2025/09/15 - 2025/09/18
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tomominさん
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今年の夏休みはベルギーとオランダへ行きました。メインはオランダでフェルメールを観ること。デルフトは運河が多くそこに架かる小さな橋もひとつひとつ個性があるので、運河沿いを歩くだけでもわくわくする街です。
静かで小さな街ですがフェルメール美術館やフェルメール作「デルフトの眺望」の景色、デルフト焼きの工房など見どころは沢山あります。
「真珠の耳飾りの少女」のあるマウリッツハイス美術館最寄りのデンハーグ駅までは電車で15分ほどと立地も良かったです。
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9/13(土) 成田 > ブリュッセル
9/14(日) ブリュッセル街歩き
★9/15(月) ブリュッセル > (ロッテルダム) > デルフト
9/16(火) デルフト(デンハーグのマウリッツハイス美術館)
★9/17(水) デルフト(フェルメール博物館・ロイヤルデルフト)
9/18(木) デルフト > (ロッテルダム) > ブリュッセル
9/19(金) ルーバン
9/20(土) ブリュッセル > 成田
9/21(日) 成田着 *Cyber-attack
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ブリュッセル南駅からユーロスターで1時間でロッテルダムに到着、ロッテルダムからはICでデルフトへ移動しました。
デルフト中央駅前の建物です。 -
駅の目の前にも運河があります。
遠くに風車が。オランダっぽい風景です。風車は最終日に見に行きました。 -
運河を二本渡ったところにあるホテルを予約しました。
ホテルグランドカナルです。
入り口側は細いですが奥に長い建物です。エレベーターはないので3階まで荷物を持って上がるのがしんどかった。。Hotel Grand Canal ホテル
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誰かのお家のような佇まいですが、お部屋は広かったです。
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さすがフェルメール生誕の地、お部屋にも飾ってあります。
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シャワーブースのみ。Hand&Bodyソープとボディクリームは置いてありました。
それ以外のアメニティはありません。 -
バスルームのドアを開けると便器にぶつかります。開けたときのドアと洗面台との距離は10センチほどしかないので、一旦ドアを閉じないとトイレに行けません。
便器は足がつかない高さ…。 -
部屋からの景色です。すぐ下に運河。
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朝食会場はロビーの後ろ側、表の通りから見えるところです。
こちらのホテル、玄関入り口もキーをかざしてロック解除をしないと入れないようになっています。かつ22時を過ぎると表に面した頑丈な門も閉じてしまうため、ロック解除が必要です。
チェックイン時にスタッフから説明があります。 -
荷物置いたらちょっと散歩に出てみます。
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風が強く雲の流れが早いため天気がコロコロ変わります。傘は飛ばされそうになるので逆に不便です。地元の人たちがフード付きのウィンドブレーカーを着ていた意味が分かります。
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旧教会です。塔自体が少し傾いているようです。目の錯覚かと思いましたがガイドブックによれば地盤沈下により実際傾いているそうです。
旧教会 寺院・教会
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下から見たところ。
旧教会と新教会は共通チケットなので、どちらかでチケットを買えばどちらにも入れます。(9.5ユーロ)塔の上に上がる料金は別です。
別の日に中へ入りました。 -
お昼を食べ損ねていたのでホテル近くのイタリアンレストランで遅い昼食を。茄子とベーコンのペンネ。全体的にボヤっとした味。デリやハム・チーズの販売もしていました。
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歩いていて気になったアイスクリーム屋さんでビターチョコレートジェラートを買ってみました。(2.35ユーロ)
Chocolaterie De Lelie というお店です。奥にはチョコレートが沢山並んでいました。
ピスタチオやミルクチョコレート、ベリー系もありました。 -
ジェラートは濃厚でチョコレートの風味がしっかり感じられ、とろりと重みのある食感で食べ応えがありました。失礼ながら思っていたよりも数倍美味しかったです。
この小さな町ですらチョコレートショップを数軒見かけました。オランダもチョコレートが有名なのでしょうか。 -
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イチオシ
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新教会です。
長方形のマルクト広場の端にあり、対面にはデルフト市役所の建物があります。 -
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こちらが市役所
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市役所の裏側です
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広場を囲むようにカフェやレストラン、お土産屋さんが並んでいます。
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古い街並みに現れるハートのオブジェ。
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途中でアルゼンチンビーフのお店を発見しました。
デルフトでアルゼンチンビーフが食べれるのでしょうか…気になりましたが結局行きませんでした。 -
この日はお散歩だけ楽しみました。
翌日はデンハーグへ移動してマウリッツハイス美術館へ行きます。
デンハーグの旅行記はこちら
https://4travel.jp/travelogue/12010276 -
デンハーグから戻った日のランチ。フェルメール美術館のすぐ目の前にあるカフェでクロックムッシュを食べました。
なぜかBBQソースが添えてありましたので最後まで飽きずに食べられました。 -
オースト門を見に行きます。
