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------------------------------------------------------------------------------------------------------------------<br />外務省の海外安全ホームページにて、クルディスタンを除くイラクの大部分に「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」または「レベル3:渡航中止勧告」の勧告が出ています。<br />本旅行記はイラクへの旅行を勧めるものではありません。イラクへ行かれる際は、ご自身の責任にてお願いいたします。<br />----------------------------------------------------------------------------------------------------------------<br />個人の旅行の記録として書いていますが、皆様のお役に立つとおころがあれば幸いです。また、渡航国の性格から、出入国に関わる部分など、一部の公開を控えさせていただきます。ご興味のある方は、Bradt Iraqが2022年に改訂されていますので、そちらもご覧下さい。<br /><br />~日程~<br />2月18日 バグダッド到着後、バグダッド観光【バグダッド泊】<br />2月19日 バグダッド観光【バグダッド泊】<br />2月20日 バビロン、カルバラ【カルバラ泊】(Karbara)<br />2月21日 ウル【ナーシリーヤ泊】(Nasiriyah)<br />2月22日 メソポタミア地方の沼地(Marshes)【バグダッド泊】<br />2月23日 サーマッラ―、ハトラ【モースル泊】(Mosul)<br />2月24日 モースル【モースル泊】<br />2月25日 Mar Mattai, Lalish【ドホーク泊】(Duhok)<br />2月26日   Amedi【アルビール泊】(Erbil)<br />2月27日 アルビール【アルビール泊】<br />2月28日   帰国に向け出発、(ラマダン開始)<br /><br />本日はサーマッラ―とハトラという世界遺産を2か所訪れます。<br /><br />サーマッラ―はウバイド期から人が住んでいた形跡があるものの、歴史上大きな発展を遂げたのは836年にアッバース朝の首都になった時である。当時のカリフAl Mutasimがなぜサーマッラ―が首都に選定されたかは謎である。たった56年で首都の役目を終え、そのおかげで大きな変化や破壊がないまま当時の遺跡が残されており、歴史的には意義のあるものとなっています。Al Mutasimは螺旋状ミナレットで知られるMalwiyyaモスクを建設し、その息子であるAl Mutawakkilにより拡張されています。<br />また、サーマッラ―から20km北には、Al Mutawakkilの指揮官であるAbu Dalafにより860年に建設されたAbu Dalafモスクがあり、こちらも螺旋状のミナレットを備えています。<br />サーマッラ―の遺跡は世界遺産に登録されています。<br /><br />ハトラの正確な建設の時期は特定できていないが、1世紀ごろにアラブ人により建設されたとされています。パルティアの時代にはベドウィンの信仰の中心としてだけではなく、ローマ帝国からの攻撃の防衛壁ともなった。ローマ帝国の攻撃には耐えたものの、パルティアがササン朝に滅ぼされた後は、ハトラはローマの味方になったものの、258年頃にササン朝に破壊されました。<br />ハトラは2015年にISに破壊され、危機遺産としてとして世界遺産に登録されました。

202502 イラク(10)~6日目_サーマッラー、ハトラ~

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2025/02/18 - 2025/02/27

7位(同エリア34件中)

旅行記グループ 202502 イラク

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どらみ

どらみさん

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外務省の海外安全ホームページにて、クルディスタンを除くイラクの大部分に「レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)」または「レベル3:渡航中止勧告」の勧告が出ています。
本旅行記はイラクへの旅行を勧めるものではありません。イラクへ行かれる際は、ご自身の責任にてお願いいたします。
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個人の旅行の記録として書いていますが、皆様のお役に立つとおころがあれば幸いです。また、渡航国の性格から、出入国に関わる部分など、一部の公開を控えさせていただきます。ご興味のある方は、Bradt Iraqが2022年に改訂されていますので、そちらもご覧下さい。

