2025/01/10 - 2025/01/14
2869位(同エリア8872件中)
mickさん
今回のカンボジア行きを決める以前は、カンボジアといえば「遺跡」ぐらいしかイメージが湧かなかったのですが、いざ旅行に行くとなって計画を立て始めると、遺跡以外にも色々楽しみ方がありそうなことが分かってきました。特に、食べ物が意外とおいしそう、という印象が強く、あれも食べたい、これも食べたい、と期待がどんどん膨らみ、もしかするとハードルを上げ過ぎて期待外れに終わってしまうかもしれない、という不安もありましたが、実際食べてみた料理は決して期待を裏切らないおいしさでした。というわけで、この旅行記では、旅行中に食べた料理などを中心に、カンボジアの遺跡以外の魅力を紹介していきたいと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー
- 航空会社
- シンガポール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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カンボジアでの最初の食事場所は、ツアーでベンメリアからロリュオス遺跡群に向かう途中に立ち寄った、”Stoeng Trorcheak”というレストランです。緑に囲まれた広い敷地の中に開放的な座席が配置された、いかにもツアー御用達という感じのレストランです。
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メニューはかなり豊富でしたが、ガイドさんもお薦めしていた、クメールチキンカレーを注文しました。カンボジアの伝統的なカレーはかなりの甘口で、刺激が強くなくて安心して食べられます。具材は、ほろほろに煮込まれた鶏肉の他は、ジャガイモやニンジンなど、日本の一般的なカレーと同じような内容で、それもまた安心です。ニンジンが非常に甘くておいしかったです。
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今回宿泊したホテル、「セントラル・スイート・レジデンス」です。部屋は広くて清潔で、これだけ立派な部屋なのに1泊1万円程度と非常にリーズナブルです。
好立地・良コスパの快適ホテル by mickさんセントラル スイート レジデンス ホテル
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今回の旅のプランとして、カンボジアはきっと暑いので、遺跡巡りの後はホテルのプールでダラダラとリゾートステイ気分を決め込もうと考え、ホテル選びの時もプールの雰囲気をかなり重視しました。実際訪れてみたところ、期待通りの良い雰囲気のプールだったのですが、誤算だったのが、気温が想像していたほど暑くなく、プールに入るには少々涼しすぎるぐらいで、1日中プールサイドでダラダラ過ごすというわけにはいきませんでした。
好立地・良コスパの快適ホテル by mickさんセントラル スイート レジデンス ホテル
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飲食店はホテルのすぐ目の前に評判の良い店が何軒もあるのですが、夕食はせっかくなので少しだけ足を延ばして(といっても徒歩数分程度ですが)、シェムリアップで最も賑わう繁華街、パブストリートを訪れました。パブストリートの中でも評判の良さそうな”Mesa”というレストランに入店し、日が暮れてネオンが灯り始めるのを眺めながら、料理が来るのを待ちます。
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注文したのは「ロックラック」というカットステーキのような料理です。クメール料理の定番メニューで、多くの店で提供されていますが、この店では付け合わせの野菜なども含めた盛り付けが特に美しく、食欲をそそられます。牛肉は甘辛く味付けされていて、適度な歯ごたえがあり、そのまま食べてもおいしいですが、コショウを溶かしたソースを付けると、カンボジア最大の名物であるコショウの風味が牛肉の旨味と調和し、最高においしいです。今回の旅行で食べた料理の中で、個人的には最も気に入った料理でした。
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食事を終えて店を出る頃にはすっかり空も暗くなり、ネオンの光で道が照らされていました。このまま夜の街を散策してみたいところではありますが、翌日はアンコールワットの朝日鑑賞で5時起きなので、さっさとホテルに帰って寝ることにします。
パブ ストリート 散歩・街歩き
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翌日の朝食は、ホテルで頼めばお弁当を用意してもらうこともできるようなのですが、頼み方もよく分からないし、荷物にもなるし、ということで、アンコールワットの見学後、遺跡の近くの小さな食堂で食べることになりました。注文したのは、カンボジアの朝食の定番、クイティウという米粉の麺です。味付けは日本のうどんのようにあっさりとしていて、朝食にピッタリ、という感じですが、添えられていたライムのような果物を少し絞っていれると一気にエスニックな雰囲気になり、味変を楽しめました。
アンコールワット 史跡・遺跡
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2日目のツアー終了後の昼食は、ホテルの真向かいにあるレストラン”Khmer Taste”を訪れました。ガイドブックにも載っているような人気の店で、夜はかなり混んでいるようでしたが、ランチタイムはそれほど混雑していませんでした。
