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■はじめに<br /> 鉄道車両に宿泊するというこのシリーズであるが、今回は初の海外版である。<br /> 最初は、韓国の石項駅付近にある施設を狙っていた。以前はウェブサイトもあったのだが、いつの間にかそれも閉鎖されてしまっており、Google Mapでも表示されなくなってしまっている。これはもう、営業していないのであろう。<br /> 続いての候補は、台湾の泰安駅の近くにある新幹線列車站というところであるが、ここはだいぶ前に閉店してしまった。2020年頃に復活したようであるが、営業再開をしたのは飲食部門(レストラン)だけであり、宿泊はできないようである(今回の旅で、その外観だけを見てくることにした)。<br /> 「他にないかな」と思い、ネット検索をしてみた。現地語で検索するのが一番なので、「火車民宿」で検索すると、林邊駅付近に出来た施設「大益火車民宿」がヒットした。土曜に泊まろうとすると日本円で1万円以上するので強気な値段設定であるが、この手の施設(鉄道車両を再利用したもの)は長続きしない傾向もあるため(昭和の時代に日本国内で筍のように出来た「SLホテル」も、すべて営業中止しているように)、営業しているうちに泊まってみることにした。<br /> ついでに、白沙屯駅付近にある施設(ここもすでに営業していない)の外観も見てくることにした。<br /><br />1回目(2010年10月) https://4travel.jp/travelogue/10529718<br /> ・阿久根ツーリングSTAYtion(鹿児島県阿久根市) ※2014年閉鎖<br /> ・ブルートレインたらぎ(熊本県多良木町)<br /> ・TR列車の宿(宮崎県日之影町)<br />2回目(2017年5月) https://4travel.jp/travelogue/11252922<br /> ・トレインホステル北斗星(東京都中央区) ※2021年7月営業休止<br /> ・ブルートレインあけぼの(秋田県小坂町)<br />3回目(2019年11月) https://4travel.jp/travelogue/11562761<br /> ・ブルートレイン日本海(岩手県岩泉町)<br /> (2008年に閉鎖された小岩井農場にある「SLホテル」の外観も見学)<br />4回目(2021年9月) https://4travel.jp/travelogue/11711225<br /> ・モーニングサラダ(山梨県富士河口湖町)<br /> ・民宿あずさ号(長野県上田市)<br />5回目(2021年11月) https://4travel.jp/travelogue/11724476<br /> ・くじゅうエイドステーション<br /> ・汽車ポッポ食堂と民宿[別邸]<br />6回目(2022年6月) https://4travel.jp/travelogue/11763604<br /> ・北斗星スクエア(北海道北斗市)<br />7回目(2022年11月) https://4travel.jp/travelogue/11795132<br /> ・長瀞オートキャンプ場(埼玉県秩父郡長瀞町)<br />8回目(2023年7月) https://4travel.jp/travelogue/11838470<br /> ・列車の宿 TRAIN INN(宮崎県日之影町)<br />9回目(2023年9月) https://4travel.jp/travelogue/11853776<br /> ・オハネフの宿(香川県観音寺市)<br /><br />@高鐵台南駅にて

「動かない列車」に乗る旅 Part10

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2024/11/16 - 2024/11/18

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国電

国電さん

■はじめに
 鉄道車両に宿泊するというこのシリーズであるが、今回は初の海外版である。
 最初は、韓国の石項駅付近にある施設を狙っていた。以前はウェブサイトもあったのだが、いつの間にかそれも閉鎖されてしまっており、Google Mapでも表示されなくなってしまっている。これはもう、営業していないのであろう。
 続いての候補は、台湾の泰安駅の近くにある新幹線列車站というところであるが、ここはだいぶ前に閉店してしまった。2020年頃に復活したようであるが、営業再開をしたのは飲食部門(レストラン)だけであり、宿泊はできないようである(今回の旅で、その外観だけを見てくることにした)。
 「他にないかな」と思い、ネット検索をしてみた。現地語で検索するのが一番なので、「火車民宿」で検索すると、林邊駅付近に出来た施設「大益火車民宿」がヒットした。土曜に泊まろうとすると日本円で1万円以上するので強気な値段設定であるが、この手の施設(鉄道車両を再利用したもの)は長続きしない傾向もあるため(昭和の時代に日本国内で筍のように出来た「SLホテル」も、すべて営業中止しているように)、営業しているうちに泊まってみることにした。
 ついでに、白沙屯駅付近にある施設(ここもすでに営業していない)の外観も見てくることにした。

