2024 日本一周クルーズ　５. 秋田、コンパクトでも凝縮の観光（クルーズ４日目）

2024/10/22 - 2024/10/31

４日目は、秋田寄港。
観光名所は色々あるけれど、オプショナルツアーは予約しなかった。
秋田での目的は…
　［きりたんぽ鍋］を食べたい！
　［秋田犬］に会いたい！
　［秋田新幹線こまち］を見たい！
（今日の最高気温は18℃、最低気温は13℃）

・クルーズ初日　（10/22）；東京国際クルーズターミナル出港
・クルーズ２日目（10/23）；終日クルージング
・クルーズ３日目（10/24）；函館
★クルーズ４日目（10/25）；秋田
・クルーズ５日目（10/26）；金沢
・クルーズ６日目（10/27）；終日クルージング
・クルーズ７日目（10/28）；韓国 済州島
・クルーズ８日目（10/29）；鹿児島
・クルーズ９日目（10/30）；終日クルージング
・クルーズ最終日（10/31）；東京国際クルーズターミナル帰港

エリア 秋田市(秋田)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

【10/25】晴れ
6:20、相変わらず体内時計による覚醒…
そして、バルコニーで波の音を聞きながら朝日を拝む贅沢な非日常。

風力発電機を連ねたウインドファームが、朝靄の中に浮かび上がる。
混雑する前に朝食に行こうと夫が言うので、今朝はラジオ体操をサボった。

…にも関わらず、デッキ15「マーケットプレイス･ビュッフェ」は混んでいた。

7:00、パイロットボートが、秋田新北防波堤灯台を併航中。
パイロットが大型船舶やタンカーに乗船した場合の航行の安全率は、乗っていない場合の約9.7倍とも言われるらしい…

窓から見えるウインドファームの多さには驚いた。
秋田沿岸の特徴かな？

そろそろ秋田港に入った。

朝食後、屋上デッキで接岸の様子を見る。
建物の屋根には
「ようこそ WELCOME TO AKITA」の文字が見えた。

バスが港の駐車場に次々と入って来る。

7:50、予定より少し早い接岸（右舷側接岸）
キャビンに戻って出かける準備をしなきゃ。

8:20頃、入港セレモニーの笛と太鼓が鳴り響いて、バルコニーから暫く聴き入った。
後で検索したら…
伝統芸能の保存･伝承に努める『港ばやし保存会』の皆さんの「お囃子」だった。

現在は「娯笑会」「しぶき会」「若波会」「潮音会」の4会派で構成されているそう。
写真を拡大してみると、はっぴの背中の文字が「若」や「潮」と読み取れるので合同で演奏されたのでは？
心に響く音でした (*´∀`)♪

8:30にはオプショナルツアーの方々が早くも下船。
今日の出港は17時なので、観光地へも早めの出発。

遠くに見えるのは、秋田港駅から秋田駅までを繋ぐクルーズ列車だと思われる。
今日はこの列車も利用できるとの事。

我々は循環バスで秋田駅まで行く予定なので、ゆったりと出かける。

秋田県は初めての訪問。
秋田名物の「きりたんぽ鍋」を食べてみたいなぁ～。

10:15、秋田クルーズターミナルへ入る。

ターミナルの中には観光案内などがある。
夕方、此処に販売所が設置された。

パンフレットを頂いてバスに乗り込む。
市街エリアマップには循環バスの停留所が記載されている。

循環バスのルートは、
【秋田港】→【秋田キャッスルホテル前】→【秋田駅西口】→【ポートタワーセリオン】→港へ戻る

クルーズ列車の利用者には、ターミナル～秋田港駅まで無料シャトルバスを運行する。

10:30、循環バスに並ぶ人々。
満席になり次第、次々と出発する。

10:50、出発した循環バスの中では、ジャパネットクルーズオリジナルの秋田観光動画が放送されてた。

最初の停留所は千秋公園近くの【秋田キャッスルホテル前】だった。
千秋公園内には秋田犬とふれあえる場所があり、行きたかったけどかなり歩くことになりそう…
足を痛めてる夫は行くはずもなく、あえなく断念↓

11:30【秋田駅西口】に到着。
港から秋田駅までは約40分、思ったより時間がかかった。
ちょっと遠いかも…

先ずは、秋田ステーションビル【トピコ】に入店。
野菜などは何処も同じだけど、たくさんの食用菊が売ってあるのは珍しかった。
秋田県や山形県、青森県など東北地方が生産地らしい。

