キャニオンランズ国立公園周辺旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2019年3月 アメリカに行ってきた。<br />推しバンド(Asterism)が初のUSツアーに行くのに乗じて、かねてから見てみたいと思っていたヒューストンのNASAを訪れ、またこれも見てみたいと思っていたモニュメント・バレーなどの自然公園エリアを訪れた。<br /><br />第1日:羽田⇒ダラス Asterism ライブ ダラス泊<br />第2日:ダラス⇒ヒューストン Asterism ライブ ヒューストン泊<br />第3日:NASA見学 ヒューストン泊  <br />第4日:ヒューストン⇒グランド・ジャンクション <br />           グランド・ジャンクション泊<br /><br />第5日:コロラド・ナショナル・モニュメント<br />           キャニオンランズ国立公園 モアブ泊<br /><br />第6日:アーチーズ国立公園/モニュメント・バレー <br />          モニュメント・バレー泊<br />第7日:グランド・キャニオン グランド・キャニオン サウスリム泊<br />第8日:グランド・キャニオン ウィリアムズ泊<br />第9日:セドナ フェニックス泊<br />第10日:LAX経由で帰国<br /><br />記憶をたどって書いていたら長くなったので以下6編に分割して掲載することにした。<br />その① ダラス/ヒューストン編<br />その② キャニオンランズ編<br />その③ アーチーズ編<br />その④ モニュメント・バレー編<br />その⑤ グランド・キャニオン サウスリム 編<br />その⑥ セドナ編<br /><br />本編は、第5日の 「その③ キャニオンランズ編」 である。

USA March 2019 その② キャニオンランズ編

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2019/03/21 - 2019/03/22

60位(同エリア63件中)

旅行記グループ USA March 2019

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21

無人(muto)

無人(muto)さん

2019年3月 アメリカに行ってきた。
推しバンド(Asterism)が初のUSツアーに行くのに乗じて、かねてから見てみたいと思っていたヒューストンのNASAを訪れ、またこれも見てみたいと思っていたモニュメント・バレーなどの自然公園エリアを訪れた。

第1日:羽田⇒ダラス Asterism ライブ ダラス泊
第2日:ダラス⇒ヒューストン Asterism ライブ ヒューストン泊
第3日:NASA見学 ヒューストン泊  
第4日:ヒューストン⇒グランド・ジャンクション 
グランド・ジャンクション泊

第5日:コロラド・ナショナル・モニュメント
キャニオンランズ国立公園 モアブ泊

第6日:アーチーズ国立公園/モニュメント・バレー 
モニュメント・バレー泊
第7日:グランド・キャニオン グランド・キャニオン サウスリム泊
第8日:グランド・キャニオン ウィリアムズ泊
第9日:セドナ フェニックス泊
第10日:LAX経由で帰国

記憶をたどって書いていたら長くなったので以下6編に分割して掲載することにした。
その① ダラス/ヒューストン編
その② キャニオンランズ編
その③ アーチーズ編
その④ モニュメント・バレー編
その⑤ グランド・キャニオン サウスリム 編
その⑥ セドナ編

本編は、第5日の 「その③ キャニオンランズ編」 である。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.0
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
レンタカー
旅行の手配内容
個別手配
  • いよいよ大自然の中のドライブの開始だ。<br /><br />グランド・ジャンクションを出て I-70(I=Interstate Highway 州間高速道路)を西へ進み、クレセント・ジャンクション(Crescent Junction)から南下して、モアブ(Moab)を目指すことにした。1日かけて移動し、翌日は写真家・鈴木謙介さんに教えてもらったアーチーズ国立公園(Arches National Park)を訪れる予定だった。(この少し前に鈴木さんの写真教室に参加したばかりだった。)<br /><br />しかし、まっすぐ行けば2時間もかからない距離なので、途中でコロラド・ナショナル・モニュメント(Colorado National Monument)とキャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)に立ち寄ることにした。

