イケフェス大阪レトロ建築探訪記【2】2日目その1　道修町ウォーキング（杏雨書屋・少彦名神社など）

2024/10/27 - 2024/10/27

NHKのテレビ番組がきっかけで、大阪にはすてきなレトロ建築がたくさんあることがわかり、興味を持ちました。
ネットで検索していると「イケフェス」（生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪）というイベントのことを知り、ふだんは入れない建物に入ることができたり、ガイドツアーに参加できたり、と、ぜひ行ってみたいと思いました。
10月に発売された公式ガイドブックの内容を吟味し、いくつかのガイドツアーに申し込んだところ、幸運なことに「三休橋筋まちづくりツアー」に当選しました。
イケフェス開催日（10月26・27日）の前後に「大阪交響楽団コンサート」と、お気に入りの「なんばグランド花月」を鑑賞することにして、下記の旅程となりました。
　　　　　　　　　　　●はイベントや見学、※は食事、☆はこの旅行記、を表します。

1日目：東京から新大阪へ　イビス大阪梅田に4拍
　●大阪交響楽団第134回名曲コンサート　＠ザ・シンフォニーホール
　※大阪泉佐野港活寿司で夕食
　
2日目：大阪まち歩き第1弾　午前は自力で、午後はツアーでウォーキング
☆2日目その1　●道修町ウォーキング（杏雨書屋・少彦名神社など）
　2日目その2　●中央公会堂までウォーキング（大阪証券取引所・中央公会堂など）
　※中央公会堂のソーシャルイートアウェイクで昼食
　2日目その3　●三休橋筋まちづくりツアー前半（中央公会堂から船場ビルまで）
　2日目その4　●三休橋筋まちづくりツアー後半（綿業開館から原田産業まで）
　※はり重本店で夕食

3日目：京都へ
　●神泉苑
　※京ゆば静屋で昼食
　●二条城見学
　※イノダコーヒーで休憩
　●SOUSOUで買い物
　※サワダ飯店で夕食
　　　　
4日目：大阪まち歩き第2弾
　４日目その1　●中之島ウォーキング（中之島図書館・ダイビル本館など）
　※ダイビルカフェテリアで昼食
　４日目その2　●中之島美術館とHEP5
　※串カツヨネヤで夕食

5日目：新大阪から東京へ
　●なんばグランド花月
　※大成閣で昼食

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食ビュッフェ
前売り券を買うと2000円→1800円に割引となります

ビュッフェ風景
洋食も和食も、種類はとても豊富でした

料理の写真を撮り忘れました
最後に思い出して、カボチャスープ、卵焼き、オクラのごま和えをパチリ

きょうのまち歩きウォーキングは地下鉄御堂筋線、淀屋橋駅から始まります

御堂筋線の車両

トイレの案内は大阪弁

さっそくレトロな建築
芝川ビル【60番】←2024イケフェス公式ガイドブックの建物インデックス番号です

芝川ビルにはいっているいろいろなオフィス

何かはわかりませんが、顔のように見えて、とても味わいがあります

金庫もレトロ

コジマユイさん「絵で見て楽しむ大阪市外の近代建築」の個展をやっていました
「絵で見る大大阪の近代建築の魅力」の本を購入しました
手描きモノトーンの絵で、建物全体、内部の階段、手すり、窓、家具などの魅力が説明されており、とてもステキで、見応えがあります

コジマユイさんの絵はがきと購入した本

手すり、とてもシャレています

屋上も趣がありました

床のタイル

1927年の建設、ということで、扉はかなり年季がはいっています

日本生命本館【53番】
懐徳堂の地に日本生命本館があります
懐徳堂のことが説明されています

懐徳堂の碑
懐徳堂は、江戸時代中期に大坂の商人たちが設立した学問所

神宗の佃煮、おいしいです

残念ですがきょうはお休み

愛珠幼稚園【51番】
午後のツアーでもう一度訪れました

ガス燈に「Thank you」の旗
三休橋の三休と　Thank you　をかけているのですね
午後の三休橋筋まちづくりツアーが楽しみです

浪花教会【59番】

道修町にやってきました

道修町は　Doshomachi　どしょうまち、と読みます
中央区の花はパンジーと梅です

道修町ミュージアムストリートの地図
日本の医薬産業発祥の地、と言われるまちだそうです
塩野義、田辺三菱、住友ファーマ、武田、の各資料館や展示館、さらに、薬の道修町資料館など、300メートルほどのストリートにこんなにたくさんあるとは驚きです

武田道修町ビル【61番】

武田科学振興財団の杏雨書屋という資料館があります

杏雨とは杏林（医学界）を潤す雨、の意味だそうで、五代目武田長兵衛氏が私財を投じて創設しました。

杏雨書屋（きょううしょおく）の看板

館内は撮影禁止ですが、ここだけOK

杏雨書屋の資料
こんなに立派な資料が無料です

杏雨書屋のチラシ
地図の展示がそれはそれは充実していました
物産会、薬品会の展示もおもしろかったです
幕末、明治時代に、新規の薬品を持ち寄って、互いに知識を高める展示会が催されました
蛇やトラや骸骨のはく製、見本に群がる人々の様子が描かれた絵が印象的でした
館内を説明して下さる方もとても親切で、展示内容がよく分かります

少彦名神社（すくなひこなじんじゃ）
薬の神様をお祀りしています

社務所ビルの前に虎
社務所3階には資料館があり、モニターで「道修町劇場」が映され、とても人気なのだとか

虎は万病平安、無病息災のお守りだそうです

奥に拝殿があります

健康祈願の札には森下仁丹の名前

立派なクスノキ

道修町に縁のある製薬会社の製品なのでしょう

ショーケースがずらり

薬品企業のマップ

道修町の名前がついた漢方薬局屋さん