2025/06/21 - 2025/06/29
12位(同エリア417件中)
Charlieさん
- CharlieさんTOP
- 旅行記148冊
- クチコミ622件
- Q&A回答33件
- 219,550アクセス
- フォロワー49人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
昨日の夜ロッテルダムに到着し、この日が観光の初日です。まずはロッテルダム市内を見ようと思っていたのですが、明日からデン・ハーグでNATOの首脳会議が行われるため、セキュリティ関係で動きづらくなるかもと思い急遽今日のうちにデン・ハーグに行くことにしました。ずっと行きたかったマウリッツハイス美術館でフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を見て、デン・ハーグ市内を観光しました。
▼訪れた場所
・デン・ハーグ中央駅
・ビネンホフ
・監獄博物館
・ヨハン・デ・ヴィット像
・聖ヤコブ教会
・宮殿庭園
・王立厩舎
・ノールダインデ宮殿
・平和宮(国際司法裁判所)
・世界平和の灯
・ハーグ追悼碑
・オラニエ公ウィレム像
・House of Europe
・マウリッツハイス美術館
・バイエンコルフ
・中華街
・パサーゲ
・デ・ピアー
・デン・ハーグHS駅
・ロッテルダム観光案内所
▼宿泊場所
・アート・ホテル・ロッテルダム
▼食事をした場所
・ROOM
・The Kitchen
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
まずは早朝の散歩がてら朝食の調達です。スーパーは7時に開店するので、合わせてホテルを出発。
アート ホテル ロッテルダム ホテル
-
ロッテルダム港のマース埠頭からライン埠頭まで10分ほど歩きます。早朝は気温が15度くらいでとにかく風が強いので半袖だと寒い…。
-
目的地のスーパー「ジャンボ」に到着。3年前アントワープに旅行に行った時に気にいってよくお世話になっていたスーパーで、ホテルから徒歩圏内にあったので来てみました!お水、朝食用のヨーグルトやサラダ、パンなどを買ってホテルに戻ります。
-
ホテルに戻って朝食です。妻はヨーグルトと紅茶、僕はサラダとパンとコーヒーです。朝から食べすぎた…。
アート ホテル ロッテルダム ホテル
-
長袖のシャツに着替えてデン・ハーグに出発です。ホテルの目の前にメトロとトラムのMaashaven駅があり、デン・ハーグ行きのメトロが出ているので便利。
-
まずは駅で切符を購入。ロッテルダムとデン・ハーグ市内のメトロ、トラム、バスが乗り放題の旅行者用切符「Tourist Day Ticket」が便利で安い!券売機の操作は難しくないのですが、右のは壊れていて、左は英語選択ができない状態だったのでスマホで翻訳しながらなんとか購入。メトロの駅は基本色々壊れてる…。
-
こちらが購入したチケット。ロッテルダム中央駅からデン・ハーグ中央駅に電車行く方法もあるのですが、それだと電車だけで片道12ユーロなので、「Tourist Day Ticket」の方が圧倒的に便利で安い。紙のチケットですが、中にチップが入っているのでタッチで改札を通ります。
-
デン・ハーグ行きのメトロが到着、乗車時間は40分ほどです。メトロと言えば地下鉄という印象がありますが、ロッテルダムのメトロは市内中心部以外は地上を走っています。景色が楽しめるので地上の方がありがたい!
地下鉄 (ロッテルダム) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
乗り換えもなく、無事メトロのデン・ハーグ駅に到着。駅舎がモダンで素敵!
