2025/05/31 - 2025/06/04
47位(同エリア545件中)
Decoさん
この旅行記スケジュールを元に
江田船山古墳公園、肥後民家村と訪れた「肥後古代の森・菊水地区」。
最後に、謎の遺構とされ、かの松本清張先生も訪れたという「トンカラリン」を見学しました。その後は和水町のハンバーガーの人気店・アンカーでテイクアウト、菊水ロマン館(道の駅きくすい)の周囲、江田川、菊池川の川辺を散策しました。
その後旅行記を作成していて、もう少し詳しく歩いてみたくなり、再訪しました。
そのため、この旅行記は実際に訪れた順番を変えて、トンカラリンの手前の部分から奥に進む形に再構成しています。
(2026-04-05)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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まず、トンカラリンについて…説明板を読むのがわかりやすいので、冒頭に写真を掲載します。
トンカラリンはいつ、トンネルや溝が複雑に接合されている遺構。誰が造ったのかわからない謎の遺構です。
かの推理小説の大家・松本清張先生は、トンカラリンを訪れ、古代のシャーマニズム、鬼道の遺構ではないかと書いたことで有名になりました。松本先生、古代史でもいろいろ書かれていましたね。古代、鬼道(シャーマニズム)、魏志倭人伝とくると、多くの方は邪馬台国の卑弥呼を連想しますよね。
近くには江田船山古墳などの清原(きよばる)古墳群もありますし。
しかし、その後、排水路説が出て、ブームは沈静化した…そうですが、後年良く調べてみると、排水路にしては不自然な点も多く、謎の遺構です。
*私もこの後近くを歩いて見ました。確かに排水路かな…とも思うような感じでしたが、よく見ると構造が複雑で、場所によって構造が違います。排水路なら同じような構造で造られると思います。中に石段があるのも不自然ですね。 -
トンカラリン案内図を拡大します。かなり長い遺構です。
全長は464.6メートル。五つのトンネルから構成されており、現在はこの全体をトンカラリンと呼びますが、元々は一つの穴を指していたそうで、ここに石を落とすと”トンカラリン”と音がしたことから名付けられたとか。
この説明板のあたりは一つ目のトンネル(タンタン落としなど)と、二つ目のトンネル(七段の階段)の間に位置しています。
これから「七段の石段」と呼ばれる二つ目のトンネルから奥の菅原神社方向に歩いてみます。
トンカラリンはいつ頃造られたのか…それは不明です。調査の結果、中世~江戸時代初期とされていますが、和水町のサイトには古代かも知れないとも記載されています。 -
肥後古代の森・菊水地区。見どころの多い場所で、二度に渡り江田船山古墳公園と肥後民家村を訪れました。
しかし、もう一か所、どうしても訪れてみたいミステリアスな遺跡があったのです。
それは「トンカラリン」という謎の遺跡…
道の駅きくすいに駐車して出発です。道の駅 きくすい 道の駅
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道の駅向かい側のセブンイレブンとHOTEL AZの南側の道路を進み、セブンイレブンの東側の細い道路へ曲がります。
*実はこのとき道を間違えて遠回りしてしまいました。HOTEL AZ 熊本和水店 宿・ホテル
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狭い道路を進とホタル公園があります。
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手前の部分は駐車場になっていて、昼時は車で来て休憩している人もちらほら。その奥が公園になっていますが、ちょっと寂しい雰囲気。ただしトイレはそこそこきれいにしてありました。
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ふり返って撮影。
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公園は二つの大地の谷間に位置し、東側には横穴群が見られます。
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公園を北方向に進むと史跡が。
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熊本県指定遺跡「長刀横穴一号」です。
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この先公園の敷地からゆるやかなスロープが見られます。この写真の右手には湧水が流れ込み、それで「ホタル公園」…ホタルが見られるのでしょうか。
このあたりにトンカラリンの一番下のトンネルの出口があり、またタンタン落としと呼ばれる開口部もあるようです。 -
上の写真の右側、湧水が流れ込む場所の一部に古い石組みのトンネルのようなものが見えます。トンカラリンのタンタン落としでしょうか?
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北端部分を横上から撮影。
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農地を上がるスロープの一画に水路のようなものがあり…
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こちらも石組みの開口部。タンタン落としはこちらなのでしょうか?
