2025/09/22 - 2025/09/23
989位(同エリア1640件中)
zaruさん
2024年12月から長竜航空が福岡空港から西安空港への直行便を就航させ、最近になって福岡空港発の西安のツアーの募集もあるようになりました。このため、念願の西安と兵馬俑4日間のツアーに参加しました。
ツアーの概要はツアー会社の日程表では下記のとおりです。ホテルは西安シェラトンホテル3連泊でした。
9月20日(土曜日)福岡空港から西安咸陽国際空港へ。
9月21日(日曜日)秦始皇帝兵馬俑博物館、秦の始皇帝陵、銅車馬館、鴻門之会の遺跡、興慶公園。
9月22日(月曜日)大雁塔、西の城門、大興善寺、西安天壇遺跡。
9月23日(火曜日)西安咸陽国際空港から福岡空港へ。
4日間の中に3連休がありましたのでツアーの参加者は90名近くに膨れ上がり、バス3台に分かれてのツアーでした。このため食事や観光の順番も日程表とはかなり入れ替わりました。
中国は、2006年に上海、2014年に上海と蘇州を旅行しました。10年ぶりですが、その間に日本は中国にGNPで抜かれてしまいました。西安は大田舎で砂漠にキングダムで描かれるような城壁があるようなイメージを勝手に持っていましたが、行ってみると大都会でした。20年前の上海で見たような自転車・バイク軍団は少なくなっており、ベンツEクラスぐらいの大きさの車が多く、ほとんどは中国製の自動車、しかも半数は電気自動車が走っていました。以前は少しへこんだ自動車が多かったですが、どの自動車も自分が所有しているためか奇麗でした。日本に帰って、軽自動車が多く、年式も古い車が多かったので、かなり情けなく感じました。
中国では不動産バブルがはじけたのかも知れませんが、日本に比べるとまだまだ経済も元気そうで、日本の30年前のような活気を感じました。
なお、旅行社が食事を重視しているためか、どの食事も美味しかったです。特に中華料理は人数が多いほうが美味しく感じます。ツアーで良かったです。
なお、スマホは韓国旅行でインターネットで購入したeSIMを使いこなせなかった上、自宅の固定電話を廃止したのでahamoに変えました。おかげで中国で制限のかかるGoogleやLineもストレスなく使用できました。地図アプリは百度地図を使用しました。
お金に関しては、シティーバンクの時代に口座を作ったプレスティアカードに元の預金をし、Alipayに紐づけ使用しました。ガイドさんも自分の生活では1年間現金を使用したことは無いと言っていました。
バスの車内でガイドさんが円から元に両替してくれて、これで、お酒代やオプショナルツアー料を払いました。一般のお店ではすべてAlipayを使用しました。
今回はツアー3日目4日目を旅行記にまとめました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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この日は6時30分に朝食会場に行きました。昨日とは異なり、席の確保に苦労することはなかったです。水餃子があり、美味しかったです。中華がゆ、豆腐、果物を中心に食べました。朝食後ホテルの周りを散歩しました。ホテルの前は大きな道路でそのまま行くと安定門(西門)になります。
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自動車とバイクと自転車に車線は別れていました。ガイドさんのお話では、西安では充電装置が無料で使えたりなどの優遇処置があり、半分は電気自動車でした。中心街はかなり混雑していましたが、車の排気ガスによる大気汚染はあまり感じませんでした。バイクはすべて電気のモーターだそうです。このため、後ろからバイクが来てもエンジン音がしないため、気づかないことがあり、危険でした。自動車は町中に防犯カメラがあり、違反も厳しく取り締まっているらしいので、以前のようなマナーの悪さは感じません。その代わり、2輪車は、配達に時間がかかると罰金を取られたりするので、信号無視や逆走することもあり非常に危険なので気を付けるようにとガイドさんから説明を受けました。
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ホテルの前で記念写真を撮っていると、同じホテルに泊まっているメキシコ人と一緒になりました。朝食会場でもラテン系の人が多かったですが、メキシコ人だったようです。東京、広島と観光してきたと言っていました。写真を撮っていると雨になりました。
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ホテルの周りは小さな便利店(コンビニ)があるくらいで、あまり何もありませんでした
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8時30分にホテルをバスで出発しました。学校が近くにあり、送迎の車でかなり混雑していました。8時50分に城壁の安定門(西門)に着きました。
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かなり立派な城壁でした。中国の都市はこのような城壁がもともとあったそうですが、ほとんど壊されたらしいです。西安だけは、補修して保存したそうです。その時に城壁に穴をあけて住んでいた人もいたようです。
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西門の中庭です。中国の人気ドラマの影響らしいですが、このような赤い服を着て、写真を撮っている人を何人も見かけました。どうやら中国では大コスプレブームのようです。ガイドさんの話ではかなりの高齢者もいると言われていました。
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このようにコスプレ写真を撮っている人の横を通り抜けて城壁に上がりました。カメラマンとスタイリストのような人がペアになっていました。赤い服は裾がかなり長かったです。
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城壁に上がりました。安定門(西門)の市街側です。唐の長安城の城壁を基礎に14世紀に作られたらしいですが、安定門(西門)がシルクロードの出発点だったそうです。立派な建物です。西安の前身の長安を参考にして作られた奈良や京都にも、このような門があったのでしょうか。