野菜や果物の高値は何処も変わらないなぁ。

秋田ステーションビル【トピコ】から続く【秋田駅】コンコースは、スッキリしてとても綺麗。

中央改札前には郷土の代表的なものが展示してある。
秋田竿燈（カントウ）
長い竹竿に何段もの横木をつけて数十の提灯を付けた、祭りに欠かせない道具。

秋田駅 駅

「重要無形民俗文化財」指定の、なまはげ！

可愛い秋田犬！
会えなかったので一緒に記念撮影（手、触ってませんから～）

秋田犬の横には特設カウンターがあって、JR東日本スタッフがクルーズ列車の乗車券を配布していた。

ジャパネットクルーズ貸切で、無料。
各時刻200名限定なので、早めに貰っておく。
13:16発を2枚、ランチを済ませたら丁度良い時間。

12:00、隣接の秋田ステーションビル【トピコ】３階で見つけた店は、いかにも「きりたんぽ鍋」ありそうなので入ってみた。

郷土料理の【かまくら】
秋田まるごと定食を注文した（￥2,530）

比内地鶏の玉子焼き、ぎばさ豆腐（正式名称はアカモクという海藻）、じゅんさい酢、香の物（いぶりがっこ）、選べるご飯（炊き込みご飯）

メインは…待望の初「きりたんぽ鍋」！
「きりたんぽ」は、硬めに炊いた飯をつき潰し、杉の串に円筒形に塗りつけて焼いたもの。

「きりたんぽ鍋」は、比内地鶏、牛蒡、キノコ、ネギ、セリ等の野菜と、白米を潰し串に巻きつけて焼いた「たんぽ」を一緒に煮て食べる秋田の郷土料理。
美味しい！

稲庭うどん（100g）を追加注文（￥308）
日本三大うどんの一つとして、約350年の歴史を誇る。
上品な味わいが昔から評判で、江戸時代には秋田の殿様が贈答品などとして使用したとか…
ごちそうさまでした！

13:00、クルーズ列車の時間が迫ったので改札を入った。

「なまはげ」と「秋田新幹線こまち」が展示してある

ホームの先に「秋田新幹線こまち」

クルーズ列車のホームから、新幹線ホームに入らずに見れた。

暫くすると発車していった。
初めて見れて嬉し～い！

秋田新幹線 乗り物

７番線、クルーズ列車もそろそろ出発するので乗車する。

秋田港駅までは約20分。

バスよりずっと速い。

13:40【秋田港駅】に到着したら、歩いて【ポートタワーセリオン】へ向かう。

歩いて７～８分ほどで、道の駅あきた港振興センター【ポートタワーセリオン】

タワーの向かいには温室のような建物【セリオンリスタ】
屋内緑地公園となっていて、うどんそばのレトロな自販機もある。

【ポートタワーセリオン】
エレベーターは激混みだけど、タワーに昇る。

ポートタワーセリオン 名所・史跡

秋田市内を一望できる。

海岸沿いの工場？

海上のウインドファームが続く景色。

近くには海上保安庁の船が係留されている。

大した事ないだろうと侮ってたけど…

地上100m、360度の展望は素晴らしい！

この眺望の展望台が無料という太っ腹！
維持費として幾らか徴収しても良いと思うわ～。

ベリッシマも高さがあるけど、比じゃないくらいタワーが高くて驚いた。

タワーの１階は野菜や名産品が販売されてる【セリオンガーデン】

秋田犬～～～可愛い！

いぶりがっこなどの漬け物も種類が豊富。

約１時間滞在して、帰りは岸壁沿いを歩いてクルーズ船まで戻る。

14:50、10分ほど歩いて到着。

クルーズターミナル内には特設コーナーができていて、秋田犬グッズ，いぶりがっこ，特産品などを販売。
つい秋田犬に目がいってしまう…

Tシャツにも秋田犬。
会えなかったのは残念だけど、現在は犬のストレスにも配慮する状況らしいので、無理には望まない。

此処から見える【ポートタワーセリオン】は、そんなに高く見えないから不思議よね～

16:50、外で太鼓の音がするのでバルコニーへ出てみると、出港セレモニーが始まった。
「恩荷」（おんが）の皆さんの、なまはげ太鼓
秋田県男鹿で、地元の若者を中心に結成された和太鼓団体らしい。

なまはげの力強い唸り声と太鼓の音が、離れてもずっと聴こえてくる。
多くの見送りの方々が、ずっと手を振ってくれて胸が熱くなった。

名残惜しい太鼓の音…
もっと観ていたい…

ずっと見送ってくれて感謝！
いつもは地元でクルーズ船を見送る側の私だけど、乗船客はこんなに嬉しい気持ちでいるのだろうと理解した。

たくさんの方々の手助けにより成り立っている船旅を、感謝せずにはいられない。

秋田県、次回は陸路で訪れたいなぁ…

18:00、ディナーの前にエンターテイメントショーを観にいく事にした。
予約の事はよく分からないけど、とにかくデッキ６「ロンドンシアター」へ行くと、何のチェックも無く入場を促された。