    いよいよ大自然の中のドライブの開始だ。

    グランド・ジャンクションを出て I-70(I=Interstate Highway 州間高速道路)を西へ進み、クレセント・ジャンクション(Crescent Junction)から南下して、モアブ(Moab)を目指すことにした。1日かけて移動し、翌日は写真家・鈴木謙介さんに教えてもらったアーチーズ国立公園(Arches National Park)を訪れる予定だった。(この少し前に鈴木さんの写真教室に参加したばかりだった。)

    しかし、まっすぐ行けば2時間もかからない距離なので、途中でコロラド・ナショナル・モニュメント(Colorado National Monument)とキャニオンランズ国立公園(Canyonlands National Park)に立ち寄ることにした。

  • by Google Map<br /><br />まずはコロラド・ナショナル・モニュメントを目指し、全長約37kmのドライブルート「リムロック・ドライブ(Rim Rock Drive)」を通った。

    by Google Map

    まずはコロラド・ナショナル・モニュメントを目指し、全長約37kmのドライブルート「リムロック・ドライブ(Rim Rock Drive)」を通った。

  • 何ですと!<br /><br />エントランスゲートを過ぎてしばらく走ったところで、突然雪が降り出した。3月下旬とはいえ、標高が高い場所なので不思議ではないのだが、前日まで――というよりほんの少し前まで、そんな気配すらなかったため、天候の急変に驚かされた。<br /><br />この写真を撮ったのは、たぶん「デビルズ・キッチン(Devil&#39;s Kitchen)」付近のはずだが、雪と暗さのせいで視界はほとんどきかなかった。<br /><br />在米中、少し東にあるキーストーン(Keystone)やヴェイル(Vail)へスキーに行き、雪道をドライブしたことを思い出す。そうか、ここもロッキー山脈の一部なのだと、あらためて実感させられた。

    何ですと!

    エントランスゲートを過ぎてしばらく走ったところで、突然雪が降り出した。3月下旬とはいえ、標高が高い場所なので不思議ではないのだが、前日まで――というよりほんの少し前まで、そんな気配すらなかったため、天候の急変に驚かされた。

    この写真を撮ったのは、たぶん「デビルズ・キッチン(Devil's Kitchen)」付近のはずだが、雪と暗さのせいで視界はほとんどきかなかった。

    在米中、少し東にあるキーストーン(Keystone)やヴェイル(Vail)へスキーに行き、雪道をドライブしたことを思い出す。そうか、ここもロッキー山脈の一部なのだと、あらためて実感させられた。

  • 曲がりくねった山道を、おそるおそる30分ほどかけて進んでいくと、ようやく雪も小降りになってきた。天気が良ければ10分程度で抜けられる距離かもしれないが、その時はとてもそうは思えず、「本当に出口までたどり着けるのだろうか」と不安で仕方がなかった。

    曲がりくねった山道を、おそるおそる30分ほどかけて進んでいくと、ようやく雪も小降りになってきた。天気が良ければ10分程度で抜けられる距離かもしれないが、その時はとてもそうは思えず、「本当に出口までたどり着けるのだろうか」と不安で仕方がなかった。

  • (おそらく)フォールン・ロック展望所(Fallen Rock Overlook)付近と思われるが、定かではない。<br /><br />ようやく山道を下りきり、インフォメーションセンターに立ち寄ったときは、心底ほっとした。残念ながらコロラド・ナショナル・モニュメントの景色はほとんど楽しめなかった。しかし、雪の山道ドライブというスリリングな経験は忘れがたいものとなった。

    (おそらく)フォールン・ロック展望所(Fallen Rock Overlook)付近と思われるが、定かではない。

    ようやく山道を下りきり、インフォメーションセンターに立ち寄ったときは、心底ほっとした。残念ながらコロラド・ナショナル・モニュメントの景色はほとんど楽しめなかった。しかし、雪の山道ドライブというスリリングな経験は忘れがたいものとなった。

