2025/09/20 - 2025/09/21
989位(同エリア1640件中)
zaruさん
中国には、2006年に上海、2014年に上海と蘇州を旅行しています。このほかの中国の観光地では、北京と西安に是非とも行ってみたいと思っていました。2024年12月から長竜航空が福岡空港から西安空港への直行便を就航させました。それまでは、青島経由だったのでツアーもあまりありませんでした。最近になって福岡空港発のツアーの募集もあるようになりました。このため、念願の悠久の西安と兵馬俑4日間のツアーに参加しました。
ツアーの概要は下記のとおりです。ホテルは西安シェラトンホテル3連泊でした。
9月20日(土曜日)福岡空港から西安咸陽国際空港へ。
9月21日(日曜日)秦始皇帝兵馬俑博物館、秦の始皇帝陵、銅車馬館、鴻門之会の遺跡、興慶公園。
9月22日(月曜日)大雁塔、西の城門、大興善寺、西安天壇遺跡。
9月23日(火曜日)西安咸陽国際空港から福岡空港へ。
4日間の中に3連休がありましたのでツアーの参加者は90名近くに膨れ上がり、バス3台に分かれてのツアーでした。食事や観光の順番も最初の予定とはかなり入れ替わりました。
久しぶりのツアー参加でしたが、効率よく、観光地を回れた反面、自分の行きたいところには行けないところが欠点です。特に有名な博物館には全く回りませんでした。また、参加者が多いので集合時の点呼も時間がかかりました。
ただ、食事に関しては中華料理は大人数で食べたほうが良く、この点、個人ツアーで2人で寂しく食べるより、ツアーのほうが、たくさんの種類が出てきて、良かったです。食事も大変充実していました。食事のことを考えるとコストパフォーマンスが高いツアーでした。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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おとなび会員が格安になる新幹線のこだまで博多駅まで行き、筑紫口から福岡空港国際線行きのバスに乗りました。この時期は国際線ターミナルの2階にバスが到着していたので、そのままターミナルビルの入り口に入り右に行ったところにある、旅行会社のカウンターで受付をしました。写真の右端がカウンターです。旅行者のバッジとEチケットをもらい、旅行の説明を受けました。参加者は85名ととても多く、バス3台のツアーになると説明を受けました。列に並んでいるときに妻の年賀状友達のご夫婦と一緒になりました。また、以前の職場の先輩のご夫婦とも一緒になってびっくりしました。
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飛行機会社のカウンターはAカウンターだったのでターミナルの反対側まで歩きましたが、比較的早くチックインできました。しかし、隣同士の席は空きがなく、前後の窓側の席になりました。
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利用した長竜航空のカウンターの表示です。
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Aカウンターの端にある出国時の検査場です。閉幕の迫った大阪関西万博の広告がありました。手荷物検査、出国検査とも10分程度で終わりました。地方空港のありがたさです。カードラウンジでは持ち込みの食事はできず、飲みものだけになりました。外に出て、テーブルのある座席で、博多駅で買った鳥肉おにぎりと幕内弁当を食べました。美味しかったです。 博多は食べるものが美味しくて好きです。
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利用した長竜航空GJ6060便です。機体はエアバスA320でした。
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15時発でしたが、14時35分搭乗開始、15時5分にゲートを離れ、実際の離陸は15時20分でした。乗務員は男女とも長身でイケメンでしたが、やや規律に欠いていて、あくびをしながら食事を配っていました。10月に中国東方航空、11月に中国国際航空に乗りました。中国東方航空は二の腕の太い乗務員が多く、中国国際航空は規律がしっかりしていました。社長の好みでしょうか。
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座席前にモニターはありませんでしたが、短時間の飛行で、エコノミークラスの座席も苦になりませんでした。
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雲仙上空を通りましたが、かなり揺れました。安定飛行に移ると、いちごジュースと軽食のボックスが配られました。ジュースは飲んで、軽食のクラッカーは旅行中の非常食にしました。ゆで卵もありましたが、食べようと机に置いたところ、落ちて転がっていきました。
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しばらく雲で下界が見えませんでしたが、2時間後に華北の大平原が見えるようになりました。蛇行した川や、まっすぐな運河らしきものが見えた後、山岳地帯に入りましたた。黄河の分岐らしきものも見えました 。
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17時22分に着陸しました。時差が1時間あるので飛行時間は3時間でした。17時35分にゲートに接続されました。人気のない通路を通り、かなり歩きました。途中に指紋の自動収集機があり、なかなか作動せず時間がかかりましたが、ビザ不要の旅行者は関係なかったようで、入国審査時に両手の指紋と顔写真を撮られました。なお、飛行機の中では入国の書類は前方の座席しか配られませんでした。このため、入国審査前で書類が机によってはなくなっており困りました。検疫や入国審査を済ませ、18時16分に制限区域外の集合場所に着きました。ターミナル自体はあまり旅行客がいませんでした。入国の手続きは添乗員がいませんので、ツアー客で助け合いながら、何とかこなしました。
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ゆるキャラか?。空港の到着ロビーにありましたが、巨大です。
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現地は曇りでした。バスに1時間程度乗り、19時30分に夕食会場の老孫家に着きました。当初の予定は3日目の昼食の予定でしたが、ツアーの人数が多かったため、入れ替わりました。バスによって食事の順番を入れ替えたようです。イスラム料理の名店だそうです。
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各グループ8-10名程度で1卓を囲みました。中華料理はこれぐらいの人数で食べたほうが美味しいです。これは、最初に運ばれた料理で、香辛料が強めで、好みは別れましたが、私と妻は美味しくいただきました。一般的な中華料理とは異なり、どのような材料か見当がつかないものが多かったです。この後も次から次へと料理が運ばれました。なお、ビールは30元でした。
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閉めは、羊肉泡モーです。本来は自分でパンを小さくちぎって、それに羊のスープをかけて食べるものらしいですが、ちぎったパンがどんぶりに既に入れてあり、これにスープをかけてもらいました。ガイドの方は脂っこいですよと言っていましたが、あまり癖がなく美味しかったです。ガイドの人は現地の中国人はあまり食べないと言っていました。おそらく、ガイドの人は嫌いなのだろうと思いました。
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店の前には料理に使用した香辛料が展示されていました。
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大昔はこんな感じでお店をやっていたらしいです。20時30分にレストランを出て、バスに乗りました。
