スイスあちこちハイキング　春のクールフィルステン

2025/04/30 - 2025/04/30

一度見たら忘れられない、ギザギザな山並みのクールフィルステンを背後に眺めるトッゲンブルク地方があるのは東スイス。
この地域で日本のガイドブックで取り上げられるのはアペンツェル地方と、ハイジの舞台となったマイエンフェルトあたりでしょうか？　交通の便がイマイチなので外国からの旅行者にはちょっと敷居が高いんですよね。

春も盛りを迎え、まだアルプスの山の上には行けませんが、標高1300～1400ｍ辺りの場所ならもうOK。
ということで今回はトッゲンブルク地方のヴィルトハウス/Wildhausからケーブルカーでガンプリュット/Gamplütへ上り、ウンターヴァッサーまで降りてくるコースを歩いてきました。

↓トッゲンブルク地方の別のハイキングコースはこちらで
https://4travel.jp/travelogue/10968869

エリア スイス

• 旅行の満足度: 4.0

チューリヒからサンモリッツへ移動したことがある人は、このヴァーレン湖の背後に立つギザギザとした山並みに見覚えがあるかも

この山並みはクールフィルステン/Churfirstenと言いまして、今回はこの山並みの反対側にあるトッゲンブルク地方に行きます

トッゲンブルク地方には電車が通ってないのでポストバスでの移動となります
今回はブックス/Buchs SGからポストバスに乗り換え、終点のヴィルトハウス(Wildhaus, Dorfバス停）で降りました

トッゲンブルク地方の中でも、ヴィルトハウスからウンターヴァッサー、アルト・ザンクト・ヨハンにかけてのエリアは東スイス最大のウィンタースポーツエリアで、チューリッヒからだと1時間程度でアクセスできます

ヴィルトハウス村からのクールフィルステンの眺め

(￣▽￣)b　稜線のやや古い言い方がフィルスト/Firstなので、そこから来た名前なのかな？

バス停近くにあるホテル・ヒルシェン/Hirschenの駐車場には、スイス・グランドツアーのフォトフレームがあるのでお見逃しなく

それにしても・・・フォトフレームがあるの駐車場の隅っこ、物置の裏なんですよｗ
もっといい場所なかったんかな

さて、ケーブルカー乗り場があるのは村はずれのほうです
シェーネンボーデン通り/Schönenbodenstrasseを10分ほど歩きます

ガンプリュット行のケーブルカー乗り場（Talstation Gamplüt)に着きました

事前に調べたところ、このケーブルカーは支払いが現金のみ、下の乗り場には係員はおらず、ベルを鳴らすと上の乗り場にいる人がケーブルカーを動かしてくれるそうなんですが・・・

学校の遠足かな？子供たちの集団がいました
ここのキャビンは小さい上に運行間隔が長いらしいので、何分待たされることになるのか恐れおののいていると、子供たちはキックボードだけをキャビンの外側に引っ掛けて、外へハイキングに出ていきました

15分ほど待つとキャビンが降りてきて乗ることが出来ました
（これは上に着いてから撮った画像）

10分ほどかけてゆるゆるとキャビンが移動していきます

このキャビンの中から見たウィルドハウス村の眺めは素晴らしかったですよ

反対側の眺めもキレイなんですよ～

ガンプリュット/Gamplüt到着～
キャビンを降りて料金を払い(注意、現金のみ！）ドアを開けるとレストランの中に出ます

実はこのケーブルカー、グー様マップのクチコミが散々で恐れおののいていたのですが、この時は特に問題もなかったです
上のガンプリュットのセルフレストランのレジ係りの人が、ケーブルカーの係員を兼ねているようなので、忙しい時間に当たると接客が荒くなるのかもしれませんね

セルフレストランのテラスからの眺め
標高は1,354ｍです

(￣▽￣)b　ちなみにトイレは外側、レストランの反対側にあります

(￣▽￣;)　あれ？困ったなｗ　
実は今回は「Weg des Wassers」というルートを歩くつもりだったのですが、標識が無いんですよｗ

とりあえず事前に調べておいた方向に向かって歩くことに

ちなみにNo.24Thurwegというルートもあって、セルフレストランの裏手からルートに出られます

今回は結局、ルート前半はアプリ(Schweizmobil）の地図を見て方向を確認しながら、名前のついてないワンダーウェグを歩きました

Rosseggという所で、丘の上にワンダーウェグの表示が出ていたので上ってみました

これが良かったんですよね～

丘の上にはベンチもあって、たんぽぽ畑とクールフィルステンの眺めをしばらく堪能しました

丘を反対側に降りていくと道に出ました

山の斜面を上っていく道がルート(Weg des Wassers）だったらしいんですが、この時は気が付きませんでした
ちなみに右に進むとNo.24Thurwegに出ます

