久しぶりの年越し海外でベトナム・ダナンへ④お腹に不安を抱えながら古都フエ観光

2025/01/02 - 2025/01/02

まさかの腹痛に苦しんだ一夜が開け、1月2日はフエ観光。直前まで連れの家族もフエ観光に同行するか、分からなかったので日本ではツアーを予約せず、ミーソン＆ホイアン観光の時のガイドさんに相談しました。残念ながら、そのガイドさんは都合がつかなかったのですが、他に空いているガイドさんと車を紹介してくれました。この日は朝から雨模様でしたが、フエに着く頃には何とか雨も上がりました。お腹に不安も抱えながらもベトナムの古都フエを巡ります

エリア フエ(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

前日のアイスコーヒーの氷に当たって、昨晩はトイレと格闘(T-T)。何とか、一晩で最低限の体調には戻ったのでフエ行きは問題ないものの、無理はできなさそう。ともかく、朝ご飯を食べて1日に備えそう、とレストランに向かったところ、孔雀たちがお出迎え

ただ、お腹の調子は……、なので朝食は消化が良さそうなお粥、フルーツだけ

フエまでは2時間ほどの道のり。天気は雨、フエに着く頃には上がって欲しい

体調は微妙ってこともありますが、フエも良くばることなく余裕を持ったスケジュールで巡ります。今回、ガイドにリクエストしたのは王の墓廟一つ、王宮、寺院。王宮と寺院は定番でしたが、墓廟は意外なところを訪ねることに

ティエウティ帝陵 寺院・教会

グエン朝第3皇帝ティエウティ帝陵。有名どころの第12代カイディン帝、第2代ミンマン帝に比べて地味、というかほぼ知られていない(^0^)。。訪問時、他に誰も観光客はいなくて静か（閑散ともいう）。帰国後に調べたところ、2023年から復元作業が為されたとのこと

霊廟の奥の木々を抜けた先には

ティエウティ帝の妻、T? D?の廟があります。なかなか立派なお墓です

閑散とした場所ですが、ちょっとした珍客（山羊？）も

一番奥の礼拝堂である表徳殿。ティエウティ帝の治世は7年、40歳と若くして亡くなりました。ガイドさんによると、廟の準備などはしていなかったので突貫工事だったとか

ただ、今回のガイドさん、ホイアンを案内してくれた女性ガイドに比べて日本語がちょっと今ひとつ。概略はまあ分かるんですが、それ以上はって感じでした

ティエウティ廟の見学を終え、街中でのランチの前に立ち寄ったのが線香づくりで有名なフォン トゥイ スアン村。「プランには入ってないけど、ここはサービスで寄ったよ」とガイドさん。カラフルな線香は写真映えするけど、お土産にはちょっとね。ということで、ここは写真を撮っただけ

フォン トゥイ スアン村 観光名所

ってなことで、午前の観光を終えてフエの街中でランチです。本来はフエの名物「ブンボーフエ」を食べる予定でしたが、お腹の調子が悪い出の辛い料理はNG。ということで、バインコアイ（お好み焼き風）やバインナムなどをいただきました

お腹が満ちたら王宮へ。グエン朝初代のザーロン帝によって設置された巨大な大砲や

巨大なベトナム国旗がはためくフラッグタワーがお出迎え

どっしりした風格の中国風の王宮門

王宮門 (午門) 建造物

階段を登って内部の見学も可能。こちらは玉座

中国の紫禁城を真似てつくられた太和殿。ガイドブックにもその規模は比べるべくもない、とあるようにこじんまりとしたつくり。ベトナム戦争で1968年に完全に破壊されたものの、1970年には再建されたのだとか

太和殿 城・宮殿

皇帝の即位式が行われていたという太和殿。黄金の台座とイスは煌びやか

欧米列強がアジアに次々と進出していた時代。歴代のグエン朝の皇帝たちは時代の荒波に翻弄されることに

グエン王朝の菩提寺である世祖廟の前部にあたる顕臨閣。門をくぐると

顕臨閣 寺院・教会

9つの鼎が並んでいます。9は在位期間が短かった5，6代、生前退位した11代、最後の皇帝で退位後にフランスに亡命した13代を除いた数。ただ菩提寺にあたる世祖廟には11代皇帝のものも含めて10の位牌が置かれています。まあ、最後の皇帝はアメリカ介入前のベトナムの元首だったわけだから仕方ないですかね

このあたりの歴史を感じさせる門はベトナム戦争中も何とか残ったのだろうか

王朝最後の二人の帝、カイディンとバオダイの住居兼仕事場として使われた建中殿

フランスの保護国だったこともあって、外観はもちろん内部も完全にヨーロッパ仕様

宮殿の前に広がる庭園も東洋というより、ヨーロッパという印象を強く受けます

王宮の回りをぐるりと囲む壕。やっぱり防御とかも考えてつくっているのだろうか

広大なフエの王宮、じっくりまわれば見どころはもっとあるのでしょうが、時刻は午後4時過ぎ。日が暮れる前に次の目的地へ

この日のフエ観光で最後に訪れたのがティエンムー寺

1601年に建立された、フエで最も古く美しいとさるお寺です。慈仁塔は３代皇帝ティエウティによって建立されたそうです

寺の歴史を記した石碑

ティエンムー寺 寺院・教会

この車、ベトナム戦争時の衝撃的な出来事に関連したもの。当時、南ベトナムだったフエの僧侶が抗議のため、サイゴン（現在のホーチミン）に出向き、アメリカ大使館前で焼身自殺。この車は僧侶がサイゴンまで乗っていったも実物だそうです

ちなみにこの寺には老婆の姿をした天女のお告げにより建てられたという伝説があるそうで、［天女の寺」とも呼ばれているそうです

穏やかに流れるフォーン川。夕陽だったら最高だけど、なんて思いながらフエでの観光を終え

２時間半ほどでホテルに到着。この日のガイドさんと連れ

まだまだ本調子ではないので夕飯もお腹に易しいものを。キノコをメーンとした野菜系の鍋をいただきました