福岡から香川へ、山陰回りの旅　その5（香川編）

2024/11/07 - 2024/11/17

ジェットスターのセールで押さえた成田・福岡と、高松・成田のフライト。
10日間で福岡から香川へ移動する旅となります。
行き帰りの飛行機は手配したものの、旅程をどうするかは未検討。
行ってみたかった山陰の温泉津温泉と後楽園がある岡山、倉敷は先ず押さえるとして、残りの日程をどうするか？

福岡は12月に寄る予定があるので門司港だけを見て、関門人道経由で下関へ移動かな。
出雲大社は寄ってみたかったのだけれど、あいにく神在祭ということで近辺のホテルはどこも空いていません。残念だけれど出雲は断念。
かみさんが行きたがっている足立美術館を加えて、倉吉とラジウム泉の三朝温泉も加えよう。
伯備線経由で倉敷・岡山へ、岡山からはマリンライナーで高松へというルートにしました。
大まかのルートはつくったものの、いざ移動手段とホテルの状況を考慮した綿密な計画を立てていくのですが、予想通りというか山陰は鉄道のダイヤが過疎で、思ったよりも時間がかかります。宿も泊まりたい宿が満室で、思うように進みません。
結局下記の旅程で宿を予約して、鉄道は現地で予約するということで進めることにしました。

旅程
1日目　成田ー福岡フライト　博多泊
2日目　下関泊
3日目　温泉津温泉泊
4日目　米子泊
5日目　三朝温泉泊
6日目　三朝温泉泊
7日目　倉敷泊
8日目　倉敷泊
9日目　岡山泊
10日目　高松泊
11日目　高松ー成田フライト　帰宅

エリア 高松(香川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JR特急 JRローカル ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

岡山駅からマリンライナーに乗車。
高松駅に向かいます。
高松からのフライトにした理由は、やはりうどん。
そして前回気に入った栗林公園を再度見るためです。
そのためにも早めの列車で高松に向かうことにしました。
架線事故のための運休も早々に復旧したようで一安心。山陰本線の一部区間の運休はまだ続いているようです。

瀬戸大橋は島々を結んで四国へ向かいます。
旅行記を書くにあたって調べたところ、ここは櫃石島（ひついしじま）のようです。
遠くに見える島は釜島（左側）と室木島。
瀬戸内海の島々はあまり旅行したことがありません。愛媛の興居島と高校の時に友人たちとキャンプに行った小豆島くらいです。

車内の様子。
車窓に瀬戸緒大橋のトラスが見えます。
二層式の橋で、上が車道で下が鉄道。
そのため鉄道ではトラスが見えることになります。

トラスの合間でタイミング良くシャッターボタンを押すのはかなり難しい。
鍋島灯台です。

高松に到着。
駅前広場です。

高松駅からバスに乗って県庁通りで降りようとしたのですが、バスは中央公園の交差点を右折したために,慌てて高松市役所バス停で下車。
高松は3回目で、少しは地理を覚えたようです。
荷物をフロントに預けて早速昼食へ、

スーパーホテル高松 田町 宿・ホテル

前回入ってとても気に入った上原屋さんを再訪。
今回宿泊するスーパーホテル高松・田町は、前回宿泊したリーガホテルゼスト高松よりも栗林公園に近いため、ホテルから歩いて来ました。