1回目(2010年10月) https://4travel.jp/travelogue/10529718
 ・阿久根ツーリングSTAYtion(鹿児島県阿久根市) ※2014年閉鎖
 ・ブルートレインたらぎ(熊本県多良木町)
 ・TR列車の宿(宮崎県日之影町)
2回目(2017年5月) https://4travel.jp/travelogue/11252922
 ・トレインホステル北斗星(東京都中央区) ※2021年7月営業休止
 ・ブルートレインあけぼの(秋田県小坂町)
3回目(2019年11月) https://4travel.jp/travelogue/11562761
 ・ブルートレイン日本海(岩手県岩泉町)
 (2008年に閉鎖された小岩井農場にある「SLホテル」の外観も見学)
4回目(2021年9月) https://4travel.jp/travelogue/11711225
 ・モーニングサラダ(山梨県富士河口湖町)
 ・民宿あずさ号(長野県上田市)
5回目(2021年11月) https://4travel.jp/travelogue/11724476
 ・くじゅうエイドステーション
 ・汽車ポッポ食堂と民宿[別邸]
6回目(2022年6月) https://4travel.jp/travelogue/11763604
 ・北斗星スクエア(北海道北斗市)
7回目(2022年11月) https://4travel.jp/travelogue/11795132
 ・長瀞オートキャンプ場(埼玉県秩父郡長瀞町)
8回目(2023年7月) https://4travel.jp/travelogue/11838470
 ・列車の宿 TRAIN INN(宮崎県日之影町)
9回目(2023年9月) https://4travel.jp/travelogue/11853776
 ・オハネフの宿(香川県観音寺市)

@高鐵台南駅にて

旅行の満足度
4.5
  • ■2024.11.16<br /> 羽田から台北(松山)空港に飛び、MRTで台北駅へ。まずは、ネットで予約してある切符の発券である。在来線(台鉄)はQRコードをかざすだけであり、新幹線(高鐵)はパスポートの末尾番号と予約番号をタッチ入力するだけである。<br /><br />@無事入手

    ■2024.11.16
     羽田から台北(松山)空港に飛び、MRTで台北駅へ。まずは、ネットで予約してある切符の発券である。在来線(台鉄)はQRコードをかざすだけであり、新幹線(高鐵)はパスポートの末尾番号と予約番号をタッチ入力するだけである。

    @無事入手

  •  この時点で12時35分くらいであり、出発までまだ45分くらいある。私が乗る新幹線よりも前に出発する列車もある。「それならば、現地に到着してから切符を買えば」とも思うが、直近の出発は満席ばかりである。結局「飛行機遅延も考慮して、事前にネットで余裕のあるものを押さえておく」しかない。もちろん、自由席という選択肢もあるため、短距離の利用ならばそれでもいいだろう。<br /> 時間が余っているため、適当に散策である。駅前にSLなどがあるが、整備工事も終わって綺麗になっていた。<br /><br />@SL+客車

     この時点で12時35分くらいであり、出発までまだ45分くらいある。私が乗る新幹線よりも前に出発する列車もある。「それならば、現地に到着してから切符を買えば」とも思うが、直近の出発は満席ばかりである。結局「飛行機遅延も考慮して、事前にネットで余裕のあるものを押さえておく」しかない。もちろん、自由席という選択肢もあるため、短距離の利用ならばそれでもいいだろう。
     時間が余っているため、適当に散策である。駅前にSLなどがあるが、整備工事も終わって綺麗になっていた。

    @SL+客車

  •  時間潰しも終わり、地下にある高鐵乗り場へ向かった。<br /> 定刻の13時21分に出発。もう何度も乗っているため新鮮味はないが、乗り心地は日本のそれとまったく同じである。<br /> 今日は台湾の南部まで行くが、終点の左営までは乗り通さず、1つ手前の台南で途中下車をすることにしている。目当ては、駅前に整備された0系新幹線である。<br /> 駅舎を出ると、すぐ目の前に目当てのものは展示されていた。<br /><br />@久々に

