15年ぶりのインド一人旅：やっぱり世界遺産はこうでなくっちゃ、エローラ石窟とアジャンタ石窟(^^♪

2024/12/01 - 2024/12/03

定年退職一人旅も6回目となりました。
今回は、15年振りのインドです。
前回はニューデリー周辺とバナラシ＋ネパール/カトマンズでしたが、今回はどっぷりインド16日間です。（本編は12月1日-12月4日編）
11月27日（水）羽田空港2:30発→ホーチミン空港経由→デリー空港24:00着
11月28日（木）ニューデリー周辺観光　ニューデリー駅付近泊
11月29日（金）ニューデリー周辺観光　ニューデリー空港付近泊
11月30日（土）ニューデリー空港5:00発→アウランガーバード空港7:00着
12月1日（日）アウランガーバード周辺観光　アウランガーバード駅付近泊　
12月2日（月）エローラ観光　アウランガーバード駅付近泊
12月3日（火）アジャンタ観光　アウランガーバード駅付近泊

エローラとアジャンタは世界遺産登録が始まって間もない1983年に登録された世界遺産なので、ここ10年間位に認定された世界遺産とは格が違い（横綱と平幕くらい）ました。
アジャンタとエローラの違いです。（AIコメント引用）
宗教：アジャンタは仏教寺院ですが、エローラは仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の3つの宗教が共存しています。
壁画と石彫：アジャンタには膨大な壁画が残っていますが、エローラには精緻な石彫があります。
規模：エローラはアジャンターよりも敷地が広く、寺院がいくつも点在しています。
石窟の存在の有無：アジャンタは仏教の衰退とともに忘れ去られていましたが、エローラは石窟の存在が昔から知られていました。
100ルピーを170円で換算しています。

エリア エローラ(インド)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【12月1日】
午前中はホテルでのんびり過ごし、たまった洗濯物をランドリーサービスに出し、午後から「Reliance Mall」に出かけました。
1階がスーパーマーケットで、2階が衣料品/家電製品が並んでいました。

どうしても野菜系が不足するのでリンゴを2個、ホテルの部屋には置いていないティッシュ―ペーパー、明日のエローラツアー用にお菓子を買いました。
日用品なども日本よりは若干安目で、お客さんもゆったりと買い物していました。
（若干なのが寂しいです・・・）
遅めのお昼は、地元の方と一緒にフードスタンドでサンドイッチをパクつきます。

1㎞位離れたところに「D-Market（日本のドンキ的な格安店）」がありましたが、げき混みで、駐車場に入れない車があふれて大渋滞が発生していました。
お店の周辺にも路上市場（野菜や果物）が並んでいて、道路まではみ出していました。（左側のバイクは普通に道路を走っています）

ホテル近くの「WINE MARKET」でビール（KINGFISHER：323円）を発見し、ほぼ5日ぶりのアルコールです。久しぶりだったので、大瓶1本で十分でした。(^O^)／

晩ごはんは、「タリーセット：255円」です。
左から、豆/チーズ/ピリ辛ベースで、チャパティがつきます。
（格安食堂には、ナンはありません）

【12月2日】
数日前にアゴダで「エローラとアジャンタ2日間ツアー」を予約しました。
と言っても往復の交通のみで、8,400円/2日です。
前日の夜になっても連絡が来ず、ツアー会社とも連絡がとれず、半ばあきらめかけていましたが、当日の朝7時過ぎにレセプションに行ってみるとドライバーが待っていました。(ー_ー)!!
車はスズキのセダンで、インドではスズキのシェアが高いそうです。

今日は、エローラ石窟寺院→ウダラターバード→ビービー・カ・マクバラーを廻る予定です。
ツアーといっても自分一人だったので、タクシーをチャーターしたかたちになりました。(^^♪
1時間程で、エローラ石窟寺院に到着です。（入場料1,020円）
ドライバーと別れて、3時間半ほど34ある石窟を見学します。

エローラ石窟群 寺院・教会

第10窟です。
仏塔を祀るためにつくられた2階建てのチャイティヤ窟だそうです。

第12窟です。
エローラ石窟は、5世紀から10世紀の間に造られた仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の石窟寺院や修道院などから構成されていて、仏教寺院は12窟、ヒンドゥー教寺院は17窟、ジャイナ教寺院が5窟だそうです。

