オヤジ、津軽の雪を楽しんできました。No2

2025/02/06 - 2025/02/10

オヤジは昭和生まれなので演歌が大好きです。
特に好きなのが北国の冬の情景を歌ったもの。キーワードは“雪国” “津軽平野” “ストーブ列車” “竜飛岬”…など等です。

で…偶然、弘前の弘南鉄道大鰐線が2028年3月で廃止になるとのニュースを聞いたので、今が決断時と思い……津軽の雪を楽しんできました。

エリア 青森市内(青森)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

２月８日(土)旅行３日目

06:00 ホテルチェツクアウト。
気温－１℃の中、JR「弘前駅」まで歩きます。

今日はJR奥羽線の 06:39 弘前駅発 普通列車(680円)で、青森市まで移動します。

弘前駅 駅

乗客は疎ら。

暫くすると……アレ、

もしかして？？？？

岩木山(津軽富士) 自然・景勝地

やはり……岩木山(標高1.625 m)です。

まさに津軽富士ですね。

オヤジ　何度もシャツターを押しました。

で……とある駅のホーム。
りんごの花って、こんなに可愛いいんですね。

約１時間後の07:29、JR「青森駅」着。

妙にホームが長～いです。
もしかしたら、昭和時代に列車を青函連絡船に乗せていた名残かな？

青森駅 駅

屋根を支える支柱が多い印象です。

雪対策なのかな？……

オヤジ、雪と格闘した北国の列車が大好きです。

で……駅前の11番バス乗り場から……

みずうみ号 (青森～十和田湖) 乗り物

08:10 発のJRバス「みずうみ700号」に乗り、

09:25「 酸ヶ湯温泉」に着きました。

ちなみにバスの乗客の99％が八甲田山でスキーを楽しむインバウント客。
終点の「酸ヶ湯温泉旅館」で降りたのは日本人4人だけでした。

酸ヶ湯温泉旅館 宿・ホテル

「酸ヶ湯温泉」は豪雪で有名ですが、今日はキレイに除雪されてました。

では「酸ヶ湯温泉旅館」に入館。

玄関ホール。

ここで入浴料1.000円(レンタルタオル付き)を払い、靴は下駄箱に、貴重品はロッカーに入れていざ入浴です。

昭和の写真なんですかね？　今ではあり得ないシチュエーションです。

ちなみに温泉は酸性が強いので、湯煙の中で余り長くいられません。オヤジは目が痛くなって15分ほどでお湯から上がりました。

で……館内の「鬼面庵」で昼食(山菜蕎麦800円)。
お店の方から「蕎麦が切れやすいので、スプーンを使ってください」とのことでした。

お味は……オヤジ、平成時代にここで同じ蕎麦を食べたのですが、その頃はつなぎ粉が入っていました。

今は100％そば粉(十割蕎麦)で打っているみたいで、オヤジは蕎麦が切れることが気になって、じっくり蕎麦そのものを味わえませんでした。残念。

10:55「みずうみ２号」でUターン。

バスの便数が少ないので、慌ただしい行程です。

ここでの乗客は４人。

で……除雪された道をJR「青森駅」へに向かって快走します。

運転手さん……抜群の運転技術です。

で……途中の八甲田ロープウェイバス停で、インバウンドのスキー客が大勢乗ってきました。

定刻の12:00頃 JR「青森駅」着。

青森駅 駅

お腹も空いてきたので、アウガビル地下１階にある「新鮮市場」へ。

市場内の「丸青食堂」のメニュー。
どれも美味しそうです。

営業時間は 05:00から18:30。旅行者には便利な営業時間帯です。

オヤジ空港へ行く前に、新鮮なお魚を土産に買いました。

アウガビルの裏側。

市場内には鮮魚、乾物、野菜、菓子類店や食堂があります。

市場の隣が多目的スペース。舞台もあります。

オヤジ、雪がひどい時間帯に利用しました。

午前5時過ぎの市場。
この時間帯は一部の店舗しか営業してません。

午前8時過ぎになると、9割位のお店がオープンしました。

で………人気の「丸青食堂」。外国人もちらほらです。

丸青食堂 グルメ・レストラン

オヤジは「あおもり丼」(2.400円)と郷土料理の「けの汁」(500円)を注文。

丼は新鮮なマグロ、サーモン、イカ、ホタテがのっており、評判どおり美味しかったです。

で、「アウガ新鮮市場」の裏手斜め前にあるのが「青森魚菜センター」

青森魚菜センター 本店 市場・商店街

「のっけ丼」で有名な市場です。

2.000円分のチケットを買って、各お店を回り……自分好みの丼を完成させます。

写真では客が少なく見えますが、実際は昼過ぎなのでそれなりに混んでます。目立つのは外国人。

ただね……2.000円ではショボイ丼しか作れません。
友達とワチャ、ワチャ言いながらお店周りを楽しむのならいいですが……オヤジのように一人旅ではお店で食べた方がいいかも？