  • ところで、アメリカの国立公園では多くの場合、入場料が必要である。今回はコロラド・ナショナル・モニュメントのほか、キャニオンランズ国立公園、アーチーズ国立公園、グランド・キャニオン国立公園も巡る予定だったため、年間パス(America the Beautiful Annual Pass)を購入することにした。<br /><br />2025年現在、このパスは1枚$80。各公園で個別に支払うと、コロラド・ナショナル・モニュメント:$25、キャニオンランズ国立公園:$30、アーチーズ国立公園:$30、グランド・キャニオン$35で合計$120になるので、十分元が取れる。さらに10月にイエローストーン($35)やグランドティトン($35)を訪れた際にも活用できた。自分の場合、このパス以外の選択肢は考えられなかったのである(※アメリカ市民や永住者向けには他のパスもあるようだ)。<br />オンライン購入も可能だが(https://store.usgs.gov/2025-annual-pass)、配送のことを考えると現地購入の方が手軽かもしれない。購入可能な場所は以下のNPS公式サイトに記載されている。https://www.nps.gov/planyourvisit/pickup-pass-locations.htm<br /><br />この画像は、今回購入した「AMERICA THE BEAUTIFUL」と、2016年7月にグランド・キャニオン、アンテロープ・キャニオン、ブライス・キャニオンを訪れた際に購入した「ANNUAL PASS」。<br />システムや料金は毎年のように改定されているようだ。<br /><br />国立公園の運営や自然保護のためには資金が必要であることは明らかなので、日本でもこうした仕組みを導入しても良いのではないかと感じた。環境省が導入可能な仕組みを構築しないものだろうか。<br /><br />…などと考えながらドライブしていた。<br /><br />再び I-70 に戻って西へ進み、クレセント・ジャンクションで US191(アメリカの国道。奇数番号なので南北に走る)に入り南下。20分ほど走ると「→ Canyonlands」の標識が見え、UT313(ユタ州の州道)へと分岐。案内板に「インフォメーション」とあったので立ち寄ってみたが、屋根付きの掲示板があるだけで、パンフレットを印刷したものが貼られているだけ。正直、立ち寄る価値はあまりない。

    ところで、アメリカの国立公園では多くの場合、入場料が必要である。今回はコロラド・ナショナル・モニュメントのほか、キャニオンランズ国立公園、アーチーズ国立公園、グランド・キャニオン国立公園も巡る予定だったため、年間パス(America the Beautiful Annual Pass)を購入することにした。

    2025年現在、このパスは1枚$80。各公園で個別に支払うと、コロラド・ナショナル・モニュメント:$25、キャニオンランズ国立公園:$30、アーチーズ国立公園:$30、グランド・キャニオン$35で合計$120になるので、十分元が取れる。さらに10月にイエローストーン($35)やグランドティトン($35)を訪れた際にも活用できた。自分の場合、このパス以外の選択肢は考えられなかったのである(※アメリカ市民や永住者向けには他のパスもあるようだ)。
    オンライン購入も可能だが(https://store.usgs.gov/2025-annual-pass)、配送のことを考えると現地購入の方が手軽かもしれない。購入可能な場所は以下のNPS公式サイトに記載されている。https://www.nps.gov/planyourvisit/pickup-pass-locations.htm

    この画像は、今回購入した「AMERICA THE BEAUTIFUL」と、2016年7月にグランド・キャニオン、アンテロープ・キャニオン、ブライス・キャニオンを訪れた際に購入した「ANNUAL PASS」。
    システムや料金は毎年のように改定されているようだ。

    国立公園の運営や自然保護のためには資金が必要であることは明らかなので、日本でもこうした仕組みを導入しても良いのではないかと感じた。環境省が導入可能な仕組みを構築しないものだろうか。

    …などと考えながらドライブしていた。

    再び I-70 に戻って西へ進み、クレセント・ジャンクションで US191(アメリカの国道。奇数番号なので南北に走る)に入り南下。20分ほど走ると「→ Canyonlands」の標識が見え、UT313(ユタ州の州道)へと分岐。案内板に「インフォメーション」とあったので立ち寄ってみたが、屋根付きの掲示板があるだけで、パンフレットを印刷したものが貼られているだけ。正直、立ち寄る価値はあまりない。

