二度目のマイレージ旅は消去法で韓国へ (4)　扶余で山登りと博物館めぐり

2024/10/21 - 2024/10/25

大韓航空のマイレージの期限が年末に迫った2024年
治安と移動時間でブラジルを断念、オイルサーチャージや税金で欧州を断念
消去法で選んだのが韓国でした
何気なく見ていたガイドブックで気になった都市が２つ
束草と扶余
ソウルではなくここを中心に大雑把なスケジュールを組んだのは出発10日前
宿泊先も移動も現地に行ってから決めるといういつもの旅のスタイルです
相変わらずハングルは全くわからない私の貧乏一人旅

10/24
今回の韓国旅行はソウル以外の地方に行くことにしましたがどこに行くか悩みました
北朝鮮に近い束草は海産物の市場にひかれて決めましたがもう一つの街がなかなか決まりませんでした
そんな中ガイドブックを何気なく見ていたら「百済」の文字に目を引かれました
言葉も文字も分からない韓国語ですが百済は私にとって親近感がわきます
その町扶余に決定
後は行き当たりばったりです

エリア 扶余(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅行中は早起きの私ですがこの日はその割に遅い起床でした
7時半に宿を出ると真っ白
霧の扶余です

アリランモーテル ホテル

アリランモーテルすぐ近くの世界遺産
霧の定林寺址
ちょっと幻想的です

定林寺址 寺院・教会

朝食を求めてさまよいましたがさすがに8時に開いている店はなかなかありません
そして見つけたのがここ
バスターミナルの向かいにありました
ハングルはわかりませんが小さく英語でEiffel Bakeryとありました

店内の様子
種類が豊富で迷います

選んだのがこれ
右のパンは野菜たっぷりでボリュームもありお気に入りです
これでKRW7,700はお得かな

朝食を終えてまず向かったのが昨日も訪れた中央市場です

市場内は閑散としていました
一番賑わっている時間帯と思っていたのですが．．．

扶余　官北里遺跡
百済が扶余に首都に首都を移した時代の王宮址とあります
と言ってもあまり人はいませんでした

扶余官北里百済遺跡 史跡・遺跡

官北里遺跡はちょっとした高台にあります
なので街の様子を一望できたのでしょう
当時は今ほど高い建物はなかったでしょうから

そのまま上に続く道を進んでいくと扶蘇山の入口に着きました
入場時間、入場料が表示されていたのですがまだ開いていません
でも地元の人は入場料を払わずに入っていきました
写真の3人に入ってきな、と手招きされたのでそのまま．．．

適当に進んでみました
展望台をみつけました
半月楼とあります

まだ靄がかかていますが街とその先に白馬江が見えます

さらに上を目指します
木洩れ日がいい感じ

この道は百済の太子が散策したと推定されている場所と案内がありました

歩いて驚いたのが裸足で歩いている人が何人かいたということ
男性だけでなく女性も裸足の人を何人も見ました

ここでも木洩れ日発見
暫し眺めてしまいました

扶蘇山に登り始めて50分程たって発掘現場にでました
扶余扶蘇山城に関する案内板がありました
まだ先があるようですがここでUターンします

ここでも裸足の人発見！

泗沘楼
扶蘇山で一番高い場所にある楼閣のようです

なかなかの眺め

楼閣自体にも細かい装飾があります
多くの人が近くの落花岩へ向かっているので少し外れたルートにあるここは空いていました

白馬江も見下ろせます

泗沘楼から3,4分で落花岩に到着です
ここで初めてソウル以外で日本人を見かけました
さすが世界遺産
そしてしれっとそのツアーガイドの説明(日本語)を聞き入ってしまいました

白馬江
間近で見ることができます

百済が陥落した時に3,000人ほどの宮廷女官がここから身を投げたといわれているそうです

扶蘇山城 (落花岩) 城・宮殿

百花亭に登ってみます
観光客が多いのでちょっと順番待ちの列ができていました

天井には極楽浄土に咲くとされている蓮の花が描かれています

百花亭から見下ろすとこんな感じ
ちょっとだけ優雅な気分

扶蘇山に登る前の官北里遺跡に戻りました
11時前
このころには靄も晴れているので眺めはGood!

