2025/05/21 - 2025/05/22
285位(同エリア584件中)
めんまさん
ゴールデンウィーク東北の旅① 郡山~滑川温泉福島屋
の続きです。
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5月21日(水)
朝起きて岩風呂(混浴)に入りました。運よく誰もいなかったので夫とゆっくり湯につかりました。ここは湯あみ着OKなので、混浴でも気にせず入ることができますね。滑川温泉 福島屋 宿・ホテル
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チェックアウトをして向かうのはここからすぐのところにある峠駅。6年位前に一度行ったことがありました。その時は偶然見つけたのでまさかこんな所に駅があるとは思わずに相当ビックリした思い出があります。
本当に何もない駅で、新幹線が通過したときは腰を抜かしました(笑)
今回も運よく新幹線が通過する時間が迫っていたので急ぎます。峠駅 駅
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まさかこんなところに新幹線が通るとは思っていなかった6年前。
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暗がりの先をじっと見つめて新幹線を待ちます。
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おお!来ましたよ!警笛を鳴らし、すごいスピードで駅を駆け抜けていきました。
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シャッタースピードを上げて撮ったので止まって見えますが実際は一瞬の出来事でした。今のスマホカメラの性能はすごいな。
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ホームドアも何もない駅に新幹線、やっぱり不思議空間です。
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駅の待合所には思い出ノートが置いてあります。
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そして熊も出ます(笑)
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すぐ近くにある「峠の茶屋」へ。
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こちらでは名物「峠の力餅」の他、うどんなどが食べられる食堂となっています。今回は持ち帰り用にお餅を買いました。昔も今も、ホームでの立ち売りを行っています。
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まんまる。美味しそう。
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山道を降りていく途中に、大日如来様がいるということで車から降りてみました。
石の祠に収められておりお顔は拝めませんでしたが、祠にはしっかりと「大日如来尊」と彫られていました。
この後道の駅で力餅を食べて、寒河江に向かいます。 -
途中、赤湯温泉近くにある「金渓ワイン」で有名なブドウ畑を抜けて、向かったのは慈恩寺。
私が仏像ファンになってからそっち系の情報で聞きかじった情報によると、慈恩寺で秘仏公開をしているということ。これは行かねば。あやかりたい。
こちらの慈恩寺は山一つ分くらいある広大な敷地にあり、昔はいろいろなお堂が立ち並び、お坊さんたちの住まいや修行の場がたくさんあったそうです。現在は本堂他一部を公開しているといった感じです。
こちらは山門(仁王門)。古い佇まいと凝った装飾が素敵です。本山 慈恩寺 寺・神社・教会
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こちらは本堂。ここで11年ぶり開帳の弥勒五尊他を見学できます。
本尊弥勒菩薩・釈迦如来・地蔵菩薩・降三世明王・不動明王様がいらっしゃいました。
写真こそ撮れませんが、かなり間近で見られるのがとても良かったです。
美しい仏様たちにうっとり…の時間でした。
天井絵も素晴らしかったし、若返りの鉢に頭を入れてきましたので安心(笑) -
薬師堂には薬師如来、脇侍を固める日光月光菩薩。そして十二神将が待ってます。
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三重塔は中には入れなかったです。
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しかしこの日は暑くて、まだ5月半ばだというのに気温が32度まで上がりました。
でも、ここ寒河江でもう一つの目的を果たすにはちょうど良いかな?