ただ、トンカラリンの第一のトンネルはかなり長く、上の写真のように地表に溝が露出していないようなので、トンカラリンとは違うのかも知れません。 -
石組み開口部の上には湧水が見られます。この水が下に流れてホタル公園に注ぎ込んでいるようです。
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湧水西側にも開口部が見えます。多分ここもトンカラリン第一のトンネル。
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この農地の下あたりをトンネルが続いているようです。
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五分程歩くと、この旅行の冒頭に掲載したトンカラリンの説明板があります。
謎のトンネル遺跡 by Decoさんトンカラリン 名所・史跡
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説明板前道路下(南側)の開口部。
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説明板前道路下(南側)の開口部を上から撮影。
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説明板前道路の上(北側)です。ここもトンカラリンの一部と思われますが、ここから先はトンネルではなく、地表に溝が露出したような感じです。
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小道を進と農家の庭先を通りますが、ここがトンカラリンの第二のトンネルの入口のようです。この上には農家の納屋のような建物が建っています。
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納屋の右側を通り進むと左手に看板が見えます。
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「7段の階段」
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イチオシ
トンネル内に階段が見えます。これは人が通るためのものでしょうか。
*階段を上りつめると、人が這って通れるほどのトンネルになり、37メートルほど続きます。 -
二つ目のトンネル出口。
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その先を進みます。あたりは山道になります。
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二つ目のトンネル出口の先(北方向)、地面に露出した溝のような部分。
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その先パイプ管が埋められている。位置から考えて三つ目のトンネル…なのでしょうか?
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その先、道の脇から下り道(のようなもの)が。
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パイプ管出口(北側)。
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イチオシ
その先、トンネルが見えます。先にかすかに光が見えます。
熊本地震以降、立入禁止になっています…ということはそれ以前は入れたのですね。
「七段の階段」のトンネルに続き、自然の地隙を利用した二つのトンネルがあり、高さは2~7メートルもあるそうです。このあたりでしょうか…? -
トンネルに近づいて撮影。
上に石で屋根(蓋)があり、トンネルというより上から石の蓋をしたような構造です。
立入禁止でなくても、入りずらい雰囲気。入れたとしても、汚れても良い服装が必要かもしれません。
先ほどの7段の階段の場所以降、徐々に異世界に迷い込んだような不思議な感じを覚えました。 -
ちょっとだけ先にトンネルの反対側。
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その先はこのような溝のような通路のような構造が続きます。
左手には一般の住宅が見えて、このあたりは異世界と現世が隣り合っているような…(笑) -
その先は立入禁止…
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四番目のトンネルの出口の先は上の写真のように立入禁止ですが、上から見ることができます。溝のような地表に露出していますが、横の小道から見るとかなり深い。
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五番目(最後)のトンネルの入口。横の小道からズームで撮影。
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さらに進みます。この右手あたりを最後のトンネルが通っているはず。
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その先にまた下に下るような道。
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その先には…
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五番目(最後)のトンネルの出口でしょうか。ここがトンカラリンの一番奥の部分のようです。
ここは最後(五つめ)のトンネルの出口かと思われますが、この最後のトンネルは四面切石の精巧なものだそうです。
ここだけ見ると排水路のようにも見えますが…ここに排水路が必要かというと、それも疑問に思います。付近によほど大切な施設や集落が無ければ必要ないはず。 -
その先を上がると
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舗装された道路に出て、菅原神社へ。
ここで異世界から現世に戻れたような(笑) -
牛の像。
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個性的な狛犬さん。
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簡素な神社ですが、よく整えられていて、掃除も行き届き、トイレもありました。
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ここから舗装された道路を通って下ります。
途中、トンカラリン沿いの道が見えました。 -
