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3時半過ぎ、ベルギー館の北側の大地の広場より北側、大屋根リングの内側で一番北側のゾーンのコネクティングゾーンに進む。今回の万博のサブテーマの「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」に因んで命名されたゾーン。このエリアには15ヶ国の海外単独パビリオンがある。<br /><br />まず大地の広場の北側にあるのがセルビア館。セルビア共和国(Republika Srbija)は東南ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家。ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、北マケドニア、コソボ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアに囲まれている。首都はベオグラード(Beograd)。<br /><br />国名は南スラブ系のセルビア人に由来。その語源は諸説あり、「人間」「仲間」を表す言葉だったとか、「自由な人々」を意味するとか。<br /><br />面積は約9万平方kmで国の面積順リストで113位。人口は約690万人で国の人口順リストで106位。公用語はセルビア語。通貨はセルビア・ディナール(RSD)。日本との時差は8時間(遅れ)で、3月末から10月末までは1時間早いサマータイムを採用している。<br /><br />中世にセルビア王国として繁栄し、修道院や城塞などの歴史的建造物が数多く残されている。その後、オスマン帝国の支配を受け、19世紀に独立を果たした。20世紀にはユーゴスラビアの中心国となり、1990年代の紛争を経て、2006年に現在のセルビア共和国となった。<br /><br />パビリオンは首都ベオグラードにある島を模した「浮かぶ森」をコンセプトにしている。3000株ほどの植物が植えられており、緑豊かな外観が目立つ。館内のテーマは「遊びの社会」。大人も子どもも楽しめる遊びの展示が並ぶ。特に壁に設けられた装置にビー玉を投入すると最初は仕掛けに沿って動き、途中からデジタル処理された映像上で動く。ビー玉の動きに応じてセルビア出身の科学者やスポーツ選手の説明なども表示され、遊びながらセルビアについて学ぶこともできる。<br /><br />セルビア館から大屋根リングの下を北側に進むとウズベキスタン館。ウズベキスタン(O&#699;zbekiston Respublikasi)は中央アジア、黒海の東側の内陸に位置する共和制国家。カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタンに囲まれている。首都はタシュケント(Toshkent)。<br /><br />国名は「ウズベク人の国」を意味しており、ウズベクは、中央アジアで広く話されるテュルク語で「自身が主君」を意味し、チンギス・カンの長男のジョチの末裔が支配し興亡した遊牧政権ジョチ・ウルスの第10代ハンであったウズベク・ハンの名に由来すると云われる。<br /><br />面積は約45万平方kmで国の面積順リストで55位。人口は約36090万人で国の人口順リストで43位。公用語はウズベク語。通貨はスム(UZS)。日本との時差は4時間(遅れ)で、サマータイムは採用してない。<br /><br />古代よりオアシス都市が栄え、東西交易路シルクロードの中継地となって来た。8世紀にアラブ人によって征服され、宗教的にはイスラム化した。14世紀にはこの地から興ったティムール朝が中央アジアから西アジアに至る広大な地域を征服して大国家に発展したが、16世紀に滅亡し、19世紀にロシア帝国に征服され、そのままソビエト連邦下の共和国となる。1991年のソ連崩壊によって独立。<br /><br />パビリオンは何と云っても外観が美しい。屋上には無数の木柱が見える。森のような屋上テラスには上ることができ、地上から見上げると「木の神殿」のように見える。今回の大阪・関西万博の中でも、完成度の高さはトップクラス。<br /><br />パビリオンのテーマは「知識の庭」。ウズベキスタンの豊かな文化遺産を巡る旅を味わえる。ウズベキスタンの庭園は、昔から文化交流、内省、社交の拠点となってきたが、レンガ、粘土、スギの木で造られたこのパビリオンは、その遺産を再構築している。