2025/08/10 - 2025/08/12
1位(同エリア8件中)
トゥーバーズさん
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- 旅行記140冊
- クチコミ365件
- Q&A回答18件
- 346,770アクセス
- フォロワー155人
この旅行記のスケジュール
2025/08/10
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SNOW FLAKE
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tuvixeddu apartment cagliari(トゥビシェドゥ アパートメント カリアリ)
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Daspa Gieffe Via dante 87
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I FENU GELATERIA E PASTICCERIA
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tuvixeddu apartment cagliari(トゥビシェドゥ アパートメント カリアリ)
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Cattedrale di Santa Maria Assunta e Santa Cecilia
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Cagliari 1920 Store
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この旅行記スケジュールを元に
「サルディーニャ島に行きたい!」
旅のきっかけは、もう10年も前のことでした。コンランショップに不思議な魅力の織物を使った素敵なバッグを見つけました。聞けばサルディーニャ島の伝統織物をモチーフに制作しているのだといいます。その時以来、かわいいものを探しに、いつの日かサルディーニャに行きたくなりました。
一度計画したのが2019年。
covid-19の流行で計画は立ち消えてしまいます。そして時間は流れて今夏。もしもイタリアに行けたら"したいやりたい“と心密かに想い続けていたことをかなえる旅に出発です。
[旅程]
*Sunrise 6:14 Sunset 20:17
<1>2025/8/10 (MON)
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NRT 22:25 ------ DOH 03:20 QR
<1>2025/8/11 (MON)
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DOH 09:25 ------ FCO 14:15
FCO 17:30 ------ CAG 18:40 Aero italia
<2>2025/8/12 (TUE)
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<3>2025/8/13 (WED)
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<4>2025/8/14 (THA)
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<5>2025/8/15 (FRI) *Ferragosto
AHO 07:00 ----- FCO 8:00 ITA Airways
FCO 22:40 ------ DOH 05:10
<6>2025/8/16 (SAT)
----------------------------
DOH 07:30 ------ HND 23:55
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 飛行機
- 航空会社
- カタール航空 アエロイタリア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅の始まりは京成スカイライナー。日暮里駅から乗り継いで、仕事後に成田空港に向かいます。駅中で買った千駄木腰塚のコンビーフサンドと、コーヒーゼリーで晩ごはんです。コンビーフ贅沢で美味しかった~。コーヒーゼリーは僅差で三徳のシェフワールドのほうが好みかも。
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成田空港22時25分発のカタール航空QR807便は、この日は少し早めのフライトになり22時10分に変更になりました。
成田国際空港 空港
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機材はボーイングB777。ドーハまで11時間のフライトです。機内食は晩ごはんがビーフとマッシュポテトとニョッキ。変わったお味の焼きそば。朝ごはんは焼き魚とゆかりごはん。マッシュポテトだけは好き。
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ひたすら寝て明け方の3時40分頃にハマド国際空港にランディング。腰痛くて辛かった~
乗り継ぎは6時間後です。まだ次の便がどこのゲートになるのかも決まっていません。 -
オーチャードのガラスドームの真ん中には人口の森が作られています。まずは朝方まで一眠りすることにしました。比較的人の少ないオーチャードの中で横になれる場所を探します。
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通路は夜の間はライトアップされていて、素敵な雰囲気です。
ハマド国際空港 (新ドーハ国際空港) 空港
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階段を降りて鷹の像がある噴水のある広場近くで休むことにしました。ごろりーんと横になります。この植栽スペース快適です。エアコンも効いて緑に囲まれて体を伸ばせるのはいい感じです。
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植栽の陰に数多くの仮眠スペースがあるのを見つけました。今いる噴水の横より目隠しが多く落ち着けそうな場所もチラホラあったので、より奥まった寝床を求めて移動します。
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「ここ、体伸ばせていいんじゃない?」
「人通りもさっきの噴水のところより少ないしね」
「ちょうどベンチが丸々空いてるから2人で寝れるよ」
周りも植栽が囲っているので安心感もあります。いい場所を見つけました。 -
目が覚めると空が明るくなってきています。まだ6時台でボーディングまで時間もあります。せっかくドーハに来たのでアイコンのランプベアの顔を見たくなってきて、オーチャードからサウスホールに移動しました。途中に有料シャワー施設やファーマシーも発見しました。
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サウスホールまで歩くの大変なんですが頑張りました。こっち側の方が圧倒的ににぎやがです。今年で25周年なのだそう。
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広場の端にあるお土産屋さんの一角にフラミンゴのぬいぐるみリュックを見つけました。
「かわいい~!」
「チュッパチャップスのリュックなんだね」
「でも子供用だよね?背負えないでしょ?」
「ちょっと待って、調整できるよ」 -
やべーかわいい!