デンハーグ中央駅 駅
-
メトロの駅はデン・ハーグ中央駅とバスターミナルに直結しているので何かと便利。中央駅はガラス張りのモダンなデザイン。
デンハーグ中央駅 駅
-
中央駅の地下は鉄道の駅、1階はトラムの駅になっており、想像以上に大きな駅でちょっとびっくりしました。首都ではありませんが、国会や中央官庁、王宮、各国の大使館など首都機能のほとんどがデン・ハーグに集中していることを考えると妥当ですよね。
デンハーグ中央駅 駅
-
駅構内のコンビニで妻のラップサンドを購入してから徒歩で市内を目指します(さすがにヨーグルトだけでは足りなかった…)。トラムが駅ビル内を通っていくのがなんだかかっこいいです。
デンハーグ中央駅 駅
-
ビルの中をトラムが通っていくのもすごいですよね。トラムができてからビルを建てたのか、トラムが通れるようにビルを建てたのか…。気になります。
-
まずは中心部のビネンホフを目指します、駅から徒歩10分ほどです。駅前のスタションス通りは幅が広く整備が行き届いていて歩きやすい。
-
ビネンホフに到着。ホフ池沿いにマウリッツ塔、礼拝堂、国会議事堂、総務省などが並んでいます。工事中だったようで中には入れず残念…。
ビネンホフ 城・宮殿
-
内容はちょっとわかりませんが、記念碑のようなものがありました。
ビネンホフ 城・宮殿
-
ホフ池には噴水もあり、市内中心部でありながらリラックスさせてくれる雰囲気があります。
ビネンホフ 城・宮殿
-
明日からNATOの首脳会議がデン・ハーグで開催されるので、関連の旗がたくさん!
ビネンホフ 城・宮殿
-
雰囲気のよい場所で、ベンチもたくさんあるのでちょっとここで休憩。
ビネンホフ 城・宮殿
-
妻は駅で買ったファラフェルのラップサンドをいただきます。どこに行ってもベジタリアンオプションがあるのは本当にありがたい。よっぽどおいしかったらしく、妻のこの後の滞在中の朝食はほぼファラフェルのラップサンドとヨーグルトでした…。
-
こちらはホフ池に面した場所にある監獄博物館。時間が早かったのでまだ開館していませんでしたが、数階に別れた小さな牢屋を見学することができるようです。
監獄博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
監獄博物館の隣にある広場にはヨハン・デ・ヴィットの銅像がありました。17世紀のオランダ共和国の政治家で、英蘭戦争を率いてオランダの黄金時代を築いた1人です。その後第3次英蘭戦争で失脚し、不満を抱えた民衆に虐殺されたという壮絶な人生を歩んだ人だそうです。
-
ホフ池を離れ、ユニークな建築物を散策。この木の窓がなんとも言えないですよね!赤レンガの建物と一体化しています。
-
窓を明るい色で強調する建物も多い印象。一見シンプルな石造りの建物に華やかさを与えてくれています。
-
ファストファッション系のお店が入っている建物。円形の建物とカラフルな柱が目を引きます。
-
更に少し歩いてグローテ・オフ・シント・ヤーコブ教会へ。逆光で写真は残念な仕上がりですが、15世紀に再建されたデン・ハーグで最も古いランドマークのひとつです。13世紀は木造だったらしいのですが、15世紀に赤レンガで再建され現在の姿に。塔を上って市内を見渡すこともできるのですが、まだ開いておらず残念…。
聖ヤコブ教会 寺院・教会
-
教会の向いにあった「EKOPLAZA」というスーパーに寄ってみました。オーガニック食材を中心に取り扱うお店で、全体的にちょっと値段は高めですが意識高めな層には人気がありそう。日本ではなかなか手に入らない野菜ベースの固形出汁があったので数種類買ってみました!あと愛用しているヴェレダのスキンフードが激安だったので購入。
-
オーガニックなのにハーブがとにかく安い!バジルもイタパセも鉢売りで3ユーロ。日本のスーパーだと最近はそもそも売っていないお店が多いですし、売っていてもイタパセ1パック200円超えですからね…。羨ましい。
-
レモン果汁をレモンに見立てた容器で販売するのはヨーロッパでも一緒なんですね!なんか親近感が湧きます。
-
近くに「Albert-Heijn」もありました。清潔感があって品数が豊富なスーパーです。アルバート・ハインは本当にどこにでもあり(国内約700店舗)、駅などには「AH to go」というコンビニ的な店舗も数多く展開しているオランダ最大のスーパーマーケットチェーンです。
-
そしてなんと「Albert-Heijn」の向いにはまたまたスーパーの大手チェーン「Dirk van den Broek」がありました。このエリアはスーパーの激戦区ですね…。これだけ大型スーパーが揃っていても共存できているのが不思議です。
-
更に少し歩いて運河へ。オランダの運河は緑が多く、本当にどこを切り取っても絵になります。運河なので水の流れはないのですが、比較的気温が低いので蚊などの繁殖が抑えられてるのかもしれません。でもここ数年はオランダも気温が上がり続けているので、いずれはデング熱の流行などが心配…。
-
近くにあった宮殿庭園を散策。とにかく公園の規模が常に想像以上なんですよね。そして木がとにかく大きい!
