ドイツ～オーストリア旅行記(ウィーン編)

2025/07/28 - 2025/08/04

結婚40周年のお祝いでドイツ～オーストリア旅行をしてきました。
三部作の最終編は、ウィーンの街歩きです。

ドイツ編、オーストリア（ザルツブルク、ハルシュタット）編と共に読んでいただけると幸いです。

午前中はシェーンブルン宮殿でガイドさんによるグランドツアーで公開されている全４０室の見学をしました。
その後はリンク内、リンク沿いの要所を徒歩で見て来ました。

エリア ウィーン(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空 オーストリア航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

早めの朝食を済ませ、シェーンブルン宮殿へやってきました。
在住日本人のガイドさんによる宮殿内グランドツアーに参加します。４０室有る全ての部屋を案内してくれるとの事でワクワクしています。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

入場順まで３０分ほどあるとの事で、宮殿の周囲を散策することにしました。
渡航前に若干の予備知識を入れておりましたが、宮殿を前にすると全てが飛んでしまいました。女帝マリアテレジア、マリーアントワネット、ナポレオン、ハンスブルク家の面々、更に演奏に訪れたモーツァルトなどの有名な音楽家達が過ごしたことを思うと胸が高鳴ります。

宮殿の右側面です。ここを通って庭園に出ます。

広大な庭園に素敵な花々、うっそうとした木々、全てが素晴らしい。

シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿

宮殿から奥を望むとネプチューンの泉があり、更に遠方の丘にグロリエッテが見えます。簡単に行けるかと思い歩き始めましたが、３分の１も行かないところで時間が無いことに気づき、戻りました。
見た以上に広大です。

全ての写真を掲載しても説明しきれませんので、たくさん撮った写真からお気に入りの写真（全て良い部屋なのですが、良い角度で、他人が映っていないもの）を載せます。
入場して直ぐの「ビリヤードの間」です。謁見を許された者がここで待機していたそうです。　皆、ビリヤードをする余裕があるような人物たちなのでしょう。

一瞬、ぎょっとしました。マネキンの後ろ姿です。前半にありましたので、地図上から「化粧室」と思います。

「マリーアントワネットの部屋」です。
エリザベートの時代には家族のダイニングルームとして使われていたそうです。

大ギャラリーです。写真の印象以上に広い間です。
シャンデリアの豪華さ、天井のフレスコ画のすばらしさ、壁に取り付けられた燭台、全てに圧倒される部屋です。ここで行われたであろう舞踏会や祝祭を見てみたいです。

西翼からコール ド ロジと呼ばれる中央を過ぎて、東翼に移動します。
こちらは漆の間です。
マリアテレジアの夫 フランツ１世（肖像画）が急逝したことを悲しみ、 黒漆と金の飾りを施した記念室に改装したとのこと。
もっと掲載したかったのですが、見学者が映ってしまったりして断念しました。
※大ギャラリーは無人の写真は撮れなかったのですが、どうしても載せたくて顔部分を加工して使わせていただきました。

シェーンブルン宮殿から、シュテファン大聖堂に移動してきました。
午後はリンク内の主要拠点を見て歩きます。
はじめはトラムのフリーパスを買って回ろうと思っていたのですが、各施設間の距離が近いので徒歩移動にしました。
南塔から見た写真です。造形のすばらしさに圧倒されます。

シュテファン大聖堂 寺院・教会

反対側に回り込んで北塔の姿を撮りました。建設を断念したようですが、これはこれで絵になっています。

戻って正面からの写真です。中央の入口から入場しますが、約２０ｍくらの列ができており最後尾に並びました。　建物を見ているうちに直ぐに入場できました。
入場直前に、我々の前に家族連れがチケットらしきモノを見せて割り込んできました。優先入場券なのでしょうか？それとも 日々のご祈祷にいらした家族なのでしょうか？　ちなみに入場は無料でした。

主祭壇です。手前に鉄格子があり入ることは出来ませんでした。格子からスマホを入れて撮影しています。前出のご家族は、この場所への通行パスを持っていたのでしょうか？
写真の左手にはカタコンベへの入口があり、こちらも有料入場でしたので不明ですが。

ペーター教会です。特に内部へは入りませんでした。
教会の前の道には何台もの馬車が並んでおりました。観光馬車の拠点かと思います。

聖ペーター教会 寺院・教会

歩いて移動し、ペスト記念柱まで来ました。
ペストは歴史の教科書で知る程度ですが、当時の人達からしたら恐怖でしか無かったものと推測します。COVID-19（コロナ）も怖かったですが、比ではないでしょうね。
このあと、シュテファン大聖堂近くまで戻り ケルントナー通りを歩きます。

ペスト記念柱 建造物

ケルントナー通り沿いの店舗を眺めながらオペラ座にやってきました。
計画では此処からトラムで移動するつもりでしたが、車窓から眺めるより各ポイントで立ち止まって見学したいので、長い徒歩観光を始めました。