シアターショー『トータル･ディーヴァス』
写真を撮って良いか尋ねると、ストロボを使わなければOKだと言われた。

なので、撮影暴走モード発令！
旅行後の自分の楽しみの為、動画もちょこっと…
ビヨンセ「クレイジー･イン･ラブ」♪

アレサ･フランクリン「リスペクト」♪、「Think」♪

「Man I feel like a woman」♪

ホイットニー･ヒューストン「I Will Always Love You」♪
映画「ボディガード」で有名！

ティナ･ターナー「The Best」♪、「プラウド･メアリー」♪
懐かしい曲もあり、約40分間の素敵な時間だった。

会場を出ると、既に次の観客が並んでいて狭い出入り口は大混雑。
おまけに、ショー終了後に目の前のプロムナードでドームショーが展開される。
皆さんが動画を撮る為に立ち止まるので前に進めない。

横に外れて進もうにも、横にある「ベリッシマラウンジ」も人々が多く集まっていた。

同時刻「ベリッシマラウンジ」では、ダンスレッスンの真っ最中。
何とか抜け出し、ディナーの身支度を済ませると、メインレストラン「ライトハウス」へ出向く。

19:30、今夜のドレスコードは、カジュアル／サンシャイン（花柄などレトロな装い）
私は白ワインをお願いしたけど、夫は休肝日と決めていたのでオールフリービール。

今夜の前菜から…
夫は、海鮮と野菜の東洋餃子
オリエンタルマスタードのディップで

私は、ヴィテッロ トンナート
仔牛のカルパッチョ、ツナ、ケイパー、アンチョビ、レモンジュースとハーブ付きのエキストラバージンオリーブオイル

サラダ&スープから…
ウィリアムズサラダ
ミックスグリーン、梨、セロリ、キャラメライズしたクルミ入り
ニンジンとオレンジのドレッシング

パスタ&リゾットから…
春野菜のリゾット
パルミジャーノレッジャーノのせ

メインコースから…

サーロインステーキ
おろしポン酢、揚げ茄子、茸

夫は、ターキーのエスカロープ、レモンとピンクペッパー添え
野菜のライスピラフ

夫、もう一品
ひとくち豆腐
ゴマと醤油を和えた野菜とともに

デザートから…
夫は、アロス･コン･レチェ
シナモンライスプリン

私は二品
ブラックフォレストケーキ
アイスクリーム（杏仁豆腐っぽい味がしたけど、はて？）

隣席の方（Ayaさん）と話が弾み、エンタメショーに行ってきた話をしたら、予約が必要なのか分からず未だ観てないとの事だった。
撮ってきた写真を見せて説明したら、食事のあと行ってみようかな～と言われた。

一緒に記念撮影！
偶然にも、同じようなデザインの服で姉妹みたい (o^^o)
２歳上のAyaさんは明るくて聡明で屈託がない。
旅の、そんな出会いが嬉しい…

レストラン前のホールは、とても煌びやかで写真撮影スポットになっている。

この頃からレストランのメニュー掲示板の周りにまで、船内で撮影された写真が溢れ出した。
確か…３枚セットがUS$60ほどで販売されていた。

21:30、食後はお気に入りのデッキ18「スカイラウンジ」

夫は、ストロベリー･ダイキリ･ゼロ
（イチゴピューレ、スイート&サワーミックス、砂糖シロップ）
私は、MSCブルー･オン･ブルー
（アブソルートウォッカ、エルダーフラワーシロップ、パイナップルジュース、モヒートミックス、ブルーキュラソー）

ノンアルコールのモヒート･ゼロ
（ライム、フレッシュミントの葉、砂糖、モヒートミックス、クラブソーダ）

ピニャ･コラーダ･ゼロ
（フレッシュパイナップル、ココナッツクリーム、パイナップルジュース、ミルク）

フロアスタッフに撮ってもらった。
その後、ディナーで隣席のAyaさんと遭遇。
エンタメショーを夫婦で観てきたよ～と、楽しそうに報告してくださった。
ようやくクルーズの楽しみ方が軌道に乗ったような気がする。

ちょっと外に出てみた。
真っ暗な大海原の真ん中で、漆黒の宇宙が仰げると思ったら…
デッキには等間隔で照明が灯ってるので期待外れだった。
微かに牡牛座界隈の１等星が確認できるだけだった。

23:00、LEGOの女子たちと記念撮影。
そろそろキャビンに戻ろうか…

明日は金沢寄港
＊入港予定時刻；08:30
＊出港予定時刻；18:00
オプショナルツアーを予約してるので早めの出発。
おやすみなさ～い zzz