-
紫陽花が丁度見頃なのは日本も一緒ですね。紫陽花は好きなので嬉しい!
-
紫陽花が色によって整理されている感覚がなんともオランダっぽくて面白い。
-
こういう見せ方は日本の寺院で楽しむ紫陽花とはまたちょっと違った感じ。自然をコントロールしながら美化するセンスが日本とは異なっているんですよね。
-
庭園にある池の先は王立厩舎です。王宮専属の馬たちが集まっている施設です。
-
庭園に隣接されているノールダインデ宮殿。国王が執務を行うための場所です。
ノールダインデ宮殿(女王様の執務室) 城・宮殿
-
王立厩舎に向かう馬たちを発見。毛並みが整っていて、そこらの人間よりもいい扱いを受けていそうですよね。馬たちにとってそんなこと関係ないでしょうが…。
-
ちょっと時間に余裕があったのでアナ・パウローナ広場にあるカフェで休憩!円形の広場を囲うように「ROOM」「ROOM next door」「Cafe La Chambre」と複数のカフェがあるのですが、どこも同じ系列のお店。広場の中心にあるテラス席がおすすめです。
-
妻はダーティチャイを注文。日本ではあまり聞きませんが、チャイティーにエスプレッソを加えた飲み物で、チャイティーがエスプレッソの渋さを和らげてくれて美味!メニューにはなくても頼めば作ってくれるくらい定番のようです。
-
僕はシンプルにカフェ(コーヒー)!ただコーヒーとは言っても味は非常に濃く、エスプレッソのダブルをいただいている感じ。イタリアのコーヒーに近いかもしれません。
-
休憩してから国連の主要機関のひとつであるICJ(国際司法裁判所)へ。デン・ハーグはオランダの政治的な中心地だけでなく国際的にも大切な施設がたくさんある都市なんですよね。妻も僕も大学生時代はそれぞれの大学で国際法を学んでいたのでここに来れただけで感無量です…。この辺りは大使館が多く、日本大使館もここから徒歩5分ほどの場所にあります。
平和宮 (国際司法裁判所) 建造物
-
ICJの近くにある「世界平和の灯」。円形の小さな記念碑なのですが、灯の周りには世界平和に共感する国々から集められた石があります。
-
日本からの石がこちら。なぜこの石が贈られたのか、検索しても出てこないので不明…。
-
ICJの近くにあるハーグ追悼碑。第二次世界大戦中のドイツ占領下で亡くなった約2万人のオランダ人を追悼する記念碑です。四角柱なのは当時オランダを構成していたカトリック、プロテスタント、ユダヤ教と、その他すべての4グループを表現しているそうです。
-
オラニエ公ウィレムの銅像がありました。スペイン王フィリペ2世が行ったカトリックを強制する宗教政策に反対し、独立運動を率いた後1581年にオランダ共和国(ネーデルラント連邦共和国)の独立を勝ち取った初代オランダ総督です。残念ながらその後カトリック側の刺客によって暗殺されてしまうんですね…。ただすごいのは、オラニエの英語読みはオレンジで、文字通り一家のシンボルカラーはオレンジ。そのオレンジ色は現在のオランダの象徴になっており、国代表のユニフォームなどに使われているんですね。国旗の色関係ないのになぜオレンジなんだろうと不思議に思っていたのですが、こういう背景があったとは…。
-
そろそろマウリッツハイス美術館の予約時間が近づいてきたのでビネンホフに戻ってきました。気温はそれほど高くないのですが、紫外線が強い…。
ビネンホフ 城・宮殿
-
美術館に向かう途中にあった「House of Europe」。オランダにおけるEUの連絡事務所のようですが、意外と小さな建物でびっくり。明日からNATOの首脳会議がありますし、ウクライナ情勢における各国の振る舞い方が問われている中で掲げられるウクライナの国旗。意思を感じます。
-
マウリッツハイス美術館に到着。今日は月曜日なので美術館が開いているのは午後のみ。事前にオンラインで予約していたので、指定された時間に合わせて入館します。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
もともとヨハン・マウリッツの私邸として400年前に建設された小さな宮殿で、規模的には決して大きくはないのですが、名作がたくさん所蔵されていることで有名です。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
入館するとまず目に入るのがフェルメールの『真珠の耳飾りの少女』。2012年に日本で初公開されたのですが、その時は行けず…。その後フェルメール展は日本でも何度も開催されているのですが、『真珠の耳飾りの少女』が展示されることはなかったと思います。念願ですね、本当に。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
手荷物を預けるコインロッカーがおしゃれ!それぞれサイズが違うのがいいですよね。50セント硬貨が必要なのですが、手持ちがなかったので両替を頼むとダミーコインを貸していただけました!優しい。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
