おひとり様ツアーで行くモロッコ！ ⑤ フェズ（後編）

2024/10/20 - 2024/10/29

＜１０日間のツアーで訪れた 主な場所＞
カサブランカ、ラバト、シャウエン、フェズ、イフレン、ズイズ渓谷、エルフード、メルズーガ、エルフード、トドラ渓谷、ティネリール、ワルザザード、アイト・ベン・ハッドゥ、マラケシュ
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＜４日目の続き＞
引き続き、フェズの旧市街（メディナ）を徒歩で観光します。
最後はバスでフェズの街を一望できる丘に移動し、陶器工房の見学です。

エリア フェズ(モロッコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

このお店は、墓石の販売店

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

途中、素敵なデザインの水場の前を通ります。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

これはゲストハウスの玄関ですが、ノックする丸い取っ手が上下２つあります。
一説によれば、上の取っ手はロバに乗ったまま使うもの、あるいは女性（顔を見られないよう）が使うものといわれています。
また下の方は男性が使うもので、上下それぞれノックした際の音が違うので、中にいる人はわかるそうです。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

このひさしの模様はかなり細かくて、きれい。
壁に文字が書かれていますが、なんて書いてあるのかな。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

これは なにも工事中ではなく、傾きかけている壁を支えているだけとか。
大丈夫なの？

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

この奥にあるのは、ハンマム（公共浴場）
礼拝の前に身を清めなければならないので、モスク周辺にあります。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

さてここは革製品の店。
この店の奥に進むと．．．

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

狭いですが、この階段を上がっていきます。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

再び階段ですが、上がり口に籠に入ったミントの葉が置いてありました。
これを一つずつ取って、さらに上がります。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

うわぁ～、屋上に出てきました。
ここは タンネリ（皮なめし）工場
この屋上で、スタッフから ヤギの革が水を はじくという実演を交えての説明がありました。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

また、パレットのようないくつもの丸い染色桶が見えます。
この桶で、中世当時の技法・手仕事で革を染めているそうです。
屋上に上がった途端、強烈な革の匂いがするので、ミントの葉で鼻をおさえながらの見学です。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

屋上から降りてきました。
この工場で作られた革製品のショッピング。
コート、バック、財布、バブーシュ（サンダル）、クッションなど、いろいろな商品がありました。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

壁に所狭しと飾っているのは、クッション。
中身は自分で準備、ということですね。

皮なめし工場 (タンネリ) 文化・芸術・歴史

タンネリ工場を出てきて、ネジャーリン広場の前を通り過ぎます。
楽器を奏でる人たちがいて、なんだか楽しそう。
見ていきたいけれど、ガイドの後ろをついて行かなくちゃ。
またモザイクが美しい「ネジャーリンの泉」と呼ばれる水場もありました。

ネジャーリンの泉 建造物

さあ、今日の昼食は このレストラン

階段を上がったところ、このフロアの席に着席です。

今日のお昼のメニュー。
最初に出されたいろいろな前菜。
全員で分け合っていただきます。

そして、メインは 肉とプルーンを煮込んだタジン料理。

最後は、フルーツのデザートでした。
これも分け合って．．．ということだけど、ちょっと食べづらかったな（苦笑）

再びネジャーリン広場にやってきました。
でも先ほど楽器を演奏していたおじさんたち、もういない（残念）

この建物は ネジャーリン木工芸博物館（ウード博物館）で、イスラム王国時代の宿場を修復して利用したものです。
かつて１階は きゅう舎（牛や馬を飼う小屋）、２階が宿泊施設でした。

ウード博物館 博物館・美術館・ギャラリー

開いている扉の中をのぞいてみました。
天井が綺麗だあ。
ここでは、楽器や木彫りの工芸品・農具・生活用品など、モロッコの木工芸品を展示しています。

ウード博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そして場所は変わって．．．
ここは、ザウィア・ムーレイ・イドリス廟。
いわゆる修道院で、ここにはフェズのメディナを建造したムーレイ・イドリス２世のお墓が安置されています。

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

中には入れませんが、それでも見応え充分！

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

外の門だって．．．

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

しかも細い路地の上を見上げると窓があるので、渡り廊下のようになっているのかもしれません。

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

また壁には、どんなイメージがあるのか、不思議な模様が描かれてあり．．．

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

こちらの壁も まるで本に挟むしおりのようなデザインです。
さらにメディナの路地を歩いて行きます。

ザウィア ムーレイ イドリス廟 寺院・教会

これは、カラウィン・モスクの扉。
残念ながら 扉だけ見て 素通りです。

カラウィン モスク 寺院・教会

アッタリーン・マドラサ（神学校）です。
ここも中には入らず、このまま前を通るだけです。

アッタリーン マドラサ 史跡・遺跡

路地を歩いていると、ラマダン明けに食べる あま～いお菓子を売っていました。
ホテルのバイキングで食べた人に聞くと、ホントにものすごく甘いらしい（笑）。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

この通りは、テンチュリエ（染色）スークです。
実際 左側で、職人たちが作業中でした。

染物スーク 散歩・街歩き

染色の仕事って、力仕事で大変そう。

染物スーク 散歩・街歩き

この通りには、染められた色とりどりの糸の束が吊られていました。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

フェズ川に架かる橋に出てきました。
川を挟んで、アンダルース地区とカラウィン地区に分かれています。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

これ何だっけ？
聞いたはずなのに、メモ取るのをすっかり失念してしまいました。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

プラタナスの木がある サファリーン広場を通ります。
ここは、伝統的な手作業で鉄製品をつくる鍛冶屋が多く集まる界隈です。

鍛冶屋の広場 (サファリーン広場) 広場・公園

この通りは、真ちゅう職人のスーク。

真鍮スーク 散歩・街歩き

途中、フェズの路地でロバを見ました。
車両が入れないので、荷物を運ぶ お手伝いで大活躍です。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

さて今度は、キサリアと呼ばれる織物・絹製品の店に立ち寄ります。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

なが～い機織り機で実践をしてくれ、その後はこのお店で お決まりのショッピングタイム。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

さあ、やっとフェズのメディナ観光も終わりに近づいてきました。
ひぇ～、これも道？
こんな細いところを通るの？

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

極細の路地を通って、メディナの外に出てきました。
なんだか思いっきり、深呼吸をしたくなる気分です。

さてこの後、バスに乗ります。

フェズ旧市街 旧市街・古い町並み

観光バスはメディナをあとに、どんどん丘の上に上がって行きます。

丘の上に上がれば、フェズの街が一望！

そして到着したところが、「ＡＣＨ」と書かれた陶器工房です。

工房前には、たくさんの陶器を並べて乾燥させていました。

中に入ると、職人たちがろくろを回したり．．．

道具を使って形を整えたり、とても細かい作業を 数人で分担しています。

パズルのような、なんだか 気が遠くなりそうな仕事です。
腰を痛めそう。

作業風景を見た後は、またまたショッピングタイムです。

お店のスタッフによると、この大きい方の水場の装置、日本の前・某Ｈ総理大臣がお買い上げになったそうです。
本当かな（笑）

小さなタジンのお皿がかわいい。

フェズの観光は ここでおしまい。
この後は、ホテルに帰ります。

明日は、砂漠の中のホテルに宿泊です。