どう進もうか悩んだんですが、左折してクールフィルステンの眺めが良い方向に向かって歩くことに

この区間も良かったですよ～

たんぽぽ畑とクールフィルステンの眺め

(￣▽￣;)　今回クールフィルステンの似たような写真だらけです

舗装路をしばらく歩くと砂利道に続いていました

ちょっと急な坂道がまっすぐ続いています

坂道の途中で座れそうな場所があったので休憩しました

道を登ってくる人がいました
(￣▽￣;)　よかった～この道それなりに人通りがあるんだな

坂道をまっすぐ降りていくと小屋で行き止まっちゃったよｗ

よーく見ると、小屋の手前に斜め方向を指すワンダーウェグの標識がありました

(=_=)じー　薄っすら獣道みたいなんが見えるな

草原の先は森の中に道が続いています

森に入ってからは、張り出した根と石がゴロゴロして歩きにくい坂道を降りていきました

Schweiz Mobilの地図通り、道が突き当たって二手に分かれています
ワンダーウェグの案内板も出ていて一安心

ここで右に進みます

相変わらず歩きにくい森の道を進んでいきます
ルート上に何度かこのような手で外せる紐が張られているので、通った後は元に戻します

こんなんがあるってことは、そこそこ人通りがあるんやなぁ

ちょっと開けたところに出ました
なかなかの斜面を横切るように道が見えます

ここからの眺め

またしばらく森の中を進んで、いよいよ森を抜けました！

＼(´Д⊂ヽ遂に正規のルートに出たーーー

ここからはNo.24Thurwegの標識に従って歩きます
舗装された道は歩きやすいな～

ルンルン(死語)で歩いていると川に差し掛かりました
公園のようで、子供たちが大勢遊んでいるのが見えます

登りのケーブルカー乗り場で見かけた子供たちかな？

橋を渡ったところに、浅い小川とベンチがあったので休憩することに

森の山道で疲れた足を水に入れてリフレッシュです

(￣▽￣;)　デラ冷水で一瞬しか入れられませんでしたｗ

タオルと替えの靴下はいつも持ち歩いてるんですが、活用したのは初めてだな～

この頃から大きな雲が出てきて、クールフィルステンのほうは明るいのに手前が暗いという不思議な風景になりました

舗装路からこちらの細道に入ります

両側に低い石垣が積み上げられた狭い道です

木々の切れ間から、牧場とクールフィルステンの山並みの美しい風景が見えます

(*'ω'*)　良い時期に来たなぁ～

(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ　石垣の細い道を抜けて、次は舗装路を上っていきます

いやぁでも、上った甲斐がありましたよ
(*'ω'*)　キレイ～

一面のたんぽぽ畑の向こうにクールフィルステンが見えます

反対側はこんな感じ

危ねぇ、遠くからブロワーの音がするｗ　いいタイミングで来られたわ

(￣▽￣)b　スイスの野原でブロワーを使うのは刈った草を集めるためですからね
つまりこの美しいお花畑もじきに草刈りされちゃうってことです

野草が咲き乱れる牧場地帯を歩きながら、徐々に下へ降りていきます

道が森に入っていきました

おっとココでちょっと寄り道してトゥーア滝/Thurwasserfälleを見に行きます

川に沿って歩道を数分歩きます

鬼の洗濯岩みたい

滝が見えてきました

わぁ～涼しい
(*/>∀<)/　マイナスイオン浴びないと～

あ！奥のほうにもう一段滝がありました

案内表示で滝が複数形だった意味が分かりました

涼しくて気持ちいい場所です

後はウンターワッサー村/Unterwasserに向かって続く一本道歩いていきます

バス停(Unterwasser, Post）に着いた～

(￣▽￣)b　この建物に公衆トイレがありました
バス停周辺にはカフェが一軒と近くにスーパーもありましたよ

この旅行記へのコメント （2）

• toroppeさん 2025/05/09 17:23:55

  近くで見たかった山

  アッペンツェからゼンティス山の展望台に上がった際に、ボコボコ山を見て「なんじゃありゃー、どうしてあんな形になったのか」と驚きました。
  
  一度近くの山に登り見てみたいと思ってましたが、今回のルートも良いですね。もし行く機会があれば、参考にさせていただきます。

  kawakoさん からの返信 2025/05/10 02:20:51

  コメントありがとうございます

  クールフィルステンの△△△な山並みは褶曲山脈というやつで、よく見ると層になっているのが見えます。
  自然の力は凄いですねぇ～
  
  トッゲンブルク地方はあまり観光客を見かけない、のどかで美しい場所なので、ぜひ一度お立ち寄りくださいませ。