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城壁はかなり先まで続いていました。城壁の上を利用したマラソン大会もあったそうです。昨年行ったニュルンベルクの城壁も立派でしたが、それ以上です。城壁の外は水堀がありました。堀の幅は江戸城や広島城よりは幅が狭かったです。漫画のキングダムのイメージで城壁を考えていたので、意外でしたが、考えれば当たり前で、堀があるのとないのとでは防御力が大違いです。
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安定門(西門)の城外側です。
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赤い服を着た人は全員コスプレーヤーです。かなりのグループがいました。全員同じ服でした。
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この階段が人気のようで順番待ちをしていました。
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城壁の上でも写真を撮っていました。50分程度で城壁の観光を終わり、次の目的地に向かいました。
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日程表では工芸品店でショッピングと書いてありましたが、連れて行かれたのは陝西省美術博物館でした。ちょうど展覧会の合間だったようです。
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民族衣装を着た絵画の説明の後、玉の工芸品を見ました。立派な品物でしたが、マンション住まいでは飾るところもありません。
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美術館の外観です。
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玄関の横に敦煌のオブジェがあったので、仏像の位置に立って記念写真を撮らせていただきました。
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昼食はしゃぶしゃぶの有名店の東来順です。11時からでした。時差があるので日本時間の12時で丁度良かったです。
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しゃぶしゃぶ用の鍋は1人1個で食べやすかったです。肉は羊と牛と両方でした。どちらも新鮮で美味しかったです。羊は特有の癖がありませんでした。最後は幅広麺を入れて食べましたが、小麦の質が良いせいかとても美味しかったです。もう一度行ってみたいレストランでした。
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揚げパンは絶品の美味しさでした。
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トイレに行った時に写真を撮りましたが、肉の塊から、一枚ずつ丁寧に切り出していました。美味しいはずです。
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1時間で食事が終わり、空海が修行した青龍寺遺跡公園に案内されました。
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青龍寺の庭園です。
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しだれ柳が奇麗でした。桜で有名だそうです。
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ここにもコスプレーヤーがいました。送風機で服をなびかせて写真を撮っていました。
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四国の霊場巡りの0番札所らしいです。
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唐の時代の長安の地図です。現在の西安の城壁は青い部分だけで、唐の時代の9分の1に過ぎないそうです。長安がいかに巨大な年だったかしのばれます。なお、青龍寺は右端にあります。
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空海の記念碑です。
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30分ぐらいバスで移動して、大慈恩寺に着きました。648年建立らしいです。
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境内にある大雁塔です。玄奘がインドから持ち帰った経典を収めるため652年に建立されたそうです。
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塔の手前には、仏像もありました。金ぴかですが、慶州の仏像よりも威厳がありました。
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入場料を払うと、塔は登れるようになっていました。結構きつかったです。
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塔の上まで登るとかなり遠くまで見通せました。天気が悪かったのが残念です。
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お寺を出ると貸衣裳屋さんがありました。ここで、コスプレ用の服を借りるようです。屋台でスイカジュースも買いましたが、砂糖を加えているようで甘ったるくて不味かったです。
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1時間程度で観光を終え、バスで15分程度移動し、天壇に行きました。
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北京の天壇よりも歴史が古く、礼式にのっとっているそうです。土で築いているだけで、ちょっとがっかりでした。
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変わった建物のショッピングモールが天壇の向かいにありました。
