中国にあるもう一つの故宮、万里の長城を巡る東北部の旅２朝陽、承徳

2025/08/12 - 2025/08/21

瀋陽北駅側のホテルでスーツケースを預けて身軽に
高鉄で遼時代の最古の石塔がある朝陽に寄ってから承徳へ
まずは、避暑山荘の周りにある承徳の外八廟を巡ります

エリア 承徳(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/12　地方→ ICN14:35→SHE16:30瀋陽
8/13　瀋陽北→朝陽　朝陽双塔　
　　　朝陽→承徳南　外八廟
8/14　避暑山荘　
　　　承徳南→北京朝陽　北京古代建築博物館、前門大街
8/15　北京南→天津　五大道、天津旧城、鐘書閣
8/16　天津→山海関→瀋陽
8/17　五愛市場、故宮博物院、小南天主堂　北陵公園　瀋陽→
8/18　大劇場、六版画博物館　ハルビン→瀋陽
8/19　遼寧省博物館　瀋陽→SHE16:50→ICN19:50
8/20　ICN→地方

成都東駅と同様な作りです
待合の両側に中二階の飲食店街が広がります
瀋陽のみならず、中国各地の有名店も入っているので、早めに駅を訪れて、プラットホームを確認して、飲食するのがお勧めです

瀋陽北駅 駅

約２時間弱で朝陽駅に到着
瀋陽から承徳まで高鉄でも３時間以上かかるので、中休みをすることにしました
朝陽はかなり田舎、周りは小麦畑のみなのに、立派な高速鉄道でびっくりです
バス停の標識はありますが、見当たらないと思ったら、地下がバスターミナルでした
路線も多いです
予め百度地図で北塔までのバス番号を確認していたので、予定通りそのバスに乗りますが、何故かルートが違います
戻ることを期待しましたが、どんどん逸れていくので南塔を通り越したところで下車しました
これからは一応、運転手に行き先を告げることにします

朝陽駅 駅

予定変更で南塔の方から観光します
北塔と対になって、両方現存していること、遼最古の現存する石塔とのこと

南塔の周囲は公園になって、内部には入れませんが、無料で外観を観察できます
東北部に石塔が点在していましたが、文化大革命の時代に爆破されたものも多いようです

南塔から北塔へは一直線の道が伸びています
両側は化石売りの店が点在しています

朝陽には恐竜博物館もあります
化石は500円程度で購入できるので、好きな人には宝の山でしょう

北塔は立派です

朝陽北塔 史跡・遺跡

彫刻も綺麗に残っています
北塔入場料20元
博物館50元
コンビチケット60元
チケット購入後すぐ、博物館の方を先に見学しようとしたら、先に北塔を見学しろとのこと
北塔内部は、時代ごとの修復、レンガの様子など内部構造も展示されています

朝陽市北塔博物館
https://i.4travel.jp/travelogue/edit/11998847
白磁は北宋時代のものが有名ですが、遼の時代の白磁も素朴な感じで素敵です

五重宝
大小の真珠が飾られています

瑠璃瓶

塔内に奉納されていた宝物が綺麗に残されています

行きのバスでかなり時間のロスをしたので、帰りはタクシーで朝陽駅まで戻りました
駅構内では朝陽周辺の観光名所、物産の紹介ブースがあります
アルストロメリアなど百合花の栽培も盛んなようです

一時間強の乗車で高鉄駅の承徳南に到着
市内へは鉄道脇にある路線バスで約一時間です
市内ロータリーには康煕帝の彫像です

承徳は世界遺産の避暑山荘があり、北京から高鉄で約1時間とアクセスも良いので、夏のこの時期はホテルの確保は早めにした方が良いです
瀋陽は蒸し暑かったですが、承徳はカラッとして風も抜けるので日差しを遮れば涼しいです

承徳の避暑山荘と外八廟 史跡・遺跡

外八廟の一つ普陀宗乗之廟を訪れます
80元
ポタラ宮を模して建造されています
シャングリラの松?林寺の方が小ポタラの名にふさわしいhttps://i.4travel.jp/travelogue/edit/11977466

普陀宗乗之廟 寺院・教会

乾隆帝60歳、義理母80歳を祝して建設されました

中国清王朝の特徴的な配色です

こちらはチベット風の大紅台

展望部分まで登ると奇岩、磐錘峰が見えます

磬錘峰 山・渓谷

中国の皇帝が座る玉座の天井には龍が玉を加えています
ふさわしくない者が玉座に座ると玉を落とすとのこと
承徳避暑山荘でも内部に入ることはできませんが、室内空間がしっかり見学できることが良い点です

内部は中国の建築様式です

先程の建造物がこのような外壁で囲まれてます

外壁周辺を一周でき、一面の眺望が素晴らしい

金色に輝く屋根も神々しい

見る角度によって様式が全く異なる不思議は構造物でした

内部は迷路のよう

途中、鹿の親子に遭遇するほど豊かな自然に囲まれています

同じチケットで近くの須弥福壽之廟も訪問できます
日本のガイドブックでは無料カートがあるとの情報でしたが、有料の馬車しか見当たりません
徒歩15分程度で辿り着けます

須弥福壽之廟 寺院・教会

こちらも中国、チベット合体のようです

先程の作りに似ています
ミニチュア版なので、時間に余裕があれば訪れてみてください

内部構造まで似ています
人が少ないので、写真を撮るには良いです

鮮やかな壁画

園内も広くなくコンパクト

残念ながら瑠璃塔は修復中

上空からみればこのようにコンパクトに纏まっているのが良くわかります
3時間程度の観光で路線バスを利用したので、外八廟の一部しか見学できませんでしたが、点在する外八廟を周遊シャトルバスもあるようです
承徳避暑山荘の南側駐車場で停車しているのを確認しました