
2025/05/05 - 2025/05/05
535位(同エリア537件中)
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この旅行記のスケジュール
2025/05/05
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車での移動
マイカーで移動。のんびりした景色のいい道だ
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車での移動
マイカーで移動。有料道路(パールライン)にのらず、下道移動
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車での移動
マイカーで移動。海岸線が入り組んだ瀬戸の風景を楽しみながらのドライブ
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徒歩での移動
真西海橋の通路を歩いて横断。針生送信所や西海橋のビューポイントでもある
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この旅行記スケジュールを元に
佐世保市の中心市街地、平戸方面と訪ね歩いたが、まだ西海方面は足を延ばしていなかった。今回は機関区だった早岐駅の機関車給水塔、浦頭引揚記念平和公園、不思議感たっぷりの針尾送信所、橋梁の傑作である西海橋を訪れた。内容に脈絡はないが、国道202号の戦争遺産を伝い歩いた感じだ。このうち、針尾送信所と西海橋は国の重要文化財(建造物)であり、その時代における日本の技術レベルの高さを実感できる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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佐世保市の早岐駅にある旧給水塔だ。佐世保市に軍港が置かれたことで陸上交通の需要が急拡大。早岐駅に機関区が置かれ、施設が整備されていった。給水塔もその一つ。機関車に水を供給する施設で、かつて鋼製の水槽があった
早岐駅と旧給水塔 名所・史跡
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高低差を利用して機関車に給水したという
早岐駅と旧給水塔 名所・史跡
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内部に足を踏み入れると不思議な雰囲気が漂う。レンガは丈夫な建物だ
早岐駅と旧給水塔 名所・史跡
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早岐駅から車を走らせて浦頭引揚記念平和公園へ。資料館は改装中だった
浦頭引揚記念平和公園 公園・植物園
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終戦後、海外から約629万人の日本人が引き揚げてきたが、そのうち約139万人が佐世保に上陸したという。公園からその港が展望できる
浦頭引揚記念平和公園 公園・植物園
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一角には歌手の田端義夫の「かえり船」の歌碑が。田端は浦頭で引き揚げたという
浦頭引揚記念平和公園 公園・植物園
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公園の高台にある「平和の女神・引揚げ者家族」像。女神の足下に家族3人の像がある。恐らくは引揚を喜ぶ姿か。地元長崎県・壱岐出身の小金丸幾久の作
浦頭引揚記念平和公園 公園・植物園
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そして針尾送信所へ。高さ約136メートルの巨塔が300メートルの間隔で正三角形に並ぶ。用途が不明なのに圧倒的なスケールを誇るという不思議な感覚を覚える場所だ。無線通信を強化するため、旧日本海軍が4年の歳月と現在の価値に直して250億円の巨費を投じて1922(大正11)年に建設した。真偽は不明だが、太平洋戦争開戦の暗号「ニイタカヤマノボレ」はこの送信所から発信されたとされる。
針尾送信所 名所・史跡
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巨塔に近づくと、あちこちからその不思議な姿を見ることができる
針尾送信所 名所・史跡
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送信所駐車場のそばにある油庫。1921(大正10)年の築で、戦後、多くの建物が破壊されたが、数少ない現存建物だ。ガソリン、軽油、灯油類の保管庫で、爆発に耐える構造として鉄筋コンクリート構造が採用されている
針尾送信所 名所・史跡
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3本の電信塔のうち、第3電信塔は内部に入ることができた
針尾送信所 名所・史跡
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内部には設備の一部が。はしごがはるか上部まで整備されていた
針尾送信所 名所・史跡
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電波塔の中を見上げると、不思議な絵が登場する。途中の光はあかり取りの窓から差し込んでいるという
針尾送信所 名所・史跡
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電波塔の裏側から第二西海橋がよく見えた。送信所建設当時、陸路はなく、すべて水路で連絡したという。秘密の場所だったのだ
針尾送信所 名所・史跡
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電波塔を真下から見上げると、こんな絵が。ピラミッドのよう
針尾送信所 名所・史跡
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電波塔のそばにある見張り所。東屋のようだが、付(つけたり)で国の重文だ。針尾送信所は政府のトップシークレットだったため、厳重な警備が敷かれた
針尾送信所 名所・史跡
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事務所と兵舎跡。1951年の火災で焼失し、今は井戸の跡などが残されている
針尾送信所 名所・史跡
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電信室。旧佐世保無線電信所(針尾送信所)の中心的な施設が、廃屋なれど、現在も残されていた 背後には電波塔が見える
針尾送信所 名所・史跡
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正面入り口はいかめしい。爆撃に耐える頑丈な造りが採用されたという。
針尾送信所 名所・史跡
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内部には「海上保安庁」の看板が。終戦後、1997まで海上自衛隊、海上保安庁の無線施設として運用されていた
針尾送信所 名所・史跡
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内部からは頑丈な造りがうかがえる
針尾送信所 名所・史跡
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針尾送信所のパノラマが置かれていた。電波塔は机の脚を流用したのだろうか
針尾送信所 名所・史跡
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最後は佐世保市と西海市を結ぶ西海橋。完成当時は固定アーチ橋としては世界で三番目の長さで、日本の橋梁技術発展の起点とされる。橋自体が観光名所だが、渦潮や桜の名所としても有名
長崎県立西海橋公園 公園・植物園
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近くで見ても美しい曲線だ。遠くから見ると、赤い欄干がよく映える。歩いて渡れるが、歩道の幅が狭く、少し怖い
長崎県立西海橋公園 公園・植物園
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日本の橋として初めて支間長200メートルを超えた長大橋。技術的に素晴らしい橋だが、鉄骨の模様が何とも言えない機能美もたたえている
長崎県立西海橋公園 公園・植物園
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西海橋と並行して架かる新西海橋。西海パールライン有料道路が走る
新西海橋 名所・史跡
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新西海橋にある歩行者通路。歩道としての役割とともに、西海橋、針尾通信所の最高のビュースポットでもある
新西海橋 名所・史跡
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通路の中ほどにのぞき窓がある。うず潮を眺める窓だ
新西海橋 名所・史跡
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新西海橋から見る針尾通信所。完璧な正三角形ではないが、三本が一つの視野に収まる
新西海橋 名所・史跡
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針尾瀬戸を船が渡る。橋が人々をつなぐ
新西海橋 名所・史跡
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