予定外のお持ち帰りです。65QRで約2500円。 -
イチオシ
LVのお店はオーチャード側にもあるのですが、サウスホール側のお店には天井に巨大な村上様がおられました。
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ランプベアと巨大な村上様にも会えてドーハ気分も満足しました。人が多くて疲れるので静かなオーチャードに戻りたいと思います。
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巨大といえば巨大SMALL LIEもハマド国際空港にはいたんだっけ。目立つので立ち寄りました。
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歩いて疲れたので、イギリスのジェラートショップSNOW FLAKEで一休みします。
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ブースのテーブルを一つ確保してジェラートは3スクープお味を選べて40QR。スノーフレーク、シーソルトキャラメル、ホワイトチョコレートの3種類。ヘーゼルナッツのアイスバーが30QR。
お味は美味しかったけど、2つで2800円は流石に円安を嘆きたくなります。 -
ローマ行きの搭乗ゲートに早めに着いたところ、半個室テーブル付きの椅子が空いていました。USBで携帯の充電もできて便利です。寝転がりやすいスペースが多かったり、この椅子とかもトランジット客の喜ぶ機能をよく研究しています。
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フラミンゴちゃんにも椅子で寛いでもらいました。サルディーニャには塩湖が沢山あって、冬や春にはカリアリ近郊にも大群が見られるそうです。
テーブルで先ほど購入したチュッパチャップスを胴体から取り出して数えてみました。計16本。思ったより本数入っています。 -
そうこうするうちに搭乗時間の9時25分になりました。いよいよローマに向けて出発です!旦那が珍しくバドワイザーを頼んで2人でシェアしていただきました。
「いいの?運転するのにお酒飲んで」
「6時間フライトの後、もう一回乗り継いでサルディーニャ着は夕方だし大丈夫だよ」
「珍しいね」 -
イタリアに入る前に、今回の目的地、サルディーニャ島について簡単にまとめます。
面積は四国と九州の間くらい。地中海で2番目に大きい島で、南北は約250kmあり、四国の徳島→伊方町までの距離とほぼ同じです。島といっても結構なサイズです。
正味3日では、とても全てを回ることはできません。今回は、南のカリアリから入り、サルディーニャ織の生産地サムゲーオを経由して中部のオリスターノから海辺に出て、北のアルゲーロとその先のスティンティーノと、主に島の中部から西海岸を移動して、アルゲーロ空港から島を出る予定になっています。
色々と調べれば調べるほど魅力の多い島です。イタリアの美しい村に登録のある西海岸のボーザや、北部のカステルサルド、中部にある古代ローマ浴場のある町フォルドンジャヌスやフェニキアのタロス遺跡などなど…時間が許せば行ってみたいですが、今回の訪問で西海岸ですら行きたいところ全てを回るのは難しく、旅の予定や実際の移動時間等も読めないので、動きながら考えます。 -
3度目の機内食はビーフのミートボールとチキンとナポリタン。ミートボールが美味しかった。飲み物は白ワインを頼みます。日本から持ってきたチータラと合わせてみたら「合う~!」と盛り上がったのが機内の思い出になりました
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ローマにも予定通り14時15分に到着。AELOITALIAの夕方17時30分のフライトまでにバゲッジを回収し、イミグレを済ませなければいけません。フィウミチーノのタミ3Eゲートは電車での移動が必要なことも知らずにいたので、気が焦ります。
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バゲッジクレームで驚いたのはコレ!フットボールテーブルが置いてあります。
今のうちにEURも手に入れて、通信は嫁がubigi、旦那はアーモンドSIMの通話付きプランでセッティング完了。 -
エスカレーターを上がってデパーチャーフロアにやってきました。ワンフロアにすごい数のチェックインカウンターが並んでいます。17時30分カリアリ行きはGカウンターの181~184です。