こちらも再び扶余中央市場
昼前も閑散としていました

定林寺址近くの歩道
韓国語はわかりませんが恐らく年表が刻まれていると思います
歴史のある町ならでは

定林寺址に入場します
TICKET OFFICEへの案内があったのでそちらに行きチケットを購入しようとしたら「無料」といわれました

講堂址には発掘状況の写真付きの説明があります
韓国語、英語、中国語、日本語の案内がありました

歴史ある世界遺産に新しく建てられた講堂
中にあるのは石仏坐像です

定林寺の本尊仏だったと考えられている石仏坐像
現在は講堂の中にありますが以前は野ざらしになっていたようで風化が進んでいました

世界遺産なのに昼前だからか見学者があまりいないのでのんびり見て回ることができました

定林寺址 寺院・教会

定林寺址をひと通り回った後は隣接する定林寺址博物館へ

博物館の拝観料はKRW1,500とありましたがこの日は無料といわれました
ん、ここまで朝食代しかお金を払っていない気が．．．

定林寺址博物館 博物館・美術館・ギャラリー

さすが韓国
展示が先進的です

韓国人一家が展示を見ていましたが中学生らしき女の子が英語の解説を音読していました
これが韓国式英語勉強法でしょうか

プロジェクションマッピングを利用した昔の定林寺の四季を表現したものもありました
これは秋
落ち葉が散らばっています

こちらは冬
積雪風景の定林寺
これはこれで趣がありますが実際その場にいたらとても寒いでしょうね

昼食はここ
実は定林寺址に行く途中から決めていました
扶余の豚を使ったカツレツを出すと書かれていたので．．．

営業時間もしっかり確認済

メニューに日本語は書かれていませんでしたが写真があるのでわかりやすいです
店員さんは韓国語しか話せないようでしたが私が日本人と分かると翻訳アプリでいろいろ案内してくれました
カツレツ　KRW12,000
肝心の味ですが美味しくてボリューム満点です
13時前でしたが満席だったので地元の人にも人気の店のようです

食後の運動も兼ねて国立扶余博物館へ
と言っても歩いて10分で到着しました

駐車場には大型バスが何台もとまっていました
入場料は無料でした
午前の定林寺址やその博物館と言い韓国は自国の歴史を気軽に触れる努力をしているように見受けられます

国立扶余博物館 博物館・美術館・ギャラリー

こちらは扶余博物館を代表する作品、百済金銅大香炉
台湾の故宮博物館院でいう所の翡翠の白菜といったところでしょうか
帰国して調べてみたら国宝でした

突然ホールでプロジェクションマッピングが始まりました
これなら子供楽しめそう

龍まで登場しました
ストーリー性があって楽しめました

国立扶余博物館を出ると街中に戻りました
扶余市場(扶余中央市場とは別)では魚を干していました
市場の中にスーパーがありましたが特筆するものは残念ながらありませんでした

15時半をまわったところ
まだ十分に明るいので川(白馬江)の方へ向かうことにしました
途中にあるのがクドゥレ彫刻公園です
あちこちに個性的な彫刻があります

なんとなく来たのが白馬江遊覧船渡し場
クルーズ船に乗るつもりはなかったのですがなんとなく乗ることにしました
KRW10,000

20分程待って出発となりました
団体客も来て大勢の乗船となりました

やっとのことで出航です

最初に見えてきたのがここ
みんなが一斉にカメラを構えていました

午前に訪れた落花岩を午後に川から見あがられるとは思っていませんでした

相変わらず多くの観光客がいるのが分かりました

特に寒くもなく気持ちがいいクルーズです
乗って正解でした

ここでUターン
この辺りでカヌーの練習をしている人が何人かいました

対岸にも船が停泊していました

間もなくクルーズもおわりです

新たに出発する船と共にこちらはクルーズ終了
1時間楽しめました

渡し場を後にしますがそのすぐ隣には．．．

コスモス畑が続いていました

自由に見て回れます
地元でも有名なところはありますがこっちの方が規模が大きいです

バスターミナルまで戻り明日のソウルのバスの時間と混み具合をチェックです
席は余裕ありそうです

バスの時刻をチェックした後は夕食です
昨晩食べたところにしようとしたらお休みでした
昨日と同じく夕食を求めてさまよいます
そして見つけたのがここ
正直何と読むのかもわかりません
前を通ったら食事を終えた家族が出てきたところで店内を除くと賑わっていました
いろいろさまよいましたが結局止まっているアリアンモーテルから30秒ほどのところでした

日本語、英語のメニューはなく、言葉も通じませんでした
でも指さし注文でこれをオーダー
店員は「あ～あ、プルコギ」といったのでこれがプルコギと初めてわかりました

お腹いっぱいになったので腹ごなしの徘徊です
定林寺址はライトアップしてきれい

定林寺址 寺院・教会

定林寺址を中心に半円状にまわってからモーテルに戻りました
扶余は定林寺址に始まり定林寺址で終わります