2025/05/01 - 2025/05/01
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harusuさん
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「臨江閣」(りんこうかく)は国指定重要文化財で群馬県前橋市に1884年(明治17年)に当初「迎賓館」として本館と茶室はわびに徹した草庵茶室が、その後1910年(明治43年)に別館「貴賓館」が建築されました。
近代和風の木造建築で、全体は本館・別館・茶室から成る、3棟で建物内部の明治・大正・昭和3代に渡る天皇行幸で来席された部屋も見ごたえがあります。本館には将棋の第30期竜王戦に使用された、「一の間」もあります。
庭園も広く植栽に手入れが行き届き散策途中に小川の脇にある東屋でチョット休憩できるのも嬉しい。
駐車場と見学料は県内外にかかわらずやさしい無料でさすが群馬県太っ腹!
- 旅行の満足度
- 4.0
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臨江閣 訪問記念は無人販売所で¥300
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駐車場から庭門をくぐります
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庭園にある池の向こう側に別館が見えます。
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庭園
臨江閣 名所・史跡
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庭園の途中に休憩所
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臨江閣は5月~9月は18:30~23:00までライトアップされるそうな。
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見晴らし場からの庭園
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庭園から奥にみえる高い建物は群馬県庁で、道府県庁舎の中で最も高い建屋であり、その高さは153.8mです。33階建てで、東京都庁に次ぐ高さで、県庁舎としては日本一の高さを誇ります。
臨江閣 名所・史跡
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回遊庭園から日本トーターグリーンドーム前橋(収容人数2万人を誇る北関東最大級の自転車競技・コンベンション屋内型施設)が見えます
臨江閣 名所・史跡
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池泉回遊庭園
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庭園から別館
臨江閣 名所・史跡
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「むくり屋根」の上に「シャチホコ」が…
臨江閣 名所・史跡
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木造2階建て
臨江閣 名所・史跡
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「別館」入口
明治43年に前橋市で開催された、一府十四県連合共進会に先立ち、「貴賓館」として建設されました。臨江閣 名所・史跡
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「別館」入口
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「本館」入口からは直接入れませんでしたが、別館からの廊下でつながってます。
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別館2階 大広間180畳
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別館2階 大広間180畳
こちらの大広間は180畳もの広さを誇ります。建築用材として中山道安中杉並木(国天然記念物)の杉の巨木30本を使用。
共進会の開催中はたくさんの人が集まり、各種大会や晩餐会が開かれました。 -
別館2階 大広間
豪華なシャンデリアは、1台残っていた当時のものを参考に復原したものです。板の間になっている30畳は、公民館として使われていた昭和30年代に舞台がつくられた場所。この大広間では、前橋出身の詩人?萩原朔太郎など著名人の結婚披露宴も行われたと言われています。 -
別館2階 大広間 床の間
間口三間、奥行一間の床の間、両側に幅9尺、奥行3尺の脇床と付書院を備え、凝ったつくりの建具など贅を尽くした空間となっています。 -
別館2階 大広間 床の間
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別館2階 大広間180畳
柱のない180畳の大空間を実現しているのが、「張弦梁(ちょうげんばり)」という工法です。長い床梁の両側に太い鉄筋をそわせ、床の荷重によって下に湾曲しようとする力に対し、鉄筋が引っ張り合う力で抵抗し、梁を支えています。 -
別館2階
明治時代の建物としては極めて珍しい工法で、高い専門知識と技術を持った設計者と大工によって建てられたことが伺えます 。 -
別館と本館をつなぐ渡り廊下
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「本館1階」
当時の県令楫取素彦(かとりもとひこ)の提言により下村善太郎(初代前橋市長)を始めとする地元有志や銀行等の企業の寄付で建設された迎賓館です。 -
「本館1階」将棋の第30期竜王戦に使用された、「一の間」
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「本館1階」将棋の第30期竜王戦 平成29年11月4・5日
渡辺竜王と羽生棋聖の対局場 -
本館1階 一の間盆栽
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初代群馬県令楫取素彦
明治9年4月、熊谷県(群馬県と埼玉県の西部)の県令に就任します。そして8月に群馬県が発足すると、初代群馬県令となります。同地は民情が荒く「難治県」として知られ、素彦も不安があったようです。
素彦は、県庁を高崎から前橋へ移転し、群馬を日本屈指の養蚕県・教育県に育てます。特に養蚕・製糸業を奨励し、閉鎖の危機にあった富岡製糸場を官営で存続させるように尽力します。 -
本館1階展示品 昔の群馬県庁
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本館1階展示品 昔の前橋市役所
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「前橋城」 徳川家康によって「関東の華」と称された名城でしたが度重なる利根川の氾濫に苦しめられ江戸時代中期に一度廃城となりました。1867年(慶応3年)に再築されました。
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本館1階 展示室
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本館1階 改修前の「しゃちほこ」
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本館1階 利根橋「避雷針の飾り塔」
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本館1階 提示品
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本館1階 展示品
召集令状 -
本館1階 展示品
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本館廊下をギシギシときしむ音を聞きながら歩きます。
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本館2階
2階奥の「一の間」は、1893(明治26)年に明治天皇、1902年(明治35)1908年(明治41)に皇太子(後の大正天皇)がご宿泊された部屋です。格調の高い設(しつら)えで、蚊帳や帳(とばり)をめぐらすための金輪が部屋の四隅に残されています。 -
本館2階
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明治天皇行幸
明治11年と明治26年の2回 -
大正天皇行幸
大正天皇(当時皇太子)明治35年のご視察と明治41年機動演習台覧 -
昭和天皇行幸
昭和9年陸軍特別大演習 -
本館2階 天皇行幸の際に使用された和室
床の間は狭く設え、2面の眺望が楽しめるようになっているのも特徴的。部屋の中央に座ると座敷の柱と縁側の柱が重なり視界が遮られないように工夫されています。 -
本館2階
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別館全景
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「臨江閣茶室」建築は、京都の茶室大工、今井源兵衛の手によるものです。
茶席は、京間4畳半・本勝手・下座に床の間を持つ形式で、わびに徹して草庵茶室を守った金森宗和の系譜に属するもの。 -
回遊庭園
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庭園より別館全景
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庭園の「東屋」
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別館
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本館と渡り廊下
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