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21時に西安シェラトンホテルに到着しました。部屋の鍵が配られ、21時20分には部屋に入ることができました。
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ホテルはやや古いものの、5つ星らしく落ち着いています。ただ、トイレにトイレットペーパーは流さないようにと説明を受けました。この点は残念でした。ウオッシュレットは当然ありません。時差が1時間があり、入浴してすぐ寝ました。3連泊なので着替えや下着をタンスや引き出しに入れることができ、楽でした。
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翌日は6時30分から朝食でした。ホテルの玄関です。やたら豪華です。
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ホテルのロビーです。
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1階の朝食会場は混雑しており、席がすぐ確保できませんでした。現地ガイドの方が一生懸命、席を確保しようとしましたが、割り込みもあり大変でした。食事は洋食と中華料理でした。この中で中華がゆが特に美味しかったです。ピータンはやや塩辛く、臭豆腐は癖がありましたが、中華がゆに入れると美味しかったです。臭豆腐は、今までは、こんなものをよく食べるなと思っていましたが、やみつきになりました。果物、特にスイカとウリは美味しかったです。西域の玄関口だからでしょうか。
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この日の天気予報では最高気温18度、最低気温15度で霧雨でした。日本とは10度以上、気温差がありました。8時15分ホテルをバスで出発し、高速道路を経由して9時12分に兵馬俑に到着しました。まずは、始皇帝の巨大な像がお出迎えです。この像のキーホルダーをお土産屋さんで売っていました。20元でした。
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入場口で、パスポートチェックと手荷物検査をすませ入場しました。中国の主な観光地はパスポートが必要だそうです。
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カートに乗って展示場に向かいます。結構スピードが出ており、ちょっと怖かったです。
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カートを降りたところで、2回目のパスポートチェックがありました。
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以前は馬車が展示されていた建物ですが、ここにはいきませんでした。
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1号杭です
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2号杭です。
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まず、1号杭に入場しました。巨大な体育館のような建物に、発掘されたままのような形で兵士の像が並んでいます。
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一人一人の顔も違うそうです。
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ただ、上のような写真を撮るのはとても大変でした。日本に来ている中国人とは違う、人民服が似合いそうな大量の中国人観光客が押し寄せており、人の波を縫って、やっと写真を撮りました。日本にも中国人がたくさん来ていますが、それ以上に中国国内の田舎から、たくさんの観光客が中国国内の観光地を訪れているようです。
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出口近く、修復中の像も並べられていました。
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馬もいます。
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ここまで数が多いと圧倒されます。
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近くで見ると顔が違うのが良くわかりました。
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3号杭です。司令部のようです。
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展示室は比較的小さいですが、きれいに保存された馬もありました。
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馬です。
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御者です。
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2号杭です。こちらはやや大きいですが、発掘されたままの状態になっており、周囲に発掘されたいろいろな兵種の兵士がガラスの展示ケースの中で展示されています。
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中級の軍人です。このように1体づつ展示してあるほうが細かいところや表情までわかります。20年前に広島県立美術館で兵馬俑展があった時は、このように近くで見れて、彩色の残った像や鳥や動物の像もあり面白かったと展覧会に行った妻が言っていました。展示に工夫があればもっと面白いのにと残念がっていました。
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兵種ごとの展示がされていました。
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将軍です。威厳があり、一番人気でした。細かいところまでしっかり作ってありました。像の高さは、兵士、将軍と階級が上がるにつれ大きくなっているそうです。始皇帝が一番大きく190㎝あるそうです。始皇帝の像はどこにあるのかとガイドさんに聞くと、口を濁されました。
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将軍の像の周りは、このような人だかりでした。中国人観光客はおそろいのジャンバーや帽子をかぶっている団体が多かったです。このほうが分かりやすいと思います。
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弓兵です。
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御者です。馬も立派でした。
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11時30分に将軍像の奥で集合し、お土産店の通りを抜けて駐車場に行きバスに乗りました。兵馬俑では2時間30分程度の観光でした。
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バスで20分程度走り、「華清宮と言って、楊貴妃が湯あみをしたことで知られる観光地にあるレストラン街に行きました。
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レストラン街は立派な建物でしたが、ほとんどが閉っており、昼食のビャンビャン麺のレストランだけが営業していました。日本のバブル崩壊後を思い出す光景です。