最初の展示室にあったのが修復作業中のパウルス・ポッテルの『牡牛』、1647年。修復師たちの生の作業をガラス越しに見学することができ、絵の具を乗せる瞬間は息を呑むような緊張感が漂います。絵画の修復プロセスを生で見るのは初めてで、影の職人たちの姿が見れて感動しました。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
続いて見たのはなぜか最近とにかくよく出会うダニエル・セーヘルスの作品。花の静物画を描くことが得意だったセーヘルスがアントワープを代表する画家の1人ヤン・コシエスとコラボした『花の花輪に囲まれたコンスタンティン・ホイヘンスの胸像』、1596-1687年。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
たまたま先月西美の企画展「西洋絵画、どこから見るか?」で見たセーヘルスとコルネリス・スフートの共同作『花環の中の聖母子』がこちら。1624年の作品なので時代的には重なっているんですね。
国立西洋美術館 美術館・博物館
-
同じ西美の企画展にあったのがセーヘルスとエラスムス・クエリヌスのコラボ作『花環の中の聖家族』。サンディエゴ美術館所蔵のもので、1930年頃の作品だと言われています。どれも花の描き方が繊細で素晴らしい…。国も美術館も超えて同じ画家の同じ時代の作品に出会えるのは嬉しすぎます。
国立西洋美術館 美術館・博物館
-
とにかく名画が多い美術館なので、代表的な作品だけかいつまんでご紹介。こちらはルーベンスの『聖母被昇天のための下絵』、1622-25年。アントワープのノートルダム教会の祭壇画のための下絵です。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ルーベンス『ろうそくを持つ老女と少年』、1616-17年。光の効果を強調したカラヴァッジオに影響されて描いたと言われている作品です。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『The Laughing Man』1629-30年。肖像画というよりは、自然な表情をそのまま描いた感じが素敵です。一見雑に見える髪の毛部分の筆使いがレンブラントっぽさですよね。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『Andromeda』1630年。領地を守るためにプリンセスアンドロメダが自ら犠牲になるギリシャ神話の一場面を描いた作品です。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『シメオンの讃歌』1631年。ヨセフとマリアが神殿で生まれたばかりのイエスを捧げる瞬間。イエスを腕に抱くシメオンはイエスが救世主であることをすぐに認め、讃歌を歌ったと伝えられています。この光の使い方がまさにって感じですね。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『テュルプ博士の解剖学講義』1632年。この光の描き方は後に『夜警』にも使われた手法ですね。ちなみに『夜警』はアムステルダム国立美術館で見ることができます。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『羽飾りのある帽子をかぶる男のトローニー』1635-40年。この頃のレンブラントは、ラファエロ、ダ・ヴィンチ、ティツィアーノのように自分の作品に名前しか署名しなかったそうで、巨匠たちに自分を重ねていたのかもしれません。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『Saul and David』1655-58年。本当にレンブラントの作品なのかと疑いがかけられていた作品で、一時は展示室から姿を消したこともありました。その後の調査でレンブラントの作品であることが裏付けられ復活。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『Two African Men』1661年。当時表に出ることが少ないアフリカ人をメインに描いた作品で、この時代の絵画としては非常に稀なものです。絵の具の塗りが非常に薄く、まだ完成していなかったのかもしれません。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
こちらはレンブラントの『ホーマー』1663年。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『老人の肖像』1667年。『夜警』が集大成だったのか、その後の作品は表現が少し柔らかくなっていきます。絵の具を厚く塗る傾向が強くなり、1660年代の作品は横から見ると楽しいです。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
レンブラント『自画像』1669年。自らの名声をあげるために自画像をたくさん描いたレンブラント、セルフプロデュース能力の高さが伺えます。彼の知名度を上げる上では大切なプロセスだったようです。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