緑豊かな道路です。
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紫陽花も咲いていました。
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江田船島古墳公園前の道路へ戻りました。右手に駐車スペースのような場所。
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【アンカー】
ここに数軒(2~3軒)の飲食店が営業していました。
ここにアンカーというハンバーガーの人気店があります。
以前、和水(なごみ)町のPR誌で真矢みきさんが町を旅するという設定で観光地や飲食店を訪れるという内容の記事があって、ここアンカーも紹介されていました。 -
こちらが店舗正面。
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イチオシ
テイクアウトで、ベーシックなハンバーガー(450円)にバッファローチキン(550円)、アイスコーヒー(250円)を購入。横のベンチで食べます。
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こちらがバッファローチキン。スパイスが効いていますが、辛さはそれほどでもなく、むしろ甘味を感じるような…甘辛さがクセになりそうな美味しさでした。ボリュームも結構ありました。
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空腹も満たされ、菊水ロマン館(道の駅きくすい)へ。
この写真には写っていませんが、右手には新しくきれいなトイレと休憩所が設けられました。ただ、そのために元々来客数に対して駐車スペースが少なめだったのが、なお停めにくくなってしまいました。道の駅 きくすい 道の駅
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テナントには肉屋さんやこちらのパン屋さん、テイクアウトのカフェがあり、どちらも人気です。
道の駅敷地内のパン屋さん、美味しくて気軽に利用できます by Decoさん天然酵母パン ぱんのわ グルメ・レストラン
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なごみパン…古墳の形をしたアンパンです。今度食べてみたいな~。
*実は二度目に訪れた際、ホタル公園でトンカラリンの開口部と思われる場所を撮影した後、落葉の上を歩いた…つもりが下が水たまりで泥水に左足が埋没(号泣)。
食事処に入るのも憚られるような惨状で、こちらでパンを購入して食べました。悲しくも美味しかった… -
こちらが道の駅きくすい。江田船山古墳の近くですから、前方後円墳の形になっていて、道の駅としては老舗ではないかと思います。
中は一階に直売所とレストランがあります。土曜で人が多く、撮影は断念。
二階は大浴場(光明石の準天然温泉)がありましたが、水漏れで営業をやめたそうです。結構泉質はよく、サウナもあり、露天はないものの広い窓から菊池川の景色が眺められたのですが。 -
菊水ロマン館の裏に廻りこむと、江田川(菊池川の支流)沿いに芝生が設けられキャンプ場になっています。土曜ということもあり大賑わい。
マップには「江田川水辺公園」と記載されていました。 -
イチオシ
キャンプ場横から菊水ロマン館を撮影。
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さらに進むとカヌー乗場に木造らしき橋が見えます。
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橋のたもとにやってきました。写真右にちらと写っているのがキャンプ場の管理棟。芝生の先に菊水ロマン館が見えます。
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江田川を渡る橋は、残念ながら閉鎖されていました。老朽化しているようでした。
この橋は、道の駅やキャンプ場とその周囲の公園から、川向こうの「縄文のむら」へ渡る通路でした。
もう一つ、江田船山古墳側からの橋がありました。
「道の駅→縄文のむら→江田船山などの古墳群と肥後民家村→道の駅」と以前はひと廻りできたようですが、この橋が通行止めになり、縄文のむらが外れた場所のようになってしまいました。 -
なかなかおもしろい形状の橋ですが…ちょっと残念。
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橋を進とちょっと寂しい雰囲気に。ここまでは人もあまり来ないようです。ベンチなどはあるのですが…きれいに整備すれば夏場などは涼し気なスポットになりそうです。
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さらに進むと江田川が菊池川に合流しまうす。中央の島のような部分が「縄文のむら」。貝塚跡も発掘され、縄文時代にむらがあったようです。
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菊池川沿いに進みます。
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広い原っぱのような感じ。陸側には肥後民家園の一画が見えます。
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イチオシ
その先には白石堰。農業用水の確保のために設けられたのでしょうか。
このあたり「菊池川白石堰河川公園」とマップには出ていましたが、あまり公園という感じでは…でも菊池川の眺めは涼し気です。 -
五月末で昼間はかなり気温も上がり、白石堰から流れる水を見ると涼しく感じました。
このあたりで、旅行記は終了と致します。
ご覧いただきありがとうございました。
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旅行記グループ
肥後古代の森
この旅行記へのコメント (6)
-
- フォートラベルユーザーさん 2026/04/05 21:16:31
- 謎の通路、、階段…
- こんばんは!Decoさん!
なんとも不思議な
とんからりん、、、
不思議なトンネル、、階段、通路…
戦争遺産では、ないのでしょうね、、いや
そんな発想より、
秘密の抜け道とか、異世界に続く
トンネルとか、考えたほうが、楽しいです♪
アンカー、今流行りのハンバーガー
ショップみたいですね!
ハンバーガー、バッファローチキン
美味しそうです。
とんからりんから抜け出した後に
菅原神社で、現世に戻ってこられて、
良かったです(*^^*)
不思議な世界を垣間見ました。
ありがとうございました!