  • 「来た!広い峡谷だ。グランド・キャニオンとは違った風景が見られそうだ。」<br /><br />これが、キャニオンランズ国立公園に着いたときの第一印象だった。この写真は、UT313をさらに30分ほど走って到着した「アイランド・イン・ザ・スカイ ビジターセンター(Island in the Sky Visitor Center)」前の展望所からの眺め。<br />未舗装の道路が見えるが、4WD車なら走行可能で、楽しいドライブができそうだ。ただし、4WDであっても許可が必要なエリアもあるとのことなので、事前の確認は必須。今回は、未舗装路のドライブは少しだけにとどめた。

    「来た!広い峡谷だ。グランド・キャニオンとは違った風景が見られそうだ。」

    これが、キャニオンランズ国立公園に着いたときの第一印象だった。この写真は、UT313をさらに30分ほど走って到着した「アイランド・イン・ザ・スカイ ビジターセンター(Island in the Sky Visitor Center)」前の展望所からの眺め。
    未舗装の道路が見えるが、4WD車なら走行可能で、楽しいドライブができそうだ。ただし、4WDであっても許可が必要なエリアもあるとのことなので、事前の確認は必須。今回は、未舗装路のドライブは少しだけにとどめた。

  • 実は、今回借りた車は、ドッジ・ジャーニー(Dodge Journey)。予約していた「スタンダードSUV」カテゴリーの車で、オフロードも考慮してSUVを選んで正解だったと思う。見た目はいかにもアメ車という感じだが、真っ直ぐなハイウェイの走行も快適で、何度か走ったガタガタ道でも問題なかった。密かにトヨタのRAV4やランドクルーザーを期待していたが、この車で十分満足。

    実は、今回借りた車は、ドッジ・ジャーニー(Dodge Journey)。予約していた「スタンダードSUV」カテゴリーの車で、オフロードも考慮してSUVを選んで正解だったと思う。見た目はいかにもアメ車という感じだが、真っ直ぐなハイウェイの走行も快適で、何度か走ったガタガタ道でも問題なかった。密かにトヨタのRAV4やランドクルーザーを期待していたが、この車で十分満足。

  • 遠くには雪をかぶった山並みが見える。おそらくラ・サール山脈(La Sal Mountains)だろう。あの山脈の向こう側あたりが、今朝出発したエリアだと思うと、アメリカの広さ、そして旅する距離のスケールを実感する

    遠くには雪をかぶった山並みが見える。おそらくラ・サール山脈(La Sal Mountains)だろう。あの山脈の向こう側あたりが、今朝出発したエリアだと思うと、アメリカの広さ、そして旅する距離のスケールを実感する

  • by Google Map<br /><br />キャニオンランズでは「アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky= 空中の島)」と呼ばれるエリアを回った。公園は大きく分けて三つのエリアに分かれており、グリーン川とコロラド川が合流するY字の地形に沿って、上部が「アイランド・イン・ザ・スカイ」、東が「ニードルズ(The Needles)」、西が「メイズ(The Maze)」となっている。峡谷によって完全に隔てられており、橋は架かっていないため、それぞれ独立したエントランスがあり、アクセスルートも異なる。<br /><br />今回キャニオンランズは「ついでに寄る」くらいの感覚だったので、3エリアすべてを回るという発想はなかった。しかし、結果的には壮大な眺望の数々を目にすることができ、訪れて本当に良かったと思っている。

    by Google Map

    キャニオンランズでは「アイランド・イン・ザ・スカイ(Island in the Sky= 空中の島)」と呼ばれるエリアを回った。公園は大きく分けて三つのエリアに分かれており、グリーン川とコロラド川が合流するY字の地形に沿って、上部が「アイランド・イン・ザ・スカイ」、東が「ニードルズ(The Needles)」、西が「メイズ(The Maze)」となっている。峡谷によって完全に隔てられており、橋は架かっていないため、それぞれ独立したエントランスがあり、アクセスルートも異なる。

    今回キャニオンランズは「ついでに寄る」くらいの感覚だったので、3エリアすべてを回るという発想はなかった。しかし、結果的には壮大な眺望の数々を目にすることができ、訪れて本当に良かったと思っている。

