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しにあの旅人さん
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この旅行記スケジュールを元に
更新記録 2025/06/29:迪子の絵の賛
岡山市夢二郷土美術館。
塚越迪子の資料があると思って、勇んでやって来ました。
あれ~、なんだか変だな。だれもいない。
突然ですがお知らせ。
夢二郷土美術館の作品を中心に「生誕140周年 YUMEJI展」が
大分県立美術館(2025/7/6-8/17)
で開催されます。
九州の夢二ファンはお見逃しなく。
投稿日:2025/06/28
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー JALグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
展示替えだって。
あちゃー、知らなかったよ~
休館日は調べたけれど、こういうケースは想定外。
「順番を変えて、夢二生家にこれから行こうか」By妻。
夢二生家も休みだったら、どうしよう。
美術館のだれかに聞いてみよう。
駐車場の奥で人の気配。倉庫みたいな建物に出入りしているようです。
「ごめんくださ~い」
「は~い」と返事があって、倉庫から出てきた女性を見て、二人でビックリ。
夢二の絵そっくりな美人さんだったのです。
背が高くて、眼が大きくて、ちょっと目尻が下がって。
By妻も同じ印象だった。 -
雑誌「グラフィック」第1巻第1号口絵原画(YUMEJI展P181)
私の印象ではこういう感じ。
ネコを黒猫にすればもっとぴったり。
事情を話すと、携帯で夢二生家に電話して下さいました。
「今日は平常通り開館しています」
というわけでこのあと行ったのが、前回の夢二生家。
この方は、あとで分かったのですが、どうやら美術館の館長代理さんのようでした。
一書に曰く、
あなた!まあ、びっくりです。
夢二の絵のままの人がいるなんて!
もう、そっくり。
閉鎖中とは、ネットには書いてなかったけれど、はるばる九十九里の田舎から行ったのに。朝3時起きで、飛行機に乗って、行ったのに~
許さないぞ。だけど許そう。
というくらいの、夢二風の美人でした。 -
これが目印。
-
岡山滞在最後の日、なんとか間に合いました。
-
「東の夢二と西のミュシャ」がこの日から始まったので、そのための展示替えでした。
一書に曰く、
外観は、オシャレなカフェ風。
いかにも、乙女が好きそうな。
見に来ている方々は、もう、圧倒的に女性。
中に、おいくつなんでしょうか、もう、お子様も成人しているかな?とお見受けしたんですけれど、見事なロリータファッション。
素敵です。
子育ても終了して、今まさに、人生を満喫している。
レースとフリフリの中に、幸せはあふれていました。
By妻 -
この美術館の目玉作品は「アマリリス」と「立田姫」なのですが、両方とも貸し出し中でした。
夢二郷土美術館の作品を中心に「生誕140周年 YUMEJI展」が全国5カ所を巡回中。
このときは大阪アベノハルカス美術館でした。
その後、
富山県水墨美術館(2025/5/23-6/29)
大分県立美術館(7/6-8/17)
富山は間に合いませんが、九州の夢二ファンの方はお見逃しなく。 -
巡回5展覧会共通の充実したカタログが作られています。
-
夢二ファン必携。
学芸員さんに確認したのですが、伊香保や文京区弥生と違って、この美術館にはまだ所蔵作品のカタログがないのです。
現状ではこの巡回展のカタログでしか、夢二郷土美術館の作品の全貌を知ることができません。
ほかの竹久夢二美術館のカタログにはない作品もいっぱい載っています。
貴重な資料です。
解説が充実しています。 -
絵はがきより。立田姫。
賛が読めなかったのですが、解説に書き起こされていました。
(YUMEJI展P283)
杜甫の「歳晏行」(さいあんこう)の一部を少し変えているそうです。
★
去年米貴缺常食(原詩は「去年米貴闕軍食」)
今年米賎太傷農
寄立田姫 杜詩 夢生
★
漢字の意味だけを拾った適当な意訳です。
「去年はお米が高くて軍隊の兵糧が不足、今年は安くなって農民をとても苦しめている」
夢二の賛だと「去年は米価が高くて毎日の食事にも事欠く」かな。
立田姫は秋をつかさどる豊穣の女神だそうです。
お米が豊作でも不作でもあたしのせいね、ごめんなさい、という意味ですかね。 -
絵はがきより。
これは伊香保の夢二記念館の「榛名山賦」
春の女神佐保姫です。
賛は「久方の光たたえて匂ふなり榛名の湖に春たちにけり」
本来は2枚対だそうです。
どこかで並べて見せてくれないかなあ。 -
郷土美術館パンフレットより。
もっと鮮明な作品写真は「YUMEJI展」P205にあります。1931-32年のアメリカ滞在中に描かれた油絵です。最近郷土美術館に寄贈されました。
そのいきさつは「YUMEJI展」P207に館長代理小嶋ひろみが詳しく書いています。 -
絵はがきより。
こちらは伊香保の夢二記念館にある「青山河」
同じくアメリカ滞在中の作品です。
白人裸婦をモデルにした夢二作品としてはこちらが有名ですが「西海岸の裸婦」は、まだあまり知られていないようです。
私も知りませんでした。 -
「アマリリス」絵はがきより。油絵。
モデルはお葉さん。日本画のお葉さんとは雰囲気が違う。お葉さん、機嫌が悪いみたい。
夢二の東京での定宿菊富士ホテルに展示されておりました。ホテル閉館後行方不明になっていましたが、最近再発見され、故郷岡山のこの美術館に戻ってきました。
岡山以外での公開はこの巡回展が初めてだそうです。
このあたりの詳細は「YUMEJI展」P266の解説が詳しい。