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Gカウンターの前には既に長い長い行列が。乗り継ぎ3時間15分あるので余裕はあるとはいえ、長蛇の列は精神衛生上良くありません。
「間に合うかな?」
「大丈夫でしょ。まだ1時間は余裕あるし」
「ローマの空港も色々見ておきたいのだけど…」 -
幸い回転よく、心配するほど時間もかからずセキュリティエリアに戻って来れたので、免税店をチェックします。お店の真ん中にあるパンダカラーのチンクェチェントがかわいいです。
フィウミチーノ空港 空港
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イタリアのものを扱ってるお店もありました。
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左上、岩塩とかペッパーのでっかいミル。イタリア料理店でよくパフォーマンスに出てくるやつ。右上は瓶がかわいいオリーブオイルが41EUR。7400円で瓶代含むなら…とも血迷ったけど高いわ。真ん中左はミラノのキャンディ。右はお馴染みのvenchiのチョコレート。興味深かったのが左下。ピスタチオのリキュール。右下は流行のバッグチャームのベアーで、サッカーのユニフォーム着てる。かわいいけど18EURで冷静になる。
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お店の入り口にあった箱入りモッツァレラチーズ。
「あ、発泡スチロールの箱忘れてきた」
「ああッ!そう言えば」
「チーズとかバター持って帰れないじゃん」
「このモッツァレラチーズ買う?」
「えー?」
「これ、13EURの30%OFFだから9EURちょっと」
「割引かかって安い気がするね」
「発泡スチロールだけ買ってもお金かかるしさ」
「晩ごはんに食べる?」
「明日の朝ごはんでもいいよ」
一個くらい買ってもいいかな?ということになり、モッツァレラチーズをいただきました。 -
搭乗口に移動してカフェで軽く食べながら搭乗を待ちます。
はー、コーヒー美味しい。イタリアのチーズ美味しー。
絶対買って帰ると心に誓います。 -
時間通りのフライトで、およそ40分でサルディーニャ上空です。
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眼下に広がるのは赤い砂の大地。大きな島です。時刻は18時20分ごろ。予定より少し早い到着になりそうです。
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少し早めの到着で30分にはカリアリ空港にランディングしました。青と黄のアライバルサインがかわいいです。
カリアリ エルマス空港 (CAG) 空港
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カリアリのバゲッジクレームにもフットボールテーブルが設置してありました。イタリアの空港って、どこも置いてあるんでしょうか?
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「カリアリはどこか行きたいところある?」
「カリアリ・カルチョの1920 Storeがあるのよね」
「営業時間…20時30分迄なら、お宿に寄ってすぐに向かえば間に合うかな」
「お宿近いの?」
「車でなら9分。アパートメントでチェックイン時間伝えて待ち合わせしてるから、待たせるのもね」
「お宿からショップまでも10分かからないみたい」
「でもレンタカー屋のオフィスがよくわからないんだよね」
「空港にあるんでしょ?」
「建物の外にオフィスがあるみたいなんだ」
そんな話をしているうちに預け荷物も無事回収できました。いよいよサルディーニャ島上陸です。成田→ドーハ→ローマ→カリアリ。10日の22時に出発して、ここまで正味で27時間。時間かかりますね。 -
マップを見ながら空港の外へ出て、レンタカーオフィスを探します。
今が18時45分。今晩のお宿は「tuvixeddu apartment cagliari」というアパートメントで、チェックインタイム19:30分頃と伝えています。 -
スーツケースを引きながら空港の前の道を少し左手にいった所にレンタカー会社のオフィスがまとまっている別棟があります。手続きを済ませた後に駐車場に移動して車を受け取ります。
