【2025年9月】南米・ブラジル＆アルゼンチン大満喫2週間の旅⑤イグアスの滝編〈3:アルゼンチン〉

2025/09/17 - 2025/09/17

2025年9月11日～同年同月24日までエチオピア航空を利用して、南米ブラジルに個人旅行をしてきた。
丁度、往路の9月11日はエチオピアの暦では元日にあたる日だったので、エチオピア航空機内の備品も新年を祝うデザイン仕様になっていた。
世界遺産のイグアスの滝ではブラジル側は勿論、アルゼンチン側からも入場した。
現地では、長距離バス、国内線、地下鉄、列車、タクシー、現地ツアーを利用して、サンパウロ、イグアスの滝周辺、リオデジャネイロを夫婦2名で巡ってきた。
日本の裏側で遠い国だが、日本との関わりも深い国でもあり、以前から行ってみたい場所でもあったのだが、治安が悪いと言われて旅の計画中から不安も…
しかし、事前の対策も効果はあったと思うのだが、大きなトラブルにも遭わず旅を満喫し過ぎて帰国した（笑）。
南米、ブラジルの旅に興味ある方、計画中の方が読んでくださって、少しでも参考になれば幸いである。

エリア イグアスの滝周辺(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス 船 徒歩
• 航空会社: エチオピア航空
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

☆『【2025年9月】南米・ブラジル＆アルゼンチン大満喫2週間の旅④イグアスの滝編〈2:ブラジル側〉』からの続き
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宿泊しているブラジルのフォス・ド・イグアスから国境越えしてアルゼンチン側のイグアスの滝を目指す。
宿の目の前に、アルゼンチンの「プエルト・イグアス」に向かうバスも停車するバス停があった。
朝7時過ぎにバスに乗車。
洋服の下には水着を着込んで…

近距離バスターミナル バス系

バス代は30レアル。現金のみのようだった。
6,000アルゼンチンペソ、40,000グアラニー（パラグアイ通貨）、米ドル6ドル、でも支払い可。
公共バスではなく、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイを周遊しているバス会社が数社あり、各空港、各所のバスターミナルなど頻繁に運行しているようだ。
バス会社で運賃は微妙に違った（本編の復路の記事を読んで欲しい）。
手を挙げれば乗車もできるし、希望の場所で降ろしてもくれた。

ブラジルとアルゼンチンの国境越え。
国境にかかる橋では、橋の側面が途中でブラジル国旗の色からアルゼンチン国旗の色に変わった。
アルゼンチンに入った～！

バスはアルゼンチンのイミグレーション（入国管理局）前で停車し乗客全員に降りるように促した。
そして、パスポートチェックが終わり、乗ってきたバスが待っていたので再び乗車した。
イミグレで聞かれたことは、『これから何処へ向かうのか？プエルト・イグアスか？』と言うこと。そうだ、と答えた。

アルゼンチンに入国してから15分位のところで私たちは途中下車した。終点のプエルト・イグアスのバスターミナルまで行っても問題ない。だが、私たちが降りた地点で、バスターミナル発イグアス国立公園（アルゼンチン側）に途中乗車できることを事前に調べていたからだ。
マテ茶を飲みながらのタクシー運転手の勧誘もあったが、さほど待たずに国立公園行きバスがきた。運賃は35レアルもしくは7,500ペソ。現金のみ。
マテ茶のカップを見てアルゼンチンに来たことを実感。
プエルト・イグアスではアルゼンチンペソに両替しなかった。バス代は車内で支払う際は現金のみだが、ブラジルレアルも使用できたし、それ以外はクレカ払いで対応できた。

バスに乗って20分程でイグアス国立公園（アルゼンチン側）に到着した。8時半前。
朝から雲一つない快晴。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

ブラジル側と異なり、チケット売り場にて入場料を支払う。45,000ペソ。クレカ払い。
日本円で約4,600円。
※現在販売されている『地球の歩き方 ブラジル ベネズエラ』の最新版は「18-19年」である。その中ではアルゼンチン側イグアス国立公園の入場料は500アルゼンチンペソと記載。6、7年前の情報ということもあるが、インフレが急激に進んでいることがわかる。
現在ではクレカ払いが可能になっている。ペソがなくても大丈夫だ。
ブラジル以上にアルゼンチンに行くかたは『地球の歩き方』を先ず参考にされるかと思うが、イグアスに限らず料金・価格は本に掲載されているものはあまりあてにならないので注意して欲しい。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

入場ゲート。
前日に行ったブラジル側イグアス国立公園の入場料は117レアル（日本円で約3,200円）だった。
2025年9月時点で、ブラジルとアルゼンチン側両方に行くと、入場料だけで8,000円程度かかる。
結構いいお値段となるが、イグアス周辺で1泊もしくは2泊して、出来れば両方に行くことを強くお勧めする！
※ ブラジル側イグアスの滝の詳細は、【2025年9月】南米・ブラジル＆アルゼンチン大満喫2週間の旅④イグアスの滝編〈その2〉を読んでいただきたい。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