~日程~
2月18日 バグダッド到着後、バグダッド観光【バグダッド泊】
2月19日 バグダッド観光【バグダッド泊】
2月20日 バビロン、カルバラ【カルバラ泊】(Karbara)
2月21日 ウル【ナーシリーヤ泊】(Nasiriyah)
2月22日 メソポタミア地方の沼地(Marshes)【バグダッド泊】
2月23日 サーマッラ―、ハトラ【モースル泊】(Mosul)
2月24日 モースル【モースル泊】
2月25日 Mar Mattai, Lalish【ドホーク泊】(Duhok)
2月26日 Amedi【アルビール泊】(Erbil)
2月27日 アルビール【アルビール泊】
2月28日 帰国に向け出発、(ラマダン開始)

本日はサーマッラ―とハトラという世界遺産を2か所訪れます。

サーマッラ―はウバイド期から人が住んでいた形跡があるものの、歴史上大きな発展を遂げたのは836年にアッバース朝の首都になった時である。当時のカリフAl Mutasimがなぜサーマッラ―が首都に選定されたかは謎である。たった56年で首都の役目を終え、そのおかげで大きな変化や破壊がないまま当時の遺跡が残されており、歴史的には意義のあるものとなっています。Al Mutasimは螺旋状ミナレットで知られるMalwiyyaモスクを建設し、その息子であるAl Mutawakkilにより拡張されています。
また、サーマッラ―から20km北には、Al Mutawakkilの指揮官であるAbu Dalafにより860年に建設されたAbu Dalafモスクがあり、こちらも螺旋状のミナレットを備えています。
サーマッラ―の遺跡は世界遺産に登録されています。

ハトラの正確な建設の時期は特定できていないが、1世紀ごろにアラブ人により建設されたとされています。パルティアの時代にはベドウィンの信仰の中心としてだけではなく、ローマ帝国からの攻撃の防衛壁ともなった。ローマ帝国の攻撃には耐えたものの、パルティアがササン朝に滅ぼされた後は、ハトラはローマの味方になったものの、258年頃にササン朝に破壊されました。
ハトラは2015年にISに破壊され、危機遺産としてとして世界遺産に登録されました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.5
  • 2月23日<br /><br />朝7時頃にバグダッドを出発し、サーマッラ―方面へと向かいます。サーマッラ―を抜け、更に走っていきます。<br /><br />窓からよく何かの遺跡のようなものが見えます。

    2月23日

    朝7時頃にバグダッドを出発し、サーマッラ―方面へと向かいます。サーマッラ―を抜け、更に走っていきます。

    窓からよく何かの遺跡のようなものが見えます。

  • 車で約2時間半、今日の最初の目的地であるAbu Dalafモスクが見えてきました。

    車で約2時間半、今日の最初の目的地であるAbu Dalafモスクが見えてきました。

  • 車を降りてモスクへ近づいていきます。

    車を降りてモスクへ近づいていきます。

  • 螺旋状ミナレットに到着。高さは約20メートルです。<br /><br />当然登りましたが、上に行くほどミナレットが細くなるのに合わせて、階段の幅も狭くなっており、半分程度まで登るのが限界でした。ガイドさんやドライバーさんは上まで登っていました。。。

    螺旋状ミナレットに到着。高さは約20メートルです。

    当然登りましたが、上に行くほどミナレットが細くなるのに合わせて、階段の幅も狭くなっており、半分程度まで登るのが限界でした。ガイドさんやドライバーさんは上まで登っていました。。。

  • ミナレットの麓からから見たモスク。壁が一部だけ残っています。

    ミナレットの麓からから見たモスク。壁が一部だけ残っています。

  • ミナレットから下りて、モスク部分をウロウロします。

    ミナレットから下りて、モスク部分をウロウロします。

  • なかなかいい絵になります。

    なかなかいい絵になります。

  • 壁の一部が修復されているのみです。

    壁の一部が修復されているのみです。

  • 修復されていない部分

    修復されていない部分

  • モスクの端から見たミナレット。<br /><br />Bradtによると、世界には螺旋r状ミナレットが3つあり、そのうちの2つがサーマッラ―にあり、大変珍しいようです。(ガイドさんが説明していたけど聞き取れなかっただけかもしれません。。。)<br /><br />もう一つはカイロにあるガーマ・アフマド・イブン・トゥールーンです。自分の旅行記を見直していると、イスラム地区に行った日に訪れています。ミナレットに登っていました。地球の歩き方にも「珍しいらせん階段付きミナレット」と書かれています。(2021-22版)<br /><br />なお、調べてみましたが、このミナレットがサーマッラ―の