で……「青森魚菜センター」の裏路地に、肩を寄せ合って営業している数軒のお店があります。雪風から店を守るブルーシートが何とも哀愁を感じます。

戦後から続く店もあって、テレビで紹介されたのでオヤジも訪問しました。店内はまさに昭和の空間。オヤジはおでんを買ってホテルで食べました。

雪も止んだのでのウォーターフロントへ。

あおもり駅前ビーチ(A-BEACH) ビーチ

左の建物が「A-FACTORY」。お土産物やレストランがあります。

エーファクトリー グルメ・レストラン

天気がいいので……そこから少し歩いて、

青函連絡船メモリアルシップの「八甲田丸」を見学。

オヤジは、アスパム+八甲田丸+ワ・ラッセ３館共通券(1.380円) を利用しました。

青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館

船内の展示物。
昭和の風景ですかね？こんな時代もあったんですね。

操舵室。
マネキンがリアルで、本物の船員さんに見えました。

前方の風景。今にも動き出しそうです。

この船は鉄道車両も積んでました。

ズッシリとした車体。迫力あります。

エンジン室。凄～い ！

次は「ねぶたの家ワ・ラッセ」。

ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館

本番で使われた　“ねぶた”　は迫力あって見応え十分です。

更に「青森県観光物産館アスパム」を見学。

青森県観光物産館アスパム 名所・史跡

見どころは360度３Dデジタル映像シアターと………

地上51ｍの展望台。

右前方に見えるのが下北半島。

山手に見えるのが八甲田山。

で……夕方になったので、青森駅前の「ホテル　パサージュⅡ」にチェツクイン。

※　塔屋が青いビル

ホテルパサージュ2 宿・ホテル

で、ホテル近くの「おさない」で夕食。

この店、普通の定食屋さんなんですが、アジア系インバウンド客に異常に人気です。

お食事処おさない グルメ・レストラン

理由は、日本的な料理がセットで安く食べられるからだとか。

営業時間は、朝食、昼食、夕食と三部制。それぞれの開店時間前になると外国人の長～い行列ができます。

韓国女性が食べているのは「さかな定食」(納豆付き)、台湾人家族が食べているのは「ホタテの貝焼き定食」などなど……。

外国人が夜に納豆をクルクル混ぜて食べているのを見てると……オヤジ？？？です。

オヤジは「ホタテ組み合わせ定食」(2.470円)と………

「小さなホタテのまるごと唐揚げ」(300円)を注文。
お味は……勿論ホタテが新鮮で美味しかったのですが……

それとは別に……オヤジ久しぶりに黄色い“たくあん”を食べ、「お～これが日本の定食だ」と妙に感動したしだいです。

夜のJR「青森駅」。
「上野発の夜行列車　降りた時から　青森駅は雪の中♪」オヤジこの歌大好きです。

青森駅 駅

で…青森の夜も更けてきたので、本日も閉店ガラガラです。
- おやすみなさい -

２月９日(日)旅行４日目

今日はせっかく青森に来たので、本州最北の駅へ行ってみたいと思います。写真はJR「青森駅」にある私鉄「青い森鉄道」(第三セクター鉄道)の切符売り場。

青森駅 駅

切符は、青い森鉄道とJRが１枚の切符で買えます。

オヤジは、「青い森鉄道」の「野辺地駅」経由JR「下北駅」行きを買いました(2.220円)。

青い車体がいいですね。ヘッドマークのモーリー君も可愛いです。

06:53「青森駅」発。乗客は疎らです。

07:40 約１時間で「野辺地駅」着。ここでJR大湊線に乗り換えます。

野辺地駅 駅

この車両は、引き続き「八戸方面」に向かいます。

こちらの車両はJR「大湊駅」に向かいます。

オヤジ達がホームで待っていると、「外は寒いので、出発時間まで待合室でお待ち下さい」とのアナウンスがありました。なのでオヤジも待合室に移動。

ここはJRと「青い森鉄道」の「野辺地駅」の改札口。

JRの窓口はなく、全て「青い森鉄道」が管理しているそうです。

ここは休憩所。食堂がありました。

駅舎。
もちろん「青い森鉄道」の駅舎です。