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ビャンビャン麺だけかと思ったら、いろいろな料理が出てきました。ここも美味しかったです。
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ビールもいただきました。30元です。
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締めはビャンビャン麺です。きしめんのような幅広麺ですが、小麦粉の質が良いのか美味しかったです。辛いのではと身構えましたが、辛すぎず、山椒の香りでさっぱりしました。
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また、20分ぐらいバスで走り、銅車馬館に着きました。ここも、カートで走りました。道がまっすぐで結構スピードが出ており、怖かったです。
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銅車馬館は新しそうな建物でした。銅車馬の出土地に建てられ、2021年5月18日に竣工されたそうです。2台の銅車馬が展示されていますが、2台そろって展示が始まったのは2024年4月からと最近のようです。
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銅車馬館の入り口です。
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銅車馬は4頭立ての馬車ですが、1台目は傘があり、傘の下には立った御者もいて、立車というらしいです。
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斜め後ろから見たところです。修復されたものでしょうが、精巧にできていて、秦の時代の技術の高さが分かります。
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2代目は安車と言って座った御者がいて、後ろでくつろげるようになっていました。約2分の1の大きさだそうです。
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横から見たところです。
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後ろは扉が開いていて、中の調度が見えるようになっていました。このような車で始皇帝は中国各地を巡行したのでしょうか。
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2階は武器の展示がされていました。
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これは何だったか忘れました。
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2階から、2台の銅車馬の展示が見下ろせました。1時間程度の観光でした。なかなか見ごたえがありました。
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銅車馬館から出たところです。真ん中の小高い山が始皇帝陵だそうです。この下にどのようなものが埋まっているのでしょうか。史記に書かれたような地下宮殿が埋まっていたらと、想像が膨らみます。
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また、バスに乗り、10分程度で鴻門之会の遺跡に着きました。高校の頃、漢文で習った記憶があります。こちらが門です。
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鴻門之会の遺跡の右には項王営と言って、項羽の宿営地のあとがありました。こちらは入りませんでした。ツアーでなければ行ってみたかったです。
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鴻門之会の遺跡の中にはこのような建物がありました。
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中には、史記に描かれていたような、再現された原寸大の人形が置かれていました。正直しょうもないと思います。
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鴻門之会の遺跡の中に入ったところには、項羽と劉邦のそれぞれの陣営の銅像が飾られていました。
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その奥は4m四方の台になっており、登るとこのような広場になっていました。30分程度の観光でした。
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バスに1時間程度乗り、次の観光地の興慶宮公園に着きました。唐代の3大宮殿の跡地に作られた公園です。ガイドの方の話では小学生の時の遠足はすべてここだったと言われていました。
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池の周りが公園になっており、よく整備されていました。
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公園を見下ろすマンションもありました。値段が高いそうです。
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ハスの花が咲くころは奇麗だと思います。
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阿部仲麻呂の記念碑です。日中友好の証に建てられたそうです。この旅行をしていた時は、まだ良かったのですが、高市政権になって、また、日中間が緊張しています。この時期に旅行しておいて、本当に良かったと思いました。
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出口の門です。公園の中は緑が多く、空気も奇麗で、気持ちが良かったです。また、バスに乗り夕食です。
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鐘楼です。この辺りが、一番の繁華街になるそうです。ただ、駐車場もないし、昔の繁華街で、現在の繁華街は周辺部に移っているとガイドさんは言っていました。
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この辺りは、老舗のレストランが並んでいるそうです。
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夕食は餃子の有名店の徳発長です。
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餃子を一生懸命包んでいます。
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おそらく前菜。
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このあと、次から次へと餃子が運ばれてきました。
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これは、第2弾です。このあとも、様々な餃子が出てきました。大変美味しかったです。19時前に食事は終わり、途中でオプショナルツアーのショウを見る人を降ろして、19時30分にホテルに戻りました。日本時間の20時30分なので、入浴してすぐ寝ました。
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