トゥマールの形をした三角形の敷地に建つこのパビリオンは、伝統、革新、持続可能性、創造性を探求し、「知識の庭」の美と知恵に結実している。<br /><br />ウズベキスタン館の北側にインド館。インドは南アジア、インド洋に突き出したインド亜大陸(半島)の大半を占める連邦共和制国家で、正式にはインド共和国(Republic of India)。大陸側はパキスタン、中国、ネパール、ブータン、ミャンマー、バングラデシュと国境を接し、インド洋沖にはスリランカやモルディブが浮かんでいる。首都はデリー(Delhi)。<br /><br />国名はサンスクリット語で大河(インダス川)及びその東部を意味するシンド(Sindhu)に由来している。この言葉がギリシャ語の「Indu」として欧州に伝わり、英語の「India」となった。インドでは自国のことをバーラト(Bh&#257;rat)と呼ぶ。<br /><br />面積は約330万平方kmで国の面積順リストで7位。人口は約14.5億万人で世界で一番多い。公用語はヒンディー語で準公用語として英語。通貨はインド・ルピー(INR)。日本との時差は3時間半(遅れ)で、サマータイムは採用してない。<br /><br />5000年以上前に栄えたインダス文明が存在し、その後、仏教やヒンドゥー教が発展した。16世紀にはムガル帝国が支配し、19世紀からはイギリスの植民地となったが、1947年にマハトマ・ガンジーの非暴力運動により独立した。<br /><br />北と南で異なる言語、料理、伝統を持ち、ヨガ、アーユルヴェーダ、ボリウッド映画など、多様な文化が世界に影響を与えている。<br /><br />パビリオンのテーマは「命を救う」。外観はヒマラヤ山脈を模し、山の薬草で人々を救った猿の神様「ハヌマーン」や、古代の仏教壁画が描かれている。自国語での呼び名「バーラト」が正面のカタカナで主張している。<br /><br />内部では製薬などの医療技術や、月面着陸に成功した「チャンドラヤーン3号」のレプリカなどの宇宙関連技術や、海底から採掘されたという鉱物資源などが展示されている。ただし、工事の遅れでこの時はまだオープンしてなく、5月1日に2週間遅れで開館した。<br /><br />インド館の北側はインドネシア館。インドネシアは東南アジアとオセアニアの間、約1万7千の島々からなる世界最大の群島国家で、正式にはインドネシア共和国(Republik Indonesia)。首都はジャワ島のジャカルタ(Jakarta)だが、2045年までにボルネオ島東岸のヌサンタラ(Nusantara)に移転予定。<br /><br />国名はギリシャ語のインドス(indos)とネソス(nesos)という2つの単語から成っており、“東インドの島々”という意味を持っている。オランダ領東インド時代の1920年代に定着したもので、歴史的には新しい。<br /><br />面積は約190万平方kmで国の面積順リストで14位。人口は約2.8億万人で国の人口順リストで4位。公用語はインドネシア語。通貨はルピア(IDR)。日本との時差はジャカルタは2時間(遅れ)だが、中部は1時間遅れで、東部は日本時間と同じ。サマータイムは採用してない。<br /><br />古代からインドネシアはスパイス貿易の中心地であり、アラブ、中国、インド、ヨーロッパとの交易が盛んだった。17世紀にオランダの植民地となり、オランダ領東インドとして統治され、第二次大戦後の1945年に独立を果たした。<br /><br />300以上の民族が存在し、バリのヒンドゥー文化、ジャワの伝統舞踊、スマトラのイスラム文化など、地域ごとに異なる文化が根付いている。<br /><br />パビリオンのテーマは「自然・文化・未来都市」の融合。外観は船をモチーフにしており、様式美を極めたそびえ立つ船の形は、絶えず前進し、成長し、障害を乗り越えて持続的に航行していくという力強いビジョンに象徴される哲学を体現している。<br /><br />内部では熱帯雨林のミニチュアをはじめとする展示で自然の美しさと保全の重要性を訴え、再生可能エネルギーの取り組みなどを解説。約1300民族が育む多様な工芸や食文化、新首都となるヌサンタラの紹介コーナーも設ける。ビジネスフォーラム、ワークショップも開催している。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.30726977513612213&amp;type=1&amp;l=223fe1adec<br /><br /><br />オーストラリア館へ入るが、続く

