2024/10/12 - 2024/10/12
1位(同エリア605件中)
morisukeさん
- morisukeさんTOP
- 旅行記169冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 865,126アクセス
- フォロワー444人
オッサンネコです。
唐突ですが、テーマパークについて熱く語りたいのです。
今回着目したいのは、ディズニーや富士急のような王道を行くものではなく、
特定の時代や文化をリアルに再現した時代再現型のテーマパーク。
例えば、栃木県の日光江戸村なんかは忠実に江戸の世界観を再現しており、
もはや再現型を通り越して、没入型の極みと言っても差し支えないかと。
他にも、西武園ゆうえんちの昭和の町とか、博物館明治村とか…
いずれもその世界観に工夫が凝らされており、興味は尽きないのですが…
群馬県には江戸時代の村落にぶっ込まれる謎のテーマパークがあるそうな。
その名、「三日月村」と云ふ。
その村を体感した旅人は語る。
その村では日本の通貨が通用しないと。
その村では昭和の空気を真空パックしたような哀愁が漂っていると。
そんなツッコミどころ満載の話を聞いてしまった以上、行かねばならぬでしょう。
果たして、昭和が蔓延する謎のテーマパークとは如何なるものなのか。
その時の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
どうもどうも、オッサンネコことモリネコです。
岩船山で生きている事への感謝を感じた後のお話。
JR岩舟から電車を乗り継いで、東武藪塚までやってきました。
件の三日月村までは藪塚駅から歩いて15分ほどですが、
まぁ歩いていく酔狂なお方はいないでしょう (`∀´*)
今はGoogle先生が道案内をしてくれるので、この看板も一昔前の遺構。 -
Google先生の指示に従い、細い道をクネクネ歩いていくと…
ありました。看板。めっちゃ目立つゥゥ (σ゚∀゚)σ
どうやら隣接するスネークセンターと駐車場を共有しとるようですな。
若干ヘビの方が存在感強い気がしますが… まぁ気にせず行きましょい。 -
Episode 1 入村のお手続き
三日月村では現代のお金は通用しないとの事。
レートは一文百円で両替をしてくれるそうな。
どうやら…円高の影響はこの村にはない模様 ( ゚Д゚) -
三日月村の関所で入村料(笑)を徴収されます。
大人一人660円。
これにプラスして、村内のあとらくしょんがそれぞれ5文かかるとな。
ただし、すべて込み込みのプランは1,575円とかなり割安 ( ゚Д゚)フワッ
今回は三日月村を存分に検分する役目なので、全チケットを購入なり。
ちなみに村内はずっと村内を紹介する放送が流れてるのですが、
スピーカーの音が割れてて何言ってるのか全く聞き取れないシマツ…
人がまばらな村内に謎の放送が響き渡る情景、かなりコワい…( ゚Д゚) -
ついでに関所で村内通貨に両替しておきました。
三日月村で流通しているのは寛永通宝。
リアルに江戸感でとるゥ ( ゚Д゚)!!
寛永通宝は江戸の初期から明治に入るまで、240年間使われてきた貨幣。
ちなみに”文”は、中国で使われていた単位がそのまま日本にも輸入され、
古くは奈良時代の和同開珎からずっと使用されてきた単位になりまっす。
寛永通宝は、昔から小銭の代名詞とも呼ばれるもの。
そば一杯が16文程度だったので、小銭でそのまま持ち歩くものではなく、
中央の穴に麻紐を通して、束の状態(連銭)で使われてました。
よく時代劇でお会計の時に小銭を机にちゃりーんと置いてますが、
小銭で酒を飲めるはずもないので、時代考証としては正しくないのです。 -
Episode 2 怪異現洞
ということで、早速アトラクションから行ってみませう (σ゚∀゚)σ
怪異現洞… ジャンル的には洞窟探検? お化け屋敷…ではないらしい。
この時点で昭和のよくわからんアトラクション感がぷんぷん臭う…。 -
基本、場内は真っ暗でありんす。まぁ洞窟ですので ( ゚Д゚)
入り口で懐中電灯も貸してくれますが、全然明かりなしで歩けるレベル。
進んでいくと、こんな棺が置いてあったり…。
ちなみに棺の前で手を叩くと、棺がゴゴゴと動いて階段が現れる構造。
もはや江戸時代、全く関係ねぇ ( ゚Д゚) !! -
吊り橋があったり。
滝がちょろちょろ流れておる ( ゚Д゚)
っていうか、なぜココに滝をつくる必要があったのか… -
社の下には怪しい二人組がいたり。
大黒天と恵比寿様らしいが、もはや泥棒にしか見えない…