私たちは旅行前からアルゼンチン側でイグアスの滝壺に突っ込むボートツアーに参加したいと思っていた。
入場ゲートを入ったところを2、3分道なりに進むと、イグアス・ジャングルツアーの申込カウンターを見つけた。
国立公園ではいくつかのアクティビティツアーが催行されているが、人気のアクティビティツアーということで、朝から予約受付で混雑していた。
ボードツアーに参加する際は、入場と同時にボートツアーの予約をした方が良さそうだった。
天候や予約状況によっては受付が早く終わることもある。

9時スタート分にギリギリ受付が間に合った。ジャングル・ドライブ＆ボートツアーの料金80,000ペソ／人、クレカ払い。日本円で約8,200円。
受付が済んで、急ぎ集合場所へ。
ボードの船着場に行くための大型4WD車の到着を待つ間、ここまで身につけてきた洋服を短パン、水着へチェンジ（洋服のしたに着込んできた）。またスマホやカメラは水没しても大丈夫なケースに入れたり、貴重品はジップロックに、と準備していた。
※船着場直前に着替え＆トイレに行けるちょっとした時間があるので、ここで準備万全まで用意することは不要。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

まず、ジャングルツアーの4WD車。
1台に5、60名程度乗って行く。同じ時間帯に7、8台稼動していた。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

船着場に向かう間、国立公園内のジャングルを5km疾走しながら、ガイドがイグアスの滝やジャングル内の動植物の解説をしてくれる。
この時点から乗客たちは皆興奮状態！

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

4DW車から降りると、トイレ＆更衣場所へ。
そこでスタッフから防水袋を渡されるのでバッグなど濡れては困るものはその中に。
このボートツアーは全身ずぶ濡れ必須（笑）であるので。ボートに乗る前でもいいので水着になるのがベスト！
私たちはレインコートも用意していったが、意味ないかと。
あとこの日は天気は晴れて気温30度近くだったから、ずぶ濡れの後でも寒くなく、あっという間に髪の毛も乾いた。バスタオルはいらないが、宿からフェイスタオルは持参したら良いだろう。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

更衣所から階段で下って5分位で船着場に着いた。
ここでライフジェケットを着用する。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

ボートに乗り込み、いよいよ滝壺に向けて出発！Go！

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

滝にドンドン近づいて行く。でもまだこの時は乗客も余裕がある。

滝に近づいて行く。
スマホ、カメラは必ず防水対策を。この後とんでもない位水を浴びるので。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

スタッフも完全防備して、動画撮影をする。
下船後乗客は動画データを購入できる。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

真正面の滝の中へ！！！
乗客が大いに盛り上がる。上からは勿論横からも大量の水をかぶる。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

ボートも大いに左右上下に揺れるが、滝の中へ。4回程突っ込んで行く。もう上から下まで全身びしょびしょ。笑うしかない…

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

滝壺の突入を終え、元の船着場に戻っていった。ボートには30分程度乗っていた。
船着場から階段を登って更衣場所で身支度。
再び4WD車に乗り込んでジャングルツアー。
最初に4WD車に乗車した場所とは異なる「カタラタス駅」近くで全員降ろされて終了！
11時近くになっていた。

日本ではこのようなスリリング経験できないだろう。とっても楽しい体験ができたー！！！

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

アルゼンチン側は広大なエリアのため、国立公園内にトロッコ列車が走っている（運賃は無料）。
列車に乗車する前に何号車に乗るかレシートを発券してもらった。全員座る必要があるので乗車人数調整のためだと思うが、発車前になると空いている席にどんどん座ってくるのであまり意味がないように思った。
トロッコ列車は森の中をゆっくりした速度で進む。
途中、線路近くの遊歩道（トレイル）で歩いている人たちも見かけながら。

イグアス国立公園内 トロッコ列車 アクティビティ・乗り物体験

トロッコ列車の終点「ガルガンタ・デル・ディアブロ駅」で下車。
空が真っ青で気持ち良く、皆が歩く方向ヘ進んで行く。幅2Mもない鉄橋を進む。下は大きな川が流れている。10分近く歩いた。
昨日、ブラジル側からイグアスの滝ハイライトである「悪魔ののどぶえ」下側近くまで行ったが、今日はアルゼンチン側から悪魔ののどぶえが落下する様子を間近に見ることができる展望台へ行った。

イグアス国立公園内 トロッコ列車 アクティビティ・乗り物体験

人が多くなってきた。
右側奥のほうで川が深く落ち込んでいる。
大きな音もしてきた。

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

「悪魔ののどぶえ」を上から臨める場所に到着した。
写真は雲ではなく、滝の水しぶき。半端ない。

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

イグアスの滝の最大の滝である「悪魔ののどぶえ」の落下地点をアルゼンチン側から間近で見た。
圧巻だった！

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

これくらい間近でイグアスの滝が見れるのもアルゼンチン側の良いところ。

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

滝壺は水しぶきで一切見えることはできない。
今は乾期だが、これが雨季だったらど偉いことだろう。

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

悪魔の喉笛 滝・河川・湖

再び鉄橋を歩いてガルガンタ・デル・ディアブロ駅まで戻った。
一駅乗り、先程トロッコ列車に乗車したカタラタス駅で下車して、滝の上下を巡る遊歩道が延びている。全長1.7kmある、アッパートレイルから開始！