お借りしたlocautoのスタッフさんはフレンドリーで、乗り捨てオプションやガソリン満タンにしないでもいいオプション、あとはフルプロテクションの話もスムーズに進みました。
「じゃあ、後は駐車場のスタッフから鍵を受け取ってね!出て右手の駐車場の一番奥まで歩いて、左に曲がるとオフィスよ」
「わかったよ。ありがとう」 -
旅のお供はトヨタヤリスのAT車です。アルゲーロまで島を縦断するので距離を乗ります。お借りしたヤリスの航続距離は750km近くあり、ガソリン乗り捨てオプションをつけたこともあり燃費に信頼性のあるトヨタは嬉しい限りです。
「ヤリスってこんな大きかった?大丈夫?こんな大きい車で」
「確かにコンパクトじゃなくなった感じだね。でもトヨタ正解だと思うよ。操作も慣れてるしさ」
荷物をトランクに載せて、出発進行です。 -
ところが19時に出発して空港から9分…のはずが、お宿に到着するのに手こずります。いつもGPSをレンタルしているのですが、今回はレンタルしませんでした。お宿が普通の住居なのが難しいところで、事前に到着したら呼び鈴で※※※を押してくれという指示は貰っていて、あたりの建物の表札を確認して探さねばなりません。
「うーん…検索の住所あってる?」
「メモの名前で検索したよ?」
「そうだよねえ…あれ?」
「だからナビ苦手って言ってるじゃない!」
「登録サイトの住所から検索すると聖ヴェンドラチェ通り沿いの別の場所になるから、そっち行ってみよう」
「違う場所?なんで?間違えた?」
そんなわけで曲がるところを間違えてみたり、全然違う場所に行ったりしつつ、19時50分くらいまでかかってお宿のアパートメントらしき建物に辿り着きました。ところがインターホンは指示と一文字違っています。結局、ギブアップして旦那からホストへ電話連絡を入れます。
「あ、こんにちは?遅くなっていてすみません」
「心配してたのよ、今どこにいます?」
「道に迷ってしまって。今×××と書いてある看板のある建の下にいるんですが、ここからどう行けばお部屋に着きますか?」
「え?そこであってるわよ。じゃあ今から私、下に降りて行くから」
「お願いします~」
しばらくするとホストが降りてこられて、扉の開け方やお部屋へのアクセスをレクチャーしてくれました。 -
車の停め方、玄関の入り方から、夜間の入り方、エレベーターの使い方などをホストの方に順番に教わりながら、玄関扉の開け方を教わりつつお部屋の扉が開きました。
扉を開けると、そこはキッチンルーム。シンクや引き出しの中にはカトラリーや鍋釜の類も充実しています。フリッジもバッチリ冷凍庫まで付いています。持ってきた保冷剤をキンキンに冷やすことができるのは助かります。 -
フリッジにはゴミの捨て方やWi-Fiについて、夜中にパーティをしちゃダメだとか、細かい使用上のルールが貼り出されていて助かります。カリアリのマップや観光案内も自由にいただけるのも便利です。洗面所の収納にはアイロンやヘアドライヤーも完備。これは嬉しい装備です。
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リビングも広々。白ベースのお部屋にソファにテレビと寛げそうです。
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リビングの窓を開けるとベランダがあり、ゴミ箱も設置されています。ベランダから建物の裏側が見渡せて、遠目に遺跡ビューです。アパートの名前と同じTuvixeddu(トゥビシェドゥ)という地中海最大規模のフェニキアの墳墓遺跡や採石場がこの裏山にあります。
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ベッドルームは二つあって、メインの方はダブルベッド。タペストリーがサルディーニャっぽくて気に入りました。
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サブの方は小さいので使用しませんでしたが、最大3人まで泊まれます。
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「じゃあ、最後にチェックアウトなんだけど。10時迄で、まず駐車場から車を出して。前の駐車場に停め直すでしょ」
「ふんふん」
「それで駐車場の鍵と、宿泊税と駐車場代の6EURとお部屋の鍵を一緒にテーブルに置いて…この領収書を持っていく。OK?」
「なるほどね、わかったよありがとう」
