2025/04/10 - 2025/04/12
1173位(同エリア1840件中)
ろざりんさん
台北を訪れたからにはぜひ九扮まで足を延ばしてみたかった。九扮といえば夕暮れ時の幻想的な風景が有名。しかし聞くところによると夕暮れ時の混雑といったらそれはもう半端ないらしい。
現地で押すな押すなの大混雑に巻き込まれるのは仕方がないとして、公共交通機関を利用する場合、往復の足のことが気になる。ということで比較的空いている昼間に訪れることにした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
台北から九扮に公共交通機関を利用して行く場合、電車やバスなど幾つかの方法がある。今回はホテルからアクセスの良い、忠考復興駅から出ているバスを利用した。
忠考復興駅から九扮方面行きのバス(1062系統)は約30分間隔で出ている。料金は95台湾ドル、この日のレートで420円。
パスの時刻表によるとSOGO前から九扮老街まで1時間で到着できることになっているけれど、台北市内を抜けるのにある程度の時間を要するため、実際は往復ともに1時間半くらい掛かった。遠東そごう 台北復興館 百貨店・デパート
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MRTの忠考復興駅から地上へ出ると、「1062、90圓」という紙を掲げたおじさんがいた。怪しい客引き?かとと思い足早にすぐ近くのバス停に向かったが、発車前にバスの運転手さんと談笑していたので、単に案内係の方だった模様。
殆どの乗客は地元在住の方々のようで、乗車時と降車時にスマートウォッチを機械にかざして精算していた。現金の場合は乗車時に行き先を言って料金を支払う。
途中、市内の松山駅からも九扮へ向かうと思われる人ががたくさん乗り込んできた。しかし乗り切れないということもなく無事に台北を後にする。
運転手さんは優しそうな人だったけれど運転は荒かった。それでも高速に入ってもシートベルトをする人はいない。 -
高速を降りて少し走ると活気のある界隈が見えてきた。バス停の英語名はLeisure village。後で地図で調べてみたところ、康楽新村かな。
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台北とかつての鉱山を結ぶ幹線道路上に位置しているので、宿場町として栄えた街なのだろうか。近くには鉄道の駅もある。
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瑞芳からは鉄道でやってきた観光客が多数乗車。とうとう座れない人が出てきた。やがてバスは急カーブの坂道を登り始め、山道からは遠くに海を臨むことができる。
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そして九扮に到着。観光客を乗せたバスやタクシー、自家用車などが続々とやってくる。
観光バスで来る観光客はひとつ手前の派出所付近で降りなければならないようで、団体さんたちがぞろぞろと登りの坂道を歩いていた。 -
路線バスで来る場合は九扮老街でバスを降りて、基山街から歩き始めるのが一般的なようだ。平日午後一番とはいえ、そこそこの賑わいを見せている。この時間でこの混雑なので、夕暮れ時の状況は推して知るべし。夕暮れ時の幻想的な雰囲気は味わえなかったけれど、この時間に来て正解だった。
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狭い通りの両側に、食べ物屋さんやお土産屋さんが軒を並べている。
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途中、海を見下ろせるテラスに一瞬お邪魔させて頂いて撮影。確かに絶景ではあるものの、さっきバスから見た景色のほうが良かったかも。
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急な階段で有名な豎崎路に出る道は少し分り難かったけれど、どうにか間違わずに見つけることができた。
前日の夜市から人込みが続いて人酔いしてきたので、派出所まで降りずに途中で右折して九扮老街のバス停方面へ戻る。そういえば九扮といえばこの画像!という阿妹茶酒館をチェックし忘れた! -
九扮老街のバス停に戻ると、基山街の入り口付近は相変わらずの大混雑。
このまま台北まで戻っても良かったけれど、まだ時間も早いのでバスに乗って金爪石へ。金爪石から台北行きのバスに乗れば帰りは必ず座れるであろうという目論見もあった。 -
そして金爪石の黄金博物館入口に到着。九扮の喧噪とは対照的な自然あふれる環境。観光客の姿もまばらで、ようやく落ち着いて観光することができる。
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黄金博物館の入り口。入場料は80台湾ドル。この日のレートで約350円。台北からのバス代とさほど変わらないお値段。台北からここまでのバス代がとりわけお手頃ということかな。
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まずは入ってすぐ右手の建物を見学。入場の際に手の甲に赤いスタンプを押される。
ずいぶん大きな家だと思って後で調べてみたら、この建物は四連棟日式宿舎といい、かつて日本人が住んでいた四軒の家を集約して一棟にしたとのこと。それで台所があちらこちらにあったのかと納得。四連棟日式宿舎 建造物
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かつての和風の建物を利用したレストラン。少しお腹が空いてきたので、この手前のコンビニで明太子の焼きおにぎりを買って食べた。
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敷地内には派出所や郵便局もあった。屋外博物館内に派出所?と思ったけれど、どうやらこの敷地内には入場料を払わなくても自由に出入りできるようで、博物館など観光施設を見学したい人のみが入場料を払う仕組みになっているようだ、
そういえば入場券売り場の横は自由に通れるようになっていたし、地図を見ると周囲には登山道なども整備されている。 -
かつて金山として栄えた絶景が広がる。九扮観光も良いけれど、自然を楽しむのであれば、ここは本当にお勧め。
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採掘した金を運搬するための鉄道も敷かれていた。
別料金で本山五坑や砂金採り体験などもできたようだけど、黄金館の見学に留めておいた。 -
これは駅舎かな。
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お天気にも恵まれ、時間があれば登山道も歩いてみたかったけれど、そろそろ疲れも出てきたので台北に戻ることにする。帰りのバスにもすぐに乗ることができた。
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九扮ではバスを待つ人の長い列ができていた。それでも十分な本数が出ていたので、積み残しは出ていなかった。
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午後3時ごろの九扮。この時間からますます多くの観光客がやってくるのであろう。
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九扮からふもとの瑞芳までは急カーブの坂道が続く。道路幅の狭い場所では、バスのすれ違いが大変なようでプチ渋滞を引き起こしていた。
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やがて瑞芳の街並みが見えてくる。
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瑞芳は、かつて鉱山へ働きに行く人々の足場として賑わいをみせた街。台北から鉄道で九扮へ行く場合は瑞宝で下車して路線バスに乗り換えるので、今では九扮観光の足場として賑わいを見せている。
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かつての雰囲気を偲ばせる街並み。
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時間があればバスを降りて散策してみたかった。
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瑞芳から乗り込んできたご婦人たちが途中で前方の席に移動して、運転手さんとずっと会話していた。何を話しているのかは分からなかったけれど、とても楽しそうだった。
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台北が近づくにつれて、高層の集合住宅が目に付くようになる。
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台北市内に差し掛かる頃にはすでに日が暮れ始めていた。
SOGOで夕食を調達しようと思ったが、レストランやフードコートはあっても、お惣菜などを販売するいわゆるデパ地下のような売り場がなかったので、ホテルまで歩きながら途中のコンビニで食料調達。 -
というわけでこの日も乾きものとビール&ワインの夕食。野菜スティックで栄養バランスも考慮。
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