  • 次に向かったのは「グリーンリバー展望台(Green River Overlook)」<br /><br />眼下に広がるのは、グリーン川(Green River)の長い年月による浸食によって形成された壮大な地形。まさに「圧巻」の一言だった。<br /><br />川の向こう側には「メイズ・エリア(The Maze)」が広がっている。メサ(Mesa:侵食に強い岩層が取り残されてできたテーブル状の地形)やビュート(Butte:メサより小規模な、孤立した岩山)が点在しているのが見える。<br /><br />この展望所は西向きなので、サンセットポイントとしても知られているそうだ。ただ、この日は夕暮れまでいる余裕はなさそうだった。ちなみに、この日のこの辺りの日没時刻は午後8時20分頃。

    次に向かったのは「グリーンリバー展望台(Green River Overlook)」

    眼下に広がるのは、グリーン川(Green River)の長い年月による浸食によって形成された壮大な地形。まさに「圧巻」の一言だった。

    川の向こう側には「メイズ・エリア(The Maze)」が広がっている。メサ(Mesa:侵食に強い岩層が取り残されてできたテーブル状の地形)やビュート(Butte:メサより小規模な、孤立した岩山)が点在しているのが見える。

    この展望所は西向きなので、サンセットポイントとしても知られているそうだ。ただ、この日は夕暮れまでいる余裕はなさそうだった。ちなみに、この日のこの辺りの日没時刻は午後8時20分頃。

    グリーンリバー展望台 自然・景勝地

  • 展望所から見下ろすと、標高差約400m下に「ホワイトリム(White Rim)」と呼ばれる層が広がっている。これは、周囲の地層よりも固く浸食に強い砂岩で、風雨に耐え残った地形だ。そこに水流がまるで葉脈のような模様を刻んでおり、さらにその下、約200mの深さに二段目の谷が刻まれている。<br />蛇行するグリーン川の水は名前とは違い褐色だった。「グリーン」に出会うのは、よほどの幸運が必要なのかもしれない。<br /><br />このあとは、車の中で昼食にした。

    展望所から見下ろすと、標高差約400m下に「ホワイトリム(White Rim)」と呼ばれる層が広がっている。これは、周囲の地層よりも固く浸食に強い砂岩で、風雨に耐え残った地形だ。そこに水流がまるで葉脈のような模様を刻んでおり、さらにその下、約200mの深さに二段目の谷が刻まれている。
    蛇行するグリーン川の水は名前とは違い褐色だった。「グリーン」に出会うのは、よほどの幸運が必要なのかもしれない。

    このあとは、車の中で昼食にした。

  • 昼食時に都合よくレストランがあることはまずないと思っていて、サンドイッチを作って持参し、+αで車内ランチにしている。このスタイルはこの日だけでなく、ほとんど毎日そうだった。何十キロもレストランを探して移動するのはご免だし、旅の目的が景色や地形であれば、この方法が一番だと思っている。レストラン巡りを旅の楽しみにするタイプの人には、向かない旅かもしれない。<br /><br />昼食後に向かったのは「アップヒーバル・ドーム(Upheaval Dome)」<br />幹線道路から西に約8km入ったところに駐車場があり、そこから徒歩15分ほどで第1展望所(the First Overlook)に到着する。階段も上り坂もあり、この日初めて「歩いた」と実感したポイントだった。なお、意気地なしなので第2展望所へは行っていない。

    昼食時に都合よくレストランがあることはまずないと思っていて、サンドイッチを作って持参し、+αで車内ランチにしている。このスタイルはこの日だけでなく、ほとんど毎日そうだった。何十キロもレストランを探して移動するのはご免だし、旅の目的が景色や地形であれば、この方法が一番だと思っている。レストラン巡りを旅の楽しみにするタイプの人には、向かない旅かもしれない。

    昼食後に向かったのは「アップヒーバル・ドーム(Upheaval Dome)」
    幹線道路から西に約8km入ったところに駐車場があり、そこから徒歩15分ほどで第1展望所(the First Overlook)に到着する。階段も上り坂もあり、この日初めて「歩いた」と実感したポイントだった。なお、意気地なしなので第2展望所へは行っていない。

