小名浜 🐟アクアマリンふくしま🐡

2025/08/03 - 2025/08/03

福島県いわき市にある小名浜へ行ってきました
東北一の規模を誇る水族館アクアマリンふくしま(正式名称:福島海洋科学館)へ
そして､ここ小名浜はあの東日本大震災の津波の被害にもあった場所です
あの震災から間もなく15年が経ちますが､今回初めて被災地となった場所を訪れ､立派に復興している街の姿を肌で感じることができました


【表紙の写真】アクアマリンふくしま 潮目の海

エリア いわき市(福島)

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル

日暮里について常磐線ホームに着いたら目の前で05時06分発取手行の電車が行ってしまいました

日暮里駅 駅

そんなわけで次の電車は05時14分発の勝田行
たかが8分差ではありますが・・・

JR常磐線 乗り物

利根川を渡るころには昇る朝日を見て
ここから茨城県へ

利根川 自然・景勝地

05時49分取手に着く
このままこの電車で行けば07時06分に勝田に着くんですが

取手駅 駅

一旦取手で降りてときわ路パスを購入したため

次の下り電車06時33分まで44分待ちでようやく来た勝田行

07時50分勝田に到着
取手まで乗って来た電車に遅れること44分

勝田駅 駅

でもって､勝田からの次の下りは08時06分発の高萩行
我孫子からすぐ後を追ってきた電車
前の電車に乗って来れれば乗り継ぎも良く07時10分には勝田を出発できたはず

なので高萩で再び乗換るはめに
08時51分高萩到着

高萩駅 駅

09時06分発いわき行
水戸からその後を追ってきた電車
と乗継が非常に悪く

泉駅に到着したのは09時35分
日暮里で前の電車に乗り､取手でときわ路パスを買って取手まで乗って来た電車に乗れたら08時20分に到着
目の前で電車が行ってしまったがために､ここまでで到着が1時間15分も遅くなってしまいました

泉駅 (いわき市) 駅

ときわ路パスの区間は大津港までのため､大津港からの差額を支払いバス乗り場へ

既にバスはスタンバイ
小名浜方面へのバスは30分に１本程度と思ったよりも多くあります

新常磐交通 乗り物

バスは途中イオンモールいわき小名浜へ立ち寄り､ほとんどのお客さんはここで降りる
後で知ったけど､泉駅からイオンモールへは休日限定で無料送迎バスがあったらしい

３階にあるフードコートへ

大きなフードコートです

一番手前にあった幸楽苑さんで

中華そば　朝食兼昼食です

フードコートからは小名浜港を一望できます
中央奥に見えるのがアクアマリンふくしま

で､食後そのアクアマリンふくしまに来ました

アクアマリンふくしま 動物園・水族館

入館します！
入館料1,850円とそれなりにはしますが､思ったよりも充実した水族館でした

わくわく・はじまりの森
暑い中子供たちが水遊び

ふくしまの昆虫類

クワガタ
どこにでもいるような気もしますが

ニホンアナグマ
あの石の奥にいるのわかりますか？

ふくしまのほ乳類 鳥類を通り､ウォーターカーテンの向こうには里山が広がる

サワガニ

ふくしまのは虫類 両生類
シマヘビ・・・ってこれ､レプリカかい！

ウォーターカーテンの向こうに広がっていた里山
自然の中にいる生き物を探してみようというコンセプト

さきほどのウォーターカーテンの外側
滝です

水でつながる「生きもの」と「環境」
虫がキノコになる冬虫夏草

雉

と､ここまでは水族館というよりもむしろ動物園です

本館へ移動して

いわき市を含むあぶくま東縁は全国有数の化石の産地ということで､この水族館は化石がたくさん展示されてます

ということで本館1階 『海 生命の変化』

アンモナイトと言えば､化石の代表格
このエリアには多くの化石が展示されています

生きた化石とも言われる無脊椎動物 カブトガニ

古代魚の一種 チョウザメ
あのキャビアのチョウザメですね

白亜紀前期から存在するガー
鋭い歯で亀などもかみ殺すことから日本でも各地で被害が問題となっている外来種です

シーラカンス(剥製)
アフリカのシーラカンスとインドネシアシーラカンス2体を同時公開しているのは世界初らしい

こちらも古代から姿を変えずに生き続ける生きた化石と言われてます

続いて本館4階 ふくしまの川と沿岸

潮目の海へようこそ
『潮目』 AI解説によれば「海面上で性質の異なる海水の境目が線状に見える現象」

潮目を泳ぐ

北の海の海獣・海鳥
ゴマフアザラシ

トド

オセアニック・ガレリア
何故か盆栽展示されています

南テラスでは『いわき七浜 捕鯨文化』
大きな鯨の骨格！
全長9mのミンククジラだそうです

上を見ても鯨の骨格が飛んでいるぅ

『漁場から食卓まで』
こちらはふくしまの魚市場を再現

そして食卓に並ぶお魚

『あぶくま再発見』

地質年代に応じた化石の展示や常磐炭田で採れた石炭などの実物展示を行い､この地域の特徴を紹介します

次のエリアへ行く途中､窓から見える小名浜港

奥に見えるのは三崎公園に建つ「いわきマリンタワー」

こちら側には小名浜マリンブリッジが見える！

2017年完成で全長927m

『熱帯アジアの水辺』
マングローブの森が広がる

2階へ降りて『サンゴ礁の海』
色鮮やかなサンゴや魚たち

同じく本館2階 『親潮アイスボックス』のカエルアンコウ

再びの潮目の海(海底)
上方から陽光が射しています

水槽の向こうには先ほど通って来た潮目の海の海面を歩いている人が見えます

進んで行ったら突然のお寿司屋さん
生きている魚を見た直後に､お魚を食べるなんて・・・

親潮水槽をお掃除しています

福島県沖は黒潮と親潮がぶつかる潮目の良漁場

鰯の大群

回遊魚だけに元気よく動き回っていますね

潮目の海の三角形のトンネルは潮目を表しているそうです

同じく本館2階 『ふくしまの海～大陸棚への道～』

ミズダコ(アクアマリンふくしまのHPには「人気」マークが付いてます)
水深1500m以上の深海に生息
生きていますが､色はゆでだこみたい

深海の赤いダイヤ ヒシダイ

キンメダマシ(アクアマリンふくしまのHPには「NEW」マークが付いてます)
キンメダイのようなのでキンメダマシ(一応キンメダイ科のようです)

