東日本大震災遺構・伝承施設とみちのく潮風トレイルを巡る旅（前編）。

2025/03/16 - 2025/03/19

あれから14年、自分は勤めている工場で震度6に遭遇した。製造ラインは停止し、避難中に各地の被害状況が伝わってきた。津波の高さ10メートルと聞いた時には、信じられず愕然とした記憶が残る。時が経ちいつかは現地を訪れたいと思っていた。

エリア 岩手

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円

東日本大震災での津波到達水位を示す標識。
いたる所で建物などに記されているのを目にした。その高さを実際に見ると、いかに大きな波が押し寄せたのかを実感させられ恐ろしくなる。

途中に立ち寄ったSA。

営業時間外だったが、このような店舗が入っているようです。

みしおね横丁。
気仙沼に立ち寄り朝食にする。

鶴亀食堂。

鶴亀食堂 グルメ・レストラン

よくばり定食。
メカジキのカマ煮とカツオの刺身。

おかえり定食。
焼き魚と鰹の刺身。

気仙沼市魚市場。
この市場の外壁にも津波の高さが記されていた。

気仙沼市魚市場 名所・史跡

市場の近くにあった「海の市」。

浜焼きしたくなりますね。

シャークミュージアム 美術館・博物館

今晩用に太刀魚とメカジキの刺身を購入。

海が荒れているからでしょうか？港にはたくさん漁船が停泊していた。

車を走らせ大谷海岸、はまなす海洋館。

はまなす海洋館 宿・ホテル

海洋館から見た海、白波が立っていた。

岩手県に入り陸前高田市。
「東日本大震災津波伝承館 いわて TSUNAMI メモリアル」

東日本大震災津波伝承館 名所・史跡

館内、入館料は無料です。
4つのゾーンで各テーマの展示と2つのシアターで津波の映像が上映されています。

津波に巻き込まれた消防車両。

ねじ曲げられた橋。

ねじ曲がった部分のズーム。

奇跡の一本松。

現在はレプリカですが、それでも力強さ存在感があります。と、同時に7万本有った松林を思うと寂しさも。

奇跡の一本松 名所・史跡

高台から見た気仙中学校。
３階まで津波が押し寄せたが、生徒たちは高台に避難していたため全員無事でした。

震災遺構 旧陸前高田市立気仙中学校 名所・史跡

下宿定住促進住宅跡
津波の高さを示す標識は14.5メートル、5階まで押し寄せている。

震災遺構 旧下宿定住促進住宅 名所・史跡

移動中、ブイが浮く湾。

養殖に使われると思われる漁業具。

ホタテっぽい貝殻。

山積み。

大船渡で昼はラーメン。

黒船

黒船 グルメ・レストラン

秋刀魚だし醤油ラーメン。

チャーハンに餃子。

うみねこ温泉 湯らっくす

風呂に入り。

うみねこ温泉　湯らっくす 宿・ホテル

買い出し。

びはんストア オール店 スーパー・コンビニ・量販店

本日はここで車中泊。

道の駅 みなとオアシスみやこ (シートピアなあど) 道の駅

海に面した道の駅です。

向かいの山の山頂付近は雪で白くなっていた。

車内ではじめる。

気仙沼で仕入れた刺身。

同じく気仙沼で仕入れた日本酒。
と、びはんストアーで買った寿司。

朝の様子。
天気は悪く、まさかの雪予報。
に、みちのく潮風トレイルを歩く予定を諦め、車であちこち回る事にする。

まずはトレイルで行く予定だった浄土ヶ浜に車で向かい海に下りる。

海から飛び出る岩に波しぶき。

この天気と朝早めのせいか誰も居らず貸し切り。

雪が降りつける浄土ヶ浜。

浄土ヶ浜 自然・景勝地

波しぶきなかなかの迫力があった。

近くにあった港に入ってみた。
写真奥には防潮堤が見える。

停泊する漁船と奥に防潮堤。

港へはこの防潮堤をくぐり入ってきた。

反対側、港はぐるりと防潮堤に囲まれている。

停泊する漁船と防潮堤。

港を出て外側から見た防潮堤。

今回の旅行で最北、山王岩。

津波遺構たろう観光ホテル。
津波の高さは４階まで浸水。

震災遺構 たろう観光ホテル 名所・史跡

三階部分折れ曲がる柱。

一階二階部分は完全に破壊されていて、津波の破壊力を知らされる。

むき出しの鉄筋。
降りしきる雪。この日の日付けは震災時に置き換えると地震から5日ほど、寒さもまだまだ続き大変だったと想像できる。

山田町に戻り、道の駅やまだおいすた。
焼きガキとか期待してみたが、そういうのはなかった。
昼飯にも早い時間だったので、お土産だけ買った。

南下してきたこともあり天気は回復の晴れ。
海の方も歩きたくなってくる。

道の駅やまだ おいすた 道の駅

おしゃっち大槌町文化交流センター
よってみたが休館日だった。

大槌町文化交流センター おしゃっち 名所・史跡

みちのく潮風トレイルのほんの一部にでも触れようと海の方に来てみた。

急だったので下調べもほとんどなく千畳敷という景勝地を目指してみるが、カーナビとグーグルマップには変なところまで連れて行かれ最後は案内を放棄された。

千畳敷はまだまだ遠く辿り着かないだろうが、とりあえず歩き始めてみると。

みちのく潮風トレイルの標識を発見。

みちのく潮風トレイル 自然・景勝地

キツネが出迎えてくれた。

海岸線を辿る林道がトレイルのコースになっていて結構なアップダウンがある。

上昇気流を探すように飛んでいたトビ。

一時間ちょっと歩き、ようやくそれらしい看板が現れた。千畳敷まで行くにはあと5時間ぐらいはかかりそうだ。

ここで折り返すことにする。

ここの沖にある島を説明する看板。

出発した港が見えて来た、何気ない雰囲気の小さな港。

観光客の姿は全く無ないところでしたが、みちのく潮風トレイルのほんの一部を歩けたので良しとします。

プライベート感があるこじんまりとしたビーチ、夏にはそれなりに賑わうのかも知れません。

釜石に到着したのは14時過ぎ、昼食はまだ食べていなかったが、目ぼしいお店は昼の部は終わっていたのであきらめた。海鮮丼が食べたかったんだけど・・・。

そんなわけでスーパーでちょっと値の張る寿司を買った。

次に寄ったのは釜石大観音。
中までは行きませんでしたが。

大観音の後ろ姿。

ズーム。

釜石大観音 寺・神社・教会

本日のお風呂。

夏虫のお湯っこ 温泉

今日はここで車中泊。

道の駅 さんりく 道の駅

釜石のスーパーで仕入れたシーフード焼きそばとタラフライ。

同じく寿司。
と、道の駅やまだおいすたで仕入れたアジのなめろうとタラの刺身。

タラは火を通した方がいけますね。

＝＝後編につづく＝＝