最後にフェルメールの作品群をご紹介。こちらは『ディアナとニンフたち』1653~1654年。フェルメールの初期の作品は歴史画だったようです。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
フェルメール『デルフトの眺望』1660-61年。生涯をデリフトで過ごしたフェルメールは風景画も残しています。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
フェルメール『真珠の耳飾りの少女』1665年。初期の歴史画から離れ、家庭の場面を切り取って描くピーテル・デ・ホーホの影響を受けたと言われています。フェルメールが使った青色は彼の作品の特徴であり、この作品に使われた群青は当時非常に高価な顔料でした。そう言えば『牛乳を注ぐ女』も青色が貴重なアクセントになっていましたね、群青が使われていたかどうかは不明ですが…。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
他にも魅力的な作品はたくさんあったのですが、紹介しきれないのでここまで…。第二次世界大戦中のマウリッツハイス美術館の様子をまとめた企画展が開催されていたので行ってみます。今年がオランダ開放80周年記念の年だからでしょうか。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ナチス占領下におけるマウリッツハイス美術館は、ドイツ政府の主要機関のすぐ側に位置しており、ナチスから所蔵品を守るという重大なミッションを抱えていました。重要度が高い所蔵品から爆撃に耐えられる「美術保管庫」に移動したり、国内各地の国家保管施設へと移送したりしたそうです。「美術保管庫」で保管していた所蔵品は全て守りきることができたようですが、オランダ各地に移送された作品の中には空爆で失ったものもあったようです。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
また、占領下ではナチスからプロパガンダ的な展示を求められることも多く、美術館としての立ち位置の確保に苦戦したそうです。美術館は戦後1945年9月になって初めてナチスのプロパガンダから開放された展示会を実施したとのこと。戦時中の美術館の様子などなかなか触れる機会がない情報ばかりで学びが多かったです。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
最後にショップに立ち寄りクリアファイルと絵葉書を数枚購入。いいお土産になりました。
マウリッツハイス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
-
美術館を出て、少し遅めのランチにバイエンコルフというデパートに向います。途中にあった2輪車用の道路にはLGBTQ+の旗が描かれていました。こういうところはオランダっぽいですよね。
-
バイエンコルフに到着。まさにデパートという外観です。
バイエンコルフ (デンハーグ店) 百貨店・デパート
-
中は日本のデパートと同じような雰囲気。ハイブランドのテナントがたくさん入っており、ユーロでの値段を見てしまうとなかなか手が出せるものではありません…。
バイエンコルフ (デンハーグ店) 百貨店・デパート
-
今回の目的はバイエンコルフ内にある「The Kitchen」というお店。カフェテリアのような作りで、好みの料理や飲み物をとってからまとめて会計するスタイル。
-
店内は広々としており、ビリヤード台や卓球台などもありました。
-
ランチ時間を過ぎていたので、店内に人は少なく、料理の品数もかなり限定されていたのが残念。僕はチキンのサンドイッチを選択。美味しそうなラザニアもあったのですが、カウンターに人がおらず注文できず…。
-
かぼちゃのスープもいただきました。香辛料が強めで美味しい!ちょっと塩味が強かったのが残念。
-
妻はサーモンサンドとタルト。いくらのトッピングとは贅沢ですね!でも価格はどれも意外と良心的でした。
-
ランチを終えてちょっと店内を散策。階段を降りていくと、各階の踊り場にステンドグラスがあります。いきな演出ですよね。
バイエンコルフ (デンハーグ店) 百貨店・デパート
-
階によってデザインが異なるのも嬉しい!エスカレーターを利用するのがもったいないくらいです。
バイエンコルフ (デンハーグ店) 百貨店・デパート
-
バイエンコルフを出ると中華街がありました。ロッテルダムにも中華街があるようなのですが、オランダは中国人人口が多いのでしょうか。
中華街 散歩・街歩き
-
パサーゲというショッピング街を散策。特に買いたいものがあったわけではないのですが、洋風の建物に囲まれた屋根付きの雰囲気が好きなんです!どのお店も高そうな感じがしちゃいます。
-
トラムに乗って次の目的地であるデ・ピアーに向います。乗り放題の1日券を買っているので何かと便利!