讃岐うどん 上原屋本店 グルメ・レストラン

いろいろなうどんがあります。
釜あげも好きなのですが、かけうどんを注文しました。

天ぷら類は注文すれば揚げたてを乗せてくれます。

いろいろな具材がトレイに乗っています。
前回は珍しい高野豆腐の天ぷらだったはず。
となりのこんにゃくも珍しいですね。

コロッケと揚げを選びました。
揚げたてのコロッケはサクサクで、ソースを掛けなくてもとても美味しい。

うどんに揚げを乗せるとこんな感じになります。
対角線で半分に切ってこの大きさ。
揚げまるまる1枚だと凄い大きさですね。

ちなみにかみさんはさつまいもとちくわの天ぷらです。

食べ終わった後にお土産用としてうどんを2袋購入しました。
ホテルのフロントのお姉さんもお気に入りのうどん屋さんでした。

昼食の後は栗林公園へ。
昨年10月に続き、2度目となります。

栗林公園 公園・植物園

日本三大庭園には入っていませんが、前回来てとても好きになった庭園です。

グネグネした枝が特徴の松の木。
このように曲がりくねらすのも庭師の仕事の結果なのでしょうね。

芙蓉峰です。
栗林公園にふたつある展望台的な丘（築山）のひとつです。

少し雨がぱらついていたようで、レンズに水滴が付いていました。

ズームして遠くの赤い橋を撮影。

頭頂部に日の丸が付いた鯉です。
丹頂鶴のようなので、タンチョウと呼ばれています。
ちょうど昨日、岡山の後楽園で本物のタンチョウを見たばかりでした。

栗林公園最大の見せ場、飛来峰への階段です。

何度見てもここからの眺めは素晴らしい。
どこを切り取っても絵になります。

和船が景観上、良い仕事をしています。
皆さん菅笠をかぶっていますが、曇り空なので乗船時にはこれをかぶるのが義務なのでしょうか？

迎春橋です。
橋の上は立ち止まって記念撮影する人が多く、人がいない写真を撮影するまでに時間がかかります。

栗林公園といっても栗より松が多いようですね。

和舟の浮かんでいる風景は良いものです。
やはりポイントになる石が見事。

橋の上で記念撮影、ではなく結婚式用の写真撮影のようです。
いかにも決まりすぎている写真です。
近くにカメラマンとガイドさんらしき人もいました。

掬月亭でお茶を飲むことにしました。

掬月亭 グルメ・レストラン

抹茶とお菓子を頂けます。

”栗林のくり”という栗の形をした饅頭でした。
白あんに刻んだ栗が練り込まれています。

庭を見ながらのお茶です。

建物内の見学も可能です。

池を見渡す場所が空いたので移動しました。
この眺めを見ながらずっと居座っているおじさんが横にいます。

何と呼んでいる石かわかりませんが、この岩（石）がポイントのようです。
これが無いと単調な風景になってしまいます。

振り返って建物の奥を撮影。

琴も飾られていました。

庭も散策出来ます。
中央の松は公式HPによると、徳川11代将軍の家斉からもらった鉢植えの盆栽を植えたものが大きく育ったとのこと。

和舟の乗船は事前予約が可能とのこと。
南湖を30分かけて一周します。

紅葉の時期にはやや早いようです。
ところどころに色づいている木はありますが。

先ほどまでいた掬月亭の屋根です。

やはり左の石がポイントです。
これが風景を引き締めています。
ここは日本三庭園に入っていてもおかしくない庭園だと思います。
自分的三庭園は偕楽園、兼六園、栗林公園です。
偕楽園はたいしたことは無いのですが、学生時代によく行ったのでお情けで入選。足立美術館は庭を歩くことが出来ないので落選です。

田町商店街のアーケード。
高松の名所が描かれています。

高松のマンホール。
源氏と平家の屋島の戦いの様子でしょうか？

珈琲を飲みたくなったのでレトロそうな喫茶店へ。
このあたりの喫茶店は喫煙可能なところばかり。
このお店もそうでした。
窓際席は煙が少なく、幸いでした。
奥の方は大変な煙と匂い。
窓際を選んでよかった。
店頭に喫煙店と書いてないのが残念です。このあたりでは喫茶店でタバコは常識なのでしょうか？

南珈琲店 グルメ・レストラン

好きなマンデリンがありました。
酸味と苦みの調和が取れた味なので、これを注文することが多いのです。

店の中には電話ボックスもあります。
公衆電話もきちんと置かれています。
今ならば携帯をこの中で使用するのでしょうか？

何故か珈琲が出てくるのに時間がかかりました。

アーケードの角に美味しそうなパン屋さんがあったので、思わず入店。

春風堂 南店 グルメ・レストラン

とてもたくさんのパンが並んでいます。
この棚だけではありません。ケーキもありました。
さすがにこれだけのパンがあると大変迷います。
明日の朝はホテルの朝食もあるし、今夜しか食べる時間がありません。

おなじみスーパーホテルのツイン。
2段ベッドです。
上段はベッドメークを自分で行う必要があるので面倒です。
狭い上に天井がすぐそこなのでベッドメークを行いにくいのです。

今回は上下のベッドが90度交差しているタイプです。
前回泊まった帯広は上下が並行でした。
もっとも部屋によって違うのかも知れません。

窓際にいろいろなものがコンパクトにまとめられています。

部屋からの眺めです。
田町商店街のアーケードが見えます。
遠くに見える鉄塔はNTTの無線局でしょうか？

スーパーホテルでは部屋の鍵がカードキーではなく暗証番号となっています。
カードキーならば返却したことでチェックアウト、となります。
暗証番号の場合はチェックアウトしたかどうかがわかりづらいためか、チェックアウト時に「チェックアウトしました」というマグネット札をドアの外に貼っておくことになっています。

部屋のバスルームです。

スーパーホテルでもここは温泉が付いているのです。
温泉といってもお湯は運んで来るので、入湯税は不要です。
きちんと成分表もありました。

2階に温泉があります。

大浴場は一つしかないため、男女が時間によって入替となっています。

洗い場と浴槽です。
それほど広くはありませんが、ビジネスホテルの大浴場なので、あるだけでも良いです。部屋のバスルームの浴槽にお湯を貯めて、それに浸かるというのは好きではありません。

お湯は金比羅山の向こう側にあるたかせ温泉から持ってきているようです。
もっともエレベーター内のポスターでは源泉が愛媛の東予温泉となっていました。
どちらが正しいの？
いずれにしても弱アルカリ性のお湯なので、すべすべするお湯です。
タンクローリで運んできているのだろうから循環式です。
単純泉なので、成分はそれほど濃くありません

スーパーホテルにはウェルカムドリンクがあります。

自分でお好みのカクテルを作ることも可能。
自分はノンアルコールのカクテルを作りました。

2階のフロントを通り過ぎるとそこがウェルカムドリンクの会場です。
ここでドリンクを頂けます。
朝はここが朝食の会場ともなります。

今回は朝食付きのプランを申し込んであります。

朝食会場の雰囲気です。

朝食は軽めに済ませました。

高松空港です。
松山から香川に移動した旅行の際に利用し、今回が2度目です。
地方空港としては市街から遠いような気がします。

帰りもジェットスターです。
ピーチは成田からの就航地が少なく、釧路もなくなってしまったので、石垣と札幌以外は乗らなくなりました。
今回の旅行は福岡から始まったのですが、終わりが四国で、その間は中国地方を点々としたため、移動時間が多かった旅です。鉄道ダイヤを考えると山陽ルートはスムーズに移動できるのですが、山陰と山陰山陽縦断がネックになります。
次回この地方を旅行する際は、島根は出雲、鳥取は米子の各空港を拠点として回るのが良いのかも知れません。今回は山陰の温泉がとんでもなく濃くて素晴らしいことがわかった旅でした。メジャーなはわい温泉とか皆生温泉、玉造温泉ではなく、奥地のひなびた温泉が良さそうです。もっとも実際に計画するとなると、あちこち回りたいという欲が出るのですよね。