一通り注意事項を聞いた後、一息ついたところでカリアリの街に晩ごはんを調達しに出かけます。 -
20時を回るとスーパーも閉まるところが多いのですが、こちらのgieffeさんは21時まで営業されています。20時30分を少し回ったところでお店に着くことができました。
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何か食べ物を調達したくて見ていたら、サンドイッチが各種半額セール中でした。半額なので一個1EUR!朝ごはんにも使えますし、3個ほど買っておきました。
チーズも小分けのセール品も気になりましたが、これはローマの空港で買ったモッツァレラがあるのでパス。たくさんカットフルーツも出ていましたので、これも半額のカットフルーツの盛り合わせを見つけて朝ごはん用に買い込みます。 -
他にもお部屋で今晩から朝にかけて、ひもじい思いをしない準備を整えることができました。
買ってきたのは、左のスナック菓子。サルディーニャの伝統的なスナックでPANE GUTTIAUという小麦系のチップスです。お味はまあまあ。味違いで2つ買ってみました。あと左は明日お店に行こうと思ってるカリアリのサッカーチーム、カルチョのポテチ。後ろに立ってるのはPBブランドのウォールナッツの入ったホワイトチョコレートのチョコボール。それと同じくPBブランドのイタリア産ダッテリーニトマトのサルサソース。突発的に一つくらい調味料欲しくなってつい購入。 -
お買い物を終わらせたあと、夜のカリアリの街を少し散歩します。gieffeさんから歩いて5分程の場所に、カリアリで絶対に立ち寄りたかったジェラテリア「I FENU」(イ フェヌ)さんがあります。
こちらはオリスターノ出身のオーナー、ファブリツィオ・フェヌさんが奥さまと2018年にオープンしたサルディーニャ産の小規模農家の手摘みの旬の果物や、卵や牛乳、チーズ、ヘーゼルナッツなど、地元サルデーニャの味にこだわったお店です。
2024にローマで開催された世界のトップジェラティエーレを決定するイベントのランキングで、イタリア勢7番手、全体9位にランクインしています。 -
店外まで行列ができていました。私たちも列の後ろについて並びます。
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後ろのボードを見ながら、希望のジェラートを頼んでいきます。カップとコーンが選べて、1スクープで2.6EUR、2スクープで3.7EUR、3スクープで4.8EURと1.1EURずつ上がっていきます。今回は2人で2スクープ、計4フレーバーを試しました。2スクープ660円なら、お値段もお手頃です。
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笑顔でジェラートを受け取って、お店の横にある公園のベンチでいただきます。
左は嫁のピスタチオ&ヨーグルト。右は旦那のレモン&チョコレートビアンコカラメラート。すごい溶けるの早くてふうわりエアリーな美味しいジェラートでした。 -
「近くにもう一軒、I FENUと双璧の人気店”INTENSO”があるけど、そっちもいく?」
「お腹いっぱいになっちゃったよ」
「そう?じゃあお宿戻るか」
「お店閉まってるけど賑やかなとこ歩いて散歩して戻ろう」
イタリアンジェラートも食べて、明日の朝ごはんも調達したので、今日はお部屋に戻ってゆっくり休みます。 -
翌朝。アパートメントから表通りに面した方のベランダからの眺めです。路地にびっしり路駐の列が並んでいます。ご飯を食べたらチェックアウトして9時にオープンするカリアリ大聖堂に向かう予定です。
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昨日購入したモッツァレラチーズで朝食の準備です。開けてみると中にはチーズがふたつ。固結びを解いてひとつ取り出して、せっかくですからオススメの調理法を試してみます。
「食べる前に35度から40度のお湯であっためてだって」
「ジップロック持ってきてるからちょうどいいね。ちょっと待って」
しばらくあたためたら、ナイフでカットして、アパートメントにあったお皿に盛り付けます。 -
イチオシ
じゃーん!昨日のスーパーのカットメロンやぶどうとクロワッサンサンドイッチを付け合わせに乗せて…最後にI FENUさんのティラミスの瓶を添えて朝食の一皿が完成です!
べろーん、パクッと食べてみるとモッツァレラチーズに甘みがあってうま~い!