     時間潰しも終わり、地下にある高鐵乗り場へ向かった。
     定刻の13時21分に出発。もう何度も乗っているため新鮮味はないが、乗り心地は日本のそれとまったく同じである。
     今日は台湾の南部まで行くが、終点の左営までは乗り通さず、1つ手前の台南で途中下車をすることにしている。目当ては、駅前に整備された0系新幹線である。
     駅舎を出ると、すぐ目の前に目当てのものは展示されていた。

    @久々に

  •  この0系は、英国の鉄道博物館にあるような「日本からただ単に持ってきた車両」ではなくて、台湾高鐵建設時に測量車として実際に使用されていたものである。それに関係する説明文なども、周囲に展示されていた。<br /><br />@測定器も付いたまま

     この0系は、英国の鉄道博物館にあるような「日本からただ単に持ってきた車両」ではなくて、台湾高鐵建設時に測量車として実際に使用されていたものである。それに関係する説明文なども、周囲に展示されていた。

    @測定器も付いたまま

  •  見るべきものを終えて、再度高鐵に乗って1駅だけ南下することとなる。ホームに行く前に、夜用の駅弁を2種確保である(詳細後述)。<br /> 定刻の15時33分に台南を出発。私の席は2Eであるが、最前列である。というのも、車両の両端に荷物スペースが作られているためである。窓がそのままで座席番号も変更がないということは、改造によって作られた場所であろう。<br /><br />@旅行者対応?

     見るべきものを終えて、再度高鐵に乗って1駅だけ南下することとなる。ホームに行く前に、夜用の駅弁を2種確保である(詳細後述)。
     定刻の15時33分に台南を出発。私の席は2Eであるが、最前列である。というのも、車両の両端に荷物スペースが作られているためである。窓がそのままで座席番号も変更がないということは、改造によって作られた場所であろう。

    @旅行者対応?

  •  左営に到着し、在来線の新左営に歩いて移動した。乗り継ぎ時間が11分だけであったので遅延などを心配していたが、到着が定刻であったので問題なしである。<br /> 15時56分発の自強号は、この駅が始発であるためすでに入線していた。日立製の新しい車両であり、南部をぐるっと回って遠路はるばる花蓮まで行く列車である。<br /><br />@新しい

     左営に到着し、在来線の新左営に歩いて移動した。乗り継ぎ時間が11分だけであったので遅延などを心配していたが、到着が定刻であったので問題なしである。
     15時56分発の自強号は、この駅が始発であるためすでに入線していた。日立製の新しい車両であり、南部をぐるっと回って遠路はるばる花蓮まで行く列車である。

    @新しい

  •  車内の設備や座席も、日本のそれと同様である。海外製のようなごっつい感じはない。<br /> 出発時刻になったが、台北方面から来るオンボロ車両の自強号が遅れていたため、それを待ってから定刻より5分遅れて新左営を出発した。<br /> 在来線を最速120キロ超で走行し、高雄付近は地下を走行して行った。<br /><br />@旧型客車発見

     車内の設備や座席も、日本のそれと同様である。海外製のようなごっつい感じはない。
     出発時刻になったが、台北方面から来るオンボロ車両の自強号が遅れていたため、それを待ってから定刻より5分遅れて新左営を出発した。
     在来線を最速120キロ超で走行し、高雄付近は地下を走行して行った。

    @旧型客車発見

  •  遅れをそのまま引き継いで、16時55分頃に林邊に到着した。<br /> さて、目的の火車民宿はここから5キロ以上離れているため、路線バスを待つことにする。最近は便利になったもので、Google Mapでバス停を押すと出発予定時刻が出てくる(しかも今回の旅では、Wi-Fiが1日1円という超格安で借りることができている)。<br /> 待つべきバスは、17時29分発の9117A系統である。しかし、海外の路線バスは時刻通りでないのが普通である。案の定、バスは早めにやってきて、定刻より4分早発した。<br /><br />@バス停も目立たない

