2016/11/24 - 2016/11/29
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fudekagePaPaさん
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「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(芭蕉)
2016年の 韓国 扶余慶州河曲村 その1。
● 2016年11月24日(木) 広島→ソウル→扶余
● 2016年11月25日(金) 扶余→慶州
● 2016年11月26日(土) 慶州→安東
〇 2016年11月27日(日) 安東→河回村→ソウル
〇 2016年11月28日(月) ソウル
〇 2016年11月29日(火) ソウル→広島
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 自転車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今回も一人旅である。上司(嫁隊長)に決済をもらいながら旅をしなくてもよい。
「ひゃっほ~」
自分の好きなものを見て、自分の好きなものを食べ、自分の好きな所に行ける。
俺はフリーダムなんだ~ぁ
それ行けエアソウル格安便! -
だが、部下には上司へのホウレンソウ(報告・連絡・相談)の義務がある。
上司:「状況報告せよ。」
部下:「ソウル駅前で、パク・クネ大統領への抗議が行われています。」
上司:「了解。パク・ウネ(女優)さんと間違えないように。」
部下:「イ、イエス、サー?」
部下はつらいのである。国鉄ソウル駅 駅
-
今回はKTXではなく、高速バスで扶余に移動しよう。
江南の、おしゃれでないほうの南部市外バスターミナルに移動する。南部市外バスターミナル バス系
-
頭端式にバスが駐車するって、懐かしいね。
これこそバスターミナル(終端)だ。
扶余へのチケットは約1,000円ぐらい。3時間30分予定だったが、3時間もしないうちに扶余につく。(トイレ休憩あり) -
扶余に着いたのは夜9時過ぎ。でも、扶余市内にホテルが見当たらない。
「俺はフリーダムなんだ~ぁ」の旅なので、ホテルの予約をしていないのだ。
バスターミナルの裏に、モーテルがあった。
フロントの人が、「本当に一人で泊まるの?」大笑いして割引してくれた。
でも、中には少年野球の子どもたちがいた。
韓国のホテル事情って分かりにくい…
この写真、上司に報告したら、懲戒解雇ものだな。 -
夕食は中央市場で味噌チゲ定食を食べた。
夜遅いのに、外ではまだロウソク集会が行われていた。
韓国はこのまま中国政権に飲み込まれるのだろうか… -
昨夜のモーテル宿泊事件の事後報告も終わり、減俸処分で済んだ私は、扶余の街歩きに出る。
定林寺跡へやって来た。
「ブッダン サラナン ガッチャーミー(仏に帰依いたします)」定林寺址 寺院・教会
-
この寺は、百済の聖王(晴明王)が、公州から、扶余へ都を移した遺跡だ。
新羅と唐に侵略される、百済の王族たちの、滅亡の歴史。
貴族になった平家の、滅亡の歴史と重なり、ウルウルするな~ -
ウルウルしながら仏像の横を見ると、なんと薄っぺらいぞ。
どうしてこんなフォルムになったんだ?
たまたま丸っこい石がなかったのかもしれないが、お茶目すぎるぞ如来様。
とても広い境内だが、この石造如来座像と、五重石塔だけが遺物なので、見学時間はそんなにいらない。 -
扶蘇山城へ行ってみよう。
扶蘇山城入口付近には、日本統治時代の日本家屋が何軒か残っている。
でも、この建物、本当に古いのかな?