クメールテイスト 地元の料理
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注文したのは「イカの生コショウ炒め」です。カンボジア名物のコショウが乾燥前の状態で調理されている、カンボジアならではの料理です。生コショウは、山椒に似た感じもありますが、山椒ほど強い刺激は無く、何粒かまとめて食べても割と大丈夫です。ただ、私も自分ではかなりのコショウ好きだと思うのですが、さすがにこの量となると、次第に口の感覚が麻痺してきて、食べるのが辛くなってきます。そもそも全部食べるのが正解なのかどうかも分かりませんが…。とにかく、日本ではなかなか味わえない貴重な経験ができたことは間違いありません。
クメールテイスト 地元の料理
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昼食の後は、前日に引き続き、しばらくホテルのプールでのんびり過ごすことにします。ピニャコラーダなど飲みながら南国リゾート気分に浸ってみますが、やはり昼間でも気温は思ったほど上がらず、あまりプールに入りたいという感じにはなりませんでした。
好立地・良コスパの快適ホテル by mickさんセントラル スイート レジデンス ホテル
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プールで長居することもできず、仕方なくという感じで街に出てみました。オールドマーケットを越え、そのまましばらく川沿いを歩いて行くと、何やら派手な建物が見えてきました。「ワット・プリア・プロム・ラス」という寺院のようです。
ワット プリア プロム ラス 寺院・教会
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敷地内には、非常に様々な種類の、派手な像や塔などが、所狭しと並んでいます。
ワット プリア プロム ラス 寺院・教会
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正直、カンボジアで見るべき建物といえば、遺跡しか念頭に無かったのですが、こういった現代の建物も、日本で見られる建物とは違った個性があり、見ごたえがありました。
ワット プリア プロム ラス 寺院・教会
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夕食時までまだ時間があるのでもう1か所、ちょっと気になっていたホテルの近所の店に行ってみました。こちらの”Rays”という店は、カンボジアのコショウの中でも最高級の「カンポットペッパー」を扱うショップ兼カフェです。表通りから少し路地に入ると、それまでの生活感あふれる景色から一転して、とても洒落た雰囲気の店舗建物が姿を現します。
オシャレ空間で味わうカンポットペッパー by mickさんレイズ ミレック カンポット カフェ カフェ
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店内もお洒落で落ち着いた雰囲気です。ここでしばしのティータイムです。
オシャレ空間で味わうカンポットペッパー by mickさんレイズ ミレック カンポット カフェ カフェ
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カフェメニューにももちろんカンポットペッパーが使われています。こちらはアイスクリームですが、普通にコショウがかかっているだけでなく、生コショウの塩漬け「ペッパーキャビア」がトッピングされており、1粒口に入れただけで豊かな香りが口の中いっぱいに広がります。アイスクリームとの相性も良く、甘めのアイスクリームが引き締まった味になっています。
オシャレ空間で味わうカンポットペッパー by mickさんレイズ ミレック カンポット カフェ カフェ
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こちらはコショウ以外にも色々な香辛料の入ったチャイラテです。どんな香辛料が入っているか、わざわざ写真の載った冊子を見せてくれます。味は薬っぽいというようなことはなくて普通においしく、それでいて、何だか元気が出そうな感じがします。ゆったり寛げる空間でカンボジアの味覚を堪能することができ、立ち寄ってみて正解でした。
オシャレ空間で味わうカンポットペッパー by mickさんレイズ ミレック カンポット カフェ カフェ
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夕食は前日に引き続きパブストリートを訪れ、”Robam”という店に入りました。店は建物の2階にあり、入口もやや見つけにくい場所にありますが、店の前で店員さんがビラを配って呼び込みをしていたのですぐに分かりました。店名の「ロバム」は「踊り」という意味で、店内にステージがあり、食事をしながらカンボジアの民族舞踊「アプサラダンス」を観賞できます。予約なしで席を確保するのは難しいかもしれないと思っていたのですが、意外とガラガラで、ステージのすぐ近くの席を確保することができました。