水牛のお乳で作った伝統的なモッツァレラチーズだそうですが、美味しかったです。イタリア人こんな美味しいもの毎日食べてんのかとちょっと感動。 -
ご飯を食べたらチェックアウト。9時オープンに間に合うようにカリアリ大聖堂に向かいます。嫁ナビでなかなか大聖堂にいきつかず、カリアリ城の前の道をいったりきたり。近くの地下駐車場に車を停めて歩くことにしました。
「ふう。ここなら安心して停められる」
「もー!次は絶対カーナビ借りて!!街中の案内は無理だから!」
「車乗るたびに不機嫌になられても困るし、次はそうするよ」 -
駐車場から出て、近くのトンネルからエレベーターで上に出ると、崖下にある広場につきます。崖の上には丘の上の城塞内にある旧市街(カステッロ地区)が広がっています。この丘の一番高いところにお城と城壁があり、そこに大聖堂も入っています。
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確かに駐車場からすぐだけど、この崖どうやって登るんだと不安に思いながら、道に沿って歩いていくと、崖の上まで直通のリフトがありました。
「やっぱりあった!これ上がればお城の入り口だよね?」
「知ってたの?」
「いや、通路にそれっぽい絵があったから、もしかしてとは思ったけど知らなかった。行き止まりならこんな新しい道を作ってあるわけないしね」
うちの歩く地図、時々冴えてますが、リフト無かったらこの崖どう登るつもりだったのか…東京にきた外国人観光客がマップ頼りに歩いていて、日暮里や上野の日暮里崖線に出くわしたらこんなふうに思うんだろうなきっととか考えながらボタンを押してみるとちゃんと動きます。ガラス張りの展望リフトです。眺めもいいのですが、掃除をしていないから窓ガラスがあまり綺麗でないです。 -
リフトは崖の上に突き出した広場につきます。観光地でお馴染みの双眼鏡も設置されていて、展望台になっています。看板を見ると昼間10時から17時は高温のため動かないこともあるかもって…ようは朝しかアテにできないみたいです。
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「うわー、すごいね!」
「街を見渡せるね~」
景色は素晴らしいのですが、帽子は被っているものの日差しを遮るものがないと暑いです。 -
広場の出口に看板があり、幾つかの名所案内があるので大聖堂の矢印の方に歩きます。崖に沿って建っている建物はカリアリの市役所みたい。
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石畳の道を進むとすぐにパラッツォ広場につきました。カリアリ大聖堂も広場に面して建っています。オープン直後ですが、既に多くの人が観光に訪れています。
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昔はバロックのファサードだったそうですが、12世紀のピサ人が建てた時のオリジナル装飾があるかと思って20世紀に取っ払ったら何もなかったので、ロマネスク時代の姿を想像して現在のピサロマネスクふうの姿に復元したのだそうです。
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イチオシ
この入り口に立っている植木鉢がかわいかったです。
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では!入ります!
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聖堂に入ると、正面に主祭壇があります。
8月15日のFerragostoというイタリアの祝日(聖母被昇天祭)が近く、すでに祭壇の手前には祝祭の棺が寝かせてあります。この時はピンときておらず「もしかして誰かのお葬式???」と、気を使ってしまって主祭壇に近寄れません。 -
おっかなびっくり撮った主祭壇。Ferragostoの聖マリアさまの眠るベッドは、15日の前8日間だけ大聖堂に設置されるのだそうです。主祭壇は白い大理石の聖母子像だったと思うんだけど…遠い…苦笑
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天井のフラスコ画やクーポラの装飾。左右の側廓の天井も光を取り入れていて綺麗です。
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左右に大きめの礼拝堂が3つづつ並んでいるほか、あまり広くない聖堂内に様々な装飾が施されていて華やかです。写真は右側廊の聖チェチーリアの礼拝堂。聖チェチーリアは、カリアリ大聖堂の守護聖人なんだそうです。
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蝋燭が奉納できるので、手持ちのコインを寄進して、私たちも燭台に蝋燭を置いて、旅行中の安全をお祈りしてきました。
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同じく右側廊にある聖エウゼビオの聖母の聖母の礼拝堂。聖エウゼビオはサルディーニャ出身の聖人なのだそうです。その方が東方からこの聖母像を持ち帰ってきたということのようです。
カリアリ大聖堂自体、Cattedrale di Santa Mariaと聖マリア聖堂なので、いたるところにマリアさまがいますが、この聖母子像は不思議と目を惹きます。光がちょうど顔にあたるようになっていたり、演出もお上手です。 -
聖母子像はブラックマリアの一体に数えられています。制作は彩色・金箔の木製で14世紀後半のヴェネツィア作ということですし、作品由来からもモンセラートのブラックマリアと直接の関係はないはずです。ただ、このカリアリ大聖堂もモンセラートもアラゴン=カタルーニャ王国の影響はあるはずなので、何かしら繋がりがあるのかもしれません。