     遅れをそのまま引き継いで、16時55分頃に林邊に到着した。
     さて、目的の火車民宿はここから5キロ以上離れているため、路線バスを待つことにする。最近は便利になったもので、Google Mapでバス停を押すと出発予定時刻が出てくる(しかも今回の旅では、Wi-Fiが1日1円という超格安で借りることができている)。
     待つべきバスは、17時29分発の9117A系統である。しかし、海外の路線バスは時刻通りでないのが普通である。案の定、バスは早めにやってきて、定刻より4分早発した。

    @バス停も目立たない

  •  いくつかのバス停を過ぎ、目的地で下車。ここから歩く必要があるが、川の手前で曲がると、街灯も皆無で真っ暗である。スマホのライトを足元に照らして歩き、やっと民宿に辿り着いた。<br /> 敷地には女性が1人待っており、どうやら「18時頃」という到着時刻に基づいて待っていたようであった。英語対応は皆無であったが、私は最低限の中国語はできるため、なんとかチェックイン手続きを進めることができた。<br /><br />@まずは部屋へ

     いくつかのバス停を過ぎ、目的地で下車。ここから歩く必要があるが、川の手前で曲がると、街灯も皆無で真っ暗である。スマホのライトを足元に照らして歩き、やっと民宿に辿り着いた。
     敷地には女性が1人待っており、どうやら「18時頃」という到着時刻に基づいて待っていたようであった。英語対応は皆無であったが、私は最低限の中国語はできるため、なんとかチェックイン手続きを進めることができた。

    @まずは部屋へ

  •  支払いは現金のみということであったが、余裕をもって多めに台湾ドル(元)をもってきていたので、無事に2,340元を支払うことができた。片言の中国語を駆使し、「翌朝は鍵を机の上に置いていく」ことなどを確認して、これで手続きは終了である(もしこの宿に泊まりたいという場合は、最低限の中国語は必須のようである)。<br /> 部屋はパッと見普通の部屋である。奥にはシャワールームも完備されている。冷蔵庫やテレビやポット、Wi-Fiや無料の水など、必要なものは揃っている。<br />(この日に撮影した写真はブレブレだったため、翌朝撮影。よってタオルが使用済状態である)<br /><br />@ここも普通

     支払いは現金のみということであったが、余裕をもって多めに台湾ドル(元)をもってきていたので、無事に2,340元を支払うことができた。片言の中国語を駆使し、「翌朝は鍵を机の上に置いていく」ことなどを確認して、これで手続きは終了である(もしこの宿に泊まりたいという場合は、最低限の中国語は必須のようである)。
     部屋はパッと見普通の部屋である。奥にはシャワールームも完備されている。冷蔵庫やテレビやポット、Wi-Fiや無料の水など、必要なものは揃っている。
    (この日に撮影した写真はブレブレだったため、翌朝撮影。よってタオルが使用済状態である)

    @ここも普通

  •  荷物を置いて一段落してから、再度暗闇を歩いて大通りへ行き、コンビニで酒を買って戻ってきた。<br /> 今日の夕食は、台南で買った駅弁2種(80元と120元)である。台湾の駅弁は、肉の下に様々な野菜(キャベツやブロッコリーなど)があるため、ツマミの追加購入は不要である。コンビニで買った台湾ビールと怪しい酒で、それらを頂いた。<br /><br />@今日の晩餐(左側が、おかずが豪華で120元)

     荷物を置いて一段落してから、再度暗闇を歩いて大通りへ行き、コンビニで酒を買って戻ってきた。
     今日の夕食は、台南で買った駅弁2種(80元と120元)である。台湾の駅弁は、肉の下に様々な野菜(キャベツやブロッコリーなど)があるため、ツマミの追加購入は不要である。コンビニで買った台湾ビールと怪しい酒で、それらを頂いた。

    @今日の晩餐(左側が、おかずが豪華で120元)

  •  味はもちろん問題ない。しかし、初めて台湾に来た2011年頃には60元の弁当などもあり、しかも当時は1元が2.8円くらいであったから「駅弁が170円なんて、台湾安すぎ」と思っていた。今や1元が4.8円であるから、120元であると約580円である。日本とほぼ変わらない。<br /><br />■2024.11.17<br /> 昨日は到着時点で暗くなっていたため、やっと宿の外観などの確認である。<br /> まず入口は、床のみ新しくなっているが、それ以外は現役時代そのままである(土足はここまで)。<br /><br />@この部屋専用入口