なんか奇麗すぎる。 -
扶蘇山城は、百済王朝の最期の場所だ。
入口から小高い丘に登っていくが、きれいに清掃されて、ここもいい。
一番北側、白馬江を目の前にした百花亭にたたずむ。
この下が「落花岩」だ。 -
皐蘭寺へ降りて遊覧船に乗り、川から「落花岩」を眺める。
ここだ。ここから、百済の女官たちが次々に河へ身を投じたのだ。
平泉で、芭蕉の「涙を落としはべりぬ」の言葉が脳裏に浮かぶ。
滅びの美学…
扶余いいな~。ルイルイ涙腺が緩んでくる。 -
滅びの美学について、上司に報告をしたが、
「それで?」
と議題にも上げてもらえず、次の街へ移動せよと命令を受けた。
『滞在の自由』さえないのか…
扶余の街中で、味噌チゲを食べる。
ここのチゲは野菜が多くていいぞ。 -
扶余バスターミナルからバスで大田駅へ。
ここからKTXで新慶州駅に移動後、700番バスで慶州へ。
20時前に(旧)慶州駅前に到着した。
近くに、「141ミニホテル」があったので行ってみる。小ぎれいなホテルだ。
駐車場から予約メールを入れ、2分後に投宿した。大田駅 駅
-
21時も過ぎたので、ホテル前の『江南炭火食堂』へ。
「カルビ焼肉定食一丁お願いね!」
アジュマ:「一人ではだめよ~、できるのはソルロンタンね。」
『飲食の自由』さえ、ないじゃないか~
青唐辛子をかじって悶絶するのを、アジュマが楽しそうに待っていた。 -
昨夜泊まった「ミニホテル141」
まだ、新築の香りがした。
朝、ホテルの報告をすると、昨日の減俸処分も解けたので、近くでレンタサイクルを借り、慶州市内を走ってみよう。 -
慶州は面白い街だ。
古墳群の中に町ができている。
今は市街地になっている所にも、昔はきっと古墳があったに違いない。
「古墓犂為田」(こぼはすかれて田となり)なんて漢詩が浮かんでくる。 -
『瞻星台』は、新羅時代の天体観測所だと言われている。
天を見て、暦を作ることが王権の象徴だったんだろうね。瞻星台 モニュメント・記念碑
-
『瞻星台』から4kmほど東南の丘陵に、『善徳女王陵』がある。
整備途中だったが、いい香りのする松林の中を登っていくと円墳がある。
飾り気のない、いい古墳だ。
作られた綺麗さではなく、自然で清楚な古墳であり続けてほしい。善徳女王陵 史跡・遺跡
-
自転車で南山の北を回り、『鮑石亭』を目指していると、素晴らしい古民家があった。
家の人に聞くと、400年前の文禄の役で活躍した金虎将軍の古宅だそうだ。
韓国で最も古い個人住居の一つらしい。
瓦屋根の反りが美しく、茅葺屋根も趣があって、清潔にして住んでいらっしゃる。
素晴らしいものを見せてもらった。 -
小学生のころに本で見た、『鮑石亭』にやって来た。曲水の宴をしていたらしいが、う~ん。
掃除も行き届いていないし、次回、上司を連れての接待には使えないな。鮑石亭址 史跡・遺跡
-
慶州、意外と広いのである。仏国寺まで自転車では行けぬ。
仏国寺は、次回バスで、上司と訪問ということにしよう。
慶州市街に戻り、高速バスターミナルの裏で、昼食をとる。
昔の市場の写真が壁にあった。
色付きの服を着ている人は誰もいない。真っ白の世界だ。
韓ドラ時代劇とはずいぶん違うと、上司に報告する。 -
食後、兄山江を渡り、「金ユ信(キムユシン)」将軍墓へ行く。
百済を滅ぼし、唐軍と共に白村江で日本軍を破り、高句麗を滅ぼして、半島統一を果たした新羅の将軍である。
この将軍は有名なので、参拝者も多い。金庾信将軍墓 モニュメント・記念碑
-
さて、自転車を返し、慶州を離れよう。
(旧)慶州駅は、たぶん日本統治時代からの駅舎で、懐かしい雰囲気の駅である。
高速バスターミナルから、安東へバス移動だ。
1日7本、2時間おきに出ている。14:30のバスに乗る。12,000ウォンだった。慶州駅 駅
-
途中、大雪になってきた。チェーン巻いてないけど大丈夫?
2時間半ほどで、安東ターミナルに着く。
将来、新駅(2022年KTXが乗入れ)ができる場所で、周りは工業団地予定地。
バスを乗り換え、東に5キロほど旧市街(2022年、旧安東駅は廃止された)まで移動する。 -
安東は「安東チムタク」なる名物があるのだが、伝統市場でも
「一人じゃだめ」
と言われるのであきらめる。
韓国の一人旅、全然フリーダムじゃないじゃん。
安東駅前の食堂で、一人寂しくソルロンタンを食べるのであった。 -
今夜のホテルは、駅前の「安東パークホテル」
またまた、駐車場で予約メールを入れて投宿した。
明日は河回村に視察に行きます、と上司に業務連絡を入れて就寝。
初めてのオンドル部屋だったが、暑がり~の私はちょっと苦手だった。
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