  • 展望所からは、直径約2kmのカルデラのような窪地が見渡せる。中央には白っぽい岩塊があり、これが「アップヒーバル・ドーム」である。<br /><br />この地形の成因には諸説あるが、現在では「隕石衝突説」が有力とされている。つまり、過去に隕石が衝突した際にこのクレーターができ、中央の岩塊が盛り上がったというもの。他には、地中の岩塩が地殻変動で隆起したという「岩塩ドーム説」もある。個人的には、周囲の地形が何千万年もかけて浸食されてできたものであることを考えると、「この場所だけ地殻変動が起きた」という岩塩説にはちょっと違和感がある。やっぱり隕石じゃないかと、素人ながらに思う。

    展望所からは、直径約2kmのカルデラのような窪地が見渡せる。中央には白っぽい岩塊があり、これが「アップヒーバル・ドーム」である。

    この地形の成因には諸説あるが、現在では「隕石衝突説」が有力とされている。つまり、過去に隕石が衝突した際にこのクレーターができ、中央の岩塊が盛り上がったというもの。他には、地中の岩塩が地殻変動で隆起したという「岩塩ドーム説」もある。個人的には、周囲の地形が何千万年もかけて浸食されてできたものであることを考えると、「この場所だけ地殻変動が起きた」という岩塩説にはちょっと違和感がある。やっぱり隕石じゃないかと、素人ながらに思う。

  • 第1展望所付近から東を望むと、遠くに層のような岩盤が見える。これはニードルズ・エリア(The Needles)の特徴的な地形と思われる。方角的にも一致しているので、たぶんその一部なのだろう。<br /><br />続いて、幹線道路に戻って公園内で最奥に位置する「グランド・ビュー・ポイント展望所(Grand View Point Overlook)」へ。

    第1展望所付近から東を望むと、遠くに層のような岩盤が見える。これはニードルズ・エリア(The Needles)の特徴的な地形と思われる。方角的にも一致しているので、たぶんその一部なのだろう。

    続いて、幹線道路に戻って公園内で最奥に位置する「グランド・ビュー・ポイント展望所(Grand View Point Overlook)」へ。

  • またしても、圧倒的なスケールの眺望!<br />2枚の写真を合成してみた。壮大さはきっと伝わるはず。<br /><br />ここからは、コロラド川とグリーン川が合流する地点のエリアを見渡すことができる。広がっているのはホワイトリム層の大地。そしてさらに下には、浸食が進んだ大きな窪地がある。この窪地は「モニュメント・ベイスン(Monument Basin)」というそうだ。

    またしても、圧倒的なスケールの眺望!
    2枚の写真を合成してみた。壮大さはきっと伝わるはず。

    ここからは、コロラド川とグリーン川が合流する地点のエリアを見渡すことができる。広がっているのはホワイトリム層の大地。そしてさらに下には、浸食が進んだ大きな窪地がある。この窪地は「モニュメント・ベイスン(Monument Basin)」というそうだ。

  • その窪地を望遠で撮るとホワイトリムの白い岩石を頭に頂いたフードゥー (Hoodoo 侵食されにくい硬い岩が、柔らかい岩の上に帽子のように乗っているような形状の岩柱)と思われる石柱が林立しているのがわかる。<br /><br />このあと、「バック・キャニオン・オーバールック(Buck Canyon Overlook)」にも立ち寄った。

    その窪地を望遠で撮るとホワイトリムの白い岩石を頭に頂いたフードゥー (Hoodoo 侵食されにくい硬い岩が、柔らかい岩の上に帽子のように乗っているような形状の岩柱)と思われる石柱が林立しているのがわかる。

    このあと、「バック・キャニオン・オーバールック(Buck Canyon Overlook)」にも立ち寄った。

  • この展望所は東向きで、雪をいただいたラ・サール山脈の方向を見渡せる。<br />この写真は北東の方向を撮ったもので、雨か雪かが降っているようだった。コロラド・ナショナル・モニュメントを出てからキャニオンランズに到着するまでは、曇りがちだったものの降りはしていなかった。しかしキャニオンランズを回っている最中には何度か雪が舞った。

