2024/08/16 - 2024/08/16
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カナダ東部、ニューファンドランド・ラブラドール州の島であるニューファンドランド島(=ニューファンドランド州)を周遊しました。その過程で、島の東端の州都セント・ジョンズ滞在中に、島の南東端の世界遺産であるミステイクン・ポイントまで足を伸ばしてみました。
★5.8~5.6億年前の、殻や骨格を持たない生物群の貴重な化石が豊富に埋蔵されている、2016年に世界遺産に登録された海岸で化石を観察。
★ミステイクン・ポイントのついでに、“ミステイクン”のもとになったレース岬周辺の見どころに立ち寄り。
【ニューファンドランド島 周遊計画】
・1日目:空路でアトランタ→ディア・レイク
・2日目:以降レンタカーで、セント・アンソニー
・3日目:ランス・オ・メドー ※世界遺産
ポート・オー・チョワ
・4日目:ウェスタン・ブルック池、テーブル・ランズ
(グロス・モーン国立公園)※世界遺産
・5日目:ノリスポイント
・6日目:エリストン、ボナビスタ
・7日目:セント・ジョンズ
◆8日目:ミステイクン・ポイント ※世界遺産
・9日目:空路でセント・ジョンズ→アトランタ
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎エッグ・イン・ザ・ホール
※旅行記中のドル表記はカナダドルです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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8泊9日でニューファンドランド島を巡る旅の終盤では、ニューファンドランド州の州都であるセント・ジョンズの町に2泊しました。2泊した宿泊施設、「マッケイ・マナー」。
マッケイ マナー ホテル
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滞在2日目にミステイクン・ポイントへ日帰りで行ってきました。セント・ジョンズからミステイクン・ポイントまで130kmと遠方で、かつ集合時間がam10:30なので、朝早めに起きて「ベーグル・カフェ」というレストランで朝食です。
ベーグル カフェ カフェ
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オーダーしたのは「エッグ・イン・ザ・ホール・ウィズ・ベーコン」と「ケープ・スピア・ビーンズ、フィッシュケーキ、エッグ&ベーコン」。かなりボリューミーですが、このあと現地では6kmほど歩きますのでしっかり食べておくのは良いかと。
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朝食を終え、セント・ジョンズから南下してミステイクン・ポイントを目指します。
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130kmほど先のビジターセンター的な施設である、「エッジ・オブ・アヴァロン・インタープリテーション・センター(Edge of Avalon Interpretation Centre)」が最初の目的地です。
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ミステイクン・ポイントへの立ち入りは予約制のガイドツアーのみになっており、催行は5月中旬から10月中旬の期間で、週末と祝日のam10:30~とpm12:00~の2回となります。料金は大人ひとり23ドル。
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予約方法は、公式サイトの案内に従ってメールかTELで予約します。私たちはam10:30~の部を予約しました。
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アヴァロン半島に入り、さらにセンターがある地区「ポルトガル・コーヴ・サウス(Portugal Cove South)」に入りました。
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ミステイクン・ポイントの看板が登場。
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そして、エッジ・オブ・アヴァロン・インタープリテーション・センターに到着です。
エッジ オブ アバロン インタープリティブ センター 体験・アクティビティ
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周囲には何もないところにポツンと建っています。
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センターに入り予約内容を見せてツアーの受付を完了。
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ツアーの開始時間までは、ミステイクン・ポイントのパネル解説などを見て過ごします。
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化石もいくつか展示されてました。
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ガイドさんが、今どこに居てこれからどこへ向かうのかを説明してくれます。
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ホワイトボードには、この近辺で観察できた野生動物が記録されていました。例えば8月15日には…クジラ(ドルーク湾にて)、アザラシ5匹、アビ(水鳥)、チュウヒ(タカの一種)、カリブー(トナカイの一種)30頭(セント・シャズというエリアにて)…が確認された模様。書かれている場所からすると、必ずしも「ツアーで見れた」というわけではなさそうです。
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ミステイクン・ポイントの先にある「レース岬(Cape Race)」の解説。ここにはツアーの後に立ち寄りますが、「ミステイクン・ポイント」のネーミングと関わりますので詳しくは後述します。
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さて、参加者が揃いましたのでツアー開始です。まずはビデオによる概要説明。
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次に、参加者みなさんの自分のクルマで、ガイドさんのクルマに導かれポイントへ向かいます。(なので、個人参加の場合はクルマでの参加が必須)
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「Tour」という札が貸し出されるのでそれをダッシュボードに置き、カルガモ一家の様にガイドさんについて行きます。
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海岸線が見えてきました。
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センターから東へ15kmほど走ったところで、小さな駐車場が見えてきます。
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ここにみんなクルマを置いて、ここから徒歩でポイントへ向かいます。
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同じグループの参加者のみなさん。詳しい人数は覚えていませんが、十数人だったかと。
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このような道をポイントまで約3km、ガイドさんについてハイクします。
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おっと、立ち止まりました。向こうの岩場に何かいるようです。
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アザラシですね。
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ざっと見て10頭くらいは居ましたかね。
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これは、ミステイクン・ポイントが1980年に州指定の生態学的保護区に指定されたことを示す銘板。
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そしてここでは...