駅前のバス停。
野辺地線と六カ所線がありました。

08:06　JR「下北駅」に向けて出発。
乗客は疎らです。

左に陸奥湾を眺めながら北上します。

途中の「有畑駅」
無人駅で、ホーム上に駅舎(３坪程)があります。

有畑駅 駅

時折、左手に雪山が見えてきました。

おそらく恐山ですかね？。

あ、海が、
ネットで調べたら、「新田名部川」の水が陸奥湾に流れ込む所でした。

09:02 JR「下北駅」着。「野辺地駅」から約１時間でした。

下北駅 駅

JR「下北駅」は本州最北の駅。

JR大湊線としては次の「大湊駅」が終点ですが、緯度的には「下北駅」が41度17分で本州最北の駅だそうです。　　オヤジ　思えば遠くへ来たもんだ♪……です。

時刻表。1日9便です。

なのでオヤジUターンする次の列車まで、この駅で約１時間待機しなければなりません。

駅舎正面。

観光案内板。
また来る機会があれば、今度は大間まで行ってマグロを食べたり、恐山の温泉にも入ってみたいです。

観光案内所。
お姉さんが、恐山や大間のマグロについて親切に教えてくれました。

先ほどまで降ってた雪が止み青空が……

アレ、山頂に何か見えます。

ネットで調べたら、山は「釜臥山」(標高は879m)で、建物は航空自衛隊のレーダー装置でした。それにしても大きな施設ですね。

釜臥山 自然・景勝地

先ほどまで吹雪いていたのに、この晴天。レーダー施設の右の辺りが恐山かな？。

下北駅前交番。
黄色い青森県が描かれたデザイナーズ交番ですかね？

で……周辺を散策して駅に戻ったら、駅舎が停電。

周辺は通電してるのに……何で？
切符が買えなえので駅員さんから“乗車証明書”をもらいました。

駅舎の暖房も切れたので、早々にホームへ。

レールは「野辺地駅」方向に一直線です。

電車が入線。

10:26発のワンマン快速八戸行きです。

「野辺地駅」からは「青い森鉄道」と相互乗り入れしてるんですね。

無人駅から乗車する際は、ここから乗車証明証を取ります。

無人駅で降車する場合は、運転手席の後ろにあるこの精算機で精算します。

恐山がだんだん後方へ。

北国の冬。オヤジ大好きです。

「陸奥横浜駅」
オヤジ「意外と雪国の駅はカラフルだなぁ」と思った次第です。

陸奥横浜駅 駅

アレ、風力発電。この地域は海からの風が強そうです。

11:13「野辺地駅」着。

野辺地駅 駅

オヤジが乗ってきた車両は、「八戸駅」に向け定刻発車しました。

で……下北駅で買えなかった切符をここで購入。
JR「下北駅」から「青い森鉄道」の「浅虫駅まで」1.860円でした。

乗り継ぎ時間が約１時間あったので、オヤジ待合室に移動。

朝はやってなかった食堂が営業してました。
営業時間は08:30～14:00。

2023年に、キャイーンさんが取材したと告知してます。
オヤジは別の店で昼食の予定があったのでパス。

暫くストーブで温まった待合室で待機です。

で……ホームに出ると、「日本最古の鉄道防雪林」との看板。明治26年(1893年) に植林され、日本初の鉄道防雪林だそうです。

へ～ オヤジ初めて聞いた言葉でした。

11:49「 野辺地駅」発。

12:13「浅虫温泉駅」着。

浅虫温泉駅 駅

そして……「道の駅浅虫温泉」施設の前をトコトコ下北方向に歩き……

「鶴亀屋食堂」に入店。

鶴亀屋食堂 グルメ・レストラン

営業時間が短いです。

ここはテレビ番組「オモウマい店」で紹介された、マグロ丼が有名なお店です。

本日のメニューは「マグロカレー」とマグロ丼の「中・小・ミニ」のみです。

オヤジは「マグロ丼・小」を注文。宮城産のマグロが15枚入ってます。

お味は……3.300円の値段からしたら……まぁこんなもんです。
訪れた時期が悪かったのかもしれませんが……。

お店の前の海に浮かぶ「湯の島」。
手前は「サンセットビーチあさむし」らしいです。雪でよくわかりません。

お腹も満たしたので、とりあえず「浅虫水族館」(1.030円)へ。

浅虫水族館 動物園・水族館

この水族館の見所ポイント……長さ15mのトンネル水槽。

もっとたくさんお魚が泳いでいればいいなぁ。