    この展望所は東向きで、雪をいただいたラ・サール山脈の方向を見渡せる。
    この写真は北東の方向を撮ったもので、雨か雪かが降っているようだった。コロラド・ナショナル・モニュメントを出てからキャニオンランズに到着するまでは、曇りがちだったものの降りはしていなかった。しかしキャニオンランズを回っている最中には何度か雪が舞った。

  • 展望所の場所は断崖の上。眼下には崩れた岩や土砂が堆積し、崖の側面には無数の亀裂が走っている。浸食による地形の崩壊が今も進行中であることがよくわかる。何千年、何万年とかけて形成されたこの風景も、さらに何千年後、何万年後にはまったく別の姿になっているのだろう。そんなことを思うと、人間の一生など本当に刹那的なものなのだと、ふと感傷的になってしまう。<br /><br />このとき、すでに午後4時30分。モアブまでは1時間ほどかかりそうだったので、撮影を切り上げ、ホテルへ向かうことにした。

    展望所の場所は断崖の上。眼下には崩れた岩や土砂が堆積し、崖の側面には無数の亀裂が走っている。浸食による地形の崩壊が今も進行中であることがよくわかる。何千年、何万年とかけて形成されたこの風景も、さらに何千年後、何万年後にはまったく別の姿になっているのだろう。そんなことを思うと、人間の一生など本当に刹那的なものなのだと、ふと感傷的になってしまう。

    このとき、すでに午後4時30分。モアブまでは1時間ほどかかりそうだったので、撮影を切り上げ、ホテルへ向かうことにした。

  • 途中、「あっ、メサがある」と思って走っていたら、ちょうど展望所があり立ち寄ってみた。「ビッグ・メサ展望所(Big Mesa Viewpoint)」という、まさにその名の通りの場所だった。

    途中、「あっ、メサがある」と思って走っていたら、ちょうど展望所があり立ち寄ってみた。「ビッグ・メサ展望所(Big Mesa Viewpoint)」という、まさにその名の通りの場所だった。

  • 遠くに冠雪した山が見える。ラ・サール山脈だろう。その手前に奇岩群が見えているが、どこのエリアに属するのかははっきりしない。ニードルズ? それともアーチーズ? 判断はつかなかった。<br /><br />そんなわけでまた少し道草を食ってしまい、この展望所を出発したのは午後6時近くになっていた。<br /><br />「ついでに寄るだけ」と思っていたキャニオンランズ国立公園。気づけば6時間も滞在していたことになる。期待を大きく超える壮大な風景に出会えた。本当に訪れて良かったと思っている。<br /><br /><br />なお、この日の宿泊はモアブの町の入り口に近い ホリデイ イン エクスプレス ホテル &amp; スイート モアブ(Holiday Inn Express &amp; Suites Moab)だった。アメリカのドライブ旅行での定番スタイルのホテルで特別な特徴はなかったが、普通に快適に宿泊できた。朝食もおなじみのビュッフェ形式で、問題なし。<br /><br />「その③ アーチーズ編」へ続く。

    遠くに冠雪した山が見える。ラ・サール山脈だろう。その手前に奇岩群が見えているが、どこのエリアに属するのかははっきりしない。ニードルズ? それともアーチーズ? 判断はつかなかった。

    そんなわけでまた少し道草を食ってしまい、この展望所を出発したのは午後6時近くになっていた。

    「ついでに寄るだけ」と思っていたキャニオンランズ国立公園。気づけば6時間も滞在していたことになる。期待を大きく超える壮大な風景に出会えた。本当に訪れて良かったと思っている。


    なお、この日の宿泊はモアブの町の入り口に近い ホリデイ イン エクスプレス ホテル & スイート モアブ(Holiday Inn Express & Suites Moab)だった。アメリカのドライブ旅行での定番スタイルのホテルで特別な特徴はなかったが、普通に快適に宿泊できた。朝食もおなじみのビュッフェ形式で、問題なし。

    「その③ アーチーズ編」へ続く。

    Holiday Inn Express Hotel & Suites Moab By IHG ホテル

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