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右側廊祭壇の一番奥が、聖ミカエル礼拝堂。青と白のレリーフのような立体感のある大天使ミカエルの石像です。
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左側側廓にも祭壇が並んでいます。上は慈悲の聖母の礼拝堂。同じく左側祭壇の聖バルバラの礼拝堂。左側祭壇の入口側は右下の洗礼の礼拝堂。たぶん上に立っている十字の杖持ちの像は洗礼者ヨハネだろうことはなんとなく。
右側は赤い大理石の飾り柱、左側は黒い大理石の飾り柱みたい。赤青黒とカラフルな大理石を使ってて装飾的です。 -
主祭壇の横にも小さい礼拝堂もあって、聖母子像や磔刑のキリスト像もありました。主祭壇右にピエタ像もあって、様々な祈りの場が所狭しと並んでいます。
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主祭壇左側には、アラゴン王の記念碑もあります。
アラゴン=カタルーニャ連合王国がサルディーニャを支配する14世紀から17世紀は、この聖堂がゴシック~バロック様式で美しく装飾された時期と重なっています。18世紀初頭のスペイン継承戦争で消滅するまで、時系列で並べればカリアリ大聖堂のパトロンはアラゴン=カタルーニャなのです。 -
最奥部の主祭壇も色大理石で彩られていて、左右の獅子の像に守られています。
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主祭壇を守る獅子を横目に、側面の入り口から階段で地下に降りると、地下聖堂に入れます。なんとなく睨まれてコワイです~
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階段を降りていくと、天井を覆う無数のロゾーニが星か花のように天空を覆い尽くしている向こうに地下聖堂が見えてきます。聖母子像の祭壇がある主祭壇同様に赤と青の色大理石の装飾で飾られています。
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地下聖堂は1629年頃に設けられました。壁面は17世紀に発見された無数のサルディーニャの初期キリスト教の殉教者たちの聖遺物で飾られ、それを殉教者の聖母が見守るという図式になっています。過去のサルディーニャで信仰に殉じた人たちを祀った祈りの場です。地下聖堂は人を呼び込むギミックを強化する目的で後付けで設けられる施設ですから、どんな人に何をアピールしたかったのかという性格が出ます。まさにアラゴン王家からサルディーニャの人々へ融和のメッセージというべきものなのでしょう。
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イチオシ
壁にずらりと並んだ殉教者たちのレリーフはとても手が込んでいます。
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イチオシ
サルディーニャの石工が協力して作った美しく華麗なこの天井の装飾を見たくて、この町では真っ先にカリアリ大聖堂に来たかったのです。
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イチオシ
このロゾーニは全部で584個あると言われています。
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地下聖堂は左右に側室を持っていて、スペイン継承戦争後の18世紀にサルディーニャ支配を継承したサヴォワ家が付け足しています。側室にはそれぞれ聖人が祀られています。上段の右側側室は聖ルチフェロ、下段の左側側室はカリアリの守護聖人聖サツルノだそうです。
そのため側室にはサヴォワ家縁のものが多く設置されていて、右側側室には、サルデーニャ王国の国王が安置されています。左側側室は古代ローマ時代の殉教者、聖サツルノの聖遺物が入っていたとされる2世紀のローマ石棺が飾られています。 -
どちらの側室も、圧巻なのは淡い青と白を基調とした天井の漆喰細工のやわらかな浮彫です。主室のアラゴン時代の天井のロゾーニの意匠を取り入れつつ、ロココ調に仕上がっているのが、サヴォア家らしさといったところでしょうか。
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イチオシ
それぞれ左右の側室に祀られる聖人のレリーフが天井の中心にも配置されています。
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イチオシ
サルディーニャ王になって王家格を得たサヴォア家が、後にイタリア国王家になっていくのですから、もしかしてここはパワースポットなのかもしれません。
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イチオシ
美しい青緑はサルディーニャの海の色でしょうか。来た甲斐がありました。
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イチオシ
主室に戻って、階段を登って地下聖堂から出ます。
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階段の蹴込みにも色大理石の象嵌が施されています。細かいところまで手が入っていて感心します。
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左側出口の手前に小さなショップがあって、大聖堂の守護聖人サツルノと聖母マリアさまのメダイユを販売しています。