様々な種類の蝶々が飛んでいた。
手元に止まって蝶々は長らく私の手元から離れず共にいた。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

アッパー・トレイルの入口

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

森林の中の遊歩道を歩いていった。
爽やかな空気で気持ち良い。
ブラジル側より広大なアルゼンチン側。整備された遊歩道があり歩きやすい。
野生の鳥の観察も可能だ。
滝の鑑賞以外でも楽しめるのはアルゼンチン側だった。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

森林を抜けると滝が見えてきた。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

虹も出ていた。
遠くの対面の場所はブラジル側である。
昨日ブラジル側国立公園の園内バスを降りた地点のホテル ダス・カタラタス が見えた。
※前日のブラジル側イグアスの滝の詳細は、『【2025年9月】南米・ブラジル＆アルゼンチン大満喫2週間の旅④イグアスの滝編〈その2〉』を読んでいただきたい。

アッパー・トレイルはその名の通り滝の落下上を鑑賞しながら散策出来た。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

こんな近くで滝が落下するのも見れる。
「悪魔ののどぶえ」ほどではないものの、迫力があった。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

次に「ロウワー・トレイル」へ。全長1,400m。
アッパーとロウワーの両方を巡ったので、3時間近くかかった。
滝を主に下の方から観光するので、遊歩道は国立公園の森林を縫うように造られていて、アップダウンも多い。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

名前の付けられている滝もあった。足元すぐが滝の落下地点。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

イグアスの滝は「悪魔ののどぶえ」のような豪快な滝だけでなく、趣きの異なる滝が沢山あって飽きない。
カーテンのような滝も。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

虹が至るところで現れていた。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

こちらも滝の落下場所。
昨日、対岸のブラジル側から眺めていた沢山の滝の一つ。落差も凄いのだろう。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

イグアス川の中洲・サン・マルティン島も近い。
滝壺に突っ込むため進むボートを発見。
近くには、いつでも何かあった際に救護に向かうことができるためにレスキュー隊のボートが常駐していた。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

滝壺に近づくボート。滝に接近する場所は荒れ模様だ。かなりの冒険だったのだ。私たちも午前中に体験していたが、この様子を先に見ていたらボートツアーの参加も躊躇していたかも。無事で良かった…

18時前、閉園まで存分にアルゼンチン側イグアス国立公園を楽しんだ。
帰りは公共バスでプエルト・イグアスのバスターミナルへ。運賃は7,500ペソまたは35レアル。国立公園の入場ゲートそばにバス会社のカウンターがあり、クレカ払い可。
アルゼンチン側国立公園内の土産物店は閉園前にお店も閉店してしまって、私たちは土産物を買えなかったので、プエルト・イグアスの街中で見つけることにした。

イグアスの滝 (アルゼンチン) 国立公園

プエルト・イグアスのバスターミナルに到着。
バスターミナルそばの土産物屋で、マテ茶、マテ茶用道具、絵葉書、ステッカーを購入した。

バスターミナル バス系

19時発プエルト・イグアス（アルゼンチン）発フォス・ド・イグアス（ブラジル）行きのバスを探した。バスターミナルで運賃25レアルのバス会社を見つけた。
途中、アルゼンチンのイミグレーションで降りて、出国審査をした。

イミグレーション内

プエルト・イグアスから乗ってきたバスに出国審査の後、再び乗車した。
30分程でフォス・ド・イグアスの宿近くでバスを降ろしてもらった。

今夜がイグアスの最後の夜。
この日はアルゼンチン側のイグアスの滝観光を目一杯エンジョイしたのであるが、食事をとるのも忘れていた。宿に着いたらお腹が空いているのに気がついた（笑）。
近くの食堂「Treviso」に行った。何回か店の前を通っていて気になっていたから。地元のお客さんで一杯だったのだ。

キンキンに冷えたブラジルのビール。14レアル。

魚のプレート（25レアル)、肉のプレート（24レアル）、フェイジョアーダ（ブラジルの国民食。黒豆と残った肉を一緒に煮込んである）はサービス。
全部で日本円で1,700円！！！
美味しいしボリュウムもあって、女将さんが親切だった。
すっかりお腹が落ち着いた。この食堂はお勧めしたい。

翌日は、フォス・ド・イグアス空港から国内線に乗ってリオデジャネイロに行く。
イグアスでは、ブラジル側、アルゼンチン側の両方の観光ができた。今回の旅で楽しみにしていた一つでもあった。あと1日あればパラグアイ方面に行きたかったが…
★次編に続く

フォス ド イグアス国際空港 (IGU) 空港