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注文した料理は、クメール料理の中でも最も有名な、「アモック」という料理です。魚などの具材をココナッツミルクや卵で煮たり蒸したりする料理、ということで、火の通し方によって固形だったり液状だったり、店によって姿がだいぶ違う料理らしいですが、この店ではほぼクリームシチューのような感じでした。変なクセはなくて優しく食べやすい味です。
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7時半頃からショーが始まりました。民族楽器の演奏や歌唱に合わせてダンサーさん達が優雅なダンスを披露します。
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ショーは2時間弱ぐらいの間に5~10分ぐらいの演目が5つほど行われるので、割とゆったりした進行です。演目は、優雅なものや少しコミカルなものなど様々です。各演目の合間の時間もさりげなく生演奏は続けてくれていたりします。
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最後の演目がメインの「アプサラダンス」です。非常にゆっくりとした動きのダンスですが、片足立ちなどの不安定な体勢でも全く体がぶれることなく、指の一本一本まで気持ちのこもった美しい動きを見せてくれます。きっと相当な鍛錬を積んでいるだろうということが素人目にも見て取れます。速くてアクロバティックなダンスを見て凄いと思うことはよくありますが、これほどゆっくりのダンスでこれほど感動したのは初めてかもしれません。それにしても、こんな便利な場所にあって、食事代だけで本格的なアプサラダンスショーが見られるという、とても貴重な店のはずなのですが、こんなにも空いているのが全く謎でしかありません。ぜひシェムリアップへ旅行に行く一人でも多くの人に訪れてもらいたいです。
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最終日、空港へ向かうのは昼食後なので午前中は空き時間となりますが、例によってホテルのプールを楽しめるような気温でもないので、再び街に出ることにして、特にあてもなく川沿いの散歩道を歩いて行きます。
シェムリアップ川 滝・河川・湖
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川の対岸の方に、大きな建物の屋根が僅かに見えたので、どうせ他に目的地も無いので歩いて行ってみることにしました。しばらく歩くと、大きな寺院が現れました。ワットボーという寺院のようです。
ワット ボー 寺院・教会
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広い敷地の中には、個性的で美しい建物がいくつも建てられています。
ワット ボー 寺院・教会
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特に何の下調べもせず訪れたので、もしかすると広大な敷地の中で見落としている見どころもあるのかもしれませんが、適当に歩き回っただけでも充分に見ごたえがありました。
ワット ボー 寺院・教会
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ホテルのチェックアウト時間が12時で、13時に空港への送迎を予約していたので、チェックアウト後にフロントで荷物を預かってもらい、昼食のためにホテルのすぐ隣の” Damnak Mahob”というレストランを訪れました。最近できたばかりのレストランのようで、半屋外のような感じで座席の間隔も広く、とてもゆったりとして寛げる空間になっています。
ゆったり空間でおいしいクメール料理を by mickさんダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理
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カンボジアでこれだけは食べておきたいと思っていた料理はすでに一通り食べることができたので、何を注文するか迷いましたが、「アモック」は店によって姿がだいぶ違うと聞いていたので、敢えて昨晩に続いてアモックを注文してみました。この店のアモックは卵が多めでタマネギなども使われていて、まさに玉子丼の具の部分のような感じで、本当に昨晩食べたものと同じ名前の料理とは思えない、全くの別物でした。当然白ご飯との相性も良く、個人的にはこちらのアモックの方が好みの味でした。
ゆったり空間でおいしいクメール料理を by mickさんダムナク マホブ クメール レストラン アジア料理
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昼食後はホテルから空港に送迎してもらい、いよいよカンボジアを離れる時間となりました。約1年前にできたばかりの空港には、黄金の四面塔が鎮座しています。この空港だけでなく、今、シェムリアップの街なかには、モダンでセンス溢れるショップやレストランなどが次々とオープンしており、街の姿が大きく変わろうとしています。将来、シェムリアップが「アジア一のおしゃれタウン」などと呼ばれる日が来ても不思議ではないように思います。でもそうなると、きっと混雑が激しくなったり、物価が上がったりしてしまうと思うので、今のうちに訪れることができたのは幸運だったと思います。カンボジアに興味をお持ちの方は、ぜひ今のうちに訪問しておかれるよう、強くお薦めしたいです。
新シェムリアップ国際空港(SAI) 空港
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