身近な熱帯魚や……

小型の魚を展示してました。

で……1日4回のイルカショー
撮影禁止なので前説の場面を撮影。観客席にカーテンがあります？

と言うことは……室内プールなんです。　凄～い。オヤジ初めてです。
さすが北国。この後……見事なイルカのパフォーマンスが繰り広げられました。　

で………そこから「浅虫駅」の方向へトコトコ歩き…

道の駅「浅虫温泉」の……

道の駅 浅虫温泉 道の駅

5階にある展望風呂「はだか湯」(360円)で入浴。

休憩コーナからこんな風景が見えました。

で………15:40の電車に乗り、16:05「青森駅」まで戻ってきました。

今日は4時間近く電車に乗ってました。オヤジは“乗り鉄”です。

青森駅 駅

夕食は行列のできる「味の札幌　大西」に入店。

欧米、韓国、中国人に混じって、約30分並びました。

味の札幌 大西 グルメ・レストラン

行列待ちをしている途中に店員さんが注文にきます。
オヤジは人気No１の　“味噌カレー牛乳ラーメン”(980円)を注文。

メニュー名が長～いですが、要は　“札幌味噌バターラーメン”　にカレー粉を入れて、牛乳でまろやかにしたスープなので、そりゃ美味しいに決まってます。

では実食。

う～ん。スープにコクがあり期待通りの味でした。★３っです。

なので、東洋水産(マルちゃん) が、カップ麺や袋麺にして販売してました。

オヤジは袋麺を食べましたが、ほぼお店の味で美味しかったです。

ではお腹も満たしたので、本日も閉店ガラガラです。 - おやすみなさい -

２月１０日(日)旅行５日目
今日は帰宅日です。

時刻は午前7時。お～アウガ前は大雪です。オヤジ、テンションMax。 雪を見に来たんですからね。

アウガ ショッピングモール

雪よ降れ降れ……です。

目の前の「青森駅」も雪の中。

で……オヤジ、自宅用の海産物を求めて「アウガ新鮮市場」へ。

まだ開いてない店もありますが……

8時過ぎになれば殆どの店が開き、オヤジは自宅用の蟹や鮮魚を買いました。

3時間後には自宅に着きますからね。

壁に貼ってあった林檎の種類。

100種類が表示されてます。凄～い。

で……美味しそうだったのでホタテ(400円)をつまみ食い。黄色いのはお醤油です。

このホタテ、既に死んでいるのかと思っていたら、オヤジの指をパクット噛みました。お味はもちろん美味しかったです。

こちらは初日にも食べた「イガミンチ」(１個170円)

野菜や“イカのミンチ”の歯ごたえがよく、美味しかったです。

で……有名な「丸青食堂」を再訪問。
この食堂、朝7:00から営業しているので、帰宅日でも利用しやすいです。

丸青食堂 グルメ・レストラン

オヤジは人気のカレー(500円)を注文。
店内に「ダウンタウンDXで、ウエンツ瑛士さんが紹介してくれました」と告知してありました。

お味は……肉や野菜を溶けるまで煮込み、ルーをほぼペースト状態にしたカレーで、スパイシーと言うよりもまろやかな辛さのカレーでした。オヤジには懐かしい味で、大変美味しかったです。

ちなみに数量が少ないので、昼前には完売になってました。

で、昼食はあっさり“津軽そば”。

オヤジは関西出身なので、濃い味はやや苦手。

でもこの非日常の味が旅情をかき立て、美味しかったです。

昼過ぎになったたので、空港行きのバス待ち(写真は夜に撮影したもの)。

青森空港のターミナルは、それなりの混雑でした。

青森空港 空港

で……オヤジが乗るJL便を見ていると……
アレ、クレーン車のような車が来て、翼に何やら吹き付けてます。他の人も珍しいのか皆で撮影会となりました。

帰宅してネットで調べると、吹きつけをしている車両は 「ディアイシングカー」とのこと。

要は、翼に着いた雪や氷を取り除き、これから雪氷が着かないようにする作業みたいです。

座席から見るとこんな感じ。翼が緑色になりました。

が……緑色の液体は上空で自然消滅。 おかげて無事帰宅することができました。

津軽の雪景色…最高でした。今度は「ねぶた祭り」を見に行くのもいいかなぁ。- end -
　　　
　　　　～　最後まで読んでいただき、ありがとうございました　～