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…自生している「ホロムイイチゴ」というバラ科キイチゴ属の植物の説明。英名では「ベイクアップル(Bakeapples)」または「クラウドベリー(Cloudberry)」と呼ばれます。
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ガイドさんがその場で獲ってみんなに試食を促しておりました。一ついただきます。この一粒ではあまり味はわかりませんが、あまり酸っぱさはなかったかな。
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ポイントへのハイク続行。右手前の帽子とリュックのイギリスから来た人、話好きでグループの色んな人に絡みまくってます。私も復路で餌食に。「なんでこんなとこに来る気になったの?」とか、根掘り葉掘り聞かれてしまいました。
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こんな小川を渡ったりして、ハイクもそこそこ楽しめました。
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断崖の景色も…ジオサイト。
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歩き始めて1時間ほどで、ミステイクン・ポイントの化石観察エリアに到達しました。地層の平らな面が大きく露出しています。
ミステイクン ポイント 山・渓谷
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ガイドさんの先導でこの平らな観察エリアに上がっていきます。なお、岩肌を傷めないようにここからは靴を脱いで上がりますので厚手の靴下を履いていくのが望ましいです。天気によっては濡れている場合もあるので、替えの靴下も準備が必要です。
ミステイクン ポイント 山・渓谷
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ガイドさんが図解資料を配り、化石を指さしながら説明してくれます。
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図解資料がこちら。私は化石についてはド素人ですが、ウィキペディアによると5.8億年前から5.6億年前の「エディアカラ生物群」、特に原始的な動物の「ランゲオモルフ」の化石が多く見られるのだそう。
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確かに「ランゲオモルフ(Rangeomorph)」と書いてありますね。エディアカラ生物群とは、オーストラリアのエディアカラの丘陵で大量に発見された生物の化石群からその名が付いたらしい。
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本来、硬い殻や骨格を持たない生物は化石として保存されることはほぼ無いのですが、エディアカラ生物群はこのような化石が見られるそうです。火山灰の泥流などによって、海底に生息していた生物が一瞬にして土砂中に封じ込められたからなのだとか。
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生存時に近い状態で火山灰泥に埋もれたため「エディアカラのポンペイ」とも呼ばれるらしい。
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化石の観察は岩盤2面で行われます。もう一つの岩盤へ移動。
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みなさん、思い思いに化石を観察。
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このヒビから右側は危ないので乗ってはいけません。
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ガイドさん、「代表的なのがココにありまーす」。
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ほんの一部をアップで紹介します。これは「カルニオディスクス(Charniodiscus procerus)」と名付けられた生物の化石。
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これは「テクトルディス(Thectordis avalonensis)」という円錐形の生物の化石。ニューファンドランドで見れるのはここだけらしい。
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これは「ベオトゥキス(Beothukis mistakensis)」という葉状体の化石。
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これは「プリモカンデラブラム(Primocandelobrum sp.)」という燭台のような形をした生物の化石。
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…などなど…
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…もう、そこらじゅう化石だらけです。
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先カンブリア時代という5億年以上もの途方もない過去に存在した生物…
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…これまで化石にそれほど興味がなかった私たちでしたが、今回の本格的な化石遺跡の初訪問で、いわゆる“時間と空間を超越するロマン”の魅力に目覚めたかも。
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そんなことを思いつつ、ミステイクン・ポイントをあとにします。
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化石観察が終わったところでツアーは解散です。みなさん、それぞれのペースで歩いて来た道を折り返します。
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そして、駐車場に着いたら「Tour」の札をガイドさんのクルマのワイパーに挟み、さらに東のケープ・レースを目指します。
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「 マイリック・ワイヤレス・インタープリテーション・センター(Myrick Wireless Interpretation Centre)」に到着。
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この辺りが「ケープ・レース(Cape Race)」…つまりレース岬です。奥に見えるのが「ケープ・レース灯台」。
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さっき訪れたミステイクン・ポイントは、このレース岬を目指した船が深い霧のために間違えてぶつかってしまうことが多かったためその名が付いたらしい。…ということはミステイクン・ポイントは、このレース岬があったからこそその存在感がアップしたと言えそうです。
ケープ・レース灯台 建造物
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現在のケープ・レース灯台は1907年に建てられた2代目ということです。(最初の灯台は1856年に建設)
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1874年にパトリック・マイリックさんが最初の灯台守となり、2007年にノエル・マイリックさんが引退するまでマイリック家により守られてきたとのこと。
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マイリック・ワイヤレス・インタープリテーション・センターに入ってみました。いくらだったか忘れましたが有料です。
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この灯台には、1904年にイタリアのマルコーニ社によって無線ラジオ局が設立され、1912年に起きたニューファンドランド島沖(600km強)でのタイタニック号沈没事故の際には、この灯台で救難信号を受け取ったとのこと。
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そのタイタニック号に関する展示も少しありました。
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タイタニック号は20世紀初頭に建造されたイギリスの船で、最初の航海中の1912年4月14日深夜に氷山に衝突し、翌15日未明に沈没しました。
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タイタニック号の乗客・乗員名簿と救命胴衣。
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…ということで、ミステイクン・ポイントのおまけで立ち寄ったケープ・レースをそろそろあとにします。
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岬から戻る途中にあった「ミニチュア・フィッシャーマン(Miniature fishermen)」というちょっとした見どころ。
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おそらく、ここに住んでいる方が趣味でやってるのではないかと思いますが、様々なオブジェ…
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…隣の池には数々の精巧な船の模型…ちょっとした名所になってるみたいです。
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風力発電の風車が並ぶ山と森を抜けてセント・ジョンズへ戻ります。化石については素人なのでその地質学的価値はあまり理解していませんが、そんな私でも5億年以上も前の原始の生物の痕跡を目の当たりにすると、有機生命体の驚くべき進化に改めて生命の神秘を感じることができました。
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