     味はもちろん問題ない。しかし、初めて台湾に来た2011年頃には60元の弁当などもあり、しかも当時は1元が2.8円くらいであったから「駅弁が170円なんて、台湾安すぎ」と思っていた。今や1元が4.8円であるから、120元であると約580円である。日本とほぼ変わらない。

    ■2024.11.17
     昨日は到着時点で暗くなっていたため、やっと宿の外観などの確認である。
     まず入口は、床のみ新しくなっているが、それ以外は現役時代そのままである(土足はここまで)。

    @この部屋専用入口

  •  敷地内には6両の車両が2両ずつ連結されて置いてあり、「自強号」「莒光号」「普悠瑪号」となっているが、車両自体はすべて同じであり、私の経験からするとこれらはすべて莒光号のイメージである。1両内に、2部屋ずつあるようである。<br /><br />@全体図

     敷地内には6両の車両が2両ずつ連結されて置いてあり、「自強号」「莒光号」「普悠瑪号」となっているが、車両自体はすべて同じであり、私の経験からするとこれらはすべて莒光号のイメージである。1両内に、2部屋ずつあるようである。

    @全体図

  •  それぞれの車両は、コンクリートの上に直に置かれている。レールを設置してその上にあると雰囲気も良いのだが、そこまで整備するのは手間が掛かるのであろう。<br /> 車両によっては、外観がかなりボロくなっている部分もある。野晒しであるから仕様がないのかもしれないが、そろそろメンテナンスが必要そうでもある。<br /><br />@台車部分

     それぞれの車両は、コンクリートの上に直に置かれている。レールを設置してその上にあると雰囲気も良いのだが、そこまで整備するのは手間が掛かるのであろう。
     車両によっては、外観がかなりボロくなっている部分もある。野晒しであるから仕様がないのかもしれないが、そろそろメンテナンスが必要そうでもある。

    @台車部分

  •  これで探索は終了である。宿周辺には、川があるだけで他には何もない。<br /> 今日は余裕のある旅程であるため(8時50分発に乗る)、散歩替わりに駅まで歩いていくことにした。<br /> 1時間と少し歩くと、鉄道の高架下が遊歩道に整備されていたためそこを歩いた。駅に近づくと、ミニDLのお出迎えである。<br /><br />@ミニDL

     これで探索は終了である。宿周辺には、川があるだけで他には何もない。
     今日は余裕のある旅程であるため(8時50分発に乗る)、散歩替わりに駅まで歩いていくことにした。
     1時間と少し歩くと、鉄道の高架下が遊歩道に整備されていたためそこを歩いた。駅に近づくと、ミニDLのお出迎えである。

    @ミニDL

  •  8時50分発の新左営行は、韓国ダエウー製のボロ車両であった。救いは、改造されて転換クロスシートになっていた点である。冷房は恐ろしいくらい寒い。<br /> 9時52分に高雄に到着。コンビニのATMでキャッシングをして(火車民宿で現金しか使用できなく、手持ちの現金が少なくなったことと、交通ICカードに積み増すため)、駅弁を買ってから10時35分発の自強号に乗り込んだ。<br /> 出発後は、まず駅弁である。今日は鶏肉であり、100元也。<br /><br />@今日の駅弁

     8時50分発の新左営行は、韓国ダエウー製のボロ車両であった。救いは、改造されて転換クロスシートになっていた点である。冷房は恐ろしいくらい寒い。
     9時52分に高雄に到着。コンビニのATMでキャッシングをして(火車民宿で現金しか使用できなく、手持ちの現金が少なくなったことと、交通ICカードに積み増すため)、駅弁を買ってから10時35分発の自強号に乗り込んだ。
     出発後は、まず駅弁である。今日は鶏肉であり、100元也。