    モスクの端から見たミナレット。

    Bradtによると、世界には螺旋r状ミナレットが3つあり、そのうちの2つがサーマッラ―にあり、大変珍しいようです。(ガイドさんが説明していたけど聞き取れなかっただけかもしれません。。。)

    もう一つはカイロにあるガーマ・アフマド・イブン・トゥールーンです。自分の旅行記を見直していると、イスラム地区に行った日に訪れています。ミナレットに登っていました。地球の歩き方にも「珍しいらせん階段付きミナレット」と書かれています。(2021-22版)

    なお、調べてみましたが、このミナレットがサーマッラ―の

  • 続いてサーマッラ―の大モスクへ。

    続いてサーマッラ―の大モスクへ。

  • ここは修復中で入れないのですが、なぜか今回のガイドさんは顔パス。バグダッドで慰霊碑に入れたことといい、今回はガイドさんはどれだけ顔が利くんだ?<br /><br />しかしミナレットの登り口には柵があり、登れないようになっていました。

    ここは修復中で入れないのですが、なぜか今回のガイドさんは顔パス。バグダッドで慰霊碑に入れたことといい、今回はガイドさんはどれだけ顔が利くんだ?

    しかしミナレットの登り口には柵があり、登れないようになっていました。

  • モスク内部。石材が積まれており、修復中です。

    モスク内部。石材が積まれており、修復中です。

  • モスク側から見たミナレット

    モスク側から見たミナレット

  • ここで昼食

    ここで昼食

  • 前菜とペースト類

    前菜とペースト類

  • 鶏肉とご飯<br /><br />同じような食事が続きます。。。

    鶏肉とご飯

    同じような食事が続きます。。。

  • レストラン前の街並み

    レストラン前の街並み

  • 続いてハトラ遺跡へ。すでに4時を過ぎており、肌寒くなってきました。<br />バグダッドから少し北に来た程度ですが、明らかに気温が下がっています。<br /><br />サーマッラ―もですが、モースルに近いこともあり、セキュリティが厳しく、見学の許可を取るのは難しいようです。

    続いてハトラ遺跡へ。すでに4時を過ぎており、肌寒くなってきました。
    バグダッドから少し北に来た程度ですが、明らかに気温が下がっています。

    サーマッラ―もですが、モースルに近いこともあり、セキュリティが厳しく、見学の許可を取るのは難しいようです。

  • ハトラ遺跡に入るとまず目に入る神殿

    ハトラ遺跡に入るとまず目に入る神殿

  • Maran Temple<br /><br />ローマやギリシャの建築を彷彿とさせます。<br />Maranは神とされているようですが、詳細は分かっていないようです。