トラム (ハーグ) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
トラムの駅から10分ほど歩いてビーチに到着。海岸沿いは風が強く寒いくらいなのに海に入っている人がいてびっくり。ビーチを歩いてデ・ピアーに向います。
-
さすがにまだオフシーズンなのでお店はガラガラ。夏になると人でいっぱいになるのでしょうね!
-
デ・ピアーに到着。デ・ピアー・スカイビュー観覧車が見えます。この海の先はもうイギリスなんですよね。
-
ビーチ沿いのお店はまだまだこれからです。夏にまとめて稼ぐのでしょうね、短期集中!
-
ショップやカジノ、ホテルなどもありました。どこもまだ閑散としていて活気はありません。夏以外の季節はどうしているのでしょうね…。若干心配になります。
-
かもめがたくさん!背が黒いからか、セグロカモメという種類らしいです。人間慣れしているようで、あまり怖がる様子はありません。
-
ちょっと寒くなってきたのでトラムで市内に戻ります。同じトラムでもラッピングが違うので楽しい。
トラム (ハーグ) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
中央駅で降りたかったのですが、乗り過ごしたようで気付いたらデン・ハーグHS駅まで来ちゃっていました…。トラムを乗り換えて中央駅まで戻ります。
デンハーグHS駅 駅
-
デン・ハーグ中央駅からトラムに乗ってロッテルダムへ。20分間隔くらいで運行されているのですが、タイミングよく来てくれました!
デンハーグ中央駅 駅
-
ロッテルダム中央駅に到着。夕食調達に大型スーパーを探したくて下車。
ロッテルダムセントラル駅 駅
-
駅構内にある観光案内所でロッテルダムの地図をいただきました。助かる!
ロッテルダム 観光案内所 (中央駅構内) 散歩・街歩き
-
なんと中央駅近くには大型のスーパーはなく、妻が行きたがっていたEtosというドラッグストアも鉄道の改札を通らないと行けず断念…。
地下鉄 (ロッテルダム) 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
-
結局朝行ったジャンボというスーパーで軽めの夕食を調達。なんとおにぎりも売っていました!ツナマヨが4.3ユーロ、700円超えですね…。怖くて買えない。おつまみ系のお惣菜を数種類とサラダを買ってホテルに戻りました。ランチが遅い時間だったので、ホテルで軽めに食べるくらいで丁度よかったです。
明日はいよいよロッテルダムの市内観光です!楽しみ!
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日
-
前の旅行記
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_1-2日目(羽田空港・関空・ドバイ空港・スキポール空港)
2025/06/21~
ロッテルダム
-
次の旅行記
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_8-9日目(サイデル公園・スキポール空港・関空)
2025/06/21~
ロッテルダム
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_1-2日目(羽田空港・関空・ドバイ空港・スキポール空港)
2025/06/21~
ロッテルダム
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_3日目(デンハーグ・ビネンホフ・聖ヤコブ教会・マウリッツハイス美術...
2025/06/21~
ハーグ (デン・ハーグ)
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_8-9日目(サイデル公園・スキポール空港・関空)
2025/06/21~
ロッテルダム
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_4日目(ボイマンス ファン ベーニンゲン美術館・キューブハウス・マ...
2025/06/21~
ロッテルダム
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_5日目(王立美術館・アントワープ中央駅・聖母大聖堂)
2025/06/21~
アントワープ
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_6日目(キンデルダイク・水上バス・ユーロマスト・FENIX)
2025/06/21~
ロッテルダム
-
夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日_7日目(ミッフィーの信号機・ノイデ広場・ドム広場)
2025/06/21~
ユトレヒト
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
アート ホテル ロッテルダム
3.3
この旅行で行ったスポット
もっと見る
ハーグ (デン・ハーグ)(オランダ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 夫婦2人で3年ぶりのオランダ旅行8泊9日
0
102