旅行記はここにはアップしていないのですが、以前パリでカタリナ・ラブレの奇跡のメダイユをお守りに購入して以来、伺った聖堂のメダイユをコレクションしています。大聖堂のパンフレット0.5EURと一緒に、聖サツルノがデザインされたメダイユを一つ購入して大聖堂を後にします。 -
大聖堂を出て駐車場に戻るのに、パラッツォ広場を降りて旧市街の街中を歩きます。歩きたかったからというのもありますが、行きに乗ってきたリフトは停止時間に入ってしまったので使えません。
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大きなスケルトン状の塔を過ぎたらカリアリ城の外壁に着きます。
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城壁を抜けて坂道を降りていきます。門に古い銘板がありましたが、読めません。ラテン語の無教養を嘆くのみです。照りつける夏の日差しのなか、かわいいドライフラワーみたいになったお花や、これでもかと咲き誇る綺麗なお花に癒されながら、駐車場迄戻りました。
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またまた迷いながらもヤリスちゃんでCagliari 1920 Storeのあるイェンネ広場に向かいます。広場の北側に白枠の路駐スペースが広がっていました。
これは後になって現地での会話の中で知るのですが、イタリアでは事前予約可能なEasyparkというパーキングアプリが広まっていて、青枠駐車スペースを予約できます。パーキングメーターのない青枠駐車スペースとメーターの青枠と区別がいまいちつきません。無料のゾーンは白枠で、出入口以外のロードサイドは基本停めれます。街中には荷下ろし専用とか港湾関係者専用とか色々専用の看板が立っていたりペイントのある駐車スペースもあるので、「①何もない白枠なら停められる」、「②アプリの予約無しに青枠に止めると高額罰金のリスク」、「③黄色は駐車禁止」というのが今の原則のようです。
【Easy parkアプリ】
https://www.easypark.com/it-it -
広場を囲む建物にフットボールチーム「カリアリ・カルチョ」のオフィシャルショップ、Cagliari 1920 Storeが入っています。ここのユニフォームかわいいので買いに来ました。ここのお店以外にも、カリアリ駅や空港にもショップが入っているみたいです。
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赤と紺のが2025シーズンのホームユニフォームで、白のがアウェイユニフォーム、青緑のサードユニフォームまであります。気に入っているのは白のアウェイユニフォーム。襟元に1969-70ホームモデルの襟デザインを踏襲していて、白地に赤と紺のチームカラーのドロストがフットボールユニフォームらしからぬかわいさです。他にチームカラーのバッグとか、いくつかのグッズを手に入れました。
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お買い物もして、そろそろお昼に近づきます。ここからお店も14時くらいまで閉まる時間帯に入ります。カリアリは大聖堂とCagliari 1920 Storeの立ち寄りで済ませて、いよいよ旅の本来の目的地、内陸中部の街Samugheo(サムゲーオ)に向かって移動です。
キリのいいところで、サムゲーオ編に続きます!
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この旅行記へのコメント (2)
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- ちーちゃんさん 2025/08/30 22:11:35
- イタリアですねー!
- こんばんは~トゥーバーズさん(*^◯^*)
いよいよイタリアですねー!
わたしは、島にはいかなかったので興味津々です(*゚▽゚*)
乗り継ぎ乗り継ぎで、時間がかかりましたが、疲れませんでしたか?
色々見てると、トランジットもあっという間だったでしょうか。
黄色いクマ君の他にも色々いるのを、
初めて知りました。
シチリア島の場所は分かっていましたが、
サルディーニャ島ってどこら辺かと調べちゃいました。コルシカ島のお隣なんですね。
フランスとイタリアの国境の島なんですね。
表紙になっている写真、
まるで綺麗に並べられたチョコレートや小さな干菓子の様でとっても可愛いです(*^▽^*)
落ち着いた教会の中で、聖母の礼拝堂では、
マリア様にちょうどスポットライトが当たっていて、神々しい雰囲気を出していますね。
なんと言っても、カトリックの総本山のある国ですから、どこでも素晴らしい彫刻や絵画が沢山とてもステキです!
私達もイタリアで、モッツァレラを食べましたが、やっぱりとっても美味しかったです♪
少し温めるとまた格別なんですね。
今度マネしてみようと思いました(^-^)
次回も楽しみに待っています♪
- トゥーバーズさん からの返信 2025/08/31 15:29:36
- Re: イタリアですねー!
- ちーちゃんさま、こんにちは!
コメントありがとうございます。
最近ご無沙汰しております。
イタリア楽しかったです~
また行きたいです~
モッツァレラチーズは、箱の中におすすめの食べ方が入っていて、スマホ翻訳したら食べる直前に湯煎して食べてねと書いてあったのです。甘味や風味が増すんだそうですよ。
最終日はローマに寄ったのですが、ちーちゃんさまも行かれていたカトリックの総本山にも行ってきました!
今回はもう、行きたかったところを駆け足で回ってきたらあっという間に終わってしまったのですが、正直見どころが多すぎて…ヤバい国でした。
よかったらまた続きも見に来てください。
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