ウィーン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

マリアテレジア像です。美術館と自然博物館の間にあります。
美術史博物館はかなり悩みましたが、入ると相当な時間を使ってしまうので断念しました。

マリア テレジア広場 広場・公園

トラムを挟んだ反対側の王宮です。新王宮です。

ホーフブルク宮殿 (王宮) 城・宮殿

こちらはハプスブルク家の王宮（ホーフブルク宮殿）となります。
両王宮とも内部見学はパスしてしまいました。
おそらく午前中のシェーンブルン宮殿でお腹がいっぱいになっていたものと思います。どちらか１方でも入場しておいた方が良かったのかなぁ。。。と少し悔やんでいます。

ブルク公園を散策しました。
写真はモーツアルト像です。手前にト音記号の植込みがあり、セットで撮影しました。左側に立つお二人を見ていただけると像の巨大さがわかるかと思います。

ブルク公園 広場・公園

公園出口（入口）近くにあるゲーテ像です。
こちらもモーツアルトに劣らずデカいです。

このあと、右回りでリンク沿いに歩いていきます。

市庁舎です。
手前に巨大なスクリーンが設置されています。
フィルム フェスが開催されるようで写真の手前には多くの客席が設置され。スタッフ用の足場も組まれています。
おかげで、撮りたかった市庁舎がエプロンした姿になってしまった（笑）

ウィーン市庁舎 現代・近代建築

フェスに向け多くの飲食店がテントを張っています。
とっくにお昼時間を過ぎていたので、こちらで昼食としました。

日本料理や韓国、インドなどのアジアのお店が多く出ていましたが、パスしてソーセージ屋さんを選びました。店員さんを見ると違ったかなとも思いましたが、ウィーンぽかったので決めました。
ソーセージの種類がいくつかあったので、欲しいソーセージの名前を聞いた後で、 お隣のレジでソーセージとパンの種類、飲み物をオーダーして渡してもらいます。
結構、大き目なソーセージでお腹が満たされました。

トラム右回りで更に進み、ヴォティーフ教会に来ました。
結構手前から惹きつけるような建物が見えましたので、迷わず到着しました。
写真を撮っていたら、地元のご婦人が英語で撮りましょうか？と声をかけていただき最高のツーショットを戴きました。
ありがとうございました。

ヴォティーフ教会 寺院・教会

教会内部です。祭壇も飾りも素敵ですが、やや質素な色使いと思ってしまうのは金をふんだんにつかっている教会を見過ぎたためかと思います。
ただ。。。。

ステンドグラスが今まで見たものと比べ、最高にキレイで素敵なんです！
２枚のみ掲載しますが、圧倒される彩りで魅了されました。

これがお気に入りです。

途中、いくつかの教会を見ながらケルントナー通りまで戻ってきました。
ザッハーは混んでいたのでスルーカに入店しました。こちらは２号店らしいです。

カフェ スルーカ カフェ

メニューのドイツ語は読めず、英語は読めるがイメージがわかないので、無難なところでカフェラッテと注文しました。

カフェ スルーカ カフェ

ケーキメニューはもっと解らず、ショーケースまで行って食べたいケーキの写真を撮ってウェイターさんに見せました。
名前は、スルーカ・トルテだそうです。　やっぱり、ザッハー・トルテと注文しないで良かった。
甘さ控えめで美味しかったですよ。

元気が出たので、ライン運河まで足を伸ばしました。
ライン河の支流をイメージして行きましたので、ちょっとガッカリかな。
左河岸には船上レストランがありました。

ドナウ運河 滝・河川・湖

だいぶ時間が遅くなりましたが、帰路を少し膨らませて市立公園を通りながら電車の駅 Karlsplatzを目指します。
こちらの公園にも多くの音楽家達の像があり、楽しませてもらいました。
写真はヨハンシュトラウス像です。

こちらはベートーヴェン像になります。
他にもシューベルト像やブルックナー像など、クラッシックに疎遠な自分でも名前や功績を知る音楽家の像が見られました。

ホテルの最寄り駅近くのSPARに立ち寄り、オーストリアの缶ビールを購入しました。今までジョッキビールばかり飲んでいたので、ちょっと新鮮に感じました。
つまみはシーフードレストランチェーン店のノルトゼー（NOLRDSEE)で買っておいたシーフードバーガーです。

明朝は４時に起きてウィーン空港へ行き、ミュンヘン空港トランジットで羽田へ飛びます。８日間と短い日程でしたが充実した楽しい旅行が出来ました。
（後日談）
帰国して既に１カ月以上経過していますが、この旅行記や写真アルバムを作成しております。実に想い出に残る良い経験をいたしました。素敵な結婚４０周年記念旅行となりました。次は４５周年旅行を楽しみに日々仲良く元気に暮らしていきたいと思っております。