されていくのか、旅人としては、非常に気になるところです。 -
ひときわ目を引くのは、ホーチミンの象徴「ランドマーク81」。
かつて2区と呼ばれていたエリアにそびえ立つその姿が見えてくれば、1区への帰着も間近です。
ブンタウであれほど食べたはずなのに、頭の中では「さて、夕飯はどこへ行こう?」と考えている自分に苦笑い。
どうやら食いしん坊の食べ歩きの旅は、まだまだ終わりそうにありません。
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