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途中の店先で日向ぼっこ中の猫。かなり大きめ。
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運河には水鳥も多くいます。大きな白鳥も見ました。
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オースト門橋です。
東門 建造物
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くぐってあちら側に行きます。
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船が通るときには動くのでしょう。
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橋の上からの眺め。
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この辺りで釣りをしている少年たちがいました。平和な風景です。
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お家?別荘?のような建物が水の上にあります。オランダへ来たなーという実感が湧きます。
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平日の午後。のんびりとしています。
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イチオシ
東京は気温がまだ30度近くありましたがデルフトはすでに秋の気配、黄色く色づき始めた木々が多かったです。
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デルフトにあるフェルメール美術館へ行きました。チケットは事前にWebでこの日の分を購入しました。混雑はしていなかったので当時購入している人が多かったようです。
コート掛けやロッカー・トイレもありました。1階の受付前にあるショップはチケットが無くても入れます。
オーディオガイド(日本語あり)を受け取って受付横の階段から地下へ下ります。 -
地下がフェルメールの画家としての歴史と全作品(レプリカ)の解説、1階2階はコンセプトごとに学べる仕様となっていました。
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最初に短い動画を見てから始まります。
年代順に並べられたフェルメールの作品を解説を聞きながら観ていきます。 -
こちらはだいぶ初期の作品。
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フェルメールの作品がどの国に存在しているかを示す地図です。
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日本にもひとつあるようです。
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絵の描かれた時代背景、フェルメールがなぜ一般の人を題材に選んだのか、絵に込められた意味、などを解説で聞くことができます。
例えばこちらの絵では、女性が手にしている紙はラブレターであり、窓から差し込む光と壁に掲げられた絵のキューピッドが愛に満ちた情景を象徴していることが読み取れる、といったように分かりやすく説明してくれます。 -
実際にあった風景をそのまま描いたのではなく、フェルメールが描きたい風景を頭の中で補完したり変更したりしながら描いたそうです。
解説では、当時建物を描くときはその全体を描くのが普通だったそうですがこの”小路”のように建物の右端を切り落とすことによって、その奥にある建物と空で絵に奥行きを持たせ、左側の建物の低さを強調することによって庶民の生活風景を際立たせる狙いがあった…という内容だったと思います。(うろ覚えです) -
こちら”牛乳を注ぐ女”の本物はアムステルダム美術館に所蔵されています。
当時の絵画には様々な意味が込められていて、例えば口の広い水差しは女性の肉体の象徴であるとか、足元のタイルには性愛の象徴であるキューピッドが描かれていたりとか、床の四角い箱(足温器)も女性の性への昂ぶりを象徴したものであるとか、そもそもこの当時の台所やメイドは男性の欲望を掻き立てる象徴として描かれていた…など。
あちこちにヒントを忍ばせていて遊び心のあるポルノですね。
とはいえフェルメールはそういった性愛のみを意識して描いたわけではない、という意見もあるようで、台所で働く地位の低い女性の勤勉さや社会的価値観、彼女たちの日々の一部を描き出そうとしたためとも言われているそうです。 -
”デルフトの眺望”はデンハーグのマウリッツハイス美術館にありました。右側の尖塔は新教会で、塔の中に鐘がありません。当時の記録で塔の中の鐘は補修作業が行われるため取り外されていたそうです。取付工事が始まったのは1660年9月から、ということでその前に描かれたものであることが分かっているそうです。
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丁寧な解説が続きます。ひとつひとつはとても面白いですが情報量が多くて段々と疲労感が…。休みながら時間をかけて見るべきでした。
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”絵画芸術”
幕を開けて部屋の中を盗み見ているような気分になります。
この絵は当時の慣例とはかけ離れた部分が多く寓意画だという見方が多いようです。
例えば蠟燭のないシャンデリア、これは当時のネーデルラントでカトリック信仰が弾圧されていたことを象徴しているのではないか(フェルメールはカトリック信仰者)という見解や、絵画部屋にしては豪華過ぎる室内、本とトランペットを持ち頭に月桂樹の花冠を乗せた女性、など。当時の政治的・社会的背景を皮肉った構図が多いとされています。
寓意の意味を知ると面白味が増しますが、女性の服の折り目の濃淡や、画家の服の柵上部分の影など、複雑手寧に描かれた部分を眺めるだけでも素晴らしさを感じられます。 -
”真珠の耳飾りの少女”
実物はマウリッツハイス美術館にあります。誰がモデルだったのかなど詳しいことは分かっていないのだそうです。 -
建物の2‐3階はフェルメールの絵画の技法を解説したフロアになっています。
どんな顔料を使用していたか、どんな色を多く使用していたかなど興味深い解説が続きます。 -
パレットにはよく使用する8色(9色だったかも)を乗せていたそうです。
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フェルメールの絵画によく使用される青。西アジア産(恐らくアフガニスタン産)のラピスラズリです。
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この他にも、フェルメールの光の陰影の技法の説明などを興味深く鑑賞しました。