滅多に漁獲されることがなく希少なんです

深海といえば タカアシガニ(アクアマリンふくしまのHPには「人気」マークが付いてます)

世界最大のカニです

ラブカ

クラカケアザラシ

こちらはその骨格標本です

飼育員の研究レポート

こちらの水族館は多くの賞を受賞しています
先日テレビで世界初のサンマの水槽内繁殖にも成功した水族館とやっていました

ここからスロープで1階へ

ミュージアムショップUMINOS

レストランアクアクロス

この日は満席でした

アクアクロス グルメ・レストラン

エレベータで展望台へ

ガラス張りのエレベーター　下から見上げる

再び 小名浜マリンブリッジ

三崎公園の方

すぐ下の本館1階の通路

じゃぶじゃぶ･めぐりの海
びおびお･つながりの郷

磯･干潟･浜という海辺の自然を再現した屋外エリア

さきほどの展望室です

ガラス張りの展望台の高さは34mあるそうです

本館へ戻る

夏らしく通路には涼し気な風鈴

本館を出て､続いて金魚館へ
気づかずスルーして帰る人もいたようですが・・・

天井にも金魚

かつのすけの金魚のイメージからするとどの金魚もぶくぶく太ってます

高級金魚や希少種も展示されてます

ということで､2時間ほどかけて一周し､退出

目の前にはさきほどのイオンモールいわき小名浜

大きなショッピングセンターです
東日本大震災の際はここ小名浜も甚大な被害を受けたということで､こちらのイオンモールは震災復興事業として平成30年にオープン､3階より上は津波避難ビルとして施工されています

小名浜美食ホテル

東日本大震災の後､レストラン等が入居するいわき・ら・ら・ミュウや､アクアマリンふくしまにかけてのこの区域はアクアマリンパークとして整備され､もともとあった古い倉庫を改装し､レストランと物産館が入居する「小名浜美食ホテル」やイベントホールが入居する「小名浜潮目交流館」がオープンするなど再開発が行われました

小名浜美食ホテル グルメ・レストラン

大谷君！

なぜか東南アジアっぽい雰囲気

奥に見えるのは先ほど行ったアクアマリンふくしま

美食ホテルの近くにある いわき ら ら ミュウ へ

いわき ら ら ミュウ お土産屋・直売所・特産品

中には沢山の海鮮料理店が軒を並べますが､こちら名物タワー丼

こちらの名物は山盛丼

どちらもインパクトが大きいためか大人気

2階では「3.11 いわきの東日本大震災展」

2011年の東日本大震災ではこのいわき市も揺れと津波に襲われ死者467名､建物の全壊7902棟といった甚大な被害を受けました

そんな東日本大震災から14年が経ち､ここ小名浜も立派に復興を遂げましたが､あの震災を忘れない
そんな気持ちが伝わってきます

今はそんな感じが全く感じられませんが､この辺りも津波が到来し被害を受けています

東日本大震災の際にはここいわき市では震度6弱の揺れを記録し､震度4以上の揺れが3分10秒にわたって続きこの震災を観測した震度計の中で最大の長さで､その後4.4mの高さの津波が襲い､このららミュウも津波で1階の天井付近まで水没し､この小名浜でも2名の方が亡くなったそうです

当時はこんな避難所で人々は暮らしていたんですねぇ

さて､いわきと言えばスパリゾートハワイアンズ
昔の常磐ハワイアンセンターです

いわき市内どこへ行ってもフラガール

海岸沿いに歩いてみる

あのビルも震災被害・・・？

小名浜港トンネル
トンネルの入口は船の形のイメージらしい

小名浜は海岸からすぐの場所が急に高台になっている場所がある

第一ケーソンヤード跡地

高台にマリンタワー
近いようで

岬の先をぐるりと回る

岬の先にあるトンネル
震災の際には津波がこの高さまで

坂を登って三崎公園へ

こんなところにメヒコ

メヒコ いわきマリンタワー店 グルメ・レストラン

そのお隣にあるいわきマリンタワー
海抜46mの台地に塔屋59.99mの展望台

いわきマリンタワー 名所・史跡

ここから入場します

海抜106mの展望台からの小名浜港

眼下に広がる三崎公園

三崎公園 公園・植物園

番所灯台方面

高台に潮見台が見える

潮見台 名所・史跡

ぐるりと回って歩いてきましたが､もしかしてあの道歩いて行けば近道だったかも・・・？

エレベータで下り１階の売店へ

階段でも降りられまれますが､
「注意してください ここから先､ずーーーっと階段です」と書かれてました

そんなわけで､「もしかしたら近道？」を行ってみます

かなり急坂だったので､上るのにはきついかもしれませんが､明らかに先ほど通った道に比べればショートカット
小名浜港トンネル近くのこの場所に出ました

イオンモールに戻ってきました

暫くバスを待ち､ここから再びバスに乗って移動します

新常磐交通 乗り物