そのほか夢二の最期を看取った正木不如丘(まさき・ふじょきゅう、医師、富士見高原療養所創立者、当時の所長)が夢二から託された遺作など、初公開の作品が載っています。
展覧会カタログは展覧会終了後手に入らなくなることが多い。
夢二ファンは持っておきたい画集です。 -
ここに来たのは塚越迪子(みちこ)の資料があるかと思ったのです。
2023年9月12日-12月3日で、「竹久夢二と榛名」が開催されました。 -
上記パンフレットより。
そのときこの塚越迪子の肖像画が展示されたのです。私が知るかぎり、この作品を載せた画集はありません。
夢二→迪子の手紙もいっぱい紹介されたとか。
迪子は伊香保の夢二の定宿、塚越旅館の娘さんで、初対面は17才。
夢二日記によると、1931年(昭和6年)1月4日に、榛名湖畔に完成したアトリエを始めて見に行った時、迪子は夢二についてきました。
47才の夢二は二十歳そこそこの迪子に振り回されております。
活発な明るいお嬢さんだったみたい。
夢二の陰鬱な晩年では、一人ぱっと明るく輝いております。
2025/06/29追加。
迪子の絵の賛。
★
みち子ニおくる
いかほにて
夢生
★
でどうでしょう。
夢二は平仮名の一部を省いたり、妙に丸めたるするクセがあります。
こう読むと意味が通じる、というのが本音です。
残念ながら、この展覧会ではカタログは作成されず、パンフ以外の資料はありませんでした。
塚越旅館は今も伊香保にあります。
「伊香保温泉 塚越屋七兵衛」
秋にはここに行く予定。
「温泉だ!」
By妻大喜び。
次回の夢二夢のあとは塚越旅館です。ちゃっかり番宣。 -
黒の助。
美術館の職員だそうです。役職名はお庭番。
元捨て猫で、美術館に住み着き、今は館長代理さんちに住み込みました。
機嫌がいいと出勤してくるとか。
入り口カウンターの隣にガラス張り専用の部屋をもっています。 -
美術館のアイドル。
絵はがきもあります。 -
夢二には有名な代表作「黒船屋」以外にも、黒猫が出てくる絵は何点もあります。
これはそのうちの1枚「黒猫を抱く女」(夢二郷土美術館絵はがきより)
一書に曰く、
「黒猫を抱く女」のネコは、白猫でも、三毛でもキジネコでもダメなんですね。
黒だから、絵になる。女性が生きてくる。 -
この日は機嫌が悪くて、愛想なし。
「よく来たニャア~」くらい言ってもいいと思う。
黒ネコは、幸運を呼ぶそうです。足の裏まで黒いのが良いそうです。
それを信じていたのは、夏目漱石だったかなぁ。確かではありません。
作家というのは、意外と迷信深くて、島崎藤村は、玄関が大きくて明るく広い家は、お金が貯まらないと、玄関は地味にしていたとか。
ここの黒猫の足の裏も、ひっくり返してみたかった。 -
夢二生家の復元された少年山荘には、
-
黒の助の部屋がありました。
By妻
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旅行記グループ
夢二夢のあと
この旅行記へのコメント (3)
-
- pedaruさん 2025/06/30 07:09:25
- 竹下夢二
- しにあの旅人さん おはようございます。
前の編にコメントしようとしていましたが、ぐずぐずしているうちに新しい旅行記が公開されておりました。
突然の休館とはガーンっとショックを受けますが、夢二の絵にそっくりな美人さんを見られたのは、千載一遇の幸運でした。人間万事塞翁が馬ですね。
夢二についての知識が豊富なのでかなりの夢二ファンとお見受けしました。
生前私の母が夢二、夢二とよく口にしていましたが、明治の最後に生まれたせいか
大正から昭和初期に青春を過ごし、竹下夢二は少女の憧れだったのでしょう。
老後この話をよく聞かされた次兄は出版関係の会社にいたこともあり、りっぱな
竹下夢二全集みたいな本を買ってあげたこともありました。
全国各地に夢二美術館があるのですね。いまでも根強いファンが多いことを物語っていますね、掛軸に表装されている夢二の絵を見て驚いたことがありますが、基本的に洋画とは違うのですね。夢二と言う軟弱な筆名など女性ファンの多い所以でしょうか?4トラベルのpedaruのネームはどう見ても女性が親しまないはずです(笑)。
pedaru
- しにあの旅人さん からの返信 2025/06/30 16:45:03
- Re: 竹下夢二
- 大正から昭和初期に娘時代というと、もろ夢二ファンですね。
淡谷のり子の話だと、女学校では夢二式美人というのはあこがれの的だったそうです。
現代のグラフィック・デザイナーのはしりみたいな仕事をした人で、流行を作るのも受け入れるのも敏感だったようです。
それでギンギンの美術評論家からは軽く見られたような感じです。
私は夢二の絵はいいなと思っていたのです。でもこの過剰に乙女チックな絵を、いい爺さんが好きだというのは、面はゆいモノがありました。
現在は正々堂々と夢二ファンを公言しております。
夢二美術館巡りをしております。岡山をクリアしましたので、あとは金沢かな。山形にも夢二のコレクションがあるらしい。
体が動くうちに行ってみたいと思っています。
- pedaruさん からの返信 2025/07/01 05:37:52
- RE: Re: 竹下夢二
しにあの旅人さん おはようございます。
返信を読んで納得したことがありますので追記します。
私の両親と同居していた長兄の娘が高校生になったころ、母は孫娘の容姿が「私の理想の女性の姿だ」と言って喜んでいたのを思い出しました。
孫娘は背が高く、ほっそりとして、小顔の中に、キリンのような目と長いまつ毛をもった
娘だったからです。
理想だと言ったのは、竹下夢二を意識して言ったことばだったのですね。
pedaru
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