    Maran Temple

    ローマやギリシャの建築を彷彿とさせます。
    Maranは神とされているようですが、詳細は分かっていないようです。

  • Temple of Shahiru<br /><br />ハトラの守護神を祀る寺院

    Temple of Shahiru

    ハトラの守護神を祀る寺院

  • 背後には巨大なイーワーンがあります。<br />右半分はほとんど残っていません。

    背後には巨大なイーワーンがあります。
    右半分はほとんど残っていません。

  • イーワーンから眺めると、修復されない遺跡が広がっています。

    イーワーンから眺めると、修復されない遺跡が広がっています。

  • イーワーンの右の2つの部屋

    イーワーンの右の2つの部屋

  • 3つ目の部屋

    3つ目の部屋

  • アーチの部分を飾っていた顔は破壊されています。

    アーチの部分を飾っていた顔は破壊されています。

  • 真ん中の大きな部屋

    真ん中の大きな部屋

  • 入り口の飾り<br />顔が残っています。

    入り口の飾り
    顔が残っています。

  • 続いて左側<br />アーチの部分は人物の顔や動物で飾られていましたが、ISにより破壊されています。

    続いて左側
    アーチの部分は人物の顔や動物で飾られていましたが、ISにより破壊されています。

  • 聖人が祀られています。

    聖人が祀られています。

  • こちらは真ん中にある大きな入り口の部屋

    こちらは真ん中にある大きな入り口の部屋

  • イーグルの像がありますが、顔は破壊されています。

    イーグルの像がありますが、顔は破壊されています。

  • 部屋の奥には、上に神の顔が飾られた入り口があります。こちらも顔は破壊されています。

    部屋の奥には、上に神の顔が飾られた入り口があります。こちらも顔は破壊されています。

  • 奥へ進んでいきます。メドゥーサの像が置かれていました。

    奥へ進んでいきます。メドゥーサの像が置かれていました。

  • こちらが奥の祭壇。あとは残っていませんが、地面がむき出しになっている部分に祭壇がありました。<br />

    こちらが奥の祭壇。あとは残っていませんが、地面がむき出しになっている部分に祭壇がありました。

  • 左端の最後の部屋

    左端の最後の部屋

  • 戦士を祀った部屋です。こちらも顔はなくなっています。

    戦士を祀った部屋です。こちらも顔はなくなっています。

  • Triad Temple<br />3つの神が融合した神が祀られており、当時、ハトラが交易の要所となっており、様々な文化が行きかっていたことがわかります。

    Triad Temple
    3つの神が融合した神が祀られており、当時、ハトラが交易の要所となっており、様々な文化が行きかっていたことがわかります。

  • この寺院は登ることができます。寺院の上から見たハトラ遺跡です。

    この寺院は登ることができます。寺院の上から見たハトラ遺跡です。

  • 夕日が沈んでいきます。<br /><br />ハトラ遺跡のことは事前にはあまり知らずに来ました。修復された部分も限られており、またそこもISによる破壊がありますが、キャラバンの交易路として様々な文化のまじりあった場所であることがわかります。異文化に対して厳しくなりつつある世の中ですが、このような寛容さが必要とも感じました。遺跡としても想像以上に見ごたえがありました。

    夕日が沈んでいきます。

    ハトラ遺跡のことは事前にはあまり知らずに来ました。修復された部分も限られており、またそこもISによる破壊がありますが、キャラバンの交易路として様々な文化のまじりあった場所であることがわかります。異文化に対して厳しくなりつつある世の中ですが、このような寛容さが必要とも感じました。遺跡としても想像以上に見ごたえがありました。

  • ハトラの見学を終え、モースルへ<br /><br />夕食はAl Jandoolレストランへ。

    ハトラの見学を終え、モースルへ

    夕食はAl Jandoolレストランへ。

  • ピザで有名なお店のようで、繁盛しています。

    ピザで有名なお店のようで、繁盛しています。

  • 一般的に想像するトマトペーストの上に具材をのせるピザではなく、薄い生地のパンの上にひき肉をのせたような感じのもので、タマゴがのっています。<br />味はと言われると、それほどおいしいわけではないのですが、生地も薄く、この大きさでも足りないくらいでした。<br /><br />明日1日モースル観光です。ISの拠点だった場所であり、緊張します。<br />少し前にモースルに普通の生活が戻りつつあるニュースを見たばかりで、それを見ている限りではとても平和そうでしたので、大丈夫かなあと思いつつも複雑な気持ちです。

    一般的に想像するトマトペーストの上に具材をのせるピザではなく、薄い生地のパンの上にひき肉をのせたような感じのもので、タマゴがのっています。
    味はと言われると、それほどおいしいわけではないのですが、生地も薄く、この大きさでも足りないくらいでした。

    明日1日モースル観光です。ISの拠点だった場所であり、緊張します。
    少し前にモースルに普通の生活が戻りつつあるニュースを見たばかりで、それを見ている限りではとても平和そうでしたので、大丈夫かなあと思いつつも複雑な気持ちです。

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