海上自衛隊の佐世保史料館とその周辺を巡る

2025/04/10 - 2025/04/10

昔から軍港として栄えてきた佐世保。現在は海上自衛隊と在日米軍の基地があります。その海上自衛隊には佐世保史料館があり、佐世保の軍港としての歴史を詳しく解説しています。ですので佐世保に来たのなら、ここ佐世保史料館を訪れないわけにはいきません。
海上自衛隊の施設ということもあり、無料で見学させてもらえるのも嬉しいです。戦前の旧帝国海軍から、戦後の海上自衛隊までの歴史が詳しく解説してあります。特に戦前の資料・展示物が数多くあり、見ごたえがあると同時に、胸をうつものも多かったです。
その佐世保史料館のほか、近くの佐世保市民文化ホールなどを巡ってきました。

エリア 佐世保(長崎)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

今回の散策のスタートは佐世保駅から。

佐世保駅 駅

佐世保駅のコンコースに観光案内所があります。こちらでバス乗り場、路線などを教えてもらいました。

佐世保観光情報センター 名所・史跡

佐世保駅前からバスに乗ります。佐世保史料館の最寄りのバス停は佐世保市総合医療センター入口で、佐世保駅との間の路線は多く、便も多くて便利です。

西肥バス (路線バス) 乗り物

佐世保駅からバスに乗って10分ほど。海上自衛隊佐世保史料館に到着。
もともとは旧帝国海軍の佐世保水交社という建物で、その上がビルになっています。

海上自衛隊佐世保史料館(セイルタワー) 美術館・博物館

入口近くには佐世保水交社についての説明板もありました。

まずはエレベーターにて最上階へ上がります。展望フロアになっているので、港の眺めが素晴らしいです。

最上階からは佐世保港と、停泊している艦船も見ることができました。

最上階からは階段で下り、展示を見ていくかたちになっています。階段は２か所あり、ガラス張りになっているところは眺めがよかったです。

まずは佐世保が旧帝国海軍の軍港として築かれ、発展してきた歴史から見ていきます。

軍艦の模型も数多く展示されています。ですので展示が文章や絵図・写真だけになっておらず、アクセントがついていて飽きることがないかたちになっています。子供や学生にも見やすい展示になっていると思います。

こちらは空母赤城の模型。旧帝国海軍が誇る巨大空母として名高いですね。

そして太平洋戦争（大東亜戦争）についての展示も見ていきます。
このあたりは写真撮影ＯＫですが、旧軍の提督やなど軍人さんに関しての資料などは写真撮影禁止となっています。そのあたりがかなり充実しており、見ごたえがあると同時に、遺書などもあり、胸をうちました。

下のほうのフロアへ進んでいくと、戦後の海上自衛隊の展示へと移って行きます。

海上自衛隊の艦船の模型も多くあり、その大きさの違いなどもよくわかりました。

史料館を後にして、次の場所へと向かいます。順番が前後しますが、こちらが最寄りのバス停の総合医療センター入口です。

続いては、バス停の目の前にある佐世保市民文化ホールへと向かいます。

旧海軍佐世保鎮守府凱旋記念館(佐世保市民文化ホール) 名所・史跡

こちらは鎮守府凱旋記念館だった建物で、日本遺産にも指定されているそうです。

内部は無料で見学させてもらえます。文化ホールとして様々な催しがおこなわれているそうです。

２階部分にも上がることができます。戦後は米軍に接収されて、ダンスホールなどに使用されたそうです。近年になり、外観も昔の姿へと復元されたそうです。

佐世保市民文化ホールを出てすぐのところに、こちらの旧海軍下士官集会所跡の碑があります。説明板もあり、当時の写真と詳しい解説がありました。

下士官兵集合住場所跡と旧佐世保橋 名所・史跡

旧海軍下士官兵集会所跡のすぐ隣には佐世保橋がかかっています。こちらの橋は佐世保の市街地と旧軍の基地とを分かつところだったようです。

佐世保市街地を流れる佐世保川。ちょうど桜の開花時期だったので、花が満開で美しかったです。それでは市街地中心部に戻ります。