    @今日の駅弁

  •  列車は快走するが、食後の影響もあって少しウトウトとしてしまった。<br /> 12時43分に彰化に到着。ここからは各駅停車の旅となる。過去の旅行では乗車の都度切符を買っていたが、今回は交通IC(悠遊カード)である。このカードは、台北のMRTで使用できるため大昔に買ったものであるが、今では高雄でも使用できるようになり、それだけでなく台鉄の在来線すべてで利用できるという。切符がなくなるのは寂しいが、確実に便利ではある。<br /><br />@高雄で1,000元積み増ししてある

     列車は快走するが、食後の影響もあって少しウトウトとしてしまった。
     12時43分に彰化に到着。ここからは各駅停車の旅となる。過去の旅行では乗車の都度切符を買っていたが、今回は交通IC(悠遊カード)である。このカードは、台北のMRTで使用できるため大昔に買ったものであるが、今では高雄でも使用できるようになり、それだけでなく台鉄の在来線すべてで利用できるという。切符がなくなるのは寂しいが、確実に便利ではある。

    @高雄で1,000元積み増ししてある

  •  次に乗るべき列車は、12時58分の「海線」である(ここから先は、台中を通る「山線」とそれより西側を走る「海線」に鉄路が分かれている)。列車は定刻に出発した。<br /> 海線と言っても、ずっと海に沿う訳ではない。やっと海が少し見えてきて、お目当ての車両がある施設も少し見えてきて、定刻より2分遅れの14時17分に白沙屯に到着した。<br /><br />@白沙屯駅の謎のオブジェ

     次に乗るべき列車は、12時58分の「海線」である(ここから先は、台中を通る「山線」とそれより西側を走る「海線」に鉄路が分かれている)。列車は定刻に出発した。
     海線と言っても、ずっと海に沿う訳ではない。やっと海が少し見えてきて、お目当ての車両がある施設も少し見えてきて、定刻より2分遅れの14時17分に白沙屯に到着した。

    @白沙屯駅の謎のオブジェ

  •  さて、これから鉄道車両のあるところを目指すが(歩いても15分程度の予定)、そこに至る道が見つからない。Google Mapに検索させると駅の西口からとなっているが、西口に行くためには改札を通って行かなければならない。自動改札ではないのでそそくさと通れば分からないかもしれないが、駅員に呼び止められても面倒である。近場に踏み切りでもないかと探したが、それも無い。閑散としている駅であれば駅員に拙い中国語で聞いてみるが、意外に人で賑わっている。結局、諦めることにした。<br /><br />@案内地図を撮影して代替

     さて、これから鉄道車両のあるところを目指すが(歩いても15分程度の予定)、そこに至る道が見つからない。Google Mapに検索させると駅の西口からとなっているが、西口に行くためには改札を通って行かなければならない。自動改札ではないのでそそくさと通れば分からないかもしれないが、駅員に呼び止められても面倒である。近場に踏み切りでもないかと探したが、それも無い。閑散としている駅であれば駅員に拙い中国語で聞いてみるが、意外に人で賑わっている。結局、諦めることにした。

    @案内地図を撮影して代替

  •  仕方ないので適当に散策である。上述した通り意外に人が多く、その流れは駅の北へと向かっている。これはきっと何かある(何かやっている)パターンであるため、その流れに沿って歩き、踏切を渡っていくと、大きなお寺とその参道があり、大混雑であった。<br /> せっかくであるので、そこを参拝。鉄道車両には至れなかったが、これはこれで良い観光となった。<br /><br />@普通に観光

     仕方ないので適当に散策である。上述した通り意外に人が多く、その流れは駅の北へと向かっている。これはきっと何かある(何かやっている)パターンであるため、その流れに沿って歩き、踏切を渡っていくと、大きなお寺とその参道があり、大混雑であった。
     せっかくであるので、そこを参拝。鉄道車両には至れなかったが、これはこれで良い観光となった。

    @普通に観光

  •  駅に戻り、14時59分発の列車に乗って竹南へ。中途半端な乗り換え時間を潰し、15時57分発の列車で泰安にやってきた。この付近は大幅なルート変更が行われており、旧泰安駅はだいぶ異なる場所にあり、新しい駅は高架の真上である(エレベータで5階相当)。<br /> お目当ての施設は、駅から歩いてすぐである。<br /><br />@入口