山形と言えばラーメン消費日本一の県。地域によってさまざまな特徴があると言われる山形のラーメンですが、その中の一つ、「冷やしラーメン」というのがあります。
冷やし中華とどう違うのか是非食べてみたく、こちら「福家」さんへ伺いました。福家そばや グルメ・レストラン
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メニューに無かった「冷やしラーメン」を頼むと、即座に「冷たい中華ね」と訂正され(笑)
出てきたのはこちら。
なるほど、中華そばの冷やしは冷たい中華、ワンタン麺の冷やしは冷やしワンタン麺、となるみたい。
冷たいのに普通のラーメンの味がする!ただし脂分は控えめであっさりとしています。キュウリやわかめなどがさらに爽やかさをプラスしてくれています。美味しかった。 -
道の駅尾花沢でお土産を買って台温泉へ。
台温泉は花巻温泉のお隣にある小さな温泉街。あまり知られていない温泉ですが、開湯は1200年前という古い歴史を持っています(本当は600年前という噂も)。現在は十数軒の温泉旅館で構成されていますが、どこの温泉街もそうですがこちらも結構厳しいのではないかな~台温泉 温泉
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今回お邪魔する宿はこちら。「水上旅館」さん。駐車場が分からなかったので聞くと、おかみさん(おばあちゃん)が出てきてくれて、向かいの駐車スペースまで案内してくれました。
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入って宿帳に記入すると、お風呂に案内されます。
お風呂に入るには、まずフロント(?)の横に下がっているひもを一回引いて、風呂場の電気をつけます。
螺旋階段を下りていくと薄暗いところに脱衣スペースがあり、その奥に風呂場があります。
こちらは源泉かけ流しのお風呂なのですが、かまぼこ型の湯船が2つくっついています。 -
そしてそれぞれ源泉が流れ込んでいるのですが、その温度の調節をする「源泉調整場」があるのです。
源泉は熱いので、そのまま湯船へ流し込んでしまうとどんどん熱くなります。それを防ぐために木製の棒で栓をするのですが、栓には大きさが異なる穴があいていて、その穴の大きさで流れ込む源泉の量を調節する、というわけ。
それぞれの湯船用に2つあるのでそこは好みの温度にしてくださいとのこと。
へぇ~~。超アナログだけど、面白いなぁ。 -
この杭で源泉の湯量を調節します。
そして私たちが脱いだ靴を脱衣所の横の床に置いてくれました。源泉が通る道が床に通っているため、温かいんだそう。冬でもないけど、なんか嬉しいね。 -
そして部屋へ。
おお!純和室!本物のレトロだ。
5月にコタツ、ってどうなの?と思いきや、これが後々いい仕事をしてくれます。
隣の部屋は寝室。私たちが着いたころにはまだ布団乾燥機が稼働中でした(笑)
一通り説明が終わると、おかみさんが「なにか嫌いなものある?」と聞いてきます。
…ここは素泊まりの宿。なので食べるものは用意してあるのですが、どうやら何か出るみたい(笑)
「何もないですよ~」と答えると「キムチ好き?」「餃子にしますね」など聞いてきて、何だかワクワクしてきた。
何かが出てくる前に(笑)お風呂に入りましょう。
窓を開け放すと、外から心地よい風と、カエルの声が聞こえてきます。おかみさんによるとこのカエルは「カジカガエル」、日本一の美声と言われる声の持ち主です。その美声を聞きながらしばし旅の疲れを癒します。
泉質は単純硫黄泉、色は透明です。源泉の温度は88度と、かなり熱めでしたが気持ちがよかったです。 -
さてお風呂上りに夕飯にします。
スーパーで買ってきたお弁当(私は唐揚げ弁当)、夫はお弁当が冷えているのが嫌で、車に戻って電子レンジで温めて戻ってきました。
しばらくするとノックの音とともにやってきた今日のディナーメニュー。
塩味の野菜鍋のようなスープのようなものに餃子が乗った「餃子鍋」ってところでしょうか。お漬物とリンゴもついてきました。 -
野菜の味が染み出たおつゆはいい感じのお出汁でしたが、やや薄味。みそだれを追加しながら頂きます。
いや~結構ここ冷えるので、温かい食べ物は嬉しかったですね。
なんといってもこの料理、宿泊代に入っていません。全くの善意ですから。
有難くいただきました。
夕飯の後しばらくしてから、台温泉の中にある日帰り入浴施設「精華の湯」へ。
台温泉は源泉が何本もあるそうなので、泊まった水上旅館とは少し違う「含硫黄・ナトリウム・硫酸塩・硫化物泉」です。こちらも例によって熱いお湯でした。
温泉で体は温まったのですが、昼間の暑さが嘘のように夜は冷え込み、部屋のコタツが嬉しいほどでした。
カジカガエルの声を聴きながら眠りにつきます。
つづく
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