お盆のバリで渋滞にハマる中年夫婦旅　４

2024/09/21 - 2024/09/29

クアラルンプールとバリの旅もいよいよ終わりです。
帰りの飛行機は夕方に出るので時間が中途半端です。ホテルをチェックアウトしたらカーチャーターで買い物と寺院に行きましょう。
しかしここでも厳しい渋滞が待っているのでした。
そして最後の関門、スリリングな乗り継ぎチャレンジも待っています。

エリア バリ島(インドネシア)

昨晩少々飲みすぎて身体が重い朝です。
でもチェックアウトまで時間もあるので、ヌサドゥアの先端までジョギングに出掛けます。
朝日の眩しいタンジュンベノアビーチまで来たら、暇そうにしていた犬が私達の後をトコトコ付いてきます。

ペニンシュラ ベイ リゾート ホテル

乾季ということもありますが、今回のバリはずっと良い天気でした。ヌサドゥアの長い海岸線が美しいです。

こんなところにも小さな祠があってベンジョールが立ててあります。

タンジュンベノアビーチ ビーチ

こちらの祠はホテルから大通りに出た突き当たりにあります。お盆の時は山のようなお供物がありましたが、今日は大分スッキリしています。

10時にチェックアウトするつもりなのでこれまでの旅で一番ゆっくり朝食を頂きます。メニューは相変わらずでバリエーションは多くありませんが、オムレツがあればそこそこ満足です。
部屋に戻ったらパッキングタイム。預け荷物を制限の10キロちょっと切るくらいに調整します。デジタル重量計も持ってきたので何度も計り直して詰めていきます。
滅多に使うことのない重量計ですが、捨てずに取っておいて良かったです。
部屋から重い荷物をロビーに運び、チェックアウトして予約したカーチャーターの車を待ちます。

ペニンシュラ ベイ リゾート ホテル

今日はいくつか近場の寺院を回ってから空港に向かう予定です。
まずは30キロほど西の海岸沿いにあるタナロット寺院に向かいますが、途中クタの町でお土産物を買います。
jogerというお店はかなり大きく、なぜかムスリムの団体で混んでいました。Tシャツが安くて人気ということで、自分用も含めて何着か買います。
車に戻って再び西に向かいますが、土曜日ということもあって道がとても混んでいます。

沿道にある雑貨屋の多くに、謎の黒っぽい液体を売っているらしいスタンドが置いてあります。気になったのでドライバーさんに聞いてみたところ、バイクにガソリンを給油するスタンドとのことです。
ガソリンスタンドよりも割高ですが、ガソリンスタンドはいつも混んでいて並ぶので商売になるそうです。
インドネシアも産油国のためか、ガソリン代は日本よりは安いです。
ドライバーさんはそれでも我々には高いと不満気でした。カーチャーターのドライバーは手取りの中からガソリン代を払うそうです。

タナロット寺院に着いた時には既に1時を回っていました。駐車場から寺院に行く参道には割と立派な店舗が並んでいます。有料でトイレを使わせるお店もいくつかあります。もっとも駐車場のトイレも有料でした。

タナロット寺院 寺院・教会

参道を海岸に向かっていくと門があり、境内に入れるようです。
というか今までの寺院と違ってどこまでが寺の領域なのかよく分かりません。
海岸の公園と一体になった感じのお寺です。

何とも印象的なスポットですが、こちらに行くことはできません。

ちょっとモンサンミシェルっぽい感じもする寺院です。
島と繋がっている部分は満潮時には海面下になるようです。

幸い今は干潮なので寺院に渡ることができます。
周囲は地元民6割、観光客4割といったところでしょうか。

タナロット寺院 寺院・教会

何か列ができていたのでとりあえず並んでみます。
どうも聖水をかけて頂く列のようなので、有難く順番を待ちます。

奥さんが神妙な顔をして聖水を頭にかけてもらい、額に米粒（だと思うのですが）を貼り付けてもらいます。有難いことです。

さて、時間は既に2時前です。渋滞を考えると他の寺院に寄っていては遅くなるかもしれません。このままデンパサール空港に向かいましょう。

空港に着いたのは出発3時間ちょっと前でした。
クアラルンプール空港までの便の席予約をしていなかったので、早めに着きたかったのもあります。
無事通路側の席を確保して出国します。

デンパサール国際空港 (DPS) 空港

クレジットカードの特典でラウンジが使えるのですが、どうもしっかりしたご飯が出るようです。
いや、ご飯は別にいいのでビールの1杯でも…と思ったのですが、ビールは有料でとても高価なようです。

デンパサール国際空港 (DPS) 空港

私はラム肉を頂きます。
飲み物は無料のスプライトです（ケチ）

奥さんはラクサを頂きます。
味はそれぞれまずまず美味でした。

さて、今回の旅行で最後のチャレンジは乗り換えです。
今回のチケットが非常に安かった理由の一つなのかもしれないのですが、クアラルンプールで成田行きに乗り換える時間がとても短いのです。
バリ発が定時で到着しても1時間程しかありません。しかも最近のマレーシア航空は検索してみると、定時発着で高い評価をされているように見えません。
実はこの乗り換えのパターンを私の友人のご家族が数か月前に利用したそうですが、バリ発便が遅延して乗り継ぎができず後発便で帰国したそうです。
そんなこともあり、心配していたのですが、やはり機材到着が少し遅れています。

結局クアラルンプールのサテライトには約20分遅延で到着しました。何とか間に合うか…と思っていたら降機客の手間が異常に掛かります。何故かは分かりませんが通路をブロックして荷物をモタモタ降ろしている人が目立ちます。まあ、これは私の気が急いているからでしょう。
これはダメかなあと思いつつ必死の思いでゲートまで出ると、グランドスタッフが「ナリタ、ナリタ」と連呼しています。成田行きのゲートは徒歩数分で幸い乗り継ぐことができましたが、ひょっとしたら乗り継ぎが厳しいので近いゲートにしているのかもしれません。
もし成田行きがサテライトではなく本館のゲートからの出発でしたら多分アウトでしたが無事予定通り帰国できました。

今回の旅はこれでおしまい。昨年末以来、海外旅行が頻繁に過ぎるようでお金持ちでもなければ旅系ユーチューバーでもない私たちにはハイペースなので次回の海外はちょっと間隔を開けることになりそうです。
ということで、次回は国内旅行の記録を書きたいと思いますので、またお読みいただければ幸いです。