     駅に戻り、14時59分発の列車に乗って竹南へ。中途半端な乗り換え時間を潰し、15時57分発の列車で泰安にやってきた。この付近は大幅なルート変更が行われており、旧泰安駅はだいぶ異なる場所にあり、新しい駅は高架の真上である(エレベータで5階相当)。
     お目当ての施設は、駅から歩いてすぐである。

    @入口

  •  敷地内には4両ほどの車両があり、建物に面している1両はレストランとして営業中である。残り3両が「元宿泊施設」のようであるが、内部ではマットレスが立て掛けて置いてあるような状況であり、もちろん営業はしていない。この手の施設が撤退すると、再開は滅多にないが、万が一再開したら再訪したいと思う。<br /> なお「新幹線」となっているが、カラーリングが新幹線仕様というだけで、車両は普通の客車である。<br /><br />@昔の宿泊施設

     敷地内には4両ほどの車両があり、建物に面している1両はレストランとして営業中である。残り3両が「元宿泊施設」のようであるが、内部ではマットレスが立て掛けて置いてあるような状況であり、もちろん営業はしていない。この手の施設が撤退すると、再開は滅多にないが、万が一再開したら再訪したいと思う。
     なお「新幹線」となっているが、カラーリングが新幹線仕様というだけで、車両は普通の客車である。

    @昔の宿泊施設

  •  施設の確認は数分で終了であり、次の列車まで45分以上も暇である。ふと後ろを見ると、なぜか機関車が置いてあったので、それを見たり、何もない近所を散策したり、駅にあった案内板(旧泰安駅付近を含めた観光案内)を見たりして時間を潰した。<br /><br />@なぜここに

     施設の確認は数分で終了であり、次の列車まで45分以上も暇である。ふと後ろを見ると、なぜか機関車が置いてあったので、それを見たり、何もない近所を散策したり、駅にあった案内板(旧泰安駅付近を含めた観光案内)を見たりして時間を潰した。

    @なぜここに

  •  17時28分発の列車に乗り、南下して台中へ(17時59分着)。時刻的に駅弁は売り切れの可能性もあったが、まだ売っていたので今日も無事に2個購入した。<br /> 駅からすぐ近くにある安ホテルに投宿し、コンビニで酒を揃えて最後の夕食である。今日は100元(鶏肉)と80元(豚肉)であるが、鶏肉は午前中に高雄で買った駅弁の3倍くらい大きな肉であり、こちらの方がお得感は満載であった。<br /><br />@今日も2個

     17時28分発の列車に乗り、南下して台中へ(17時59分着)。時刻的に駅弁は売り切れの可能性もあったが、まだ売っていたので今日も無事に2個購入した。
     駅からすぐ近くにある安ホテルに投宿し、コンビニで酒を揃えて最後の夕食である。今日は100元(鶏肉)と80元(豚肉)であるが、鶏肉は午前中に高雄で買った駅弁の3倍くらい大きな肉であり、こちらの方がお得感は満載であった。

    @今日も2個

  • ■2024.11.18<br /> 今日は午前便で帰国するため、空港に向かうだけである。6時42分の列車で新烏日へ向かい、隣接する高鐵台中駅へ。<br /> これから乗るのはここが始発の7時12分発であり、指定席は4両だけである。つまり、通勤・通学としての利用が中心の列車であり、ホーム上は自由席目当ての乗客で大混雑であった。<br /> ここまで高鐵の写真がなかったので、最後はその写真でこの旅行記を終えたい。<br /><br />@後は帰るだけ<br /><br /><br />*旅行記および私の詳細については以下で。<br />「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm

    ■2024.11.18
     今日は午前便で帰国するため、空港に向かうだけである。6時42分の列車で新烏日へ向かい、隣接する高鐵台中駅へ。
     これから乗るのはここが始発の7時12分発であり、指定席は4両だけである。つまり、通勤・通学としての利用が中心の列車であり、ホーム上は自由席目当ての乗客で大混雑であった。
     ここまで高鐵の写真がなかったので、最後はその写真でこの旅行記を終えたい。

    @後は帰るだけ


    *旅行記および私の詳細については以下で。
    「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm

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