この後は祭壇に向かって柏手を打つと扉が開いたり…
趣旨がまったく理解できぬまま終わるのが怪異現洞のウリなのでしゃう。
例えるなら、おじいちゃんが作った自家製のお化け屋敷… (*´∀`)♪ -
Episode 3 絡繰屋敷
内部は撮影禁止で、案内人と一緒に部屋を回っていくツアーになります。
要は、忍者屋敷みたいなもの、そして意外と面白い (゚∀゚≡゚∀゚)
今回は初対面の家族連れとモリネコで回らせて頂きやしたが、
キッズと一緒にウキウキ謎解きに挑戦しているオッサンの姿…。
さぞシュールな光景だったに違いあるまい (*´艸`)ウヒヒ -
Episode 4 不可思議土蔵
元々あった地形を利用して、斜めに建物を建てたらこうなったと。
人間が斜めのお家で暮らすとどうなるかが体験できる貴重な機構。
まぁ確実にヘンな体験ができるトリックハウスみたいなモンですたい。 -
不可思議土蔵の中はこんなんでありんす。
斜度は20度。
写真では全く伝わらないのですが、真っ直ぐ歩くことができないほど。
青島のビール醸造所で酩酊の体験ができるコーナーがあったのですが、
その時も部屋は斜めに傾いでいた記憶が…
どうも酩酊状態と平衡感覚は切っても切り離せない関係のようで (*´~`*) -
斜めの世界では視覚もおかしくなってしまうのでありまして。
視覚的にはでは下りのスロープになっているのに
ボールを転がすと、あら不思議、坂をコロコロ登りだすシマツ。
この不思議体験としての5文は、まぁ高くはないなという印象です。 -
Episode 5 江戸時代のリアル過ぎる村落にぶっ込まれる
と言うわけで、ここからが本題です。
テーマパークの本題でもある、江戸時代の寒村をリアルに再現した世界。
森の中を歩いていくと、チラホラ見え始める木造の建屋。
傾いているのは老朽化による廃屋… うーん現実的ぃ… ( ゚Д゚)
ちなみにこの建物、調べてみると立屋(牢屋)出そうで。
まず最初にある建物が牢屋って… -
階段を下りきると、少し大きめの茅葺き屋根の生家がありんす。
空いた障子の奥には… おや、誰かいるじゃないのさ? -
木枯らし紋次郎先生でした。
モンジロー ……( ゚Д゚)……誰? -
いや、ホントに… 私の世代でも誰…?ってなるよね…。
ということで、同僚のおっちゃんたちにインタビューしてみました。
おっちゃんたちが語るには…
・水戸黄門のような勧善懲悪のストーリーではない
・職業は”渡世人” いわゆるならずもの的な流れ者
・性格は寅さん(男は辛いよ)とケンシロウ(北斗の拳)の間
・寡黙なヒーロー像として、ゴルゴ13にも影響(ホンマかいな…)
うーん、意外と奥が深いぞ、モンジロー (*´∀`)b -
炭焼き小屋。
昭和初期まで耕作地の乏しい山村では炭焼きで生計を立てていました。
現金収入が少なかった山村では、炭は貴重な現金収入源であり、
特に農業ができない冬の間にお山に入り、木々を伐採し、
炭焼きをして食い繋ぐ、というのが典型的な山村の暮らしでした。
鬼滅の刃の時透無一郎も剣士になる前は杣人(そまびと)でしたが、
杣人というのが木材や薪・炭などを生業にする人を指すのでありんす。 -
モンジローの家から木立の中に続く道をたどっていくと
ようやく集落らしきものが見えてきました
ヨカッタ。ヨカッタ。
ただ、テーマパークを標榜しているのにも関わらず、人の気配はゼロ。
もはや江戸時代の村落を再現…ではなく、ただの廃村である。
ただ、そんなB級テイスト、大好物ですぅ d(`∀´*) -
イチオシ
静まりかえった集落、閉ざされた家屋。
もはやサイレントヒルである…。 -
イチオシ
人気の途絶えたモンジロー村をさまようこと数分…
不意にどこからともなく視線を感じるぢゃありませんか。
おやおやぁ… なんか家屋の2階の窓辺に誰か腰掛けてるじゃないの…。 -
マネキン…めっちゃリアルゥ ≡(゚∀゚≡゚∀゚)
ってか、めっちゃべっぴんさんや~。
この画、ビジュアル的にどこかで見た気がする…と思ってたら
「べらぼう」における遊郭の張出窓ですな。
看板には旅籠と書いてますが、当時は旅籠にも遊女が常駐しており、
非公認の色街 = 岡場所と呼ばれておりました。
まぁ規律が整っていた吉原のアンチテーゼ的な存在であったわけですが、
少なくとも人が行き交う宿場には必ず岡場所があったそうです。 -
というわけで、下に回ってみるとやはり旅籠宿でした。
おや、お宿の扉が開いてるじゃないの…? ちょいと覗いてみますと… -
イチオシ
どゆこと━━━━━(;゚д゚)━━━━━!?