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デルフト観光の続きです。
新教会の中に入りました。 -
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美しいです。
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マルクト広場のにあるロイヤルデルフトの店舗のすぐ隣にフェルメールの生家があります。
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旧教会に行ってみます。確かに傾いています。
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新教会と比べると天井も低く、素朴な雰囲気があります。
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床には著名人?のお墓らしきものが。お墓の上を歩くのは抵抗があるのですが仕方ありません。
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ステンドガラスにはキリストの一生が描かれています。
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奥に進むと工事中の一角がありました。入れるようでしたので入ってみます。
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棺でしょうか。突然人型が現れたのでびっくりしました。
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修復中?の壁画でした。
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説明によると、この壁画は記念碑の下絵として壁に描かれていたそうです。ただし記念碑は別のもの(前出写真の騎士が横たわった像)に変更されてしまったとか。
騎士の記念碑が補修・再建されるとこの下絵はまた記念碑の後ろに隠れてしまうそうです。 -
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フェルメールのお墓を発見しました。祭壇の目の前です。
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床の墓石は擦り減っていたためお花等がなければ探せなかったかもしれません。
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やはりお墓ということでなんとなく手を合わせてしまいます。
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旧教会は建て増しを繰り返した建物のため天井の高さが違う部分やステンドガラスの大きさが違う場所があったりします。
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お墓参りも無事済みました。
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ロイヤルデルフトの工房へ行ってみます。Googlemapによるとホテルから徒歩15分くらいなので歩いて向かいます。
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住宅街のような道をひたすら真っ直ぐ歩きました。
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ロイヤルデルフトの外観を撮り忘れました。中は広いお土産ショップになっており、さらにその奥で絵付けの見学や絵付け体験もできるようです。(事前の予約が必要)
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私は隣のカフェでアップルパイとカプチーノをいただきました。
軽食もあるようですが、私が行った時間は15時ころだったためすでに終わっていました。
事前予約すればハイティーも楽しめるようです。ロイヤルデルフト 建造物
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ロイヤルデルフトのカップとお皿でいただくと贅沢な気分がします。
食器などは割れるのが怖いので買えませんでしたが、ミッフィーのマグネットは洋服でぐるぐる巻きにして連れて帰ってきました。
柄は中国や日本の焼き物の影響も受けているとかで親近感を感じるものも多くありました。 -
ロイヤルデルフトからデルフト駅に向かう途中に”デルフトの眺望”が描かれた場所(と言われている)ポイントがあります。
川沿いを歩きましたがこの日は雨風が強く寒い日でした。にもかかわらず元気にカヌーを漕いでいる方が…。 -
かっこいいなあ。
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この辺りからデルフトの眺望が描かれたそうです。遠くに教会の尖塔が見えます。
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カフェハザールの傍です。
さすがに今とは景色も変わってしまっていますが、何となく趣を感じられます。カフェ ハザール カフェ
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お散歩を続けます。
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駅の向こう側にある風車を見に行きます。
下にお店への入り口があります。古い風車 建造物
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運河を渡り前面から風車を眺めます。
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イチオシ
私が思い描いていたオランダっぽい景色です。
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お店に行ってみます。お店の中ではこの風車で挽いた小麦粉やその小麦粉で作ったパンなどが販売されていました。予約すれば風車内の見学もできたのかもしれません。
せっかくなので芥子の実をたっぷり使ったペストリーを買ってみました。(3.5ユーロ)なんとなく味わい深い気がしました。 -
デルフトは小さな街なのである程度徒歩でお散歩できます。どこを切り取っても美しく静かな古都でした。
当初はロッテルダムかデンハーグに宿泊を考えていましたが、デルフトにして良かったと思います。
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旅行記グループ ベルギーとオランダで夏休み
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