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ベルリンのようなテレビ塔がありました。以前は観光名所だったとガイドさんは言っていました。今はテレビをだれも見なくなったとガイドさんは言っていました。
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15時30分から大興善寺です。西安で最も古い寺院で中国密教発祥の地だそうです。
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門には仁王様?らしい像が安置されていました。
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仏像と仏画もありました。日本人の趣味とは異なるようです。
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境内にはパワースポットのような石が置かれていました。
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ありがたそうな碑文もありました。陝西省博物館の碑林も行ってみたかったです。
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線香が3本無料で渡されました。家族の健康を祈りました。雨が強くなり、トイレの外で妻が滑ってしまいました。賽銭をケチった罰が当たったのでしょうか。
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17時ごろから鐘楼近くの西安焼鴨店に入りました。雨のためエスカレーターが止まっており、エレベータが分からず、集団で迷いました。ガイドの人と店の人がもめました。
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前菜です。
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北京ダックは上品な味で大変美味しかったです。11月に北京の老舗店で食べましたが、こちらのほうが数段美味しかったです。ガイドともめたお詫びにみかんジュースが出ましたが、これも美味しかったです。
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18時15分に食事は終わりました。食事後に外から撮影した写真です。
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食事後は18時55分にホテルに着きました。19時20分に再集合して、オプショナルツアーの夜景ツアーに行きました。城壁の周りの道を通りました。ライトアップされた城壁と門です。
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大雁塔近くの、大唐不夜城です。集合住宅を壊して、唐の時代の建築様式を再現した建物を建てたそうです。ライトアップされるので夕方から夜に賑わうそうです。
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長い歩行者天国になっていました。歩いている人はみんな浮ついていました。バブルのころの夜の繁華街のようです。ここでもコスプレーヤーがたくさんいました。
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大雁塔が近くに見えます。
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結構高齢の方もこのような格好をしていました。毎日がお祭りです。
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騎馬像でしょうか。
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たくさんの人が歩いていました。噴水もあり、歓声を上げると噴水が高く上がるようになっていました。老いも若きも皆で大声をあげて噴水を高く上げようとしていました。
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ここでお菓子を買いましたが、支払いに現金は使えませんでした。21時30分にホテルに帰りました。
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翌日は5時起床で6時から朝食。6時50分にホテルをバスで出発しました。まだ暗く、渋滞がないので7時30分に西安咸陽国際空港に着きました。4日間お世話になった電気自動車のバスです。
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西安咸陽国際空港は朝早いせいか閑散としていました。
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10時発の長竜航空GJ6060便です。
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エアバスA320です。行きの飛行機より奇麗でした。
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帰りは食事が出ました。焼き飯です。一応食べれました。13時55分に福岡空港に着き、15時54分の博多発のこだまに乗れました。福岡空港はやはり便利です。
10年ぶりの中国ですが、その間の経済成長を実感しました。日本のバブルのころを思い出しました。現在、急速に日中関係が悪くなっています。日中関係悪化のほとぼりが冷めれば、西安は福岡空港から直行便が出ていれば、気軽に行けますし、空港から地下鉄があるようです。今度は城壁内のホテルに宿泊し、今回いけなかった陝西省博物館(碑林)、陝西歴史博物館、イスラム街に行ってみたいです。 -
お土産のお菓子のはいっていた紙袋です。西安好物と読むのでしょうが、安物と読めて、博多駅で待ち合わせた親戚にお土産をあげる時に少し恥ずかしかったです。
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旅行記グループ 2025年9月 悠久の兵馬俑と西安
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