コトラ
- Decoさん からの返信 2026/04/06 05:39:32
- Re: 謎の通路、、階段…
- マダム、おはようございます。
とん
とんからりんは、作られた時代もよくわからない(中世ともいわれますが)、目的もわからない遺跡です。
もしかしたら、場所ごとに造られた時代が違うのかも。マダムがおっしゃるように戦争遺産の部分もあるかも知れませんね。
ただ、かの清張先生が卑弥呼も行っていた「鬼道」との関連性を想像したことで、ミステリアスな印象が強まったように思います。
そんなこともあって、途中異世界に紛れ込んだような気がして、神社のあたりに出て現世に戻ったようでほっとしました(^^ゞ
アンカーは人気のお店。ハンバーガーもチキンも美味しくてしかもリーズナブルでした
とんからりんは、古墳公園や民家村、道の駅などから近い場所にありますが、ここだけ異質な場所に感じました。
Deco
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- ma-yuさん 2026/04/05 17:35:58
- 謎の遺跡
- Decoさん
こんにちは!
表題に画像も最初は謎で何だろうと思いました。
全長は464.6メートル。五つのトンネルから構成されて広いですね!
トンカラリンは石を落とした音が根源なんですね?
「7段の階段」は人が通れる広さでますます謎ですw
5つのトンネルにも行かれて今後、考古学者の解明を期待したいですね♪
菅原神社を拝見しますと私も現世にもどり、"ホット"しますよ(笑
紫陽花が咲いてそろそろの時期ですね。
アンカーというハンバーガー店のバッファローチキン、スパイスが効いて
美味しそうですね(*^^)
>落葉の上を歩いた…つもりが下が水たまりで泥水に左足が埋没(号泣)⇒
分かりますよ。私も気を使って店には入らないと思います(-_-;)
菊水ロマン館もキャンプも近くでカヌーにも乗れて家族ずれには
人気がありそう(^^♪
トンカラリンは謎が多く色々参考になりました(*^-^*)
ma-yu
- Decoさん からの返信 2026/04/06 05:19:44
- Re: 謎の遺跡
- ma-yuさん、おはようございます。
トンカラリンは、あの長さ。でも構造は一貫性がないように見えて不思議です。造るには莫大な費用が必要らしいし、あの場所に水路の必要はあまり感じないし。
謎だと余計に不気味に感じます。菅原神社にたどり着いて、異世界から現世に戻ったような(^-^;
アンカーはリーズナブルだし、バッファローチキンは美味しくてボリュームもありました。
落ち葉水没は悲しかったです。帰り際、このあと食事処に行こうと思っていましたが、あの状態では入る勇気がありませんでした。
菊水ロマン感は、このあたりでは歴史のある道の駅ですが、川沿いが公園になっており、カヌーも楽しめて人気の施設です。
周囲に人気の食事処もいくつかあって、ドライブ途中の休憩にも良いと思います。
Deco
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- へびおさん 2026/04/05 08:46:55
- とんからりん
- Deco様
いつも熊本旅行記を楽しく拝見させていただいています。
今回のとんからりん、私も江田船山古墳に行った際に立ち寄ってみたのですが、とても不気味で最初の「7段の階段」しか見なかったんですよね。
竹林から響く竹のぶつかり合う音などが怖くて1人では歩けないと思ったものですが、Decoさんは1人で歩いて行かれたのですね!
Decoさんの取材で詳細を知ることができました!!
ホントなんのために造られたものなんでしょうね。
私が熊本旅行をしたのは2月でとても寒かったのですが、Decoさんが行かれた5月末だと新緑で江田船山古墳公園も活き活きとして見えます!
なごみぱん屋さんも私が行った夕方では商品が売り切られていて何も買えませんでした。
古墳型のパンを食べてみたかったな。
- Decoさん からの返信 2026/04/05 15:49:20
- Re: とんからりん
- へびお様
とんからりんは、確かにちょっと不気味というのか…5月末の晴天の昼間でも、異世界に迷い込んだような不思議な感じがしました。へびおさんが行かれた2月の寒い日の夕暮れだったら、確かにかなり躊躇すると思います。途中、一般の家屋がすぐ横にある場所があって、ちょとほっとしたような(^^ゞ
作られた目的はなんなのでしょうか。場所によって造り方が全然違うし、単なる水路なら階段も必要ないわけだし、人が通れるような場所もあれば、細い水路のような場所もあって、結構長いトンネル部分もあって、もう、意味不明です(笑)
へびおさんの旅行記ももう一度拝見しました。5月は暖かくて(ちょっと暑いくらい)明るくて緑も豊かで散策には適していましたが、古墳の形がよくわかるのは2月の方のような気がします。
なごみパン、あの前方後円墳の形のパンを買いたかったのですが、売り切れでした。やっぱり人気があるのですね。
和水町の旧菊水町エリアは、山奥というわけではありませんが、少し内陸になります。だから余計に寒かったのかも知れません(ただ、あのときは阿蘇の日が晴天に恵まれて、本当に良かったです)。
Deco
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