粗相をした女中さんが博徒にいじめられているのか、
はたまた、逃げようとした遊女を懲らしめようとしているのか、
ここでモンジローが現れてこの悪党をセイバイしちゃうのか…。
謎である、三日月村…。 -
あかん、夢に出てきそうな表情ですやん (*´-`)
お助けください、とかホントに言われちゃいそいうな既視感…
あっしには関わりのないことでござんす… -
村内には火の見櫓もあるのですが、肝心の鐘がない。
ひょっとすると旅芸人の大道芸の舞台装置なのかもしれませんな。 -
村落の奥にはホントのお茶屋さんもあったりして。
ここは折角なので、そばでもサラッと食べるとしませう。 -
冷たい山菜そばを注文。
時代劇に没入した気分も味わえて、大変ウマミな蕎麦なのであります。
山菜そばが6文。
上州名物「焼きまんじゅう」も食べたい。
焼きまんじゅう5文…
おっふ。一文足りぬぢゃないですか。
お店の人に一文両替してきた方がいいですか?と尋ねると、
「あ、現金でいいですよ、100円でーす」
日本の通貨… 使えたァ━━━(´∀` )キタコレ━━━!! -
そして、これぞ上州のソウルフード「焼きまんじゅう」なり。
うげ、8個もあるやん… こんな食えるんかいな…と思ったら、
見た目の重厚感に反して、中具はスカスカのパン状の生地。
これは…マンジュウのか… ( ゚Д゚)
まぁサクサク食べられるので、おやつにはちょうどいいのかも。
うまかし「焼きまんじゅう」確かにいただきましたぃ。 -
という事で、三日月村の探索はこれにておしまい。
結局モンジローが何者なのかの興味を持つこともなく、
ツッコミどころの余韻だけ残して謎深い村を後にしたのでした♪
現代のテーマパークに求められるのは圧倒的な「非日常」だとしたら、
三日月村が供する非日常とは何なのか?
恐らくその解は”過去の日本の非日常”なのではないかと。
作られた「江戸」ではなく、昭和が妄想した「江戸」。
そのギャップが三日月村を”異界”に仕立て上げている正体だと思いまふ。
ぜひ皆様も昭和の人々が妄想した江戸に没入してみてくだされ。
それではまた~。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 琉球熱さん 2025/07/31 00:00:04
- もんじろう
- morisukeさん、こんにちは
またまたディープなものを見つけてきましたね
ところで、木枯し紋次郎ですが、紋次郎と言えば中村敦夫です
その後、キャスターやったり国会議員やったりしてましたよ
我々世代だと、紋次郎は意外と有名人です(笑)
---------琉球熱--------
- morisukeさん からの返信 2025/08/03 21:53:53
- RE: もんじろう
- 琉球熱様
書き込みありがとうございます。
職場のマダムに聞いてみたら、中村敦夫は確かに憧れ的存在だったとの事。モンジローも視聴率30%超えてたとか言うから尚更びっくり( ゚Д゚) あなどってました、モンジロー。
三日月村は想像の斜め上をいくぶっ飛んだテーマパークでした。最初のアトラクション、もはやモンジローも江戸も関係ねぇやと… こういう貴重な施設は逆に貴重なので、倒壊する前に行けて良かったです(*´∀`)♪
まだまだマニアックなとこ、行きます!
今後ともよろしくお願いします。
Mori Neko
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
太田(群馬) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
30