それにしても、これだけのものを図面や構造設計もなしに？人の手だけでつくりあげた人々の英知と熱意と努力には感心します。( ^^) _旦~~

仏教寺院です。

最も有名な16窟（カイラーサナータ寺院）です。

シヴァ神を祀っているそうです。
周囲は回廊になっています。

内部もしっかりと手を抜かずくりぬいて、柱や天井まで造形しています。

「宇宙を支える象」です。

12時近くなり、学生の見学も増えてきました。
石窟群を出てミルクティー（17円）で一休みですが、それにしても小さなカップです。
アツアツ（名古屋弁では、チンチン）なのですぐには飲めませんが、それにしてももう少し大きくてもよいのでは(・_・;)

昼食は、近くのレストランで「ナッツカレー（731円）」をいただきました。
カシューナッツがゴロゴロ入っていて、そんなにスパイシー過ぎず食べやすいです。

お約束のショッピング（シルクのお店）は軽く流して、「ダウラターバード」（砦跡）に向かいます。（入場料：510円）

お猿（ハヌマンラングール）の群れです。
インドでは神の使いとして崇められ、孫悟空のモデルであるとも言われているそうです。

砦の途中で、アウランガーバードの街を望みます。

ダウラターバード 城・宮殿

岩山をくりぬいた真っ暗な階段を上がっていくと、

城砦全体が見渡せます。
崩れている箇所も多いですが、ジョードプルやハイダラバードのそれと並ぶ規模だそうです。
東洋人が珍しいのか、見学中に地元の高校生や小学生に話しかけられ、小学校の先生からは「一緒に写真に入ってくれ」と言われ記念撮影しました。(#^.^#)

出口付近のジューススタンドに果物が並んでいておいしそうでしたが、さすがに躊躇しました。(^-^;

タージマハルをモデルに建てられた「ビービー・ガ・マクバラー」です。（入場：510円）
「マクバラー」とは「お墓」の意味で、「ミニ・タージ」とも呼ばれているそうです。

ビービー カ マクバラー 寺院・教会

内部には帝妃の棺があり、周囲の白っぽいものは投げ込まれた大量のお札です。

遠目から見ると「タージ・マハル」感が強いです。
16時過ぎには、ホテルに戻りました。(^^)v

晩ごはんは、豆のカレー（527円）です。

【12月3日】
今日も7時に出発して、2時間ほどかけてアジャンタ石窟ツアーに出かけます。
途中には工事中の道が何か所もあり、砂埃がすごい状態です。
ドライバー曰く「工事を始めてから6年たっているが、まだ完成しない。100年かかるかも」とのことでした。
デリーの街中には仕事がないホームレスが大勢いるので、その人たちを使えばよいのに・・・(・。・)

駐車場でシャトルバス（43円）に乗換え、4km程山奥に入ります。

シャトルバスを降りてからも結構な山道なので、かごに乗る年配の方も

第1窟が最も保存状態がよいとのことです。
内部照明はありますが薄暗いので、じっくり見るためには懐中電灯があった方がよいかもしれません。

壁画の色もしっかり残っているところが多いです。
これらが紀元後650年頃までに描かれたとは思えません。(´_ゝ｀)

未完成の石窟もいくつかあり、人が彫ったリアリティを感じさせます。

インドでまだ仏教が盛んだった頃には、多くの修行僧が石窟づくりに参加したのでしょうか。

崖の斜面沿いには34の石窟があり、紀元前200年から紀元後650年頃につくられたそうです。

世界3大石窟は、 カンボジアの「アンコール・ワット」、インドネシアの「ボロブドゥール」、ミャンマーの「バガン」だそうですが、それらに引けを取らない素晴らしさです。

アジャンター石窟群 史跡・遺跡

雰囲気は、中国の「大同石窟」に似ているかもしれません。

一通り見学を終え、ミルクティーで一休みです。
昨日より、一回り大きくて34円でした。

往復5時間近くかけて、現地で3時間位過ごしたでしょうか。
明日はオーランガーバード空港7:40発のフライトなので、空港から徒歩15分位の「hotel grand ecotel（5,521円/泊）」に泊まりました。
お金を出すとそれなりのホテルに泊まれます。

晩ごはんは、ホテルから徒歩30分位にあった巨大なショッピングモール（プロゾン・モール・オーランガーバード）のフードコートで、いただきました。
カップに入っているバターミルク（クリームからバターをつくったあとの液体）ですが、塩気のある牛乳もどきで正直めちゃマズでした。(*_*;

帰りに夜市にたちよりました。
リンゴだけやバナナだけや玉ねぎだけや鶏肉だけなど、数多くの専門屋台が並んでいました。

サリー専門店です。
20時過ぎくらいでしたが、まだまだ繁盛していました。