
2023/03/15 - 2023/03/15
248位(同エリア259件中)
ちふゆさん
2023年3月15日(水)、京田辺市観光ボランティアガイド協会主催のふれあいハイキング「一筆書きで甘南備山を巡る」に参加した話の後半。
ちょうど昼の12時頃、旧登山道の尾根筋と谷筋との分岐点(下の写真1)から谷筋の竜王の森を抜けて雄山を目指す。5分程で管理道路に合流(下の写真2)。この辺りは甘南備山の水源で、水上デッキのある貯水池(防火用水池)があり、休息できる。また、トイレも整備されている。
ここからさらに管理道路を5分ほど進むと神南備神社・雄山山頂へ向かう階段に分岐し(下の写真3)、数分で雨乞いの井戸。日照りによる農作物への被害が危惧された時に、この井戸まで続く川の掃除をして雨乞いしたそうだ。安全のために蓋されている。
さらに数分で、野鳥の小径に合流し、峰の小径への分岐を過ぎる(下の写真4)。そこから小山をぐるっと回り込んでいくと神南備神社の鳥居前に出る(下の写真5)。創建や由緒は詳らかではないが、神武天皇が東征の際にこの地を通り、天神地祇をここで祀ったとする伝承がある。
「かんなび」とは古来、神の御座所のことで、社殿を持たなかった時代には山嶽や森林などを神の御座所とし「神の社」「かんなび」「みもろ」と呼ばれていた。平安時代に編纂された延喜式には甘南備神社とある。村人が豊作を祈った場所として天照大神などが祀られている。
1930年(昭和5年)に、神殿・神門・板塀と社地を取り巻く石柱・石の玉垣・石の鳥居が完成し、現在の姿となった。 鳥居を抜けて参道を進んでいくと右側に社殿が東向きに建っている。拝殿は無く、石垣の上に拝所と塀に囲まれた本殿が建っている。1977年修復。本殿は瓦葺の一間社流造。境内の椿がきれいだった。
社殿の後方が小高くなっており、ここが甘南備山雄山の頂上。221m。頂上は平らな空間となっており、かつてはここで神事が行われていたのかも知れない。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.28209593865350603&type=1&l=223fe1adec
12時半前、鳥居前のベンチでお昼にする。連れ合いが作ってくれたおにぎり弁当(下の写真6)。ここからは東側の京田辺市内がよく見下ろせる。山城大橋の向こうは左手が城陽で、右手が井手。
1時前、少し道を下ったところにある展望台へ。こちらからは京都市内を見下ろす。この日は少し霞んでいたが、東山から比叡山が見通せる。この辺りの馬酔木やハクモクレンの花も満開で美しい。
1時頃、下山開始(下の写真7)。少し下ったところにちょっとした平らな空間があるが、ここは甘南備寺跡と云われる。現在は酬恩庵(一休寺)の東、山手幹線の反対側を少し南に入ったところにある甘南備寺が元々あったところ。甘南備寺については以前に書いたので、そちらを参照のこと。
https://4travel.jp/travelogue/11787483
薬師の小径からナナカマドの小径に降りていく。この辺りの椿もきれい。ミツバツツジはまだ蕾。15分余りで管理道路に出る(下の写真8)。
25分ほどで芝生広場へ到着。桜の名所として知られているが、この時期はまだ早く、ピンクの梅が満開だった。広場の向かいは京セラが労使一体でボランティアの保全活動をしている京セラの森が広がっている。
1時半に出発点だった登山口入口に戻って来て一筆書きハイキング終了。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.28209779635332026&type=1&l=223fe1adec
2時15分過ぎ、京田辺駅まで戻って来て終了(下の写真10)
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旅行記グループ 一筆書きで甘南備山を巡る
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