大阪 夢洲 大阪・関西万博 コネクティングゾーン(前半)(Connecting Zone,Expo 2025,Yumeshima,OSA)

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2025/04/22 - 2025/04/22

3546位(同エリア3985件中)

旅行記グループ 大阪・関西万博(後半)

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ちふゆ

ちふゆさん

3時半過ぎ、ベルギー館の北側の大地の広場より北側、大屋根リングの内側で一番北側のゾーンのコネクティングゾーンに進む。今回の万博のサブテーマの「Connecting Lives(いのちをつなぐ)」に因んで命名されたゾーン。このエリアには15ヶ国の海外単独パビリオンがある。

まず大地の広場の北側にあるのがセルビア館。セルビア共和国(Republika Srbija)は東南ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和制国家。ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、北マケドニア、コソボ、モンテネグロ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチアに囲まれている。首都はベオグラード(Beograd)。

国名は南スラブ系のセルビア人に由来。その語源は諸説あり、「人間」「仲間」を表す言葉だったとか、「自由な人々」を意味するとか。

面積は約9万平方kmで国の面積順リストで113位。人口は約690万人で国の人口順リストで106位。公用語はセルビア語。通貨はセルビア・ディナール(RSD)。日本との時差は8時間(遅れ)で、3月末から10月末までは1時間早いサマータイムを採用している。

中世にセルビア王国として繁栄し、修道院や城塞などの歴史的建造物が数多く残されている。その後、オスマン帝国の支配を受け、19世紀に独立を果たした。20世紀にはユーゴスラビアの中心国となり、1990年代の紛争を経て、2006年に現在のセルビア共和国となった。

パビリオンは首都ベオグラードにある島を模した「浮かぶ森」をコンセプトにしている。3000株ほどの植物が植えられており、緑豊かな外観が目立つ。館内のテーマは「遊びの社会」。大人も子どもも楽しめる遊びの展示が並ぶ。特に壁に設けられた装置にビー玉を投入すると最初は仕掛けに沿って動き、途中からデジタル処理された映像上で動く。ビー玉の動きに応じてセルビア出身の科学者やスポーツ選手の説明なども表示され、遊びながらセルビアについて学ぶこともできる。

セルビア館から大屋根リングの下を北側に進むとウズベキスタン館。ウズベキスタン(Oʻzbekiston Respublikasi)は中央アジア、黒海の東側の内陸に位置する共和制国家。カザフスタン、キルギス、タジキスタン、アフガニスタン、トルクメニスタンに囲まれている。首都はタシュケント(Toshkent)。

国名は「ウズベク人の国」を意味しており、ウズベクは、中央アジアで広く話されるテュルク語で「自身が主君」を意味し、チンギス・カンの長男のジョチの末裔が支配し興亡した遊牧政権ジョチ・ウルスの第10代ハンであったウズベク・ハンの名に由来すると云われる。

面積は約45万平方kmで国の面積順リストで55位。人口は約36090万人で国の人口順リストで43位。公用語はウズベク語。通貨はスム(UZS)。日本との時差は4時間(遅れ)で、サマータイムは採用してない。

古代よりオアシス都市が栄え、東西交易路シルクロードの中継地となって来た。8世紀にアラブ人によって征服され、宗教的にはイスラム化した。14世紀にはこの地から興ったティムール朝が中央アジアから西アジアに至る広大な地域を征服して大国家に発展したが、16世紀に滅亡し、19世紀にロシア帝国に征服され、そのままソビエト連邦下の共和国となる。1991年のソ連崩壊によって独立。

パビリオンは何と云っても外観が美しい。屋上には無数の木柱が見える。森のような屋上テラスには上ることができ、地上から見上げると「木の神殿」のように見える。今回の大阪・関西万博の中でも、完成度の高さはトップクラス。

パビリオンのテーマは「知識の庭」。ウズベキスタンの豊かな文化遺産を巡る旅を味わえる。ウズベキスタンの庭園は、昔から文化交流、内省、社交の拠点となってきたが、レンガ、粘土、スギの木で造られたこのパビリオンは、その遺産を再構築している。トゥマールの形をした三角形の敷地に建つこのパビリオンは、伝統、革新、持続可能性、創造性を探求し、「知識の庭」の美と知恵に結実している。

ウズベキスタン館の北側にインド館。インドは南アジア、インド洋に突き出したインド亜大陸(半島)の大半を占める連邦共和制国家で、正式にはインド共和国(Republic of India)。大陸側はパキスタン、中国、ネパール、ブータン、ミャンマー、バングラデシュと国境を接し、インド洋沖にはスリランカやモルディブが浮かんでいる。首都はデリー(Delhi)。

国名はサンスクリット語で大河(インダス川)及びその東部を意味するシンド(Sindhu)に由来している。この言葉がギリシャ語の「Indu」として欧州に伝わり、英語の「India」となった。インドでは自国のことをバーラト(Bhārat)と呼ぶ。

面積は約330万平方kmで国の面積順リストで7位。人口は約14.5億万人で世界で一番多い。公用語はヒンディー語で準公用語として英語。通貨はインド・ルピー(INR)。日本との時差は3時間半(遅れ)で、サマータイムは採用してない。

5000年以上前に栄えたインダス文明が存在し、その後、仏教やヒンドゥー教が発展した。16世紀にはムガル帝国が支配し、19世紀からはイギリスの植民地となったが、1947年にマハトマ・ガンジーの非暴力運動により独立した。

北と南で異なる言語、料理、伝統を持ち、ヨガ、アーユルヴェーダ、ボリウッド映画など、多様な文化が世界に影響を与えている。

パビリオンのテーマは「命を救う」。外観はヒマラヤ山脈を模し、山の薬草で人々を救った猿の神様「ハヌマーン」や、古代の仏教壁画が描かれている。自国語での呼び名「バーラト」が正面のカタカナで主張している。

内部では製薬などの医療技術や、月面着陸に成功した「チャンドラヤーン3号」のレプリカなどの宇宙関連技術や、海底から採掘されたという鉱物資源などが展示されている。ただし、工事の遅れでこの時はまだオープンしてなく、5月1日に2週間遅れで開館した。

インド館の北側はインドネシア館。インドネシアは東南アジアとオセアニアの間、約1万7千の島々からなる世界最大の群島国家で、正式にはインドネシア共和国(Republik Indonesia)。首都はジャワ島のジャカルタ(Jakarta)だが、2045年までにボルネオ島東岸のヌサンタラ(Nusantara)に移転予定。

国名はギリシャ語のインドス(indos)とネソス(nesos)という2つの単語から成っており、“東インドの島々”という意味を持っている。オランダ領東インド時代の1920年代に定着したもので、歴史的には新しい。

面積は約190万平方kmで国の面積順リストで14位。人口は約2.8億万人で国の人口順リストで4位。公用語はインドネシア語。通貨はルピア(IDR)。日本との時差はジャカルタは2時間(遅れ)だが、中部は1時間遅れで、東部は日本時間と同じ。サマータイムは採用してない。

古代からインドネシアはスパイス貿易の中心地であり、アラブ、中国、インド、ヨーロッパとの交易が盛んだった。17世紀にオランダの植民地となり、オランダ領東インドとして統治され、第二次大戦後の1945年に独立を果たした。

300以上の民族が存在し、バリのヒンドゥー文化、ジャワの伝統舞踊、スマトラのイスラム文化など、地域ごとに異なる文化が根付いている。

パビリオンのテーマは「自然・文化・未来都市」の融合。外観は船をモチーフにしており、様式美を極めたそびえ立つ船の形は、絶えず前進し、成長し、障害を乗り越えて持続的に航行していくという力強いビジョンに象徴される哲学を体現している。

内部では熱帯雨林のミニチュアをはじめとする展示で自然の美しさと保全の重要性を訴え、再生可能エネルギーの取り組みなどを解説。約1300民族が育む多様な工芸や食文化、新首都となるヌサンタラの紹介コーナーも設ける。ビジネスフォーラム、ワークショップも開催している。
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オーストラリア館へ入るが、続く

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